小役人の人生徒然遍路日記

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マリリンたちのパパ @ ご訪問ありがとうございます こんにちは ご訪問ありがとうございます …
とっていわく @ Re:区切り遍路1回目 1番~19番を終えて(05/17) はじめまして >今回の旅で、何か変…

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2006.05.04
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カテゴリ: 遍路
7番札所 十楽寺
 宿で朝食をいただき、早速、6:40に出立。途中、昨日参拝した6番の安楽寺を通り過ぎる。
 十楽寺手前で、昨日同じ宿となった、例のご夫婦と一緒になった。6番まで昨日歩いたので、宿から6番までタクシーを利用し、そこから歩かれたそうだ。昨日、相部屋になった方と、「納札は名刺代わりにもなる」ということで、納札の交換をしたのを思い出し、これも何かのご縁と、7番さんの手前で、納札の交換をさせていただいた。このお二人とは、何かとお目にかかることになる。
 さて、十楽寺は改修中らしかったが、山門は竜宮城の門を思い出すような、とてもきれいで立派だった。
 7:30 7番発

8番札所 熊谷寺
 7番から8番は約4kmの行程。7番を出てすぐ、遍路地図とは違う道しるべを発見(しかも、この先お遍路の休憩所があるとの触込み…怪しい。。)するも、頑固に地図どおりと思われる道を行く。おかげであまり道標が無く、何度か道を間違えたり、輪袈裟が風に吹かれて邪魔になったり、また足が痛くなってきたものの、何とか8番に8:30に到着。山門から石段を登り参拝。広い境内で、趣のあるお寺だった。本堂、大師堂と納経所がいい感じで分かれているのも良い。あまりくっつきすぎると、いかにもスタンプラリーに来ましたというようなお遍路や観光客が目に付いていけないが、駐車場には観光用のバスが止まっていたにもかかわらず、このお寺にはそんな感じは全く無かった。
 大師堂での参拝を済ませ、納経所に行く途中、若い女性の2人連れに「こんにちわ」と挨拶された。後で知るのだが、この2人の女性、荷物もすごく少なく、遍路装束も持っていないのに、立派な歩き遍路をしていたのだった。しかも、健脚。今後もたまに見かけることになる。
 納経所で朱印をいただいた後、ベンチで小休止。ついでに携帯で実家にも無事の報告。
 9:10 8番発

9番札所 法輪寺
 9番までの道程は、田んぼの中の道を歩くような感じだった。途中、GW中でお遍路さんが多いにもかかわらず、お茶やお菓子のお接待をしている農家の方から、私もお茶とビスケットをいただいた。その中に、昨日相部屋だった愛媛からの方も居られた。その他、山口から来られたご婦人(この方は、今晩の宿と、最後の18・19番でお見かけすることになる)など、本当に何人も接待されていた。
 法輪寺は、田んぼに囲まれた小さな町の中のお寺といった感じ。山門脇で絵葉書を売っておられる人が居る。88ヶ所を廻りながらスケッチした絵を絵葉書にして売っているとのこと。それぞれのお寺が全てきれいな絵で描かれていて、とても欲しかったが、一枚100円と言う。どのお寺を買ったらいいかもわからないし、1枚100円はちと高い。「すごい、きれいですね~。」と、立ち去った。
 10:00 9番発

10番札所 切幡寺
 切幡寺も、山の中腹にあるお寺だ。今日も朝から10km近くあるいて、だんだん足が痛くなってきた。切幡寺へ登る道はとても細く、車がすれ違えないくらいだ。車が来たらよけつつ、坂を登る。古い山門をくぐると駐車場があり、そこを抜けると333段の石段が待っていた。ゆっくり、数えながら登る。登りきった後の、お清めの水が冷たくて気持ちいい。11:00着。なかなか忘れがちだが、鐘を撞き(というか、結構あまり目立たないところに鐘堂はある気がする)、納経する。
 足が痛い。靴下を脱いで見ると、やはりマメができていた。とりあえず、絆創膏を貼る。今度は下り道。下りも足の指に体重が集中して、結構痛い。ここから、足の痛みとの戦いが始まる。
 切幡寺のふもとのうどん屋で昼食。8番で挨拶された女性2名もここで食事をしていた。ここで、歩き遍路と知る。本当に、近くにハイキングというような軽装。結局、このお2人を追い越すことは出来なかった。彼女達もGW中だけの旅なのだろうが、「軽装に勝るものは無し」を目前で見せつけられた。
 その後3人ほどお客が来たところでお店は閉店。お一人でやっているお店で、一日何食と決めているそうだ。間に合ってよかったと思いつつ、ざるうどんをいただいた。
 さて、軽装が一番と言いつつ、どうしても風で輪袈裟が吹かれるので、近くの遍路用品店で輪袈裟止めを購入。今日の最後、11番を目指す。
 12:10 食堂発

11番札所 藤井寺
 さぁ、本日最後の行程、藤井寺までの約10km。吉野川をはさんだ徳島平野の北から南への移動です。途中、やはり足の痛みに悩まされ、厚い靴下と靴の中敷で足が締め付けられすぎているのではないかと、途中で靴の中敷を取って歩くが、状態は変わらず。逆に靴のクッション性が減ったのが感じられた。最後の藤井寺の直前では、ほとんど足を引きずる状態だった。
 途中、元電話ボックスに、10番~13番の途中までの遍路道の地図が無償で用意されており、一枚いただき、とても役立った。
 それでも、吉野川と、まっすぐに川を横切る潜水橋(何でも、増水のときは水面に埋もれるらしく、欄干が無い橋:下写真)の眺めは最高で、足の痛みをしばし忘れることが出来た。
 藤井寺はその名のとおり、藤の花がきれいに咲いていた(足が痛くてそれどころでなかったが…)。
 藤井寺参拝後は、鴨島駅前のホテルへ。ホテルまでは2km。ホテルまでタクシーに乗るか迷ったが、何とか歩き、近くのコンビニで夕食の調達と、薬局でマメ専用のガード用ジェル絆創膏を購入。
 ホテル着16:20。入浴後、早速、針と消毒液でマメ治療。
明日は難所の「遍路ころがし」が待っている。しかも行程31kmだ。

 宿泊ホテル:ビジネスホテル アクセス鴨島

2日目 7番~11番 全行程約25km





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Last updated  2006.05.12 19:49:17


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