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仙台の宮城大から東京の多摩大に移って2年目。今年はどういう年だっただろうか?学部と大学院での講義とゼミでは、今年から始まった寺島学長のインターゼミ(社会工学研究会)は難しい運営だったが、メイン担当としての立場で努力をし、かなりの教育成果を確認できたと思う。http://www.tama.ac.jp/guide/inter_seminar.html学部のゼミでは図解技術の習得と多摩地域活性化プロジェクトにも参加してもらうなど今後のゼミ運営のベースができた。学部の二つの授業、大学院の二つの講義とも順調にこなすことができた。職場では2年目に入り、責任の重い職責に就き、1年目とは違ってそこそこに忙しくなってきた。学内では四半世紀以上付き合いのある寺島学長を補佐して学内運営に力を注いだ。http://www.tama.ac.jp/guide/president_room.html大学開学20周年を機に教育理念が「現代の志塾」に決まったが、そのコンセプトで大学の顔ともいうべきホームページを作りなおし雑誌からは「唯一無二のホームページ」との評をもらった。http://www.tama.ac.jp/また、学外に向けては北矢行男先生の後任として多摩大総合研究所を預かり、地域に関する仕事をこなす中から、人的ネットワークも広がってきている。http://www.tmuri.jp/知的生産の分野では、単著5冊、共著1冊、編著1冊、翻訳2冊と、計9冊を世に出したから、まずまず順調に仕事をしたということだろう。30代初めに共著を初めて出してから、気がついたらいつの間にか著作の数は年齢を超え、今年で90冊を超えてきたのは不思議な感じがする。http://www.hisatune.net/html/02-kenkyuu/tyosaku/index.htm「人物記念館の旅」は今年は53館を訪問し、5年間の累計で300館を超えた。この蓄積から今年は2冊の著書を刊行でき、今後の著作の方向が見えてきた。http://www.hisatune.net/kinenkan/kinekan_list.htm30歳で入った「知的生産の技術」研究会は、2001年にNPO法人知的生産の技術研究会http://tiken.org/となった。今年は、東京に戻って2年目になり、このNPOの現状と問題点を把握したので、問題解決のために大型プロジェクトを仕掛けてみた。現代を疾走する知的生産者21名を取材し、彼らの知的生産の秘訣をまとめるという仕事である。人材の発掘と育成、そして財政再建がこのプロジェクトの目的であったが、12月24日に発刊された「知の現場」という本を手にし、またもう一つの同様のプロジェクトも3月には形になる予定であり、組織の活性化により「人材と財政」という二つの目的を達成しつつあると考えている。http://tiken.org/tinogenba/「ウェブ時代をゆく」という意味で、1999年から始めたホームページ以降、メルマガ、ブログ、Twitterというメディアに挑戦を続けている。メルマガは700号を突破、ブログは始めた当初の目標であった松井秀喜の連続試合出場記録1768という数字を超えて、1900日以上連続記入の記録を更新中である。また、最近話題のTwitterを始めて900を超えるツイーットを発し、フォロー数も560を超えてきている。そして外出時は愛用のアイフォンを駆使しながらIT時代に何とかくらいついてきた。こういう分野は若い世代にはかなわないが、「同世代のトップを目指す」という私の戦略に沿って活動中である。http://www.hisatune.net/多摩川沿いから、多摩ニュータウンの一角に引っ越してちょうど丸一年が経った。至近距離にある長池公園の四季の自然を愛犬との散歩時に堪能している。散歩時にはデジカメを必ず持ち、美しい花や魚や亀などの様子など四季の微妙な移り変わりを撮影して、ブログにアップしている。ちなみにブログには、写真だけでなく動画もアップできるようになった。東京に来てからゴルフにはすっかり縁遠くなってしまったし、ウオーキング、スイミングなどもできなくて、健康面で、この点は大きな反省の残る一年だった。http://www.hisatune.net/html/05-career/private/private.htm家族については、懸案事項や進路問題なども何とか方向が決まりつつあるというところだろうか。--------------------------今日の一枚(写真)は、研究室から望む富士山。
2009/12/31
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「世界を知る力」(PHP新書)を何度も読んだ。寺島実郎の世界を垣間見ることができる快著である。今までの寺島の本は一行一行にかかっている時間と労力に読む人は押しつぶされそうになっていたように思うが、そういった知識の大海の中から浮き出た氷山の一角のような本に仕上がっている。語り口がやさしく、読みやすい。新書のベストセラーにはやくもランク入りしてようだが、この本によってより多くの人が寺島実郎の主張と考え方、バックボーンを理解するようになるだろう。この本で影響力は一段と増してくることになると思う。以下、この本の中の重要な部分を抜き書きしておく。今朝はシンガポールから帰国した寺島さんから電話をもらった。「大中華圏の南端に位置して中国の成長力をASEANにつなぐ基点となると同時に、インドそしてオーストラリアの成長力をもASEANにつなぐ基点になりつつある」と述べているシンガポールに数日滞在していたのである。このシンガポールは、「ユニオンジャックの矢」の一角を占めており、今後の世界の動向のキーの一つだ。日々、世界を知る力が積み上がっている。 * 大空から鳥が世界を見晴らすように、宇宙船から地球を望むように、世界の広がりを認識することが必要である。その一方で、虫が地面を這うように、自らの足を使って生身で現代社会を生きる人間の表情に触れること--人間社会の深みを知ろうとする営為も求められる。おそらく、「世界を知る」こととは、そういった試みの集積にほかならない。 * 「おや?」と思う事実にめぐり合った時、固定観念に縛れるのではばく、虚心坦懐に心を開き、時空を超えて視界を広げれば、必ずや「世界」は違って見えてくるはずなのである。 * 現代世界で生じるさまざまな問題に対処する場合にも、空海のように、「全体知」を希求するなかで問題の本質的解決に向かわなければならない、と自分を戒めるのである。 * 「裏日本」「表日本」感覚に象徴されるように、いつの間にか「アメリカを通してしか世界を見ない」というものの見方や考え方を身につけてしまったことを自覚するところからしか、「世界を知る力」の涵養は望めない。 * 地政学的なものの見方というのも絶えず重要ではある、、、、、しかし表面的な現象に惑わされず、地下水脈のように世界に張りめぐらされたネットワークに着目することこそ、(表面的に)激動する現代世界をとらえるうえで、最も重要だと考えている。 * 大中華圏という言葉は、、、、実際に、中国、台湾、香港、シンガポールの産業的連携が深まることによって、大中華圏がひとつの産業的実体となりつつあることを示す言葉なのである。 * 「ユニオンジャックの矢」は、英国にとっては国づくりの根幹をなす戦略なのである。つまり、ドバイ、バンガロール、シンガポール、シドニーと世界の成長センターをつなぐネットワークの基点となることで、英国にヒト・カネ・情報が集まる仕組みをつくりだす。この直線は、そのまま英国の「生命線」なのだ。 * 世界に散在するユダヤ人の間には、何が脈打っているのだろうか。、、わたしは、それを流浪の民ゆえに獲得した(せざをえなかった)「ユダヤ的思想」に求めたい。、、、ユダヤ的思想の基軸は二つである。「国際主義」(という視点)と「高付加価値主義」(という戦略)だ。 * ネットワーク型の視界を持つということは、一見バラバラに見える断片的な現象・情報に対して「相関の知」を働かせることである。 * 20世紀のアメリカは「自動車」と「石油」を相関させることで、「アメリカの世紀」を創造したともいえる。 * オバマ政権の「グリーン・ニューディール」政策が、、。鍵を握るのは技術の相関である。EV(電気自動車)。RE(再生可能エネルギー)、IT(情報技術)がうまく相関・相乗すれば、うねりのような産業技術文明のパラダイム転換がもたらされるかもしれない。 * いま世界は、超大国が支配した冷戦時代を終え、バラバラに分散された小さな部分が、ネットワーク化され相関することで、全体として大きな統合された力を発揮するような時代へと向かいつつある。 * いま日本はようやく、「改革幻想」から解き放たれようとしている。、、、決別した「新・自由主義」の先にどういう花を咲かせるべきかについては、まだ責任ある回答が見えていない。 * アメリカにとってアジア太平洋のゲームは、同盟国日本を基軸とした時代から、日本も中国もという相対的なゲームへと本質的な変化を遂げた。 * こういった国境を超えるネットワークが、うねりのような相関のなかで、世界を突き動かしていくのが21世紀の構図ではないだろうか。、、重曹的に「世界を知る力」が日本人すべてに求められている。 * ネットワークを形成できる国や地域だけが力を発揮できる時代へと、現実は向かいつつある。 * 分散型ネットワークの時代に照準を合わせ、空虚なマネーゲーム的熱狂から距離をとり、技術を育て、事業を育てる---「育てる資本主義」の道を堂々と進むこと、そこに日本の歩むべき道があると思う。 * 日本の国際基盤である対米外交原則をあらためて明確にすることが欠かせないと考える、何よりも日米安保同盟のあり方を根本的に見直し、アメリカと「大人の関係」を構築してれいくことが重要だ。-、、健全な常識にかえることである。そもそも、独立国に外国の軍隊が駐留し続けていることが、いかに不自然な自体であるか。、、外国基地の縮小と地位協定改定を実現すること、それが一歩である。 * もう一点重要なことがある。それは、「アメリカ」をアジアから孤立させない」ということだ。 * 中国に対しても明確な外交原則を確立することが求められている。それは、中国が国際社会の責任る関与者としての役割を果たすよう積極的に働きかけるということである。 * 日米中のトライアングルをより正三角形に近づけるような外交戦略を、日本はいまこそ採用すべきなのである。 * 「友愛」を現実のものとする政治的な行動・ロゴス・政策による肉付けが必要である。その作業を積み重ねることが、すなわち、戦後外交の一大転換につながるとわたしは考えている。 * 相互の利益につながる共同のプロジェクトを積み上げ、その実現過程で信頼関係を段階的に確かなものにしなければならないのである。 * 「東アジア共同体構想」は、、、いまは限りなく空念仏に近いが、その理念を中心にして共通の利益を実現する「段階的接近法」が正当だと思うからである。 * 「世界を知る」こととは、断片的だった知識が、さまざまな相関を見いだすことによってスパークして結びつき、全体的な知性へと変化していく過程を指すのではないだろうか。 * 「世界を知る力」を養うためには、大空から世界を見渡す「鳥の目」と、しっかりと地面を見つめる「虫の目」の両方が必要だと考えている。その「虫の目」を鍛えるのは、なんといってもフィールドワークである、。 * こうした体験の背後にある構造変化が見えてきて、統計を調べてみようと思うのである。