3連休の真ん中で今日の日曜日は、天気予報では25℃以上の夏日になるそうですが、曇っていてそれほど暖かくは感じませんでした。
さて、そんな日曜日の午後ですが、以前に録画しておいた映画「少年H」を観ました。

この映画は、舞台芸術家で小説家でもある妹尾河童(せのお かっぱ)と言う人の自伝的小説を映画化したもので、昨年の2013年に公開された比較的新しい映画です。
少年Hというのは妹尾氏の旧名が「肇」という名前でそのイニシャルの「H」を刺繍したセーターを着ていたことから、友人たちにつけられたあだ名が「H(エイチ)」(映画の中では「エッチ」と言っていましたが・・)となったことによるものです。
物語の場所は兵庫県の神戸、時代は昭和16年から始まり、終戦後すぐまでとなっていて、舞台は主に太平洋戦争時となっています。
日本が始めた戦争により、外国人に洋服を仕立て生計を立てていたHの父親は、生活が苦しくなり、また、この一家はクリスチャンであったため、非国民扱いを受けるというひどい目にあったり、スパイの疑いを受けた父親が厳しい取り調べを受けたりします。
しかし、Hの父親は、常に冷静に物事を判断し、的確な教えをHにします。戦争に疑問を持つHは、なにかと一言多く、中学に赴任した軍事教官からも目をつけられたりします。
そんななか、神戸も空襲を受けて、家は全焼してしまいます。大事なミシンも焼けてしまい、一時期は父親も茫然自失してしまいます。
でも、ミシンが修理できたこともあって、父親は生きる希望を見出します。そして、15歳になったHは家を出て自立することを打ち明け、父親はHを送り出します。
戦争でいわれのない中傷を受けながらも、事実をしっかりと認識しようとし、たくましく生きていく家族の愛情を描いた良い映画でした。
少年Hには、子役の吉岡竜輝という子が扮していますが、なかなかどうして立派な演技力です。
父親は水谷豊が演じていますが、主役はもしかするとこの父親でもあるのかと思わせるような演技で、映画全体を良い雰囲気にしています。
母親には伊藤蘭が扮していますが、ご存じのように水谷豊と伊藤蘭は実生活でも夫婦ですから、息はぴったりと言う感じです。
また、Hの妹は子役の花田優里音という子が演じていますが、この子もなかなかの演技です。
そのほかには、小栗旬、佐々木内蔵助、岸辺一徳、國村準、原田泰造に加え、大衆演劇の女形として有名な早乙女太一が出演しています。
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