B級映画ジャケット美術館

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2020.04.21
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1844 ペイ・ザ・ゴースト/ハロウィンの生贄


※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ウーリー・エデル
・原  作  ティム・レボン
・脚  本  ダン・ケイ
・撮  影  シャロン・メール
・音  楽  ジョセフ・ロドゥカ
・衣  装  クリストファー・ハーガドン

【キャスト】
・ニコラス・ケイジ(大塚明夫)
・サラ・ウェイン・キャリーズ(棟方真梨子)
・ヴェロニカ・フェレ(仲村かおり)
・ジャック・フルトン(設楽麻美)


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  GADR-1421
・製作年度  2015年
・製 作 国  カナダ
・原  題  PAY THE GHOST
・発  売  ギャガ
・販 売 元  ギャガ
・発売協力  ----
・提  供  ----
・字幕翻訳  加藤リツ子
・吹替翻訳  高山美香
・吹替監修  ----
・字幕監修  ----
・日本公開  2016年 全国劇場公開作品
・リリース  ----
・収  録  本編 94分
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・音  声  1.英語 (5.1chサラウンド)
       2.日本語吹替 (2.0chステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語字幕(デカ字幕)
       3.吹替用字幕
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD VIDEO、レンタル専用
・映像特典  1.キャスト・スタッフ プロフィール
         (静止画)


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:償い続けろ、
      この怨念が消えるまで。
        ハロウィンの夜、
        子どもたちがさらわれる。
        父親がたどりついた恐怖の真相とは――
・ウラ面 :絶対に救い出す!
        「霊(ゴースト)に償ってくれる?」
        ハロウィンの夜、
        そう言い残して息子は消えた!

うーん、このジャケットの雰囲気の通りの作品だったら、かなり面白かったんじゃないかなぁ。(溜息)
ウラ面で一番目立つのは、走るニコラス・ケイジ。……何となくだけど、ニコラス・ケイジが出演する映画のジャケットって、どれもこれも彼が走る姿が使われているような気がする。『ナショナル・トレジャー』とかね。(笑)
このジャケットには、サラ・ウェイン・キャリーズも、ヴェロニカ・フェレの画像も使われていない。特に、ヴェロニカ・フェレって出番は少ないけど、重要な役どころなんだからさ、それなりの扱いをしないといけない。(溜息)

【感  想】
「借金はチャンと払わないと」

破格の予算を投じたB級ホラー映画。役者も揃っているし、コストの高そうなCGやVFXも用いられている。プロダクション・デザインもバッチリだ。
でも、ニコラス・ケイジにヤル気がみられないし、全編通して間が抜けている。
だいたい基本的なトコがなってない。カットが変わると、役者の立ち位置や腕の動き、衣装の着くずれ等が変わっていることが多々ある。イマジナリーラインも合っていなかったり、記録や編集が機能していないと言わざるを得ない。アサイラムの作品なら笑って済ませられるが、このクラスの作品だと罵倒されても仕方ないだろう。

――ハロウィンの夜、大学教授のマイクは、幼い息子のチャーリーを連れて、お祭りに行く。ところが、「幽霊に借りを払ってくれる?」という言葉を残して忽然と消えてしまう。行方が分からないまま一年が過ぎ、再びハロウィンが訪れようとしていた。この一年で夫婦は傷ついて別居中。妻のクリスティンはデザインの仕事に没頭し、マイクは失踪事件に執着していた。
そんな時、マイクは街中でチャーリーの声を聞き、チャーリーの姿を見かける。助けを求めているように思えた。
マイクは、ハロウィンの夜に失踪している子供が大勢いることに気づく。何かが子供たちをさらっているのだ。勿論、誰に話しをしても信じて貰えない。けれど、クリスティンもまた、チャーリーがコンタクトしようとしていることに気づく。
夫婦は、息子のチャーリーを救い出すために力を合わせることになる。
……というお話し。

『シャイニング』や『エクソシスト』などのホラー映画へのオマージュが散見出来るが、作品そのものの出来映えがこれではかえってマイナスに思える。(「オレの真似するんじゃねぇ!」とキューブリックやフリードキンに怒られるんじゃないか?)

マイク役を演じたのは、ニコラス・ケイジ。いつもと変わらぬ同じ演技、いつもと変わらぬ雰囲気、いつもと変わらぬニコラス・ケイジだった。でも、だんだん出演作品のクオリティが下がっているような気がするのは私だけか? そのうちアサイラムやカナダの出鱈目デザスターTVMに出てくれるのではないかと、秘かに期待している。

妻のクリスティン役は、サラ・ウェイン・キャリーズ。人気TVシリーズの『プリズン・ブレイク』や『ウォーキング・デッド』で有名な女優さんだが、映画の方はイマイチ。ヒットに恵まれない。

マイクの同僚の大学教授のハンナを演じたのは、ヴェロニカ・フェレ。『クリムト(06)』『パガニーニ/愛と狂気のヴァイオリニスト(13)』といった作品に出演している。金髪をキレイにまとめて眼鏡にスーツ姿には、そそられるものがあった。個人的に教えを乞いたい。(♪)

ちなみに、マイクに謎解きの契機を与えた盲目のホームレスを演じたのは、スティーヴン・マクハティ。TVシリーズ『警察署長ジェシー・ストーン』で有名な俳優さんだが、数多くのB級映画で味のある演技をみせてくれている。

クライマックスは『ポルターガイスト』や『インシディアス』と彷彿させる。
異世界に連れて行かれた息子を連れ戻すために父親が乗り込んで行く。一年に一度だけハロウィンの夜に開く橋を渡って行くのだが、ケルトの伝承と、どう関係しているのか不明。そもそも万聖祭は、すべての精霊が蘇る夜だから、ケルト云々は関係ないんじゃない?  300年前に米国に入植したのがケルト人だから? どうも釈然としないなぁ。(溜息)
結局、私には、子供3人と一緒に火あぶりにされた母親の怨念としか理解出来なかった。だから、生住民の墓地の上に建てられた住宅が呪われたのと変わりがない。雰囲気を重視するならば、もっとケルト文化に言及して貰わないと……。最後にチョロチョロっと出て来るだけでは、何の意味もない。

オススメ致しません。





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Last updated  2020.04.21 05:30:06
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