B級映画ジャケット美術館

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2018.10.15
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1290 ザ・シェフ/悪魔のレシピ


※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 ダン・プリングル
・製  作  アダム・J.メリフィールド
・共同製作  メム・フェルダ『プラスティック』
・撮  影  クリス・ファーガソン

【キャスト】
・ジアド・アバザ『007/スペクター』
・スコット・ウィリアムズ
     『マシンガン・ツアー/リトアニア強奪避航』
・ダーレン・モーフィット『私は生きていける』
・クリスティン・アザートン
・リース・ノイ
  『ゲーム・オブ・スローンズ/第5章:竜との舞踏』


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  TWAD-1401
・製作年度  2015年
・製 作 国  イギリス
・原  題  K-SHOP
・発  売  株式会社トランスワールドアソシエイツ
・販  売  株式会社トランスワールドアソシエイツ
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・吹替演出  ----
・日本公開  ----
・リリース  2015.
・収  録  本編approx.120分
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・音  声  オリジナル (英語) 5.1ch
・字  幕  日本語字幕
・そ の 他  片面 1層、COLOR、MPEG-2、
       DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、
       DVD、R-18、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:[サウスサイド映画祭2016
      OFFICIAL SELECTION]
      [デッド・バイ・ドーン ホラー映画祭2016
      OFFICIAL SELECTION]
      [ロンドン インディペンデント映画祭2016
      OFFICIAL SELECTION]
        “スウィーニー・トッド”に
        インスパイアされた
        リベンジ・ホラー衝撃作!
      包丁を片手にミンチを開始。
・ウラ面 :人肉ケバブを召し上がれ!!
        亡き父の無念を晴らすため、
        男は復讐の鬼と化す!
        孤独な男の運命を描く
        サスペンス・ホラー!
      驚愕の美食を!!

本編からの取り込み画像を背景にして、包丁を片手にした男のイラストが、ジャケットのオモテ面に使われている。目の表情がうかがえないため、全体のイメージはイマイチだ。B級ホラー映画っぽくて良い感じもするが、作品そのものがキワモノのZ級ホラーではなく、社会派のスリラーなので、鑑賞後は特にザンネンに思う。(溜息)
ウラ面は、ゴア・シーンを外して、敢えて連想させるような画像を配置したところは、見事。なかなか良いチョイスだと思う。ただ、小さい画像もたくさん使っているので、その点はマイナスだな。
右下のケバブを作っている画像を大きく使った方が良いかも知れない。(溜息)

【感  想】
「社会派スリラー」

センセーショナルな題材を扱いながら、どこかマジメに社会的な問題を提起せずにはおれない英国人気質が、よく現れた作品。然も、ホラーではなく、社会派スリラーと評しても可笑しくないくらいハードな出来映えだった。(苦笑)

――ロンドン郊外。酒やドラッグに溺れた若者たちが、夜な夜な暴れ回るサウスコースト地区は、若手実業家がナイトクラブをオープンさせて以来、更に荒廃が進んでいた。
その街でケバブ屋を営むサラールは、客に絡まれた末に暴行されて父親を亡くしてしまう。それからと言うもの、街への憎しみを募らせていた。
或る日、酔った男性客とのいざこざから、サラールは思わず男を死なせてしまう。事故だったが、これまでの経験から警察がアテにならないことは知っている。クルド人の彼が迫害される可能性もある。
サラールは、通報するのを止めて、男の死体を処分するために解体を始める。そして、その肉を使ってケバブを作り始める。
……というお話し。

まるで、昔の歌舞伎町のような荒れた街の様子が随所に挿入される。男も女もやたらとゲーゲー吐きまくるし、酔っぱらいが大声を上げていたり、喧嘩したり、シャツを脱いで騒ぎまくって、物陰でHをする。それはもう、「こんな街がある国には行きたくない」と思わせるには充分な描写だった。(汗)

その上で、主人公サラールの凶行が描かれるが、期待されるようなグロ系のシーンは、中盤に少しあるだけ。しっかりと描いてはいるが、香港映画の『八仙飯店之人肉饅頭(93)』のようなホラーを期待すると、肩透かしをくらうことになる。
どちらかと言えば、デンマーク映画『フレッシュ・デリ(03)』に近いと思う。

カニバリズムは、さまざまなジャンルの作品で、モチーフに用いられる。或いは、テーマにしている。
SFではチャールトン・ヘストンが主演した『ソイレント・グリーン(73)』やデヴィッド・クローネンバーグの息子が監督した『アンチヴァイラル(12)』が思い浮かぶ。
ジャン・ピエール・ジュネが監督した『デリカテッセン(91)』やティム・バートン監督の『スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師(07)』はコメディ路線か。
モキュメンタリーの分野では、ルッジェロ・デオダート監督の『食人族(80)』を筆頭にして、『カニバル/世界最後の人喰い族(77)』や『人喰族(84)』など枚挙に暇がない。

本作品に関して言えば、殺人の証拠を消すために死体を解体して肉や内臓をミンチにしてケバブを作り、店で客に食べさせるというプロットは猟奇的だが、作品そのものは、至極全うなスリラーである。
ただ、スリラー映画としては、イマイチ描き込み不足な感じがする。最後も腑に落ちない。ここは、ストンと落ち着かせて欲しかった。

でも、なかなかしっかりした作品なので、オススメってことにしておきましょう!





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Last updated  2018.10.15 06:28:48
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