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2017.09.28
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0908 ホワイトアウト/フローズン・リベンジ』

『0908 ホワイトアウト/フローズン・リベンジ』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ジョニー・オライリー
・製  作  セルゲイ・セリヤノフ
       ヴィタリ・ボルダチェフ
       アンドレイ・アノーヒン
・脚  本  アレクセイ・コルモゴロフ
・編  集  キリール・コズロフ

【キャスト】
・ピョートル・ロガチョフ
・ウラジーミル・グーセフ
・セルゲイ・ガルマッシュ
           「エターナル/奇蹟の出会い」
         「ヤクザガール/二代目は10歳」
               「12人の怒れる男」
・アレクセイ・グシュコフ
     「オーガストウォーズ」「オーケストラ!」
・アントン・シャギン
・マリーナ・アレクサンドロワ「坂の上の雲」

『0908 ホワイトアウト/フローズン・リベンジ』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  LDRD-00011
・製作年度  2010年
・製 作 国  ロシア・ドイツ・イギリス作品
・英  題  THE WEATHER STATION
・発 売 元  株式会社トランスワールドアソシエイツ
       株式会社エルディ
・販 売 元  株式会社エルディ
・価  格  ----
・日本語字幕 ----
・吹替翻訳  ----
・字幕演出  ----
・監  修  ----
・公  開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編approx.84分
・サ イ ズ  16: 9 LB スクイーズ
・音  声  1.オリジナル (露語) 2.0ch ステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、DVD、セル専用
・映像特典  ----

『0908 ホワイトアウト/フローズン・リベンジ』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:クローズド・サークル
      発信されたSOS
      全員、消息不明となった――
・ウラ面 :極限のクローズド・サークル・
      サスペンス!
        極寒の地に建つ測候所で忽然と姿を
        消した5人の男女…
        彼らは何処に消え、
        何故事件は起きたのか!?
        謎多き事件に隠された真相と
        衝撃的な結末!!
      静寂に包まれた世界で、
      放たれる絶対零度の狂気!
        ロシアを代表するキャスト勢が
        好演する
        ロシア産サスペンス!

デカデカと、然も饒舌なキャッチコピーがレイアウトされたジャケットは、ちょっと珍しい。(笑)
オモテ面だけを見たら、ちょっとアクション映画風のデザインになっている。ライフル銃を持ったフードをかぶった男、その背後にはヘリ。そして、測候所らしき建物が、吹雪の向こうに薄らと霞んで見える。英題の上に赤く邦題が重ねられ、その上には主要登場人物の顔が並んでいる。日本では、定番とも言えるレイアウトだ。
ウラ面は、ドロゾフがフィーチャーされ、まるで主人公であるかのようなたたずまい。(笑) オモテ面の中央の大き目の画像が、本作品の主人公であるロマシュである。
そのため、本編に使用された音楽の不協和音のように、落ち着かないジャケットになっている。
それに、“クローズド・サークル”って言葉がお気に入りなのか、2度使われている。デザイナーが覚えたての言葉なのだろう。でも、“クローズド・サークル”って意味が、わかっているのかな?(笑)


※ピクチャディスク

【感  想】
「感性の違い」

ロシア製のサスペンス・ミステリー。フツーに面白かった。

でも、ロシア映画の常で、分かり難い。(苦笑) 場面の切り替えが唐突だ。然も、本作品は、過去(犯行)と現在(捜査)が交互に描かれ、境界線も曖昧模糊としている。
それに、ロシア人って私たちと同じものを見て、同じように笑ったり泣いたりしているように思えないのだ。根本的には同じなのだろうけど、もっと表層の部分では異なるような気がする。何かが違う。

私たちが泣くような場面で彼らは怒り、彼らがマジメな顔をしていると私たちはコメディかと思ってしまう。彼らがコメディを演じると私たちはシラける。
おそらく、ノルウェーやデンマークなどの北欧の人たちの方が、日本人の感性に近いと私は思っている。(苦笑)

――雪の原野に建つ測候所。3人の男たちが勤めている。マッチ棒でエッフェル塔の模型を作る所長のイワノフ、イエティの研究をしている気象学者のドロゾフ。そして、料理と雑用係の少年ロマシュ。いつもと変わらぬ日常が繰り返されていた。
或る日、測候所が閉鎖されると言うニュースがもたらされる。上層部に陳情しようとするイワノフに対して怒りをぶつけるドロゾフ。
そこへ、裕福な旅行者夫婦バディムとイリーナが、洞窟探検のために測候所にやって来る。しかし、彼らには別な目的があった。
……というお話し。

結局、バディムとイリーナの素性について明かされることはなかった。おおよそのところは推測できるのだが、どうも観客としては居心地が悪い。然も、終盤でセルゲイなる人物が突然現れる。バディムらの仲間らしいが、こちらは目が点である。
「誰、コイツ?」
だいたい洞窟を目指した理由からして判らない。洞窟なんかで何をしようとしていたんだ?

――測候所からのSOS信号を受けて、警察がやって来る。刑事のアンドレイとスラバらは、誰もいない測候所の様子に不可思議なものを感じる。変わり者の所員たちは? 旅行者たちは、どこに行ったのか?
発電室の隠し部屋、施設のあちらこちらに描かれた奇妙な木の絵、屋根裏にも人がいた痕跡があり、ドアには弾痕が残されていた。一体、測候所で何があったのか? 皆目見当がつかなかった。
ヘリの定員オーバーで測候所に残ることになったアンドレイとスラバの2人。
しかし、スラバは、アンドレイの罪に気づいてしまう。昔、警察連隊長とその妻を殺害したのは、彼だ。今また、連隊長の息子らしいロマシュを殺しに来たのではないかと疑い始める。
……というお話し。

アンドレイがヘリで測候所に到着した時、スラバと鑑識の面々は既に捜査を始めていた。ここで疑問が生じる。彼らは、どうやって測候所に来た? ヘリが二往復したのであれば、一度に皆が乗って帰れないのは当然だ。押収した証拠品等もあるだろうし、何で帰りも二往復する段取りをしなかった? かなりマヌケな連中だ。私なら全員クビだな。よしんば、先発隊が車で来たなら、車で帰ればいいし、どうも腑に落ちない展開だ。アンドレイを現地に残すための急拵えの言い訳でしかない。

一番釈然としなかったのは、アンドレイの行動だろう。ロマシュを殺そうと、SOS以前に測候所に来たのは確かなようだが、たった数時間で往復するのは不可能じゃないか? 説明不足なのか、私が見落としたのか、どうもスッキリしない。

全体の雰囲気は良いし、ロケ地の景観も見応えがある。何も考えなければ、面白い作品だろう。でも、一度気になりだすと、フラストレーションがたまる1本だった。(笑)

紅一点の女優さんは、ロシア映画の『ストリート・レーサー』でヒロインのカーチャを演じた方。ずいぶん大人になられて、最初は分からなかった。ロシア人女性って老けるのが早いなぁ。(ヒドイ言い方だ)

面白かったけど、フラストレーションが溜まるようでは、オススメ出来ません!(笑)





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Last updated  2017.09.28 15:54:13
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