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2020.07.22
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カテゴリ: 邦画
1936 寄生獣/完結編


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・原  作  岩明 均「寄生獣」(講談社刊)
・脚  本  古沢良太
       山崎 貴
・音  楽  佐藤直紀
・主 題 歌  BUMP OF CHICKEN
・監督・VFX 山崎 貴
・製  作  市川 南
       中山良夫
・エグゼクティブ・プロデューサー 奥田誠治
       阿部秀司
       山内章弘
・プロデューサー 川村元気
       佐藤貴博
       守屋圭一郎
・プロダクション統括 佐藤 毅
・撮  影  阿藤正一
・照  明  高倉 進
・美  術  林田裕至
       佐久嶋依里
・録  音  白取 貢
・装  飾  茂木 豊
・編  集  穂垣順之助
・キャラクタービジュアルディレクター 柘植伊佐夫
・VFXディレクター 渋谷紀世子
・助 監 督  安達耕平
・制作担当  阿部 豪
・ラインプロデューサー 山下秀治
・製  作  映画「寄生獣」製作委員会
・制作プロダクション ROBOT
・制作協力  東宝映画
       阿部秀司事務所
・配  給  東宝

【キャスト】
・染谷将太
・深津絵里
・阿部サダヲ
・橋本 愛
・新井浩文
・岩井秀人
・山中 崇
・ピエール瀧
・豊原功補
・大森南朋
・北村一輝
・國村 隼
・浅野忠信


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  TDV25402R
・製作年度  2015年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  講談社
       バップ
・販 売 元  東宝株式会社
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  ----
・リリース  2015.11.05
・収  録  本編 117分
・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコサイズ
・音  声  1.日本語 ドルビーデジタル 5.1ch
       2.日本語 ドルビーデジタル 2.0ch
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  1.予告編集(特報/予告/TVスポット)


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:愛する人を、守れますか?
・ウラ面 :愛する人を、守れるか――。
      物語は、衝撃と感動のクライマックスへ。
        「人間 vs パラサイト」
        ついに全面戦争!
        新一とミギーに運命の時が迫る…!?

前作のクライマックス、新一が里美を抱いて校舎の窓から飛び降りる場面のスチルが、ジャケットのオモテ面に使われている。いいスチルだとは思うが、これって、「山崎貴監督の弱点」がモロに現れている。正直なところ、これは本編同様に失敗だと思うなぁ。(溜息)
ウラ面もまた、本編の内容を象徴している出来映え。前作は、新一が主人公であることが明確だったが、これは物語の一部に過ぎなくなっている。よく考えられたレイアウトだとは思うが、やはり失敗だな。
残念なジャケットだった。(はぁ~)

【感  想】
「主人公の心を代弁する者」

大きく物語が展開したのは良いけれど情緒的すぎて、途中で厭きてしまった。山崎貴監督の弱点がモロに出てしまった感じ。もう少し整理して、全3部作の構成でも良かったんじゃないか? 特に、本作品の後半は性急すぎるし、映像も雑だ。詰め込み過ぎの印象しか残らない。(溜息)

――寄生生物への復讐を誓う泉新一は、あてどなく町をさまよい、見つけた寄生生物を片端から殺し回る日々を送っていた。
そんな或る日、新一とミギーは尾行していた男を捕まえる。男は、パラサイト・ネットワークを率いる田宮良子が雇ったフリーのジャーナリストだった。新一たちを監視して、田宮に報告していたのだ。
その頃、子供を出産した田宮は仲間から不興をかい、孤立しつつあった。人類との共存の道を模索する田宮の思想は、次々と仲間を殺される彼らには受け容れ難くなっていた。
やがて、パラサイト・ネットワークの幹部たちの暴走が、田宮を追い詰め、新一とミギーを危機に陥らせて行く。
……というお話し。

原作がどんなお話しだったのかは知らない。でも、本作品を観る限り、完結編は二つに分けるべきだったと思う。ストーリーを追うので精一杯だったし、登場人物の行動も短絡的だった。本来、盛り上がる場面も、辻褄合わせにしか見えず、説得力がなかった。それに主人公である新一の心に絡む新たな登場人物が『/完結編』に出て来ないことも、脚本上の大失敗だろう。

主人公は、どうしたって見せ場を負わなければならないから、心の(揺らぎの)描写が疎かになる。派手なアクション・シーンの最中に、心のキズや痛み、歓びや後悔を表現することが難しいからだ。だから、それを補完する登場人物が必要になる。
残念ながら、里美はその役割りを担えなかった。ミギーの存在を明確に認識させなかったことが、その要因だ。新一にミギーのことを問い質さなかったのは脚本の致命的な欠陥と言えるだろう。
もし、里美がそうしていたら、ミギーのことを受け入れていたら、里美は、幼馴染みとして、恋人として、母親として、新一の心を代弁することが出来たはずだ。そうなれば、観客はさらに里美に感情移入が出来て、屋上でのサイコパスとの対決も、蛇足ではなくカタルシスを味わえるエンディングになったはずだ。
或いは、新一の心を知る登場人物が必要だった。

だから、3部作にして、登場人物を充実させるべきだったと思うのだ。
例えば、田宮が新一に子供を預けるまでで一旦終わらせる。パラサイトネットワークの暴走から後藤との対決をクライマックスに3作品目を構成する。後藤が、田宮が実験の結果に産み出したモンスターなら、なおのこと、人間の赤ちゃんとの対比を際立たせたい。

前作が、折角バランスよくまとまっていただけに残念でならない。それに、CGやVFXの出来映えも『/完結編』の方が、悪い。面白かったし、ヴィジュアルも凝っていたのに、つくづく惜しい。

ザンネン!


『1935 寄生獣』





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Last updated  2020.07.22 05:30:06
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