身体性を有した体験がすごく大事である。統計の数字を見ているだけではわかない、世界の変化が見てとれるからだ。定期的に出かけているところなら、なおよい。一種の定点観測になって、細かな変化が目につくようになる。 * 生身の身体性を有した体験は、ネットを通じてディスプレイに表示される情報とは比較にならないほどの強い印象を、わたhしたちの脳に刻み込む。それが、文献では得られない強い問題意識を醸成させる。ただし、それを熟成させていくには、文献の力が必要だ。深い知恵は、フィールドワークと文献の相関のなかでしか生まれないのである。 * 「、、、賛成はできなけれども、あなたのものの見方、誠実に物事を組み立てて考えてみようという見方には大いに評価する、という姿勢が外交においても、国際社会を個人賭して生き抜く上でも大切だ」と。こういう姿勢を、外交の世界では「agree to disagree」の関係と呼ぶ。、、、-「賛成はできなくても、相手の主張の論点は理解した」という姿勢をもつことが肝要だ。 * 外を知れば内がわかる。内がわかれば外とつながる回路ができるのだ。 * 以来、わたしの脳裏には、情報は教養を高めるための手段ではない、問題を解決するためにいろいろな角度から集めるものでありということが、強く刻まれるようになる。断片的な情報を「全体知」へと高める動因は、問題解決に向けた強い意志である。 * 世界の不条理に目を向け、それを解説するのではなく、行動することで問題の解決にいたろうとする。そういう情念をもって世界に向き合うのでなければ、世界を知っても何の意味もないのである。 * 「問題は何であり、自分は社会において何をなすべきか」という意識が、わたしを突き動かしてきたように思う。 * わたしの生活を振り返るならば、航空機のなかで、そして列車のなかで、考え込みながら生きてきたようなものである。この移動空間は、ひとりの時間が確保できる場でもあり、沈思黙考、後にしてきた場所で目撃し、確認してきたことを整理することのできる貴重な機会である。 * この本は、若いゼミの学生か現場を支えるサラリーマン、時代を鋭い感性で見つめる知的女性に語りかける意識でつくられたものであり、これを手にした諸君が何かひらめいてくれれば、望外の喜びである。 * わたしは「マージナルマン」という言葉を心に抱いてきた。マージナルマンとは境界人という意味で、複数の系の境界に立つ生き方という意味である。ひとつの足を帰属する企業・組織に置き、そこでの役割を心を込めて果たしつつ、一方で組織に埋没することなく、もうひとつの足を社会に置き、世界のあり方や社会のなかでの自分の役割を見つめるという生き方、それをマージナルマンという。 * 自分の時間を確保する努力をし、会社の外の研究会に参加したり、フィールドワークをする試みを続け、それを毎夜机に向かい整理して作品のにしてきた。 * 自らのテーマをもち、自らのライフスタイルを貫く意志をもちながら、帰属組織に腰を据えて参画する、これがマージナルマンの生き方なのである。 * 産学官の境界を見つめることによって、それぞれの相関のなかで時代が鮮明に見えるということもある。わたしの心のなかでは、産学官のシナジーのなかでひとつの仕事を貫いているという実感がある。世界を知り、課題に挑戦するという仕事である。 * 時代は断片的な分断された知性ではなく、ますます総合化・体系化された知性を必要とする。そうした方向で、わたしの周りに、現場を支える若い知性を育てること、そこに大いなる意欲をかきたてられる
2009/12/30
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「マネジメントデザイン2」という講義では、日本の偉人を紹介しながら、自らのロールモデルを探してもらい、その人物の人生鳥瞰図と、その人物から学んだことをレポートしてもらうということを課している。今年最後の授業で、モデルにしたいと考えている人物を挙げてもらった。数字はエニアグラムという性格タイプ分類で、そのタイプがどの人物に関心を持ったかということを示している。自分の性格タイプにと同じタイプの偉人にあこがれるという仮説を持っているが、どうだろう。http://www.hisatune.net/kinenkan/kinekan_bunrui.htm1.いわさきちひろ・野口英世・正岡子規・岡本太郎・山本五十六・西郷隆盛・司馬遼太郎・山本五十六2.渋澤栄一・宮崎駿・後藤新平・手塚治虫・松下幸之助・司馬遼太郎・新渡戸稲造・ゲバラ・東野圭吾・星新一・手塚治虫・中山晋平・毛利元就3.野口英世・森鴎外・南方熊楠4.北大路魯山人・松本清張・稲葉こう志・宮崎駿・手塚治虫・新渡戸稲造・松井秀喜・正岡子規・松井秀喜・イチロー5.本田宗一郎・藤子不二雄・手塚治・東山魁夷・シューマッハ・二宮尊徳・福沢諭吉・野口英世・イチロー・宮崎駿・森鴎外・牧野富太郎・岡本太郎・水戸光圀6.高杉晋作・宮崎駿・野口英世・松下幸之助・松下幸之助・7.野口英世・村上春樹・岡倉天心・レスポール・樋口一葉・坂本龍馬8.野口英世・野口英世・福沢諭吉・太宰治・呂蒙・福沢諭吉・高杉晋作・岡本太郎9.与謝野晶子・松本清張・太宰治・岡本太郎・カストロ・マッカーサー?. 太宰治・坂本龍馬・松下幸之助・森鴎外・手塚治虫・岡本太郎・宮崎駿・マー君・岡本太郎・モンロー・芥川龍之介・岡本太郎・手塚治虫・石原完爾・山本五十六・本田宗一郎・太宰治・高杉晋作・宮崎駿・石ノ森章太郎・浜崎あゆみ・野口英世・与謝野晶子・福沢諭吉・森鴎外
2009/12/29
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カバーの袖に「読み出したら止まらない、日本論の金字塔、ここに誕生。」とある。読み終わって、そのとおりだと納得した。内田樹の「日本辺境論」(新潮新書)である。中国、ヨーロッパ、アメリカなど常にどこかに世界の中心を定めて、自らを辺境人として位置づけ、独特の「学び」を続けてきた日本人の長い歴史がある。その学びを忘れて世界を語ったのが日露戦争から太平洋戦争までの時代であり、それが日本の暗黒の時代だった。「辺境人」であることの特質をわきまえてとことんやっていこう、というのがこの本の主旨である。 * 「私達はたえず外を向いてきょろきょろして新しいものを外なる世界に求めながら、そういうきょろきょろしている自分自身は一向に変わらない。」(丸山真男) * 「何となく何者かに押されつつ、ずるずると国を挙げて戦争の渦中に突入したというこの驚くべき事態は何を意味するか。」(丸山) * 人種や信教や言語や文化を超えるような汎通性を持つような「大きな物語」を語る段になるとぱたりと思考停止に陥る。 * 「世界標準に準拠してふるまうことはできるが、世界標準を新たに設定することはできない。それが辺境の限界です。 * 指南力のあるメッセージを発信するというのは、「そんなことを言うのは今のところ私の他に誰もいないけれど、私はそう思う」という態度のことです。 * どうして「そういう判断に立ち至ったのか、自説を形成するに至った自己史的経緯を語れる人とだけしか私たちはネゴシエーションできません。 * 弟子はどんな師に就いても、そこから学びを起動させることができる。 * さまざまな人間的資質の開発プログラムを本邦では「道」として体系化している。 * 「学ぶ」力こそは日本最大の国力でした。、、、。ですから、「学ぶ」力を失った日本人には未来がないと私は思います。現代日本の国民的危機は「学ぶ」力の喪失、つまり辺境の伝統の喪失なのだと私は考えています。 * 日本的コミュニケーションの特徴は、メッセージのコンテンツの当否よりも、発信者受信者のどちらが「上位者」かの決定をあらゆる場合に優先させる点にあります。 * 表音文字は図像で、表音文字は音声です。私たちは図像と音声の二つを並行処理しながら言語活動を行っている。でもこれはきわめて例外的な言語状況なのです。 * 日本人の能は文字を視覚的に入力しながら、漢字を図像対応部位で、かなを音声対応部位でそれぞれ処理している。記号入力を二箇所に振り分けて並行処理している。 * 従属的・模倣的な「外向きの自己」と、、、、卓説性を顕彰しようとする傲岸な「内向きの自己」に人格分裂するというかたちで日本人は集団的に狂ったというのが岸田秀の診断でした。 * 列島の「東夷」という地政学的な位置と、それが採用した脳内の二箇所を並行使用するハイブリッド言語によって、「外」と「内」の対立と架橋は私たちの文化の深層構造を久しく形成していたというアイデアです。日本辺境論 (新潮新書) * 作者: 内田樹 * 出版社/メーカー: 新潮社 * 発売日: 2009/11 * メディア: 新書 * 購入: 5人 クリック: 87回 * Amazon.co.jpで詳細を見る日本列島の地政学的位置による辺境心理と、その地政学的位置がもたらした漢字とかなの入り混じった日本語を使用する中で身についた独特の脳の働き、これが日本と日本人を形作ってきたというのが、内田樹の行き着いた地点であり、その特殊性を自覚し、突き詰めていくのが我々の進むべき道である、これが内田の主張である。内田の行き着いた地点には同意するが、モデルにすべき「世界」が見あたらない今、「学ぶ」力の過剰さという現状から脱皮して、この独特の脳の特質をいかすことのできる図という言語を用いて、辺境人自ら「考える」力を養うべきだと思う。
2009/12/28
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ブリジストン美術館で開催中の「安井曾太郎の肖像画」展をみた。安井曾太郎(1888-1955年)は、同い年の梅原龍三郎と画界を二分する力量の持ち主だったが、肖像画を多く描いたのも特徴である。その肖像画は、26歳パリから帰国した直後にち「父の像」「母の像」などを描いたところから始まっている。* 乃木大将のめいの長女・野瀬由伎子を描いた「坐像」。安井式肖像画の誕生を告げる絵。* 小田切容子がモデルの「金蓉」。安部能成先生「はやぶさが獲物を狙うように自分を睨みつけた」、小宮豊隆先生「ポーズをすると安井さんの真剣な態度で、くたくたに、くたびれて了った」とこのモデルは述べている。* 第二高等学校校長の玉蟲一郎一(1868-1942)の校長退職記念で描いた「玉蟲先生像」。「玉蟲さんは実にきちんと座られてほとんど動かれなかった。、、古武士の様な所があった。」。のちに安井は一策を選ぶとという問いに対して「玉蟲先生像」を挙げている。* 日銀総裁・深井英五(1871-1945)の退官記念で本人が所望した「深井英五氏像」。日銀総裁には退官時に記念品を選ぶことができ、玉蟲先生像が気に入っていた深井は安井の描く肖像画を選んだ。「ものを言おうとする直前の表情」。贅沢な記念品である。* 14歳の中部夏子をモデルにした「少女像」。夏子は大洋漁業社長をつとめた中部謙吉(1896-1941)の娘。* 東大総長をつとめた「長與又郎博士像」。弟子たちが寄付を募り発注したもの。又郎の弟は白樺派の文学者・善郎で安井と親しかった。* 随筆家・福島慶子(1900-1983)をモデルにした「F氏夫人像」。* 内務省の松原久人を描いた「松原氏像」* 満鉄や華北公社総裁をつとめた宇佐美寛爾(1884-1954)を描いた「宇佐美氏像」。* 文部大臣・安部能成(1833-1966)を描いた「安部能成像」。* 外務大臣・藤山愛一郎(1897-1985)の「藤山氏像」。* 夏目漱石の「三四郎」のモデル小宮隆太郎(1884-1966)は玉蟲先生像を描くときに仲介をしたが、今度はその本人が描かれた「小宮隆太郎氏像」。