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2011年01月21日
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カテゴリ: ドイツ人って…
夕方帰宅したら、今長い休暇中のパートナーがなぜか留守。
今朝は早く起きて仕事していたので、客先にでも行ったのだろうと思っていました。
彼の場合、自営業のような仕事なので、有給中でもちょっとした仕事を片付けなければならないことはよくあるのです。

しばらくして帰ってきた彼に聞くと、 お父さんの所へ行っていた との事。
なんと、義父と叔母の家にお邪魔して一緒に朝食を食べ、その後二人でデパートにも行き、さらに今まで実家で二人きりで話をしていたそうです。
ということは、ほぼ丸1日義父と過ごしていたんですね…。

今この時期に話すことと言えば、 実家の相続問題 しかありません。
日曜日の話し合いを前に、叔母に助言でもしてもらって、方針の相談(密談?)でもしていたのかと思いきや、次の瞬間、私は自分の耳を疑いました。
彼はなんと「 家は売りに出すことに決めたから 」とはっきり言ったのです。

私にとってはこんな展開は予想だにしていなかったこと。
思わず本当に本心なのか、お父さんも納得しているのかと問い正してしまいました。
だって、今まではパートナーは何が何でも実家に引っ越したいものだとばかり思っていたので、もしかしたら、 私が罪悪感を感じるようにわざと逆のことを言っているのかも? と疑ってしまったのです。

義父と色々じっくり話して、家そのものだけを見ただけでは決められないと思ったそうです。
つまり、彼は単純に一軒家の方が今のアパートより広くていいと思ったようなのですが、その立地条件も吟味した結果、 やはり今のアパートの方が良いという結論に達した とのこと。

たとえば、うちの目の前の道路は行き止まりなので、住民の車しか入ってきません。
住んでいるのもほとんどがお年寄りばかりなので、常にとても静か。
が、実家の方は近くに団地のような大型住宅があることもあり、かなり車が行き来します。
また、アウトバーンがかなり近いので、その音も聞こえるそうです。

たとえば今のアパートのガレージは広くて、パートナーの仕事関係の備品置き場になっています。
彼の車はガレージ前のスペースに止められるし、私の車は路上駐車ですが、車を止める場所がなくてうろうろすると言うことは全くありません。
が、 実家の方はガレージはあるものの車1台入れるのがやっと で、備品等を置くスペースはありません。
また、私の車を止める場所がないので、 市に届けを出して玄関脇のスペースを駐車スペースとして工事する必要がある との事です。

また、我が家はバスタブがないので、ここに住み続けるならばバスタブを入れる工事が必要です。
実家の方はすでにバスタブはあるのですが、さすがに20年近くたっているので、 バスルーム自体の修復工事が必要 だそうです。
キッチンも購入して15~20年経っているので、そろそろ買い替える必要があるでしょう。

ということで、一軒家=広くて住みやすいと思っていたパートナーも、あれこれ細かい点を見ていったら、今の家の方が暮らしやすいと言う結論に達したようです。

さらに驚いたことに、 義父はパートナーに家をあげるつもりはなく、買ってもらいたいと思っていたという事実が判明 しました。
私はてっきり、義父は実家を生前贈与したがっている、すなわちパートナー はただで一軒家をもらえる のだとばかり思っていました。
義父が私達に家に入ってほしいと言っていたのは、つまりパートナーに家を買い取ってほしいと言うことだったのです。
それで不動産もまとまったお金もない妹さんは最初から除外されていたのね…。

つまり、私達はもし実家に入るとなったら、 今住んでいるアパートを残っているローンごと売り、手に入れたお金で実家を購入しなおさなければならなかった わけです。
ということは、たとえ実家に引っ越してもローンはしっかり残るわけで、それって私達にメリットはあるんでしょうか???
しかも、バスルームの修理費やらキッチン、家具等を新たに購入しなければならないことを考えたら、ますますメリットはない気がします。

義父は家の価値を15万ユーロと考えており、家を売ったら10万を自分の取り分にしたいそうです。
これから入居する高齢者用共同住宅はフルサービスではないので、家賃は普通の賃貸住宅とほとんど変わりありません。
義父の年金でも十分支払えるはずです。
が、もしかしたら将来完全看護が必要になる状況になる可能性もあるわけで、そのときに備えてまとまったお金を残しておきたいと言うことらしいです。

言い換えれば、 義父は自分の手元にお金が残りさえすれば、家を購入するのは誰でも良かった わけですね。
もしも購入者が私達であれば、 ついでにお母さんの遺志も尊重できた というだけ。
そして、時々は家に遊びに来させてほしいと言っていた叔母さんや妹さんの願いもかなえられ、一石二鳥だっただけ。

よくよく考えると、彼らは私に「引っ越すのは絶対にいや!」とはっきり言ってほしかったのではないかと言う気がしてきました。
二人ともお母さんが死ぬ間際までこだわっていた家を手放すことに罪悪感を感じていて、売りに出そうと言い出せなかったのではないでしょうか?
ところが、私が一貫して「公共交通機関のないところには絶対に引っ越せません!!」ときっぱり拒否してきたことで、「無理強いはできないし、それなら家を手放すのも仕方ないね」という話に落ち着いたのでは…。

私にとっては全くの青天の霹靂でしたが、パートナーのやけにさっぱりした顔を見ていたら、どうもこの予想は当たらずも遠からずなのではという気がしてきました。
前日まではあんなにパニックだったのに、こんなにあっけなく結論が出てしまい、拍子抜けではありますが、結果的には私の望む方向でまとまりそうでほっとしています。
あとは実家が人手に渡ると聞いた妹さんが変に騒ぎ立てないことを祈るばかりです…。





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最終更新日  2011年01月24日 06時36分26秒
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