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2017.08.22
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カテゴリ: アクション映画
0871 007 黄金銃を持つ男 [ブルーレイ]

『0871 007 黄金銃を持つ男 [ブルーレイ]』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・原  作  イアン・フレミング
・製  作  ハリー・サルツマン
       アルバート・R.ブロッコリ
・監  督  ガイ・ハミルトン
・脚  本  リチャード・メイバウム
       トム・マンキウィッツ

【キャスト】
・ジェームズ・ボンド…ロジャー・ムーア(広川太一郎)
・フランシスコ・スカラマンガ…
         クリストファー・リー(佐々木梅治)
・メアリー・グッドナイト…
         ブリット・エクランド(佐藤あかり)
・アンドレア・アンダース…
            モード・アダムス(亀井芳子)

『0871 007 黄金銃を持つ男 [ブルーレイ]』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  ----
・製作年度  1975年
・製 作 国  イギリス/アメリカ
・原  題  THE MAN WIYH THE GOLDEN GUN
・発 売 元  20世紀フォックス ホーム
        エンターテイメント ジャパン株式会社
・販 売 元  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  保田道子
・吹替翻訳  佐藤一公
・脚  色  ----
・公  開  ----
・リリース  ----
・収  録   125分(本編)
・サ イ ズ  HDワイドスクリーン 1920x1080p/ビスタ
・音  声  1.英 語 5.1ch DTS-HD
         マスター・オーディオ(ロスレス)
       2.日本語 5.1ch DTS
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕
・そ の 他  カラー、DOLBY DIGITAL、dts-HD MasterAudio、
       dts Digital Surround、日本市場向、Blu-ray、
       セル専用
・映像特典  1.ロジャー・ムーア卿による音声解説
       2.ガイ・ハミルトン監督と製作スタッフ、
         キャストによる音声解説
       3.MI6:機密書類保管庫
         ・ラッセル・ハーティ・ショー
         ・『黄金銃を持つ男』香港ロケ
         ・ガール・ファイティング
         ・アメリカン・スリル・ショー:
          スタントフィルム
         ・ガイ・ハミルトン監督のインタビュー
         ・クレジット
       4.秘密任務
         ・007の履歴書
         ・ボンドガール
         ・味方
         ・敵
         ・アクション・マニュアル
         ・Qの秘密兵器
         ・魅力的なロケ地
       5.任務遂行レポート
         ・メイキング・オブ・『黄金銃を持つ男』
         ・ドキュメンタリー:
          “007のスタントマンたち”
       6.007プロパガンダ
         ・オリジナル劇場予告編集
         ・TVスポット集
         ・ラジオ・スポット集
       7.イメージデータベース:
         1974年『黄金銃を持つ男』公開当時の
         フォト・ギャラリー

『0871 007 黄金銃を持つ男 [ブルーレイ]』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :007シリーズ第9弾。
      ロジャー・ムーア=ボンドの持つ
      コミカルな持ち味が炸裂!

前作『死ぬのは奴らだ』と、ほとんど同じジャケット。タイトルが記載されていなかったら、どっちがどっちか分からなくなる。それは、ウラ面も同じ。(溜息)
このジャケットからは、作品のアイデンティティはうかがえない。ヒドいジャケットだ。
昔、ポスターやチラシは、その作品のイメージを決定づける力を持っていた。『風と共に去りぬ』にしろ『アラビアのロレンス』にしろ、本編よりも強烈な印象を残している。一本道の先に何かが待っているデザインの『未知との遭遇』、一面に星が散りばめられた『スターウォーズ』の最初のポスターは、芸術と言っても過言ではない。
いまの時代なら、さしづめDVDやブルーレイのジャケットだな。小さなスペースではあるけれど、素晴らしいデザインを用いて欲しいと心から思う。

【感  想】
「孤高の殺し屋は007に憧れる」

ロジャー・ムーアがめでたく続投したシリーズ9作目。007映画は、少なからず、その時代のトピックを取り入れて来た。月面着陸であったり、パルサーの腕時計であったり、特に最先端のテクノロジーに対しては敏感だったように思う。本作品では、オイルショックやカンフーブームの影響が見受けられる。