* 「大観先生像」は、立派な顔で有名だった「異貌の人」横山大観を小林古径、安田、梅原龍三郎、児島喜久雄、そして安井曾太郎5人で一度に写生会で「それぞれが描いた。安井は独特のデフォルメで描いた。* 「画室にて」は、夫人の安井はまの56歳のときの像。* マルクス経済学者で法政大学総長になった大内兵衛(1888-1980)の像は、還暦記念に教え子たちが発注した作品。* 「安部能成君像」は三作目であるが、一高校長をつとめた時の教え子たちが古希の記念として贈ったものだ。この安部は、安井の葬儀委員長ををつとめた。副委員長は梅原龍三郎。* 「仕事中の本多先生」は、東北大学総長をつとめた本多光太郎(1870-1954)の在職25周年記念の作品。手を組んでいる。安井は仙台と深い縁がある。* 「徳川圀順氏肖像画」は、水戸徳川家第13代当主で貴族院議長の徳川圀順(1886-1969)の貴族院議長退任時に肖像画が描かれるという慣例で描いたもの。 徳川は「私はこんなおやじかとがっかりしたが、安井さんに描いてもらわれた方が皆いわれるように、自分もだんだん絵に似てくるように思われる」と述べている。* 信濃毎日社長、信越化学社長をつとめた小坂順造(1881-1960)を描いた「小坂氏像」。この人物の長男・善太郎は外相、三男・徳三郎は運輸相。----------------------------------------この展覧会を見ていると、偉い人物が役職を退くときや、長命のお祝いに、肖像画を贈るという伝統が最近まであったことがわかる。現在は写真で済ましているいのだろうが、肖像画で残すというのも面白い慣習である。描かれた人たちは、それぞれ不満の様子やとまどいがあった。それは、省略と誇張を重ね、戯画化にいたる直前で踏みとどまるという安井の作風によるのだろう。「ネクタイが一寸曲がっていたりで先生(本多光太郎)自身は余りお気に入りではなかったそうだが、皆がいいというので(それはいいわなあ)となったとか」というエピソードも残っている。肖像画は似ているかどうかという点でその人物をよく知っている人の目にさらされるので評価が厳しくなるが、安井は絵画として描いているようである。この点は難しいところだ。安井は生涯で30点ほどの肖像画を描いているが、徳富蘇峰の肖像画だけは描かなかった。友人の志賀直哉が「あんな奴を描くのか」と言ったという。戦前のオピノンリーダーだった蘇峰に対する激しい憤りだった。「その瞬間、私は並み居る人々皆が、私を見て笑っているように思われまして、実に恥ずかしい気持ちで困っていました、、」「安部君はいい顔だからもう一度書きたい」「人ならば、話し、動き、生活する人を描きたい。その人の性格、場合によっては職業までも充分現わしたい。」「よきポーズと、よき背景を得ば、その絵は成功であると言ってもよき位である。」世界でもっとも多くの肖像彫刻を残している朝倉文夫は、明治の元勲を残らず作ろうとしていて、そのときの交流を楽しんでいたが、人物の肖像画の世界も興味深い。
2009/12/27
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京橋のブリジストン美術館で開催中の「安井曾太郎の肖像画」展を見に行く。この美術館はブリジストンの創業者・石橋正二郎が1952年に設立した西洋美術、日本近代美術を中心とした私立美術館で、財団法人石橋財団が運営している。ブリヂストンの創業者である実業家石橋正二郎の収集した美術品を展示するため、京橋のブリヂストンビル内に開館した。石橋正二郎は昭和のはじめ頃から日本の近代絵画の収集を始め、西洋美術の収集に本格的に乗り出したのは第二次大戦後である。石橋は、戦前にすでに日本にもたらされていた西洋美術のコレクションを、戦後まとまった形で入手し、美術館開館までのわずか数年間に日本有数の西洋美術コレクションを形成している。この石橋正二郎は政治家・鳩山一郎を支援し、一方で美術品の蒐集にもあたった。現世を司る「政治」と永遠の美を見つめる「美術」、この二つが財をなした実業家の金の使い道である。ブリジストン美術館のコレクションは素晴らしい。きょうはこの美術館と深い関係のある安井曾太郎の企画展で、多くの肖像画を見た。偉い人の顕職の退任時や還暦や古稀の記念に弟子たちが費用を負担して、肖像画をプレゼントする習慣が最近まであったことがわかった。「安井曾太郎の肖像画」、(ブリジストン美術館)、「自画像の美術史」(三浦篤)、「ライバル 日本美術史」(室伏哲郎)を購入。読み始めた。本日は多摩大学のインターゼミの論文の提出日。寺島学長による短い講話の後、五つのチームが論文を提出した。2週間前の発表にもとづき、文章化した論文の形になった。内容はともかく難しいテーマを何とか共同作業で1年間で形に出来た。大きな成果だと思う。前日の戦略会議で寺島学長が「関わった教員とインターゼミ生の熱意と能力に自信を深めた」と発言していたが、世の中に発信すべきコンテンツが継続して積み上がっていくという仕組みができあがったと思う。時間の途中だったが、寺島実郎学長と担当の先生たち数人とのそば屋で軽い懇親会。雑誌「世界」の「赤胴鈴之助と月光仮面」の論文の話なども聞いて面白かった。その後は、学生たちとの打ち上げ会を神田小川町で開催。教員、職員もほとんど参加して楽しい時間を過ごした。二次会も行われたが、私は余韻に浸りながら、帰宅中する。今年はこれで、終了!
2009/12/26
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多摩キャンパスで、今年最後の「マネジメントデザイン2」の13回目の講義。 * 年末年始の過ごし方のアドバイス。「世界を知る力」(寺島実郎)を読むこと。774年生まれの空海(「空海の風景」)から1902年の日露戦争(「坂の上の雲」)まで日本の歴史を書き換えた司馬遼太郎の作品(2005年現在で、「龍馬がゆく」は2125万部、「坂の上の雲」は1475万部、「翔が如く」は1070万部、「街道をゆく」は1051万部、、、)を読むこと。 * 最終レポート。「私のロールモデル○○○○の人生鳥瞰図」と「私のロールモデル○○○○から学んだこと」(A4二枚程度)。本日配布した「人生鳥瞰図」の例、昨年の受講生の描いた新渡戸稲造、・寺山修司・松下幸之助・宮崎駿の人生鳥瞰図を解説。終了後、九段サテライトへ。入試委員会。両学部のすり合わせがメインであるが、AO入試という形態全体を多摩大は「志(こころざし)入試」と呼ぶことになった。今年最後の戦略会議。大きな懸案の結論がでた。夕刻からは、NPO法人知的生産の技術研究会のメンバー3人(八木さん・近藤さん・中村さん)と新宿の「花椿」でコーヒーを飲みながら、あるプロジェクトの打ち合わせ。和気藹々とした雰囲気で楽しい時間を過ごした。----------------「知の現場」のサイトができました。順次、取材エピソード、動画などがアップされていきます。http://tiken.org/tinogenba/日経ビジネスアソシエ・オンライン 久恒啓一氏の「絶対に身につけたい仕事術」とは?http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20091217/201624/?P=2&gr朝日新聞に「知の現場」の広告。新宿紀伊国屋では全冊売り切れだった。
2009/12/25
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秘書の近藤さんといくつか打ち合わせ。学長室定例ミーティング。多摩大ホームページの定例打ち合わせ。今年は「唯一無二」(広報会議9月1日号)のHPを「創る」ことがテーマだったが、来年はさらに充実させるとともに、具体的な成果につなげるために「活かす」ことを考えていきたい。インターゼミ「東鳴子温泉活性化チーム」の論文の形ができて、メンバーの4人が相談にきたので、全体タイトルや各章のタイトルの見出し、それから全体の組み立てについてアドバイスをする。土曜日の最終提出時には、形の整った論文になるはずだ。それから、細かい部分は年末年始に確かめて1月9日に最終提出。今年最後のホームゼミでは、全員に年末年始の予定をしゃべってもらう。バイト、広島や静岡への帰省、趣味の美術館巡り、「世界を知る力」の読書、、。私からは「年末年始の計画を書き出すこと」「ブログを続けること」「今年一年を総括し、来年の計画を立てること」「世界を知る力」を読破すること」を伝える。一歩一歩、歩んで欲しい。教員ラウンジで、今年度で定年退職する星野先生と教務委員長の杉田先生と歓談する。星野先生から教育関係のアドバイスをもらう。クリスマスイブの夜は、家内と近くのイタリアンレストランで今年を振り返りながら食事。ほとんどがカップルだった。昨年は新居に引っ越したばかりだったが、同じ店でクリスマスイブを過ごした。今年一年もいろいろアップダウンがあったことを思い出す。----------------今日のTWEET.# 「先日弾丸カ唇ヲ擦過テ戦争ノ良記念ヲ残セリ、最早全治セリ」「父サンハシバラクブリニ一休ミサ」、「家財道具ヲ売リ飛ハシ鍬デモ買ツテ置ヒテ呉レ」(秋山好古の家族への手紙が発見された) 約15時間前 webで##Appleが2010年1月に大規模な新製品発表会を行う見通しであることが明らかになり、、。タブレット型ネットブックが発表されるのではないかhttp://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091224_apple_new_jan/ 約16時間前 webで#「絶対身につけたい仕事術」 http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20091217/201624/?P=2&gr 約16時間前 webで# @mna3 pmedetpui!おめでとう! 約20時間前 webで mna3宛#あと130で1000ツイートじか。一日平均9という計算。少しがんばって年内に達成したいなあ、、。 約20時間前 webで#今日の川柳 「ヘボゴルフ 練習場で ファーの声」(オーイ同将) 約22時間前 webで#「知の現場」(NPO法人知的生産の技術研究会編・東洋経済新報社)、いよいよ発刊です。「仕事の進め方、情報の接し方、テーマの選び方、、、。あなたはどの型を採用してみる?」「21名の賢者が語る「知的生産・私の流儀」。http://d.hatena.ne.jp/k-hisatune/ 約23時間前 webで#今日も生涯の一日なり。-------------------------------この記事を書いているのは25日の早朝だが、朝日新聞に東洋経済新報社から出した「知の現場」の広告が載っている。 仕事の進め方、情報の接し方、テーマの選び方、、、。あなたはどの型を採用してみる? 寺島実郎氏、小飼弾氏、小山龍介氏など、知のスペシャリスト21名の書斎、オフィスなどを訪ね、「知の構想」現場を取材。 久恒啓一監修 NPO法人知的生産の技術研究会編。
2009/12/25
