スピリチュアリスト（霊能者）の目で見た世界

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masako-Love

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神道国学を学んだ後に時間が有ったので、寒いのも無視して釣りでも楽しんじゃおうと思って、

前回チヌとスズキを釣り上げた桟橋が近いので、そこへイソイソと出かけたんです。

竿も道具も借り物ですけど、道具で釣る訳じゃないですからね。

今回も大物を狙って、魚が居そうな辺りへとキャスティングした訳ですよ。

所が

磯釣りを知ってる方なら判ると思うんですけど、その時の海の状態はメッチャ引き潮時

単純な話が「釣れるわけ無いジャン！アホとちゃうか？」って・・・

しかも寒風吹き荒ぶ状態

2分おきに鼻水が溢れまくる始末

そんな中で数分が経過した頃でした

背後から「どうや、釣れへんやろ」って声をかけてくる奴が・・・

すご〜く嫌な予感はしたんですけど振り向かないのも悪いと思って

鼻水ジュルッと振り向いた訳ですよ

すると、想った通り、そこに居たのは半透明な奴

黄色っぽいベストを着てキャップをかぶったオッサン幽霊でした。

いかにも「こいつアホやなぁ」的な目でこちらを見てるんです。

その口元に浮かぶ笑いが嫌！！

でも釣れてないのも事実なんで

「釣れないデスねぇ」って答えちゃいましたけどね

どんな時だって誰とだって、お愛想は大切ですから。

それだけ聞いた幽霊オッサンは気が済んだのか消えちゃったんですけど

言うまでもなく、その後も竿はピクリともしない訳で

ただひたすらに寒さだけが見に染みる時間が過ぎて行きました。

そして1時間程が経過した頃、再び「やっぱ釣れへんやろ」って声が・・・

見ればさっきのオッサン幽霊が更に笑を増強してこっちを見てるし

「死ねば良いのに」

そう思うのは仕方ないですよね？

まぁ、こんな奴がウロウロしてる時に釣れる訳も無いだろうと思い、竿をしまいましたよ。

そのせいなのか、今も鼻水がとまりません

悪いのは誰だ？釣られる事を拒んだ魚なのか

笑ったオッサン幽霊なのか

こんな時に釣りをしようとした自分なのか・・・・

ただ、手に入れたのは風邪

幽霊に腹を立てて熱くなっても

熱が出てないのは不幸中の幸いか

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