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2018.03.30
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カテゴリ: SFホラー映画
1091 ラスト・レジェンド

『1091 ラスト・レジェンド』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本・撮影 ジェームズ・アーネット
・原  作  メアリー・シェリー
・製  作  ガブリエル・アンドレス
・音  楽  ロバート・A.ウルフ

【キャスト】
・サンティアゴ・クレイグ(神奈延年)
・テレサ・シェイド(武田 華)
・フリオ・ガルシア(石住照彦)
・トム・ロジャース(山路和弘)

『1091 ラスト・レジェンド』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  ALBSD-1117
・製作年度  2008年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  THE LAST MAN
・発 売 元  ----
・販  売  アルバトロス株式会社
・提  供  ネクシード株式会社
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・吹替演出  ----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録   121分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタ
・音  声  1.オリジナル <英 語> (Stereo)
       2.日本語吹替 (Stereo)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、
       DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、
       セル専用
・映像特典  ----

『1091 ラスト・レジェンド』チャプターリスト
※チャプターリスト

【ジャケット】
・オモテ面:地球最後の男に、明日はあるか?
・ウラ面 :「アイ・アム・レジェンド」に続き
      “伝説の男”の孤独な闘いを描く
      SFサバイバル・アクション大作!!

廃墟となった都市に男が1人歩いている。背景の都市のイラストは、なかなか雰囲気があって良い。終末感がうかがえる。
でも、男のイラストは最低だ。緊張感もないし、デッサンが狂っているし、ヘタクソだ。この男のイラストと安易なタイトルが、本作品を観る前からダメにしている。(観ると、もっとダメダメだけど……)
ウラ面は、精一杯ガンバっている。ミュータント(ゾンビ?)と主人公の顔を両脇に配置し、中央には核爆発を思わせるキノコ雲。セピア調のカラー調整も、本編に則したものだろう。仕上げ具合がイマイチだが、悪くない出来映えだ。
まぁ、本編がヘボだから、これで十分なのかも知れない。(苦笑)

『1091 ラスト・レジェンド』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「偉大なるメアリー・シェリー」

本作品には原作がある。『フランケンシュタイン、或いは現代のプロメテウス』のメアリー・シェリーが書いた小説『最後の人間』が、それである。(2007年に『最後のひとり』というタイトルで翻訳版がリリースされている)
この小説のことは知らなかったので、ネットで検索。あまり情報は出て来なかったが、初出版は1826年。いまから 190年も昔のことである。

21世紀が舞台で、疫病の流行で人類が絶滅の危機に瀕する設定。主人公のライオネルは、生き残った女性 3人と一緒にイギリスから南方へと逃げるが、ギリシャに渡る途中で嵐に遭って船は難破。ライオネル1人だけが生き残ってしまう。
……というお話し。
かなり大雑把だが、こんな感じのストーリー。19世紀の初頭に現代を見通したような小説が出版されたことに驚きを禁じ得ない。(ジュール・ベルヌやアーサー・コナン・ドイルよりも古い) あらためて、メアリー・シェリーってスゴい作家だと思う。

――新種の天然痘ウィルスが蔓延し、文明社会は崩壊する。病院で雑用係として働いていたライオネル・バーニーは、病院が機能しなくなったのを見届けると、救いを求めて旅に出る。
99%の確率で感染者は死亡したが、生き残った感染者はミュータントとなって人間を襲い、“食って”いた。
感染者から逃げ回っていたライオネルの前に現れたのは、この状況に適応した男、レイ。彼は軍の放出品を扱う店の倉庫を根城にして、感染者たちを殺しまくっていた。
……というお話し。

主人公のライオネル・バーニーを演じる役者さんは、ジャケットのイラストからは程遠い小太りの中年男。お芝居もシロートに毛が生えた程度。緊張感のカケラもない顔をしており、こんなのが“地球最後の男”だなんて残念でならない。絶望的だ。このキャスティングからして、本作品には夢も希望もないことが判る。(苦笑)

それに、2008年度の作品とは思えないほどCGやVFXがショボい。昔のビデオゲームに使われていたのと大差ないクオリティだ。
然も、感染者の特殊メイクも、かなりチープ。これなら10年前のTVシリーズ『BONES/骨は語る』に登場した遺体の方が、はるかに出来映えがいい。(笑)

正直、本編に褒めるべきところは、ない。貶したいところは、両手両足の指を使っても数え切れない。
H.G.ウェルズの『宇宙戦争』をベースにしたZ級のSF映画は、山のようにリリースされているが、本作品は、それらと同等レベルである。

実のところ、ウィル・スミス主演の『アイ・アム・レジェンド』の公開に合わせて制作されたモックバスターだと思っていた。(まぁ、それはそれで間違いではない)
『アイ・アム・レジェンド』は、リチャード・マシスンの長編小説『吸血鬼』を原作にしたボリス・セイガル監督の『地球最後の男/オメガマン』のリメイクだが、存外、R.マシスンは『最後の人間』にインスパイアされて『吸血鬼』を書いたのかも知れない。

本作品で特筆すべきことがあるとすれば、それは、メアリー・シェリーの原作ってことだけだろう。

映像作品としてはオススメ出来ませんが、メアリー・シェリーの『最後のひとり』に興味が湧いた方は、どうぞ!(笑)





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Last updated  2018.03.30 17:11:51
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