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八重洲ブックセンターで、「知の現場」(東洋経済新報社)に関わったメンバーで待ち合わせて、本日から大手書店に並ぶこの本がどのようなところに並べてあるかを確認する。一階の話題のビジネス本のコーナーに2面を使って配置されており、よくみかける著者の新刊がまわりにある。また、エスカレーターをのぼった正面にもいい場所にやはり表紙を見せて配置されている。その左の方には、わたし自身の新刊「あなたの人生が上手くいく7つの成功法則」(三笠書房)も棚に表紙を見せて並んでいた。「今日の一枚」は、NPO法人知的生産の技術研究会が総力を挙げて実施したこのビッグプロジェクト参加した18名のメンバーのうち、都合のついた人が新刊を並べた棚の付近で記念撮影したもの。終了後、2時間ほど懇親会をして苦労話に花が咲く。来年40周年を迎えるこのNPO法人は、わたし自身が30歳の頃から深く関わった能力開発装置だった。2008年4月から11年ぶりに東京に戻って、理事長としてこの組織をどのように運営していこうかと考えた。「知的生産の技術」を標榜しながら、最近はセミナーを開いてはいるが、具体的な知的生産物を生み出していない。その主因は、人材と資金の不足であった。昨年の末に、Chabo!のプロジェクトで、東洋経済新報社の編集者と会ったとき、その責任者が、90年に出したわたしの「図解の技術」(日本実業出版社)の若い担当者だった。そこから何か企画を、とういことになって提案したのがこの企画だった。そのとき、「知の現場」というタイトルが決まった。現代を疾走する著名人達の「知の現場」を訪ねるというこのプロジェクトは、若い会員たちにも「わくわく」するものだったらしい。現在の組織の課題を胸に人と出会い、信用と人脈という過去の資産を生かすことができる絶好のプリジェクトが誕生したというわけだ。この1年、みんなで忙しくインタビューと原稿書きに精を出して、ようやく年内に刊行できた。知の現場知の現場登場する人達は、寺島実郎、奥野宣之、北康利、樋口祐一、武者陵司、望月照彦、松田忠徳、野村正樹、久保田達也、久恒啓一、久米信行、昇地三郎、小中陽太郎、小山龍介、望月実、松山真之助、山田真哉、原尻淳一、田中靖浩、小飼弾、桝井一仁の各氏。この21人を「書斎派の人々」「フィールド派の人々」「出会い派の人々」「場所を選ばない人々」と仮りの分類をしてみた。以下、それぞれのタイトルを並べてみるが、本の中身が透けて見える気がする。 * 寺島実郎「常に問題解決型思考で臨む」 * 奥野宣之「1冊のノートさえあれば情報の整理ができる」 * 北 康利「知とはイーグル・アイで考え、人と会って話を聞くこと」 * 樋口裕一「小論文指導こそ我が基本」 * 武者稜司「現代ピラミッドの建設を提唱する」 * 望月照彦「宇宙を構想して身の丈で生きる」 * 松田忠徳「温泉で心と体を治し、温泉学の確立を目指す」 * 野村正樹「鉄道と二宮尊徳が、知の原点」 * 久保田達也「実体験が知の源泉」 * 久恒啓一「現場の知、を創造する」 * 久米信行「領域を超え、大きな流れにつながる」 * 昇地三郎「世界中に手作りおもちゃ教室を広げる」 * 小中陽太郎「世界を書斎に、リベラルな国際活動を目指す」 * 小山龍介「イノベーションを生み出すための仕事術」 * 望月実「知識よりもアウトプット力」 * 松山真之助「Moso力で社会起業家的プロジェクトを」 * 桝井一仁「オンリーワン人生を楽しむ」 * 山田真哉「自然体で、高いレベルのアウトプウトを生み出す」 * 原尻淳一「優れたデータベースシステムから優れた企画を生み出す」 * 田中靖浩「落語に知の究極を見る」 * 小飼 弾「暴れる情を知で抑える」このプロジェクトの結果、当初の目的であった人材育成と財政再建(売れる量にもよるが)の両方が実現できたと総括している。すでに人材の発掘と成長が確認できたので、来年からの知研の活動が楽しみになってきた。組織の盛衰は、議論ではなく、こういうプロジェクトの企画と実行という一点にかかっている。プロジェクトの遂行の過程で人が育ち、その成功が次のプロジェクトを生む。仕事が人をつくり、人が仕事をつくる。こういう循環のスパイラルループに乗って、やっていきたい。まず、25日の朝日新聞朝刊にこの本の広告が出ることになっており、1月早々には日経新聞でも広告が予定されているとのこと。
2009/12/23
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今日も忙しかったが、夜は宮城大学時代の教え子たちとの懇親会だった。宮城大時代、わたしは「顧客満足ゼミ」を担当しており、そのときのメンバーで東京勤務の人を中心に集まった。一期生、二期生、三期生、五期生、六期生。楽しくてあっという間に時間がたってしまう。年齢は20代後半からだが、一期生が32歳というところで、みんな頑張っており、勢いがいい。以下、集まったメンバー。 * 大阪のユニバーサルスタジオジャパンの一期生で、東京オフィスで働くNさん。もうすぐ産休に入るとのこと。 * 伊藤園で、現在は立川にいるH君。この前新宿の雑踏の中で声をかけられた。 * 早稲田大学ビジネススクール(大学院商学研究科MBA)2年生に在学中のK君。ノルディックフィットネス協会の事務局も。東北経済連合事業化センターでナビゲーターも。 * 明治大学法科大学院を今年出て司法試験の来年合格を目指すI君。 * 大日本印刷で包装パッケージの営業を担当しているS君。卒業以来初めて会った。 * ディスコで学生採用の仕事をしており、多摩大も担当しているO君。 * 中小企業診断士試験受験中のS君は名古屋在住。 * 楽天でシステム開発を担当しているKさん。六本木から移って今は品川本社勤務。現在楽天には4人卒業生がいるとのこと。若い会社で上司の部長は30歳とか。 * インテリジェンスにつとめるI君。わたしのゼミではなかったがお父さんをよく知っている。 * I君の弟で、インターゼミ(社会工学研究会)にも入ってる多摩大3年生の同じくI君。途中、JR東日本勤務のSさんから電話があって、久しぶりに話をした。今はJTBに出向しているそうえで天王洲にいる。この会の様子をTwitterで流したら、青森出身の7期生のM君から反応があった。短い時間だったが、みんなの近況を聞いていると日本経済の縮図を眺めているような感じがした。最近、ビジネスマン向けに書いているわたしの本は読者として彼らを意識している。最近著「あなたの人生が上手くいく 7つの成功法則」(三笠書房)を紀伊国屋で買って、プレゼントした。ぜひ読んで欲しい。----さて、昼はギリークラブの渡辺さんと食事をしながら、いろいろとアイデア出しをする。その後、14時からは、新宿のJR東日本本社での今年最後の研修の講師をつとめる。出席者は87人だった。終了後のミニパーティにも出て、何人かと話をする。今回は女性の社員とも話ができた。時間があったので、紀伊国屋書店をぶらつく。今日は、ずっと新宿だった。
2009/12/22
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夕刻19時から、「寺島実郎の視座--2009年の総括と2010年の展望」というタイトルの講演会(GIN総研主催)が日本工業倶楽部で行われた。200人近くの人が静まりかえって一言一言に聴き入った。「相関という知」「大中華圏」「米国東海岸訪問で世界戦略に関わる人々と会ったが、日米関係の現状を知らない」「経済と軍事の両輪で日米戦略対話が必要」「平成の条約改正(日米関係)を」「常識に還れ(軍隊の長期滞留)」「日本をとりまく脅威とは何か」「日米安保ビンのふた論」「東アジア共同体へ向けてプロジェクトを積み上げていく」「無極化時代には筋の通った理念が必要」「「日本の非核平和主義が説得力を持ったキーになってくる」「限りないファシズムへの予感」「知性が問われている」「一日なまければ日本が一日遅れる(秋山真之)」「09年上期の物流。米国13.5%、中国20.5%、大中華圏30.6%、アジア49.4%」、、、。会場には、企業、メディアなどの関係者が中心だが、多摩大関係者、インターゼミの学生達も6人ほど参加。電源開発の元社長、ジャパンFMネットワークの大河内さん、田村学園の田村常務理事、プレジデント社の阿部さんなどと歓談。配られた「世界」1月号の「脳力のレッスン」は「赤胴鈴之助と月光仮面--問いかけとしての戦後日本(その8)」が面白かった。素手と気合いで空気を動かし相手を倒す術である赤胴鈴之助の「真空切り」は、戦争を放棄し平和主義に徹する戦後日本の姿に通じる。「正義の味方」「月よりの使者」月光仮面」は当時日本のモノづくりを牽引していたオートバイ産業のオートバイに乗って現れた。今、うっすらと赤胴鈴之助と月光仮面を期待する受け身の心理がどこかに潜在している。以上のような論考だった。この講演会の前に、丸の内の丸善で本を眺める時間があった。一階の入ってすぐ左には、「松丸本舗。松岡、丸善。丸善、主宰。松岡正剛、編集。 」というタイトルのコーナーが設置されていた。千夜千冊の松岡正剛と丸善のコラボレーションで、著名人の本棚そのものを見せるという趣向らしい。http://www.matsumaru-hompo.jp/丸善にはあらゆる本が並んでそれぞれが自己主張をしているが、特設コーナーに飾ってある本は、結局「生き方」に関係するテーマばかりだと改めて思った。経済も政治も古典も、生き方と関係して読まれている。ベストセラーコーナーでは、寺島実郎さんの「世界を知る力」(PHP新書)が9位に入っていた。わたしの名前で検索すると57冊がヒットした。勝海舟の「氷川清話」の幕末から明治にかけての人物評が面白かったので購入。藤田東湖「本当に国を思うという赤心がない。」、西郷南洲「いわゆる天下の大事を負担するものは果たして西郷ではあるまいか」、佐久間象山「物識りだったヨ。、、しかし、どうも法螺吹きで困るよ。」、木戸孝允「西郷などと比べると非常に小さい。しかし綿密な男さ。使い所によりては、ずいぶん使える奴だった。」、陸奥宗光「ひとの部下について、その幕僚となるに適した人物、」、、、。勝海舟の人物を見る眼は冴えている。講演終了後は、八木哲郎さんとコーヒーを飲みながら、歓談する。昼間は、予算委員会。その後、学部長の諸橋先生とじっくり意見交換。
2009/12/21
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近所にある源泉掛け流しの温泉に浸かり、行きつけの整体で体を整え、書店で本を買う。日本辺境論 (新潮新書) * 作者: 内田樹 * 出版社/メーカー: 新潮社 * 発売日: 2009/11 * メディア: 新書 * 購入: 5人 クリック: 72回 * Amazon.co.jpで詳細を見る半島へ、ふたたび * 作者: 蓮池薫 * 出版社/メーカー: 新潮社 * 発売日: 2009/06 * メディア: 単行本 * 購入: 5人 クリック: 10回 * Amazon.co.jpで詳細を見るコミュニティを問いなおす―つながり・都市・日本社会の未来 (ちくま新書) * 作者: 広井良典 * 出版社/メーカー: 筑摩書房 * 発売日: 2009/08/08 * メディア: 新書 * 購入: 4人 クリック: 12回 * Amazon.co.jpで詳細を見る
2009/12/20
