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2005年06月22日
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カテゴリ: ポンポコ日記

『相棒』とビールを飲んでいた。
些細なことから、感情が行き違った。
『相棒』は憤然と席を立ち、店を出ていった。
私は呆然として、それを見送った。
暫くして、私は溜め息をつきながら、よろよろと店を
出る。
そしてハタと問題点に気付いた。
その店は先払い制だったので良かったのだが、私は
殆ど金を持っていなかった。
全くと言って良い位。
ズボンのボッケに200円入っているだけ。
つまり帰りの電車賃がないのだ。

ヤバイ!
家までは14~5キロ。
近くの友達に金を借りる。もしくは、家までタクシーで
帰る。そういう手もある。

しかし、私は家まで歩こうと思った。
2日続けて自転車で遠出した翌日である。
少々足腰が筋肉痛。
しかし、私は歩こうと思った。

履いている靴は、カジュアルな革靴。肩から書類の沢山詰まった仕事用の重い鞄。

私は夜の街を歩き始めた。
最初はビールでよろめいていた足どりも、汗が滲んでくる頃にはゆったりではあるが確かなものに変わっていく。
しかし、心は憂鬱で晴れることはない。
東京の街は、暗くはない。街灯やネオン、家の灯り。
しかし気分は、暗夜行路。
光は目に入らず、頭の中の色々な想念だけが、具体的な形となって、
まるで映画の一場面の様に、うたかたに現れては消えていく。

私は何をしているのか?
何をしたいのか?
この八方塞がりの状況を打開出来るのか?

『相棒』は、もう忘れていた夢を、夢で終わらせることなく、希望に変えて、目標として
歩んでいくことを教えてくれた。

私は『相棒』と新しい道を歩みたいと思い、歩もうとした。

しかし、直ぐに現実の壁とぶつかる。
こちらでぶつかり、あちらでぶつかり、もうにっちもさっちもいかない状況。
このところ、その中でもがく日々。
一歩も二歩も歩めないでいる私が、夜の街を一歩一歩歩いていく。

途中で『相棒』にメールを送る。
直ぐに電話。口論。
また重い気持ちとなって、大きく息をしながら、重い足を運ばせる。

目の前に、まるでよじ登れと言わんばかりの急な坂道が現れる。
その頃になると、鞄は肩にくい込んでいる様に感じられ、腰も痛くなって来ていた。
それでも、私は喘ぎながら、遅い足どりで、一歩一歩坂道を登っていく。
登りたいと思っている訳ではない。
唯、右足の後に左足が機械的に出るという感じ。
途中で休むこともなく、フラフラと坂道を登っていく。

登り切ると、足が軽くなった様な気がした。
そこは、外灯もあまりない暗く静かな住宅街。
しかし、ひっそりとして佇む家々の中には、明るい灯がともり、楽しげな談笑が交わされているのかもしれない。
私の家の中にも、笑いは満ちている。明々とした灯もともっている。
しかし、私は別の道を歩もうと思った。
『相棒』と歩いていこうと思った。
その道は、この街の様に、暗く静まりかえった道なのか。

やがて、幹線道路に出る。
深夜なのに車が行き交う。
ゴオーッという音と振動が体を包む。
大きな車道の脇の細い歩道をトボトボと歩く。
追い越し走り去る車に取り残される様に、遅い足どりで歩いていく。
段々と、地面に体がめり込む様に重く感じられてきた。

想念から我に返り、自分の歩みの遅さに私は苦笑する。
池波正太郎さんの小説を思い出す。
単純なこと。昔の人は良く歩いた。1日に何キロも歩いた。それに比べて…
私は歩みを速める。大きく息を吐きながら早足で歩いていく。
ジトっと脂汗にまとわりつかれていた体のあちこちから、ドッと水の様な汗が吹き出し流れ出す。
シャツやズボンは、まるで雨にでも濡れた様にぐっしょり。

『相棒』とメールでやり取りする。
歩もうとしている思いは同じなのに、かみ合わない言葉と言葉。
お互いの心を理解しようとしながら、互いに主張しあい傷付けあう。

また歩みが遅くなる。
吐き気がしてくる。
空の胃から胃液が上がって来る。
息を吸うと頭が真っ白になる。

歩き始めて4時間。
その位で着くだろうと予想していた時間を過ぎても、まだまだ遠い距離。
泣きたくなる。

また『相棒』からメール。
「体大丈夫?」
その問いかけに、意地になって、自分の主張を繰り返し、返信する。
素直でない私。
しかし、体は素直。
足が軽くなった。
頬の筋肉が緩くなったのが自分で判る。
一言の言葉で再び体にエネルギーが満ちる。

後少しだ!
後少しだ!
何度も自分に言い聞かせ、スピードを上げる。

歩き始めて5時間後、私は家に到着した。

しかし、私はまだ歩かねばならない。
歩こうと思う。

私の、私達の歩く道は後何キロ?





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Last updated  2005年06月22日 08時03分29秒
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