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2018.07.14
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カテゴリ: 邦画
1197 SLUM-POLIS/スラムポリス


※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 二宮 健
・撮  影  山本翔太
・照  明  田上直人
・美  術  小林奨伍
・音  楽  堤 裕介
・製  作  Ashtray Arts

【キャスト】
・西村峰龍
・アベラヒデノブ
・小野亮子
・木村知貴
・川上一輝
・宇野正剛
・サニーフランシス


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  KWX-1828
・製作年度  2015年
・製 作 国  日本
・英  題  SLUM-POLIS
・発  売  クロックワークス
・販 売 元  クロックワークス
・提  供  Ashtray Arts
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・吹替演出  ----
・日本公開  劇場公開作品
・リリース  2016.11.02.
・収  録  本編 113分
・サ イ ズ  本編 16: 9 LB ビスタ
・音  声  日本語 ドルビーデジタル 2.0chステレオ
・字  幕  ----
・そ の 他  片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、
       DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、
       レンタル専用
・映像特典  オリジナル予告編


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:[第23回レインダンス映画祭
                長編部門正式出品]
      [ハンブルグ日本映画祭2014
                    正式出品]
      [カナザワ映画祭2014/観客賞受賞]
      [第8回田辺・弁慶映画祭/男優賞受賞]
      [第30回高崎映画祭/招待上映]
        野望渦巻く無法地帯〈SLUM-POLIS〉を、
        鮮烈な暴力と青春が駆け抜ける!
・ウラ面 :各国の映画祭で話題騒然!
      新鋭・二宮健が、圧倒的スケールで放つ
      SFアクション・ムービー!

        スラム都市を駆け抜ける3人の若者たち。
        地の果てで見るのは希望か――?
        それとも絶望か――?

なかなか良いジャケットだ。作品の雰囲気がビシビシ伝わって来る。
レイアウトとしてはオーソドックスだが、細部が作り込まれている。作品の熱気にあてられたのか、デザイナーさんも気合いが入っていた感じだ。
ウラ面は、さらに良い。特に奇を衒ったところがない点がいいのだ。(笑)

【感  想】
「遅れて来たニューシネマ」

かなりの力作だった。叙情的なアクション映画といった趣き。スタッフもキャストも気合いが入っていた。だから、観ていて気持ちが良かった。演出も演技も確信的で自信に溢れている。監督は、二宮健。知らない名前だが、覚えておこう。

――2041年の西日本。南海トラフ大地震の後、政府は治安の乱れた荒廃した地域を隔離し、警察も撤退させてしまう。事実上、無法地帯と化した第3コミューン地区は“スラムポリス”と呼ばれた。
スラムポリスで生まれ育ったジョーとアスは、中国系の麻薬組織から仕事を請け負い、糊口をしのいでいた。
或る日、2人が住む廃工場に女が現れる。板きれでもキャンバスにして絵を描く女は、アンナと名乗り、娼婦だった。彼女もまた、2人と同じように孤独な魂の持ち主だった。
3人は、いつしか固い絆で結ばれ始める。けれど、ジョーは、アンナを連れて、町を出たいと考え始めていた。
そこへ仕事の話しが舞い込む。スラムポリスを牛耳る神崎会の麻薬輸送車を襲う計画だ。明らかにヤバい仕事だったが、大金になる。アスは躊躇するが、町を出る資金が欲しいジョーに諭されて仕事を請け負うことになる。しかし、この時から3人の運命は予期せぬ方向へと転がり始めていた。
……というお話し。

なんとなく60年代後半から70年代前半くらいまでの青春映画みたいだった。熱気に満ち、刹那的。主人公は暴走した挙げ句に巨大な権力に叩き潰されてしまう。個人の夢も願いも通用しない。名作『俺たちに明日はない』とか『明日に向かって撃て!』を彷彿させる作品だった。

二宮監督は、大学の卒業制作として本作品を撮ったとのこと。昔に較べると、かなり映像のクオリティが高い。
エキストラも募集したようだが、主要なキャストは仲間のようだ。同監督の作品に複数出演している。

ジョーを演じるのは、西村峰龍さん。同監督の『眠れる美女の限界』や『大童貞の大冒険』に出演している。
セリフや所作ではなく、雰囲気で語ろうとする役者さん。これでアクションがこなせたら、ひっぱりダコではなかろうか。大手が配給するメジャー作品は、アイドルやタレントなんかではなく、こういう方を使うべきだとつくづく思った。(苦笑)

アスを演じるアベラヒデノブさんも、同監督作品に出演している。ご本人も監督や音楽をこなす才人のようだ。
本作品の成功は、彼の存在感と演技によるところが大きい。映画スターって感じではないし、愛嬌があるわけでもない。でも、何か研ぎ澄まされたモノをのんでるような殺気に似たものを感じる。インディーズ系に多数出演しており、今後の活躍に期待したい。

アンナを演じる小野亮子さん。劇団四季の研究生だったらしい。同監督の作品にも出演しているが、どちらかと言うと活動の中心は舞台らしい。
発声のせいか、本作品ではマイクがセリフを拾い切れていなかったのは、残念。(溜息)

気のせいかも知れないが、本作品を観ている最中に幾度か、阪神淡路大震災のことを思い出した。物語の舞台が震災後ということもあるが、作品から大きな喪失感を感じた。何かしら影響を受けているに違いない。

若い監督さんに大きなチャンスが来て、途轍もないエンターテイメントを撮ってくれることを期待して、オススメ!





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Last updated  2018.07.14 07:05:21
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