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10時40分:多摩キャンパスで教授会。12時10分:大学入試センター試験説明会14時30分:九段サテライトでホームページ打ち合わせ15時30分:学長と打ち合わせ16時20分:インターゼミ(社会工学研究会)--------------------今日は学長と雑談も含め、じっくりと打ち合わせができた。「知の現場」(東洋経済新報社)の見本も贈呈する。寺島実郎著「世界を知る力」(PHP新書)が、売れているようだ。2万部刷って出したばかりだが、本日7千部の増刷が決まったそうだ。いつもの本と違ってやさしい語り口で書かれており、読みやすい。硬派論客としての知名度とも相まって、この新著は相当売れて多くの人に考えが伝わると思う。オビには「全体知の巨人」とある。寺島さんの全体像については次を参照されたい。http://www.tama.ac.jp/terashima/さて、今回は、本文の内容ではなく、「はじめに」と「あとがき」から、寺島さんの世界を知るためのスタンスを書き抜いておく。 * 「世界を知る」といいつつ、実は、偏狭な認識の鋳型で「世界」をくり貫いているだけだということが生じたりする。鋳型が同じであるかぎり、断片的な情報をいくら集めたところで、「世界」の認識は何も変わらない。 * いまこそ、時代や環境の制約を乗り越えて、「世界を知る力」を高めることが痛切に求められているのではないか。 * 高名な禅の研究者、鈴木大拙のように「外は広く内は深い」という問題意識に立てばいいのである。 * 過去から現在へとつながる筋道を検証することによってのみ、未来を生きるための知恵が求められる。 * 大空から鳥が世界を見晴らすように、宇宙船から地球を望むように、世界を認識することが必要である。その一方で、虫が地面を這うように、自らの足を使って生身で現代社会を生きる人間の表情に触れること--人間社会の深みを知ろうとする営為も求められる。 * 「問題は何であり、自分は社会において何をなすべきか」という意識が、わたしを突き動かしてきたように思う。 * わたしの生活を振り返るならば、航空機のなかで、そして列車のなかで、考え込みながら生きてきたようなものである。この移動空間は、ひとりの時間が確保できる場でもあり、沈思黙考、後にしてきた場所で目撃し、確認してきたことを整理することのできる貴重な機会である。 * この本は、若いゼミの学生か現場を支えるサラリーマン、時代を鋭い感性で見つめる知的女性に語りかける意識でつくられたものであり、これを手にした諸君が何かひらめいてくれれば、望外の喜びである。 * わたしは「マージナルマン」という言葉を心に抱いてきた。マージナルマンとは境界人という意味で、複数の系の境界に立つ生き方という意味である。ひとつの足を帰属する企業・組織に置き、そこでの役割を心を込めて果たしつつ、一方で組織に埋没することなく、もうひとつの足を社会に置き、世界のあり方や社会のなかでの自分の役割を見つめるという生き方、それをマージナルマンという。 * 自分の時間を確保する努力をし、会社の外の研究会に参加したり、フィールドワークをする試みを続け、それを毎夜机に向かい整理して作品のにしてきた。 * 自らのテーマをもち、自らのライフスタイルを貫く意志をもちながら、帰属組織に腰を据えて参画する、これがマージナルマンの生き方なのである。 * 産学官の境界を見つめることによって、それぞれの相関のなかで時代が鮮明に見えるということもある。わたしの心のなかでは、産学官のシナジーのなかでひとつの仕事を貫いているという実感がある。世界を知り、課題に挑戦するという仕事である。 * 時代は断片的な分断された知性ではなく、ますます総合化・体系化された知性を必要とする。そうした方向で、わたしの周りに、現場を支える若い知性を育てること、そこに大いなる意欲をかきたてられる。
2009/12/19
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本日の講義のテーマは「日本への回帰」。取り上げた偉人は、司馬遼太郎・柳田国男・岡倉天心・古賀政男・柳宗悦・池田満寿夫・東山魁夷・夏目漱石・南方熊楠・村野四郎・小野道風。寺島実郎「世界を知る力」と知研編「知の現場」の紹介をしておいた。NHKの「坂の上の雲」に影響もあり、司馬遼太郎に関心が高かった。昼休みは、杉田先生と少し話。樋口先生に「中津の少年時代」が載っている「邪馬台」を手交。一旦自宅に戻り、我が家にとって大事な来客者に会う。夕方、品川で昔の上司(中村いささん)が役員をつとめている研修企画会社と仕事の打ち合わせ。夜は社会人大学院の講義「社会的合意形成論」の7回目。本日の材料は、最近発刊の「日本の論点2010」(文芸春秋社)の日本経済に関する識者の論考。論者によって長期と短期の経済予測が違うが、まさに論点が明確になった感じがする。Twitterも話題になったので、参入者も出てくるだろう。「経済成長はもはや幻想か。成長モデルは終焉した」「安全・安定は、停滞・衰退に同じ。危機意識こそが企業を成長させる原動力」「年功序列、定年なし。社員に安心と希望を与えるのが中小経営の要諦」「大成功は失敗の連続から生まれる。たゆまぬ創意工夫こそ唯一の活路」「社会問題を持続可能なビジネスによって解決せよ。社会起業のすすめ」「問題は成長率ではない。今こそ産業構造を転換し、生活の豊かさを実現せよ」「危機は去った。米国主導で世界経済がV字回復する理由」「あなたの会社の明日は大丈夫か?こんな経営者が会社をダメにする」「ゼロ成長下の豊かさ論を排す。実質2%成長が可能である大いなる根拠」、以上9点。以下、現時点までの受講者の感想。(順次、追加していく予定) * 本日の講義は、最近発刊された2009年度版の日本の論点の経済に関する項目を一人一人が筆者が違うものを担当し今後の日本の経済活動についてを見るものでした。私の担当は財部誠一さんが書かれた、日本の企業はイノベーションで頑張って行こうと言う内容でした。イノベーションを行う企業として、ブラジルで成功している味の素と日本から世界に発信しているユニクロを例として取り上げられていました。ユニクロを例にすると一割の成功でもこの不況下では最高益を出している。財部さんが言うイノベーションのひとつは温故知新と言うことも有りなんだ、幾つかの失敗も成功のための勉強ととらえれば、それを肥やしに失敗をしないためにどう売ればよいか発想を変えて次に成功すればよい。そして、営業は地道に行うことと共に、大胆に消費者へインパクトを与える広告を打つことでヒットすることもある。人はものを購入することはやめない、ではどういう手を打つかそれを考え抜いて、あらゆる手を打って刺激し消費を駆り立てるそんな活動をやめてはいけないと言うことだ。他の人の図解を見ると、それぞれ個性が出ていてしかもとらえて主張しているところに工夫をしている。図解に正解はないようであるが、論点を整理し相手に理解させるには良いものであると再認識しました * 今日私は、「日本の論点」の飯田泰之氏の主張を図解しました。内容は、「実質2%の経済成長が必要であり、それは可能である」というものです。飯田氏の主張としては、生産性向上に伴って経済成長をしなければ失業が発生するなど、分かりやすい論点を述べられていたので図解にも比較的落とし込みやすかったです。しかし、具体的な成長策となると、「日本の論点」の様々な論客も主張が異なることが分かりました。私が担当した飯田氏は、高機能・高付加価値製品の生産を主眼においていましたが、他の方が読まれた記事では政府主導の内需拡大策を提案していたり、公益分野の民営化が提案されていたりと様々でした。日本の進むべき道も、捉え方によって実に多様であり、こうした論点をまとめあげていく、社会的合意形成、構想力がトップマネジメントに必要なのだろうと感じました。単に記事を図解するだけにとどまらず、相手との合意を図る図解能力というのが大切なように思いました。
2009/12/18
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NPO法人知的生産の技術研究会(私は理事長をつとめている)の今年最大のプロジェクトが本として結実した。「知の現場」というタイトルで東洋経済新報社から12月24日に刊行されるが、本日見本が二冊届いた。このNPO知研の40周年記念として企画したもので、組織の総力を挙げて21人の先生方の知の現場を取材し、それを一冊の本にまとめた。私はこの企画の発案者と監修者という立場で関わったのだが、多くの若いメンバーが存分に力を発揮したプロジェクトになったため、進行の全体と取材への同行が主な役割となった。このプロジェクトの遂行によって、このNPOの足腰がしっかりしたのが最大の収穫となった。まさに、人はプロジェクトによって育つ。現代を疾走する21人の賢者たちの活動が横断比較しながら一望できる内容となっており、それぞれがまた深く示唆に富む語りとなっており、監修者としてとても満足している。登場する人達は、寺島実郎、奥野宣之、北康利、樋口祐一、武者陵司、望月照彦、松田忠徳、野村正樹、久保田達也、久恒啓一、久米信行、昇地三郎、小中陽太郎、小山龍介、望月実、松山真之助、弁護士、山田真哉、原尻淳一、田中靖浩、小飼弾、桝井一仁。このプロジェクトの全体像がよくわかると思うので、監修者の立場で書いた「あとがき」を掲げる。--------------あとがき 現在のNPO法人知的生産の技術研究会が、まだ「知的生産の技術」研究会という任意団体だった四半世紀前に、当時新人だった私たちは本をつくるというチャンスに恵まれた。 それは、2年間の準備期間を経て1983年に「私の書斎活用術」(講談社オレンジバックス)という本に結実したのだが、今思い起こすと著名人の自宅の書斎や仕事場を訪問し、自ら質問し、持参したカメラで写真にとり、原稿に起こすというこの貴重な得難い経験は、今でも私自身の血肉となっていることを実感している。ご登場いただいたのは、紀田順一郎、加藤英俊、下重暁子、和泉育子、長谷川慶太郎、植田康夫、高根正昭、藤本ますみ、松本道弘、加藤栄一、小中陽太郎、池中万吏江、河原淳、水木しげる、浜野安宏、小室直樹という当時のトップランナーの先生方だった。この16人を「書斎派」「仕事場派」「アジト派」「アトリエ派」「デン派」というように、書斎をどのような呼び方をしているかという基準で分類をしてみた。その後、25年以上の年月が経ったのだが、私自身の研究会の長い活動のなかでももっとも記憶に残る、楽しい、充実した経験だった。 このたび、「知研」で本を出すという企画が持ち上がってきたとき、自分たちが育ったこのようなプロジェクトを遂行したときに味わう高揚感を会員たちに経験してもらいながら、「私の書斎活用術」の現代版をつくるという構想が浮かんできた。そのとき最初に「知の現場」というタイトルが決まった。 現代を疾走する知的生産者たちは、どのような「知の現場」で活動しているのだろうか、そして彼らの知的生産の秘密は何だろうか、そういう問いを持ちながら半年ほどで一気に取材を敢行したのだが、結果的に現代の「知」の志士たちの動きがわかる絢爛豪華な内容になったと思う。取材に応じていただいた先生方には深く感謝したい。 年齢は30代から最高齢は103才のしょうち三郎さんまで、また仕事も、作家、経営者、会計士、大学教授など実に多彩なメンバーがそろっており、現代の「知の最前線」を感じていただけるだろう。 生き方、仕事のやり方、情報への接し方、志、人との付き合い方、テーマの選び方、知的技術、道具など、この本には広大で豊かな沃野が広がっている。横断的に読んで楽しむだけでなく、興味を持った人についてさらに深堀りしてみるのも面白いと思う。 この本では、便宜上、「知の現場」を切り口に「書斎派」「フィールド派」「人派」「どこでも派」と分けてみたが、「人派」や「どこでも派」は比較的年齢の若い人になった。まだまだ発展途上の若い人や、ITを武器にしている人が多いことが影響しているようである。 