ひらめ日記
1
日曜日の午後早い時間に、予定通り社員旅行から帰ってまいりました。が、夕方過ぎから急に具合が悪くなり、特に鼻水と喉の痛みがひどく、早々にベッドに入りました。D市で新型インフルエンザに感染した人が出たことは先日のブログで触れたとおりです。月曜日の午後に日本人学校で一人の生徒の感染が発覚し、そのまますぐに全生徒は早退となりました。翌日の火曜日から金曜日まで臨時休校となったことは、火曜日の朝、上司からのメールで知りました。その後、私は木曜日にパートナーの会社の社員研修旅行に参加するため出かけてしまい、それ以降の状況を全く知りませんでした。宿泊先のホテルに到着したとき、顔見知りの人に「日本人学校の感染者が28人になった」と聞き、びっくり。ラジオのニュースで取り上げられていたそうです。たった2~3日で感染者数が1人から28人になるとは、恐れていた事態が起こってしまったようです。旅行中もずっと経過が気になりつつも、インターネットもなく、テレビはあるけれど見る時間がない状況で、何も分からないまま丸3日発ってしまいました。帰宅して一息ついた後、早速インターネットで日本人学校や領事館のHPなどをチェックしてみました。それによると、日曜日の時点でのD市における感染者は75名で、そのうち60名が日本人学校関係者とのこと。すぐに休校したのが功を奏し、急激には広まっていないようですが、ドイツ人の日本人に対する目が相当厳しくなっているようです。週末、デュッセルドルフに出かけた日本人の中には、既に差別的なことをされた人も居たとか。店で商品を見ていたら、いつの間にか自分の周りから人がいなくなっていたとか、電車に乗ったらあからさまに避けられたとか、遠くから指を指されてひそひそ場なしをされたとか、子供に「豚インフルエンザ」と面と向かって言われたとか…。少々不穏な雰囲気のようですが、こんな状況でも年に1度の日本デーは予定通り開催されたようです。まあ、スポンサーの意向とか色々あったのでしょうが、中止にした方が良かったのではないでしょうかねえ。この後、日本デーを訪れたドイツ人の中から、感染者が出ないことを祈るばかりです。もしも他の経路で感染していたとしても、D市の日本人社会が槍玉に挙げられる可能性は高そうなので…。それにしても、なぜこのタイミングで風邪をひく?!と自分に腹が立って仕方ありません。一時帰国前に終わらせなければならない仕事も沢山あるし、普段ならこれくらいの風邪だったら、迷わず出社しているところです。が、インターネットで色々な記事や書き込みを読む限り、この状態のまま出社していいものかどうか、判断がつきません。単なる風邪だとは思うのですが、先週末は私もD市に行ったので、100%新型インフルエンザではないとは言い切れません。潜伏期間は7~10日だそうで、先週末に感染したとすれば、ちょうど日数的にはぴったりです。さらに、成人の場合、風邪だと思って病院に行かずに放っておいて、結果的に他の人に移してしまう場合も多いようです。出社しても良いか、上司に相談しようか迷った末、念のため出社前に医者の診断を受けることにしました。医者が単なる風邪と保証してくれたら、そのまま出社するつもりで、わざわざ会社の近くのかかりつけの医院に行きました。が、やはり症状が新型インフルエンザに似ていたのか、検体を取られ、検査の結果が出るまでは、自宅にいるように(外に出ないように)との指示。本日は予想外に欠勤する羽目になってしまいました。今日の晩か明日の朝には結果が出るとのことです。これで新型インフルエンザではないことが証明されれば、明日は大手を振って(?)会社に行かれますが、万が一インフルエンザだったらと思うと、とても不安です。1週間は自宅療養(隔離)になってしまうし、もちろん同居人も同じ運命だからです。本当にただの風邪だといいのですが、いずれにしても早く治ってもらわないと、休暇前にやるべき仕事も終えられません。というわけで、今日は1日おとなしく寝ていました。皆さんもただの風邪であることを祈っていてください
2009年06月15日
閲覧総数 2