台風の影響で強い風が吹き荒れている今日の日曜日の昼下がりに「わが母の記」という映画を観ました。かなり前になりますが、NHKのBS放送で放映されていたものを録画しておいたものです。

映画の原作者は井上靖という大作家です。ちなみに主人公の伊上洪作(役所広司)も映画の中では作家であり、それなりの地位を築いているようです。
その作家には年老いた母親がいて、その母親が亡くなるまでのことを描いています。主人公には二人の妹(キムラ緑子、南果歩)がいて、実家にはすぐ下の妹夫婦がいて、母親の面倒を見ています。
一番下の妹のほうは独身のようで自称古美術商といっており、たびたび実家から古美術を持ち出しています。
さて、主人公の作家には3人の娘(ミムラ、菊地亜希子、宮崎あおい)がいるのですが、特に娘たちと主人公との葛藤、さらには父と末娘の衝突などを織り交ぜながら、物語は進んでいきます。
そもそも、主人公は少年の時に、母親と別れて別の家で育った経緯があり、彼は母親が自分を捨てたのだと思い込んでいました。
そのことがあって、主人公は母親を好きになれないというジレンマがありますが、そんなことは関係ない末娘は祖母、つまり主人公の母親の味方をしたりします。
母親は、ほどなく認知症の症状が現れて、自分の息子ですら誰だかわからなくなってしまいます。ある夜に、主人公は素知らぬ態度で母親に「むかし、あなたは自分の息子を捨てましたね・・・」というようなことを投げかけます。
しかし、その認知症になった母親が彼に答えたことは、違ったのです。
主人公の役所広司ですが、大作家の風貌を見せてくれて、母親に対する釈然としない気持ちをそつなく演じています。また、末娘役の宮崎あおいもそれなりにしっかりした演技です。
なによりも認知症が進んでいく母親役を演じた樹木希林はさすがです。本当に認知症患者になったかのような錯覚すら覚える名演技でした。
最後になりますが、姉のほうの旦那さんの役で小宮孝康が出演していました。覚えている人はあまりいないかもしれませんが、渡辺正行、ラサール石井とともにお笑いトリオのコント赤信号として活躍していました。

渡辺正行やラサール石井は良く見かけるのですが、小宮孝康は最近TVで見ないので心配していましたが、元気な姿を見て、少しホッとしました。
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