改めて全編を読み返してみると、それぞれが明確なテーマを持っていること、またそれぞれが「知的生産・私の流儀」といってよい知的スタイルを確立していること、そして何よりも人生を楽しむ姿勢があること、そういう感を強くしている。 先日竹橋の国立近代美術館で開催された「ゴーギャン展」で、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という名画を観る機会があり感銘を受けたが、今回登場いただいた方々は、同じように自分の「これまで」と「今」と「これから」を明快に語っている。誰もが、過去から現在へ歩んできた道のりと、現在から未来へ続く道筋をしっかりつかんでいた。これも共通の特徴といえるだろう。社会がどのように変わっても、自分を磨き続けることが重要であることは論を俟たない。読者にはこの本を自らの成長のための参考にしていただければ嬉しく思う。最後になったが、この企画を勧めていただいた東洋経済新報社の清末真司編集部長、そして実際に手間のかかる編集を精力的に担当していただいた中村実さんに深く感謝したい。また、今回リーダーとして活躍した秋田英澪子さんを始めとするプロジェクトの体制と18名の参加者を以下に記し、感謝のしるしとしたい。【プロジェクトリーダー】 秋田英澪子(事務局長)【図解作成】横野洋卯子(仙台支部長) 【ビデオカメラ撮影】 幅 健一(東京本部)【原稿添削指導】近藤節夫(日本ペンクラブ会員・知研永年表彰会員)【プロジェクトメンバー一覧(参加支部別)】 【取材・編集・音声記録・写真撮影】知研・札幌支部(岩瀬晴夫・松本伸之)同仙台支部(横野洋卯子)同東京本部(八木哲郎・久恒啓一・秋田英澪子・小林尚衛・近藤節夫・水谷弘隆・丹下明・幅健一・遠島啓介・田村修一・蓑島和浩・池中万吏江) 同関西支部(溝江玲子・諏訪仁) 同福岡支部(常富博史)総勢18名(いわき・ひたち支部と東海支部・岡山支部も活発に活動しておりますが、今回は近隣の取材先がなかったため、取材には参加致しませんでした)。 久恒啓一(NPO法人知的生産の技術研究会理事長)----本日のリレー講座は、読売テレビ特別解説委員の岩田公雄さんの「世界の報道最前線に立って」だった。「生涯一記者」を座右の銘とする岩田さんには講義の前にご挨拶したが、ずいぶん昔、赤坂あたりのバーで会ったことがあるのを思い出した。夜は、ホームゼミの忘年会。20人が集合し、2時間ほど楽しくコミュニケーションをはかった。
2009/12/17
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10時20分に半蔵門の東京FM放送へ出向く。書籍・著者紹介の専門番組「ベストセラーズチャンネル」というラジオ番組のインタビュー。国内FMラジオ45局、海外では24時間日本語放送局のロサンジェルス・ラジオ放送局で流れる番組だ。同僚の樋口先生の紹介。25分間の番組で、今回対象となった本は、7月に出た「志」(ディスカバー社)と12月に出た「あなたの人生が上手くいく 7つの成功法則」(三笠書房)。立川亜美さん(タレント事務所経営)というプロデューサーと山口佐貴子さん(勉強法と人生プランを研修する会社を経営)というパーソナリティと楽しく打ち合わせをして、その後収録する。パーソナリティの質問に応じて、気持ちよく、軽快に話ができたので、番組を聴くのが楽しみだ。放送は1月。http://bestsellers.fm/(写真と動画を撮ったのだが、見つからないので、後でアップ)大学にとって返して、秘書との打ち合わせ、書類整理を終える。13時半から2時間ほど、「人生論」をテーマとした本の執筆のための打ち合わせとインタビュー。15時半。来年度に私のゼミ生になる学生が一人来訪。少し話をして、ブログを書くようにすすめる。明日も3人ほどくる予定。その後、学長室の高野課長といくつかの案件の確認。17時半。新宿の京王プラザホテルの「樹林」で、NPO法人知的生産の技術研究会の八木会長と秋田事務局長と打ち合わせ。「知の現場」(東洋経済新報社)は、12月24日刊行で朝日と日経に広告が予定されている。NPOの総会の進め方の確認。いくつかのイベントの相談など、、、。19時。神田小川町の神田和泉屋さんで、神田和泉屋学園が主催する日本酒学校「アルコール高校」九期卒業の同窓会の幹事会という名目で、加藤さん、田口さん、なんばさんと私の4人で懇親会。この学園はアル中学、アル高校、アル大学、ドイツワイン科、お総菜科とあって、私はお総菜科以外は10数年前に卒業している。以来、日本酒とドイツワインを愛飲している。この和泉屋さんの二階に「くら」という食事処があり、そこで飲んでいるとお客さんはこの日本酒学校の卒業生が多く、和気藹々の雰囲気で最高の日本酒が飲める。大雪渓、四季桜、などを堪能する。途中で、和泉屋のオーナーの横田さんと女将さんも加わって、賑やかになった。この仲間は、いい日本酒を飲むことが日本酒のいい蔵を守ることだという志が同じで、気持ちがいい。http://www.kanda-izumiya.com/気分が良く、飲み過ぎたようだが、何とか午前様にはならずに自宅にたどり着いた。
2009/12/16
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「日経ビジネスアソシエ」の12月15日発売号。「2010年 達人直伝! 絶対に身につけたい仕事術50」という特集にインタビュー記事。2010年に向けて、“これだけはやってもらいたい”という仕事術を経営者や専門家50人がアドバイスする内容です。実行に移せる行動ノウハウを“1つだけ”に絞って提示する。「どうしてもこれだけはやってほしい」という熱いメッセージがこもった行動ノウハウを紹介を紹介。「コミュニケーション」「時間管理」「思考法」「情報整理」「リーダーシップ」「行動習慣」の6種類の分野に分かれている。和田裕美、勝間和代、樋口裕一、土江英明、佐々木俊尚、小山龍介、宮城治男、大久保幸夫、などの知人の姿もある。私の部分は、「時間管理」がテーマだった。以下しゃべった内容のまとめ。上司や取引先という時間帝国主義者の植民地状況から脱し、時間主権を取り戻し、自主独立の国を目指そう、という提案だ。--------------------時間主権を確立しよう時間管理の最大のコツは、相手に自分の時間を侵食されることなく、自律的にスケジュールを組むことです。「○日×時は空いていますか」と誰かに聞かれたら、「予定は入っていますが、どうしましたか?」と答え、要件を聞いたうえで重要だと判断した場合は、「では、それを優先します」と言いましょう。これはウソをついているのではありません。本当に予定を入れておくのです。「午前中は基本的にアイデアを考えたり、企画書を書く」「午後の4時間は人に会う」「水曜日の夜は勉強会に行く」などと、全く未定で構わないので、先に予定を入れてしまうのです。こうして自分の時間を防御し、相手に時間を決めさせる権利を与えないようにします。スケジュールが狂ってしまう原因は、人の時間に安易に合わせるからです。突発的な仕事の依頼を何の方針もなく引き受けてしまうから、予定がずたずたになる。「未定を予定にしておいて、状況によってその予定をキャンセル」という考え方で仕事をすると、自分で時間をコントロールでき、仕事も集中してやれます。未定を予定に組み込むことに違和感を感じる人がいるかもしれませんが、例えば、予定していた日に勉強会が開かれなければ、その時間は“儲けた”と思ってほかのことに使えばいいだけ。時間のコントロール権を確立する。つまり、「時間主権の確立」が大切です。主張する時のポイントは、上司に「この仕事をやって」と言われた場合、「○○をやっているので無理です」とは言わずに、「いつまでですか」と締め切りを聞くこと。何気なくにっこり笑いながら交渉しましょう。3日後の提出で大丈夫な仕事を、予定を崩してまで今すぐやる必要はありません。もちろん、主権を主張するには、仕事できちんとした成果を出し、相手に信用されていなくてはいけません。ぜひ今年は、時間の主権を確立してみてください。---------------------免許更新で、町田警察署。五年前とくらべて、目の検査の装置が配備されてよくみえた。更新手数料は、3250円。違反なしなので、30分の講習。免許更新時講習。福留アナウンサー!視角、視界、携帯、命、死角、夜、一秒、酒、判断力、実刑、一億円、自殺、居眠り、無呼吸症候群、後部シートベルト8.1バーセント、姿勢、、、 。
2009/12/15
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「邪馬台」という同人誌がある。九州大分県中津市(福沢諭吉の故郷)の季刊誌で173号を数えるというから40年以上の歴史を持っている。私の郷里の雑誌でもあり、縁を繋ぐためにも同人に名を連ねている。九州で一番古い同人誌だ。評論、ノンフィクション、翻訳、詩、漢詩、旅行記、俳句随筆、俳壇史、随想、随筆、研究、郷土の文人、短歌、俳句、川柳、連句、創作と、人口6万人の街としては内容の豊富な総合雑誌だ。この同人誌が届くたびにふるさとのことを思い出す。そして地方文化の豊かさを実感する。こういう文化が高齢化と中心人物の相次ぐ死去によって危機に瀕しているのだが、今なお続いているのは素晴らしいことだ。こういう活動にもっと応援する仕組みができないだろうか。今号には、「「「対話力」は中津の少年時代に学んだ」という文章を載せている。これは、樋口裕一さんとの対談共著の「はじめに」と「おわりに」と「中津の少年時代」の部分をピックアップして掲載したものだ。本のオビの二人の写真、そして少年時代に一緒に写っている写真も掲載している。確実に時間が過ぎ去っていることがわかるのが面白い。私も樋口さん(ゆういっちゃん)も肩に鳩を乗せている。ガキ大将だったけんちゃん、そしてたかちゃん、そして、私の弟のともちゃんと。2004年9月28日以来の書き続けているこのブログで、「邪馬台」のことに触れている日をピックアップしてみたら、以下のようになった。このブログもどうやらデータベースとしての機能を持ってきたようだ。「ウェブ時代をゆく」ために、ホームページ、メルマガ、ブログ、Twitterなど、継続して発信しているメディアは、実は自分自身に関する巨大なデータベースになっていくということがわかってきた。邪馬台編集部の今号の挨拶にもあるように「継続は力なり」である。役員改選で私の母が発行兼編集代表になっているようだ。ご苦労様です。* 2009-07-21 久恒文庫--母校に寄贈図書コーナー* 2008-12-22 故郷を離れた人ができる故郷への貢献の一つの方法* 2008-11-03 映画「まぼろしの邪馬台国」を観た。宮崎康平とさだまさし* 2008-09-27 「後期高齢者医療制度」---万葉の時代と今と* 2008-09-19 原田泰冶美術館--郷愁を作品化した、鳥の目と虫の目を持つ素朴画家* 2008-06-11 ブログに書いた文章の活用。堆積の効果---「邪馬台」* 2008-02-23 「私の伊勢物語」(久恒啓子)--母の新著が届く* 2007-12-19 郷里にはまだ文化の灯がともっていると嬉しく思う* 2007-09-17 臼杵の石仏、宇佐神宮* 2007-09-10 与謝野晶子・鉄幹夫妻の中津訪問と「黒田武士」--郷里中津の同人誌* 2007-03-14 日本人の品格---文化総合誌「邪馬台」(郷里・中津の同人誌)が届く* 2006-12-23 邪馬台国論争と雑誌「邪馬台」* 2006-09-11 先週読んだ本と雑誌* 2006-06-13「青年は圭角がなければならぬ」* 2006-03-15「邪馬台」横松宗先生追悼号 その二 「邪馬台」横松宗先生追悼号(2006年春号)その一* 2006-01-20 邪馬台「横松宗先生追悼特集号」への寄稿文「宿命を使命にかえて」執筆完了* 2005-12-28 松本清張記念館訪問記* 2005-09-19 影木教育長、横松宗先生* 2005-03-14「邪馬台」(やまたい)
