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2017.08.13
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カテゴリ: アクション映画
0862 007 女王陛下の007 [ブルーレイ]

『0862 007 女王陛下の007 [ブルーレイ]』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・原  作  イアン・フレミング
・製  作  ハリー・サルツマン
       アルバート・R.ブロッコリ
・監  督  ピーター・ハント
・脚  本  リチャード・メイバウム

【キャスト】
・ジェームズ・ボンド…
        ジョージ・レーゼンビー(小杉十郎太)
・エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド…
             テリー・サヴァラス(麦人)
・テレサ・ボンド………ダイアナ・リグ(石塚理恵)

『0862 007 女王陛下の007 [ブルーレイ]』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  ----
・製作年度  1969年
・製 作 国  イギリス/アメリカ
・原  題  ON HER MAJESTY’S SECRET SERVICE
・発 売 元  20世紀フォックス ホーム
        エンターテイメント ジャパン株式会社
・販 売 元  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  安田道子
・吹替翻訳  松崎広幸
・脚  色  ----
・公  開  ----
・リリース  ----
・収  録   142分(本編)
・サ イ ズ  HDワイドスクリーン 1920x1080p/
       シネマスコープ
・音  声  1.英 語 5.1ch DTS-HD
         マスターオーディオ(ロスレス)
       2.日本語 5.1ch DTS
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕
・そ の 他  カラー、DOLBY DIGITAL、dts-HD MasterAudio、
       dts Digital Surround、日本市場向、Blu-ray、
       セル専用
・映像特典  1.ピーター・ハント監督と製作スタッフ、
         キャストによる音声解説
       2.MI6:機密書類保管庫
         ・『女王陛下の007』のキャスティング
         ・プレスへのお披露目
         ・ジョージ・レーゼンビーの
          インタビュー集
         ・氷上のカー・チェイス
               (1969年オリジナル版)
         ・アルプスでの撮影
               (1969年オリジナル版)
         ・クレジット
       3.任務遂行レポート
         ・メイキング・オブ・
          『女王陛下の007』
         ・ドキュメンタリー:
          “Qの研究室-007の秘密兵器”
         ・パブリシティ用映像
               (1969年オリジナル版)
         ・魅力的なロケ地
       4.007プロパガンダ
         ・オリジナル劇場予告編集
         ・TVスポット集
         ・ラジオ・スポット集
       5.イメージデータベース:
         1969年『女王陛下の007』
         公開当時のフォト・ギャラリー

『0862 007 女王陛下の007 [ブルーレイ]』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :007シリーズ第6弾。
      原作ファンから圧倒的に支持される究極の
      アクション・ラブストーリー!

街灯にもたれて立つジェームズ・ボンド(ジョージ・レーゼンビー)。右手には銃、背景はボカしてあるが、ロンドンの街並み。新たなボンドのお披露目をするジャケットになっている。少しだけ、頭を使ったデザインになっている。(苦笑)
ウラ面に使われている画像は、どれもイマイチ。いいシーンは、いくにでもあっただろうに、残念だ。もっと思い入れをもってデザインをして欲しいものだ。(哀)

【感  想】
「気品のない007」

本作品は「一番、原作の雰囲気に近い」とよく言われる。確かに、昔観た時は、そう思った。しかし、今回観なおしてみて別な印象を抱いた。それは「一番、陳腐化が激しいな」と言うことだった。勿論、『ドクターノオ』だって『ロシアより愛をこめて』だって古臭い。けれど、それらは気品漂うクラシックになっており、年月を増すごとに味わいを増している。しかし、本作品には、その気品が、ない。何とも泥臭く、音楽も編集も衣装も照明もカメラもジョージ・レーゼンビーも野暮ったいのだ。(笑)

本作品は、これまでの作品の弱点を補うかのように、肉体を使ったアクションが中心で、見応えがある。アタッシェケースも登場しなければ、アストンマーティンの助手席がイジェクトしたりもしない代わりに、スキーやボブスレーのアクション・シーンは凝っていて満足感が高い。さすがピーター・ハント監督だ。長年、シリーズの編集に携わって来ただけに、何を継続し何を変えたいか、方針が明確だった。

けれど、――そう、けれどである。どうも根本的なところで何かが違う。お馴染みの“カジノでひと儲けする”場面もあるし、上流社会の生活も垣間見せてくれる。一見、007映画としての枠組みはおさえているように見える。
しかし、まるで高校生のデートみたいなシーンが、ルイ・アームストロングの甘い歌をバックに延々と続くのは、007らしくない。違和感がある。“ジェームズ・ボンド”というキャラクタを小市民化しているようで甚だ宜しくない。“高級ホテルのスィートをシングルユースする”のを当然だと思っているキャラクタだからこそ、私たちは憧れるのだ。財力・体力・知力・精力が秀でてるからこそ、巨大な悪の組織と単身闘えるのだ。
そんな“J.ボンド”という人物像を「浮き世離れしている」と多くの人が軽んじたが、実際はそれで良かったのだ。本作品が、図らずもそれを証明している。
だから、次作『ダイヤモンドは永遠に』では元の作風に戻るのだ。

特に秘密兵器らしい秘密兵器が登場しなかったことも寂しい。金庫のダイアル錠を解読し、書類のコピーをとるマシンが登場するが、私には“事務機器”にしか見えなかった。こういうところが野暮ったい所以である。

ボンドガールはダイアナ・リグ。美人と言うよりも個性的な顔立ちの方で、個人的には好みだ。ツンと上を向いた鼻がワガママそうで、いい。けれど、あまり描き込まれておらず残念だった。“裏社会のボスを父親に持つジャジャ馬娘”と言う設定なだけに、乗馬もスキーも秀でているのは分かるが、描き方に説得力がない。だから、ボンドが惚れる理由が分からなかった。孤独感から力量を超えた無茶をする姿を描いて欲しかったと思うのだ。その危うさに、ボンドが惹かれたのなら納得できる。甘ったるいデートの場面に時間をかけるくらいなら、そこに力を入れるべきだったろう。どうも、P.ハント監督は女性を描くのが苦手なようだ。

こうして振り返ってみると、やはり本作品は企画の失敗だったように思う。いまにしてみれば、「原作の雰囲気に近い」という評価も負け惜しみにしか聞こえない。
P.ハント監督のセンスのなさが要因だが、品のない役者サンをボンド役にキャスティングした時点で、失敗は約束されていたのかも知れない。

ザンネン!





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Last updated  2017.08.13 07:24:18
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