B級映画ジャケット美術館

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2019.01.06
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カテゴリ: モンスター映画
1373 ザ・コレクター


※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 ティホン・コルネーエフ
・脚  本  アレクセイ・カラウロフ

【キャスト】
・アンナ・ワシリエフ
・ヴラディミール・クズネツォフ
・ロマン・エフドキーモフ


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  FFEDR-00831
・製作年度  2016年
・製 作 国  ロシア
・英  題  Diggeri
・発  売  株式会社ファインフィルムズ
・販  売  株式会社ファインフィルムズ
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・吹替演出  ----
・吹替版制作 ----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編 80分
・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコサイズ
・音  声  1.オリジナル ロシア語
         (5.1chドルビーデジタル)
       2.日本語吹替
         (2.0chドルビーデジタルステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語吹替用字幕
・そ の 他  片面 1層、COLOR、MPEG-2、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:その地下鉄に
      乗ってはいけない・・
        震撼の人間捕食スリラー
      あなたは、予測不能!
      のラストを目撃する
・ウラ面 :終電間際の地下鉄に乗り込んだ
      乗客が消える
      予測もしない“地獄”の始まり。
        叫び声さえ、引きずり込まれていく…

ジャケットのオモテ面に使われているイラストは、かなりの力作だと思う。けっこう細部に至るまで描き込まれている。ただ、パースの取り方が、直線的に面白くない。“動き”が消されてしまっている。こういうところは、漫画のようにデフォルメして、パースを少し崩して、印象を優先させる構図にした方が良い。お行儀の良いデザインは、往々にしてつまらない。わずかに崩すことで迫力が生まれ、動きが出て来る。一瞬で、その作品の印象が決まってしまうジャケットだからこそ、そういう感性が必要だ。
ウラ面は、オーソドックスな出来映え。数枚の画像を配置して、物語世界とストーリーを伝えようとしている。まずまずと言ったところ。画像のチョイスも悪くない。でも、クレジットの情報量が少ないのが、難点か。
アメリカやカナダの作品と違って、ロシアの作品は、あまり日本に紹介されない。最近は増えて来たような気がするが、まだまだ少数だ。だからこそ、スタッフ&キャストについては、丹念に情報を収集して紹介して欲しかった。

【感  想】
「地下鉄に潜むモノ」

「地下鉄にはモンスターが棲んでいる」という映画は多い。それだけ、日常から乖離した世界なのだろう。私たちは常日頃から地下鉄を利用しているが、よくよく考えてみれば、あのトンネルの先に何があるのか、どこに連れて行かれるのか、不気味な環境であることに間違いはない。ホラー映画にはカッコウのモチーフだ。その恐怖を最も良いカタチで具現化させたのは、ギレルモ・デル・トロ監督の『ミミック』ではなかろうか。

さて、本作品は、ロシア製のホラー映画。地下鉄の構内をダンジョンに見立て、なかなか興味深い設定ではあったが、2つの物語が同時並行で展開するので分かりにくい。それに、カメラを逆さにしたり、奇をてらったカットも視聴者としては集中力を割かれるだけで何のメリットもなかった。2つの物語をエンディングで収束させるためだけに、この構成にしたのであれば失敗だろうなぁ。(苦笑)

――ロシアはモスクワの地下鉄。終電車が何かトラブルで止まってしまう。然も、前方車輌からただならぬ悲鳴や怒声が聞こえて来る。
乗り合わせていたのは、ローマとダーシャのカップルにコスプレ少女のディナ。自殺志願者の中年男に、その自殺を止めた男。そして、アタッシェケースを持った中国人の6人。彼らはドアを開けて外に出ると、出口を求めて線路沿いに歩き始める。
しかし、そこはモンスターが潜む迷宮だった。
……というお話し。

ローマとダーシャをはじめとする6人の脱出劇が、最初のストーリー。
唐突にクリスマスツリーが出て来たり、出口が見つかったのに「行き止まりだ」と言う男がいたり、何かに怯えるように通気孔から逃げようとしたり、ドブ水の中を潜ったり、パニック映画ならお馴染みの場面が繰り広げられる。でも、地下鉄のトンネルから脱出するだけなのに、どこにそんな必要があるのか、私には理解出来なかった。電車が走って来た線路を辿れば、駅に出るんじゃないの? 「コイツら、みんなバカか?」と思ってしまった。

――ダーシャとローマが行方不明になってから5日後。あの日、駅で別れたアルテムとレナは、二人を探し出すために、地下鉄構内に詳しいエゴールを雇う。
彼の案内で迷宮のような構内に入り込んだ二人は、途中でTV番組の撮影クルーと出会うが、得体の知れないモンスターに襲われる。
……と言うお話し。

アルテムとレナの救出作戦(?)が2つ目のストーリー。最初のストーリーと交互に描かれる。同じような場所でドタバタするので、観ていて戸惑うことがあった。それでなくても唐突な描写が多いのに、「ロシア人の頭の中はどうなってるんだ?」と思わずにはいられなかった。

そもそも、地下鉄の車輌が乗客ごと行方不明になっているのに警察当局や鉄道会社、モスクワ市民、マスコミが何も騒がないなんて、おかしくないか?
テロの可能性だってあるわけだから、軍隊が捜索に当たっても不思議ではないと思うぞ。
モンスターと化した兄弟に食糧を供給するために、何も知らない人を騙して連れて来る。そんなレベルの話しじゃないだろ?
何だか、すべてにおいて説得力に欠ける映画だった。

エンディングは上手くシンクロさせたつもりかも知れないが、ブラックアウトした画面に男の悲鳴が響いた時、思わず笑ってしまった。そりゃあ、いくら好きな女がモンスターに変化したとはいえ、自分がモンスターにされるのはイヤだと思うぞ。(私ならイヤだ)

イヤだから、オススメ致しません!(邦題も意味不明だしね)





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Last updated  2019.01.06 05:30:05
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