2009/12/14
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新著が、書店に並び始めました。「人物記念館の旅」を題材とした著書の第二弾です。この本ができあがるには紆余曲折があり、時間がかかっています。最初は仙台時代に持ちあがった企画なのですが、「本物」というテーマで執筆が始まりました。途中、何度か出版社とのやりとりがあり、方針を変えて「才能」をテーマとすることになりました。そして最終的には、内容はそのままですが、タイトルを変えるということになり、なにやかやで本に結実するまでに3年以上の年月がかかっています。何度も書き直しをしたこともあり、結果的には文章が練れていて、自分としては気に入った仕上がりになったと思います。NPO法人知的生産の技術研究会の八木哲郎会長から、さっそく書評をいただきました。ありがとうございます。--------------著者は若い時から「知的生産の技術」研究会が主催した数百人の講演を聞き、また最近数年間で全国にある著名人の人物記念館300館以上を訪ねて、人間の才能はどのようにして発揮されたのかについて思索した最終的な結論をこの本で出している。この本に収録された著名人は歴史的な偉人から現代のすぐれた個人まで、時代、分野も問わず、才能を発揮して成功した人のいろいろなエピソードをまじえてやさしく書いてある。そびえたつような昔の偉人ばかりでなく、誰でも知っている松井やイチロー、村上春樹なども出てくるから、親しみやすい。何も艱難辛苦、切磋琢磨の物語ではない。この人たちは好きだからそれをやったのだということがわかる。この本1冊の中に、人生如何に生きるべきかが、すべて語られていると言ってよいであろう。幸い、コンパクトで読みやすいので、全国の小中高、大学はこの本を必読書として各人に読ませ、あるいは道徳の時間に教科書として採用したらよいと思う。内容的には、前半で、才能とは誰ももともと素質としてもっているものであるが、眠っているそれを意識して引き出す方法、育てる方法について説明し、後半では偉人や著名人がいかにしてそれを発揮したかを実例をあげて説明している。この本をよんでいると、「あれッ、これならおれもやれるんじゃないかな」と知らず知らずに思ってしまうから不思議である。-------------------------本書の「はじめに」から 多くの人にとって、「どう生きるか」「どう働くか」は永遠のテーマであろう。 そして、一度きりの人生、どうせなら自分の能力を存分に発揮して、成功したい、満足したい、そして幸せな一生を送りたいという気持ちは誰にでもあると思う。 しかし一方で、「自分にはなにが向いているのか」「どうしたら自分の才能を発揮できるのか」について悩む人も多い。 それを知るためには、過去の「成功した人たちの例」をひも解いてみるのが、一番わかりやすい。 私はこれまで五年の歳月をかけて、日本各地に点在する、偉人を顕彰した人物記念館を訪れ、「天才」と呼ばれる人たちの生きざまや人となりを研究してきた。その数も三百を超えるところまできている。 そこでわかったのは、彼らはみな「ある分野における傑出した仕事師である」ということだった。自らの才能を的確に把握し、それを存分に発揮できたからこそ、歴史に名を残すような偉業をなしとげることができたのだ。では、彼らは短い人生のなかでどのようにして自分の才能に気づき、それを開花させることができたのか。 それには、七つの共通点が考えられる。 それは、 1.お手本となる「師匠」がいる 2.お互いを高め合える「ライバル(敵)」や「友」がいる 3.「強い志」を持ち続けている 4.「怒濤の仕事量」をこなしている 5.「自分を鍛える」ことを忘れない 6.「構想する力」を持っている 7.「日本のよさ」を知っている である。彼らは少なくともこれらのうちのいくつかを持ち合わせていた。そして、これらはわれわれが生きていくうえでも、おおいに参考になる項目である。ここには、自分の気づいていない才能を探し出し、それを存分に発揮するための知恵が山ほど隠されているのだ。 本書は、この七つのポイントをもとに、過去に大きな功績を残した「人生の達人」たちの生きざまを振り返りながら、自分の才能の芽をいかに見つけ、そして開花させるかの方法やヒントを紹介している。 どんな人も必ず「才能の芽」を持っている。しかし、才能は磨かなければ、顕れることはない。 この本は、あなたのなかに眠る才能を目覚めさせ、そしてあなたの人生をよりすばらしい人生に変える助けとなるだろう。-------------------------本日は、AO入試の面接官。一緒に担当した星野先生と終了後もいろいろ積もる話ができた。
2009/12/13
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大学院教授会を終えて、九段サテライトへ。本日は、今年度から始まった「インターゼミ」(社会工学研究会・塾長は寺島実郎学長)の最終発表会。インターゼミについて、始まった当初の考え方と狙いは以下の通り。「このビルの3階には、今年度から私が学長を務めることになった多摩大学のサテライト教室を設け、40人前後を収納できるスペースにおいて、「社会工学研究会」という名の下にインターゼミの試みを始めた。大学院から学部の学生まで、年次も様々な学生を学部横断で約30人選別し、教官も学部・専門領域横断で8人を配置、学生を5人程度のグループに分けて課題を設定して、1年間かけて「課題解決型の共同研究」に立ち向かわせる挑戦である。例えば、「多摩ニュータウンの研究」とか「日本におけるグリーン・ニューディールの可能性」などのテーマの下に、文献研究やフィールドワークによる共同研究をさせ、報告書をまとめさせるというもので、教官を接点に外部の専門家や関係者との連携も試み、具体的な問題解決能力を身につけさせようという狙いがある。成果は未知数だが、教官も学生も生き生きと参画しており、今後の展開を大いに期待している。」(寺島実郎 岩波書店「世界」2009年7月号 脳力のレッスン87 より)「現代社会の抱える課題について、学部・大学院・学年などをまたいで塾形式で切磋琢磨しながら、多様な要素や手法を組み合わせた柔らかい発想で、体系的・総合的な答を志向する総合設計力を身に付ける。」「受講生自身による問題発掘・発見から仮説の提示、そして多様な要素の組み合わせによる問題解決へいたるプロセスの中で、寺島塾長以下学内の教員や社会で活躍する学外の賢人による付加価値を高め、創造的問題解決策を志向・策定していく。」(インターゼミの狙い)今年度は、5つのテーマで活動を行い、論文提出に向けての最終発表会。 * 多摩ニュータウンの再生(鮎川 礼 菊永 泰正 担当教官:酒井 麻衣子 松本 祐一) * グリーン・ニューディール(本橋 巧 清水 宣寿 豊田 高行 小松崎 慧 鷲田 葵 高田 裕貴 原 智恵子 担当教員:菅野 光公 長田 貴仁) * ディズニーの研究(蓬田 浩貴 和田 麻倫 北辻 巧多郎 井上 諒祐 鳥居 順子 担当教員:渡邊 泰典) * アジアとの交流プログラム(平野 貴恵 渡部 亜裕子 繁原 正明 宮坂 貴彦 郷家 一希 担当教員:金 美徳 木村 知義) * 東鳴子温泉活性化(阿部 剛平 宮城 和也 山本 信子 担当教員:久恒 啓一)「発表10分・質疑7分」という時間設定だったが、全てのチームが時間通りに発表を終えて、応答も適切であった。内容以前に、タイムマネジメントの能力の向上に目を見張った。寺島塾長からの、暖かい激励と適切な評価と今後の展望の混じったコメントもあり、ピリッとした緊張感の漂う中、いい雰囲気で進行した。2週間後の12月26日(土)の論文提出(A4 20枚以上)、その後の担当教員によるアドバイスを踏まえて、来年1月9日の最終論文の提出まで、まだまだ気を抜けない。寺島新学長が直接関わるプロジェクトとしては、多摩キャンパスでのリレー講座と九段サテライトでのこのインターゼミが二本柱である。どのような形になるのか、どういった方向に進むのか、私自身も霧の中を視界不良で進んで来たが、今年度の着地点と来年度以降の方向も見えてきた。学生達の向上意欲の強さと高い能力の確認、そして様々な分野の専門家である教員達の交流と連携の方向など、このインターゼミは、多摩大学発展の核になるとの確信を持った。
2009/12/12
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新著「あなたの人生が上手く行く 7つの成功法則」(三笠書房)が本日配本される。90冊目。「人物記念館の旅」を題材とした出版では、「志」(ディスカバー社)に続く第二弾。その7つとは、1.お手本となる「師匠」がいる 2.お互いを高め合える「ライバル(敵)」や「友」がいる 3.「強い志」を持ち続けている 4.「怒濤の仕事量」をこなしている 5.「自分を鍛える」ことを忘れない 6.「構想する力」を持っている 7.「日本のよさ」を知っている。あなたの人生が上手くいく7つの「成功法則」―一流と二流-この“1%”が分岐点! * 作者: 久恒啓一 * 出版社/メーカー: 三笠書房 * 発売日: 2009/12 * メディア: 単行本 * Amazon.co.jpで詳細を見る「切れ者になるビジネス実用誌」と銘打った「COBS]というフリーペーパーの12月号が届いた。「目標達成のストラテジー」という特集の「定番手帳をもっと戦略的に!手帳はライフコンシャスに使う」というテーマの私のインタビュー記事が出ている。「人生の経営計画をロードマップ化する」「手帳で人生をプラニングする」「手帳とは人生を経営するツールだ」「大切なのは、どこへ向かうべきか、明快な行動指針を描くことだ」「目標と現状を、箇条書きではなく、体系化してみる」「4週週間ダイヤリーに具体的な行動を書き込む」、、、。表紙は市川海老蔵「運命の仕事で人間を磨いていきたい」「身を賭して仕事に向かい合いたい」。エニグモの須田将啓の社内twitter「yammer」。中村俊輔の「サッカーノート」、、、。土光敏夫さんの金言もある。「社員諸君にはこれから3倍畑里手もらう。役員は10倍働け。おれはそれ以上働く」「ムリです、できない、と簡単にあきらめる。はたhして懸命に知恵を出したのか?汗を出したのか?どちらも出せない者は去れ!」「問題は能力の限界ではない、執念が足りないのだ!」20代へのアンケートの数字が面白い。「いろいろあるけど結婚して安心できる(男性)」は59%。「結婚後はパートナーに仕事を続けてもらいたい(未婚者」は87%。「安心婚」に時代だとか。また、「クリスマスの予定は」という問いに対して、「仕事」は90%、「デート」は10%。20代のリアルな生活が垣間見える。「日経ビジネス・アソシエ」の1月4日発売号の電話インタビューを受ける。テーマは「休日の過ごし方」(休日活動)で、私の「人物記念館の旅」が目にとまったとのこと。知的な旅、教養を深める旅、人生を考える旅、という面を強調しておいた。どんな記事になるか、楽しみだ。本日の講義「マネジメントデザイン2」は、「飛翔する構想力」。後藤新平・石ノ森章太郎・宮崎駿・手塚治虫・横山大観・水戸光圀・辻村寿三郎らの構想力と彼らの残した言葉を解説した。明日の発表会に向けて、インターゼミ「東鳴子チーム」の指導も行う。
