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2020.08.20
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カテゴリ: 邦画
1965 新参者4


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・原  作  「新参者」東野圭吾(講談社刊)
・脚  本  牧野圭祐
       真野勝成
・音  楽  菅野祐悟
・音楽プロデューサー 志田博英
・主 題 歌  「街物語(まちものがたり)山下達郎
       (ワーナーミュージック・ジャパン)
・協  力  人形町商店街協同組合
       甘酒横丁商店会
・演  出  山室大輔
       平野俊一
       韓哲
       石井康晴
・企  画  那須田淳
・プロデューサー 伊與田英徳
       中井芳彦
・製作著作  TBS

【キャスト】
・阿部 寛
・黒木メイサ
・向井 理
・溝端淳平
・木村祐一
・泉谷しげる
・笹野高史
・原田美枝子
・三浦友和
■.第七章「刑事の息子」
・マイコ
■.第八章「清掃会社の社長」
----


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  TCED-0890
・製作年度  2010年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  TBS
・販 売 元  TCエンタテインメント株式会社
・ビデオ企画 ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  TBS系列にて2010年 4月から 6月まで放送
・リリース  2010.10.06
・収  録  本編 93分
・サ イ ズ  16: 9 LB
・音  声  1.日本語 (2.0ch ステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :----

白地にタイトルが記されただけのシンプルなデザイン。レタリングされたタイトルは、本シリーズのアイデンティティになっている。このシリーズ、わりと細部に凝っていて好ましい。

【感  想】
「倫理観と親近感」

いつの頃からだろうか、警察に親しみがわかなくなった。(笑) 誤解のないように始めに断っておくが、警察官ひとり一人は、今も昔も変わらない。交番や交差点に立つ方々は、茹だるような真夏の午後でも凍えるような真冬の暮れ方でも、市区町村民の安全のために立ち続けている。
残念なことは、公務員が民間企業との交流を制限されてから、警察との付き合いがトンとなくなってしまったことである。年に何回か労をねぎらったり労われたりしていた頃は、互いにの仕事を尊重していた。けれど、昨今は、どうも機械的な感じがしてよろしくない。
交通事故撲滅のため、振り込め詐欺撲滅のために日夜努力されている姿には感銘を受けるが、怒ったり笑ったり泣いたりする人間としての姿を見せて欲しいと思うのだ。

■.第 7章「刑事の息子」
被害者の三井峰子が離婚の際の財産分与に不満を持っていた、という情報が飛び込んで来る。証言したのは、翻訳家の友人だった。然も、峰子の夫だった清瀬は、自分の会社の秘書と浮気をしているらしいとの専らの噂だ。捜査本部も、浮気がバレるのを恐れて峰子を殺害した、と推測する。しかし、その証拠はなかった。その頃、加賀刑事は、清掃会社を営む清瀬の性格を知るため、息子のもとを訪ねていた。「仕事ばかりの親父に浮気なんてあり得ない」と息子は証言するが、浮気をほのめかす噂と同じように、何の確証もなかった。
……というお話し。
この辺りに来ると、物語も佳境に入り、やや1話完結のスタイルが崩れ始める。三井峰子殺害事件の核心に迫る必要があるから仕方ないことではあるが、個人的には連続ドラマのような作り方は好きじゃない。上杉刑事が陸橋に花を供える場面から本話は始まる。事故で亡くなった息子に手向けたものだ。加賀刑事は、上杉から真相を聞かされる。このエピソードが、三井峰子殺害事件解決に一役買うことになる。

■.第 8章「清掃会社の社長」
清瀬が重要参考人として出頭させられる。秘書との浮気がバレて元妻を殺害したと捜査本部は睨んでいた。清瀬のアリバイも秘書のアリバイも、いまひとつ曖昧だった。結局、清瀬を泳がせ、尻尾を出すのを待つことになる。けれど、加賀刑事は、捜査本部の方針をよそに、清瀬に直接接触する。
……というお話し。
第 7話と第 8話は、何だか混沌としていて歯切れが悪い。簡単に言うと、何ら進展がないのだ。三井峰子殺害事件の真相に迫る必要もあるし、各話に盛り込まれているエピソードも完結させなければならない。シリーズの構成上、伏線をちりばめることも、ままならない。連作短編の映像化作品として、一番難しいところをクリア出来ていないような気がした。

やはり人間だから、親しくなると緩みが生じる。それは、付き合いを円滑にするための潤滑剤でもあるのだが、必ずしも良い方に向かうとは限らない。時に馴れ合いや癒着を生み出したりする。そういう意味では、一線をひくことは大切だ。
本作品で、上杉刑事が息子の違反をもみ消したことを後悔して警察を辞めようとする。けれど、息子の本当の姿を知って、「すべてを公表した上で職務を全うする」道を選ぶ。非常に難しくてデリケートな問題だが、物語の中で刑事が示した意思は、個人的に納得できるものだった。上杉刑事が上司に頭を下げるカットは、『新参者』というお話しの中で、最も真実に近づいた瞬間だったと思う。

毎年2回、交通安全運動が行われる。警察をはじめ町内会や関係団体が総力をあげて取り組む全国規模の作戦だ。その最前線に立つ警察官のご苦労に少しでも寄与できるように交通法規を守りたいものである。そうすれば、倫理観を共有しながら親近感を抱くことが出来るかも知れない。

ちょっとだけオススメ!


【 東野圭吾原作作品 】
『0783 手紙 [ブルーレイ]』
『0313 容疑者Xの献身』
『0301 真夏の方程式』

【 『新参者』シリーズ 】
『1962 新参者1』
『1963 新参者2』
『1964 新参者3』





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Last updated  2020.08.20 05:30:07
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