トイレットペーパーを買い占めに走る主婦の姿を捉えたニュース映像は、この時代を象徴するアイテムとして、今でもたまに使われる。
あれから四十数年、石油危機がなくなったわけではないだろうが、この商品単価の下落は何だろう? 店頭で“テッシュペーパー 5箱 188円”なんてPOPを見掛けたが、これは正しい値段なのだろうか、と首を傾げてしまった。あの時の狂騒的な買い占めブームも異常だが、いま現在の価格競争も異常だと思う。私たち消費者はモノが安く買えて嬉しいかも知れないが、その一方ではモノに対する有り難みが薄れ、価値観が大きく崩れてバカになっているような気がしてならない。
いまは“質”を問わなければ、どんなものでも安く手に入る。しかし、質のよい製品を作っている中小零細企業はバタバタと倒産しているのだ。日本の自給率は40%と骨抜きにされ、いまや日本のモノづくりを支えている町工場や職人の姿が消えつつある。
近い将来、食べることもモノを作ることもままならない状況に陥ることは明らかだ。その時、日本は国際社会の中で尊厳を維持することが出来るのだろうか?
私はノンポリだが、“国政の愚かさ=外交の愚かさ”であることくらいは知っている。その愚かさ故に、私たちの子孫が謂われのない辱めを受け、国際社会に於いて発言する機会も与えられないような状況にすべきではない、と単純に思う。
だいぶ横路に逸れてしまった。(笑) 映画が、その時代の風俗や文化、社会情勢など如実に反映しているのだとしたら、映画を観て、いろいろ考えて未来を憂うこともまた、映画の感想だろう。お許しを。m(_ _)m

さて、当時、巷ではブルース・リーの映画がヒットし、俄かに“カンフー”ブームが到来していた。本作品でも鏡の部屋が出て来るが、これは紛れもなく『燃えよドラゴン』の影響だろう。かの作品ほど斬新ではないし、撮影技術も低い。よく見るとスタッフの姿が写り込んだりしている。あまりヤル気がないところからすると監督ではなく、プロデューサの意向だったのだろう。
また、道場での格闘シーンもあるが、半分は女学生2人のアクションでお茶を濁している。まぁ、R.ムーアの弛んだ腕では誰と喧嘩しても勝てそうにない。(笑) 運動神経も鈍そうだ。アクションシーンに説得力のないのが、その証拠。本作品の撮影時は既に40台も半ばを過ぎていたはず。いい加減、身体のキレがなくなり衰えて来る年齢だ。そもそもショーン・コネリーの方が年下なんだから、R.ムーアがジェームズ・ボンドを演じるには無理がある。登板が遅すぎたのだ。製作サイドも随分と悩んだことだろう。彼自身、TVドラマ『ダンディ2』なんかに出ている場合ではなかったのだ。(このドラマ、広川太一郎さんの吹き替えが絶好調で好きなんだけどね)

太陽光をエネルギーに変換する装置を巡るスパイ合戦も描かれるが、オマケ程度。本筋はクリストファー・リー演じる暗殺者の生き様だ。面白いのは、孤高の暗殺者スカラマンガがJ.ボンドを“理解し合える仲間”と認識していることだろう。盲目的に恋い焦がれていると言っていい。スカラマンガが笑顔をみせる度に、心の裡の孤独感がイタいほどに伝わって来る。ドラキュラとはまた違った名演技だ。

ボンドガールはブリット・エクランドとモード・アダムス。どちらもスウェーデン出身の女優サン。“グッドナイト”を演じたB.エクランドは、ピーター・セラーズの元妻だけあってコメディがよく似合う。シリアス担当のM.アダムスと恋のサヤあてを演じ、ブレイク・エドワーズが得意とした艶笑喜劇のような一幕がある。
これだけ美女が登場しコメディも演じているのに、何故か作品の印象は地味。ボンドカーも登場しないし、秘密兵器も敵方にしか登場しない。ボンドの魅力が著しく乏しい作品だからだろうか……。

異色な作品であるだけに好悪の分かれるところだが、原作者イアン・フレミングの推薦で起用されたクリストファー・リーが好演していることだし、オススメと致しましょう!(彼はI.フレミングの従兄弟らしい)

※宮崎駿監督の『紅の豚』を観て、本作品のスカラマンガの隠れ家を思い出したのは、私だけではあるまい。(^_^)





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Last updated  2017.08.22 06:06:22
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