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2016.01.30
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カテゴリ: 邦画
0301 真夏の方程式

『0301 真夏の方程式』オモテ面

【スタッフ】
・原  作  東野圭吾(「真夏の方程式」文春文庫刊)
・脚  本  福田 靖
・音  楽  菅野祐悟、福山雅治
・監  督  西山 弘
・製  作  亀山千広、畠中達郎、平尾隆弘
・エグゼクティヴプロデューサー 臼井裕詞
・プロデューサー 鈴木吉弘、稲葉直人、吉郡真也
・協力プロデューサー 牧野 正
・撮  影  柳島克己
・照  明  鈴木康介
・美  術  清水 剛
・装  飾  田口貴久
・整  音  瀬川徹夫
・録  音  藤丸和徳
・編  集  山本正明
・VFXディレクター 山本雅之
・選  曲  藤村義孝
・音響効果  大河原将
・スクリプター 藤島理恵
・監 督 補  杉山泰一
・助 監 督  桜井智弘
・製作担当  千綿英久
・製  作  ブジテレビジョン、アミューズ、文芸春秋、FNS27社
・制作プロダクション FILM

【キャスト】
・福山雅治
・吉高由里子
・北村一輝
・杏
・山崎 光
・塩見三省
・白竜
・風吹ジュン
・前田 吟

『0301 真夏の方程式』ウラ面

【仕  様】
・型  番  PCBE-74369
・製作年度  2013年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、劇場公開作品、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・発 売 元  アミューズソフト
・販 売 元  株式会社ポニーキャニオン
・公 開 日  2013年 6月29日
・収  録  約 136分(本編約 129分)
・音  声  1.日本語 オリジナル 5.1chサラウンド ドルビーデジタル
       2.日本語 オリジナル 5.1chサラウンド DTS
・字  幕  1.日本語音声字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB シネマスコープサイズ
・映像特典  1.セル特典映像ダイジェスト
       2.予告編集

【ジャケット】
・オモテ面:解いてはいけない、愛が閉じ込めた謎。
・ウラ面 :劇場版ガリレオ第二弾は、
      東野圭吾シリーズ史上最もせつない「謎」の方程式。
        美しき海の町で、真夏の夜に起きた不可解な事件――
        それは事故か、殺人か。
        複雑に絡み合う因縁。重ねられた嘘と罪。
        そして、深まりゆく「謎」…
        ガリレオ湯川は、その哀しき方程式を解き明かす事ができるのか。

福山雅治さんの顔のどアップが、ジャケットのオモテ面。ほかは要らないよ、とでも言いたげだ。スター映画だから仕方ないにしても、主人公は、彼ではないのに……。(溜息)
本当の主人公は、十把一絡げに下段に取り込み画像の1枚として顔をのぞかせている。ミステリーの場合、探偵役は、語り部でしかない。主人公は犯人であり、被害者だ。こんなことでいいのだろうか。もっと主人公に敬意を表するべきだ。
ウラ面も、探偵役の湯川学を象徴する眼鏡の画像をバックに、本編からの取り込み画像がパズルのように組み合わされている。ここでも、本当の主人公は、扱い悪いなぁ。
こういうジャケットは好きじゃない。

【感  想】
「なんじゃこりゃ」

『容疑者Xの献身』が鮮やかだったので期待したが、本作品はTVドラマのスペシャル版みたいな出来映えだった。
夏、海、秘密、殺人事件……、個人的には好みのシチュエーションだったのに、これはダメだった。(溜息)

――海底資源の調査を監修するために海沿いの町にやって来た物理学教授の湯川学。緑岩荘に宿をとるが、宿泊客は彼を含めて2人しかいなかった。
ところが、翌朝、もう1人の宿泊客が、海岸で遺体となって発見される。堤防から足を滑らせ、岩場で頭部を強打したように見えた。
しかし、遺体の男が、警視庁の警部だったことが分かり、俄かに捜査は熱を帯びて来る。やがて、彼の死因が一酸化中毒であったことが判明。他殺となれば、犯人は誰か? 彼がこの地にやって来た理由は?
緑岩荘を営む家族や16年前の殺人事件、服役した犯人、捜査を担当した刑事……、彼らを繋ぐ糸は何なのか、さまざまな疑問が飛び交う中、湯川はひとつの結論に辿り着く。
……というお話し。

全部が全部、中途半端で、演出が的外れだったように思う。

家族が、それぞれ秘密を抱えているところが、事件を複雑に見せるトリックのはずだが、これが全く活かされていない。

娘が、父親と母親に隠していたこと。
娘と母親が、父親に隠していたこと。
母親が、父親と娘に隠していたこと。
父親が、娘と母親に隠していたこと。

それに、町にやって来た警部も、警部が追っていた男も、世間や周囲に口を閉ざして来た。秘密を抱えていたわけだ。

それぞれが、相手を思う気持ちから口をつぐんでいたわけだが、その思いが全く伝わって来ない。だから、単なる“お涙頂戴モノ”でしかなかった。

然も、ミステリーであるにも関わらず、正しい解決がなされない。この居心地の悪さ。もしかしたら、これが原作者の意図であるのかも知れない。
でも、ダメでしょ。
個人的には、娘は昔の事件について自供すべきだと思うし、甥っ子には曖昧な言い方はせず、キチンと伝えるべきことを伝えるべきだ。なのに、駅の待合室の遣り取りは何なんだ……。

主演は、話題の福山雅治さん。相変わらず一本調子のお芝居だが、あれはキャラクタなのだろう。善しとしなければいけないのかも知れない。

開発反対派の先頭に立って玻璃の海を守ろうと気炎を上げる娘役には、杏さん。日焼けした肌が似合う人だなぁ。スキンダイビングのシーンは、お見事。本作品の見せ場は、ここだけだった。

母親と父親役には、風吹ジュンさんと前田吟さん。
風吹ジュンさんも、だいぶお歳を召されたなぁ。
前田吟さんは、『男はつらいよ』のヒロシさんのイメージが強くて、どうもダメですね。
彼の甥っ子に対する気持ちがハッキリしてなかったなぁ。片棒を担がせた彼は厳罰に処すべきだ。

原作は、東野圭吾さん。彼の作品って、事件そのものはありきたり。けれど、それを取り巻く人たちの関係から人情の世界を描き出す。言ってみれば、『渡る世間は鬼ばかり』と大差ない。きっと質的には同じなのだろう。

ただ、頭のいい方なのか、固定観念や先入観に対して、レトリックをもって覆してみせる手腕はさすが。
今回は、監督さんのコミットメントが失敗だっただけのこと。また頑張れば、いい。

オススメ致しません!(或いは、スキンダイビングのシーンだけ観て下さい)

※ペットボトル・ロケットは、危険だからという理由で、学校で禁止になったのは、ずいぶん昔のこと。いいのかなぁ、こんなことをして……。
時に、携帯電話が空を写していたら、もう1回やり直すのだろうか? 確実性が低いな。
それに、ビニールとペットボトル越しで、内部は水滴で曇るから、海の中は見えないと思うぞ。





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Last updated  2016.01.30 15:02:43
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