2009/12/11
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本ブログ「今日も生涯の一日なり」は、2004年9月28日の開設以来、本日で連続記入は1900日を迎えました。次の目標は2000日。メディア関係の本日の動き * 本日の日本経済新聞朝刊の広告に、「The 21」の広告が出ており、「一流の仕事計画術&二流の仕事計画術」の特集の中に名前が出ていました。 * 「Cobs」というフリーペーパーで受けたインタビューが本日発刊。駅で入手可能です。 * ラジオ「ベストセラーチャンネル」から出演依頼がありました。 * 「日経ビジネスアソシエ」から、「人物記念館の旅」の取材依頼がありました。 * 寺島実郎学長の新著「世界を知る力」(PHP新書)が間もなく発刊。(見本を見せてもらいました) * 明日は、「あなたの人生が上手くいく 7つの成功法則」(三笠書房)の配本日です。本日の進化 * Twitte:パソコンではTween、アイフォンではTweetbirdというソフトを使うというスタイル * Twitter:QT=RT+マイコメント * ブログ:動画アップの方法を理解(09日にサンリオピューランドの動画をアップ)http://d.hatena.ne.jp/k-hisatune/20091209 * ブログ:ブログとTwitterの連動の方法さて、本日のリレー講座の講師は評論家の佐高信さんです。テーマは「日本の権力構造」。何回かお会いしているので始まる前にご挨拶。講義の途中で学長が到着し少し報告することがあったので間(あいだ)が抜けているが、以下、講義のポイント。 * 日本にはタブー(書けないこと)がある。 * テレビや新聞に載らないものがある。スポンサーである大企業を批判できない構造がある。 * 誰が権力を持っているのか。政治家から連載を止められたことはないが、企業(経営者)から止められたことはある。 * 「批判は簡単だ」というがそうではない。批判するのは大変です。相手は糧道を断とうとする。 * 「長谷川慶太郎・堺屋太一・竹中平蔵」路線と「城山三郎・内橋克人・佐高信」路線 * だまされることは悪である * タブーは厳然としてあり、自分で努力しないと、本当の姿はわからない * 「週刊金曜日」は企業スポンサーはない。読者がスポンサーだから、本当のことが載っている。天明茂先生からのメール「電車の中で「志」(ディスカバー社)を読みながら帰りました。何やら宮城大学の久恒さんと別人ですね。」本日の学内での動き * 9時半:学長室ミーティング * 11時:多摩大ホームページの定期打ち合わせ * 14時50分:リレー講座 * 16時20分:ホームゼミ * 18時半:インターゼミ東鳴子チームとの打ち合わせ
2009/12/10
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朝から夜まで、企業と人を訪問した。 * 立川の多摩信用金庫(たましん)を「志企業研究会」構想の説明と協力の依頼が目的で訪問した。価値創造事業部の事業支援センターの長島センター長とお会いする。NPO長池フュージョンの富永理事長の紹介だったが、多摩地域の活性化のキーマンの一人だと思った。多摩は、人口415万。事業所13万社。大学62。たましんは、116万人の預金保有者。たましんの預金積金2兆1500億円、貸出金残高1兆1284億円。不良債権比率8.31%(83%は保全)。自己資本比率9.03%。「課題解決」を通じて、多摩地域の活性化を役割としている地域金融機関である。「たまの力」を応援するために、多摩ブルー賞(優れた技術・製品部門)と多摩グリーン賞(優れたビジネスモデル)という賞を設けている。ちなみに、最新の受賞企業を以下に記す。多摩ブルー賞:マノ精工(立川市・極細パイプ曲加工並びに三次元切削品を二次元加工で量産化に成功)、京王電化工業(調布市)、振研(八王子市)、相馬光学(日の出町)、日新技研(入間市)、、、。多摩グリーン賞:武蔵野東学園(武蔵野市・武蔵野東教育センターにおける、自閉症児のための「生活療法プログラム」)、国立ファーム(国立市・篤農家を育てる多摩地区栽培委託「1a(アール)運動」)、「育て上げ」ネット(立川市・若者の「働きたい」を「働ける」に-若年者就労基礎訓練プログラム「ジョブトレ」)、、、、。この事業センターには、ラウンジ、セミナー会場、会議室などがあり、企業が、採用、新商品発表会、株主総会などを行うなど、地域の拠点となっている。また、一ツ橋大、電通大、東京高専など多くの大学などとのタイアップを行っている。高い志と優れた構想と強い基盤を持った地域金融機関であるとの印象を深く持った。 * 多摩センターの多摩美大美術館で開催されている「建築家・今井兼次の世界」を見学。教会建築がテーマだった。この人物は、日本二十六聖人殉教記念館、早稲田大学図書館、早稲田大学演劇博物館、根津美術館、大隈記念館などを設計した建築家である。「今井兼次 建築創作論」を購入する。 * 同じく多摩センターのサンリオピューロランドを訪問。同行者は多摩大総研の松本先生。創業社長である辻信太郎社長は「コミュニケーション」をキーワードにサンリオを経営してきたが、このコミュニケーションを研究している学者と話がしたといということで、私に白羽の矢がたったそうだ。まず、佐藤常務と一時間ほど面談し、問題意識を聴き、私の考えを述べる。サンリオエンターテイメントの菊島取締役、原課長代理も同席。この企業も「志企業」だ。その後、レストランで昼食を摂った後、サンリオピューロランドのパレードを30分ほど見物。子供達が多い。キティちゃんの人気は相変わらず高い。 * 東京に出て、神田小川町の交差点で、「久恒さん!」と声をかけられる。なんと今日会う予定の天明茂先生だった。天明先生は宮城大学時代の同僚で、仲良くしてもらっていた。「志企業のすすめ」(致知出版社)といういい本を数年前に出している。30分ほど互いの近況を話題に喫茶で懇談。その後、神田和泉屋を案内し、私は四季桜を3本購入。そして、高野課長と一緒に2階の「くら」で日本有数の名酒を堪能しながら、いろいろと話をする。「志企業」「ソーシャル・ビジネス」というキーワードで、協力をお願いした。
2009/12/09
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「TEI 図解塾」---図で考えるビジネスパーソンは仕事ができる!」を開講します。個人向けの図解講座です。来年1月開講。短期集中全6回コース(火・木)。浜松町。主催は株式会社TEI。詳細は下記。http://www.tei-seminar.com/---------------------------「仕事満足度」120%マガジンと銘打つ「THE 21」(PHP)の新年号にインタビューを受けています。本日、見本が到着。「一流の行動計画術 VS 二流の行動計画術」という総力特集。 * スキマを埋めることより空けることを意識する グーグル名誉会長 村上憲郎 * 重要度と完成度を見極め仕事量をダイエットする 東レ経営研究所社長 佐々木常夫 * 長期目標に向けて月間目標で肩慣らしする 経営コンサルタント 小宮一慶 * 「2週間サイクル」で未実行の仕事を挽回する 弁護士 八代英輝 * 自分の時間を天引きし残り時間でやりくりする レナレッジコンサルティング社長 本田直之 * 4週間スケジュールでつねに先を見通す 多摩大学教授 久恒啓一 * ゴール期限と努力目標のバランスを整える 「伊藤塾」塾著 伊藤真 * 自作の手帳を活用して「週15面談」を仕組み化 キーストーンフィナンシャル社長 大坪勇二 * 「振り返りの習慣化」で計画の精度を向上させる イーズ代表 枝廣淳子 * 一週間の仕事wを木曜日までに終わらせる ラジオ・プロデューサー 清水克彦私の記事は、以下の質問に対する答えという構成になっています。2ページ。 * 三十年前に立てた目標を次々と実現させてきたそうですね。 * 無謀な目標でも、人生計画表にまとめれば、ある程度は実現するということでしうか。 * 年間計画はどのように立てているのですか。 * 年間計画を、絵に描いた餅に終わらせない秘訣は何ですか。 * 市販の一ヶ月手帳だと、「月末にまると、一週間の予定しかみえない」という事態が発生しますが、これならそんなことにはなりませんね。 * 年間計画の達成率はどのくらいなのですか。---------------------------アイフォンで、GOOGLE 音声検索を試してみました。夜の友人たちとの銀座での懇親会に向かうときに、「銀座8の7の9」と声をだすと、そのビルのグーグルマップが現れ、駅からその店まで連れて行ってくれます!これは便利です。http://googlejapan.blogspot.com/2009/12/google_07.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+GoogleJapanBlog+%28Google+Japan+Blog%29&utm_content=Google+International
2009/12/08
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私にとって「知的生産の技術」というのは、結局、生き方と一致してきているような気がします。つまり仕事の技術であり、キャリアデザインの技術であり、ライフデザインの技術でもある。例えば手帳の使い方というのは生き方に直結しています。ITの使い方も時間を生み出すためのものですから、仕事や生き方の問題になります。生き方をより自由にしようと考えると、そういう知的生産の技術を磨くことによって、効率を上げ、その結果生じた時間をより豊かな人生のために使うことを心がけることになる。大学の探検部時代、なぜ探検をするのかという問いに対して、「外的世界の拡大は内的世界を深化させる」という考え方があり、私はこの言葉を指針としてきました。また、「今まで何をしてきたのか」と「今から何をしたいのか」を常に考えていることが、人生を充実させると考えています。2年前に宮城大学退任時に催していただいた「さよなら講義」のテーマは「これまでの十年、これからの十年」でした。会社に入る時は「これまでの大学生活とこれからのビジネスマン生活」。定年退職の時は「これまでの私とこれからの私」、、、。常にその時点でこれまでの私とこれからの私を語ることができるような習慣を身につけることが大事だと思っています。
2009/12/07
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「TWitter」に関する新書を二冊読んだ。Twitterの世界に数ヶ月浸ってみた段階で、この潮流について改めて整理してみたい。著者の神田さんは40代後半、津田さんは30代半ば、という年代。両方とも面白く刺激的だった。もっと本を読んでみようか。もっと没頭しようか。「TWitter革命」(神田・ソフトバンク新書) * 一人一人が自分を中心とした社会を持ってリルという世界観だ。 * ツイッターは単につぶやくというよりは、もっと多くの人達に何かを伝えているものなんだということがわかっていただけると思う。 * 情報をゆるやかに共有するもの * 「世界中がツイタッターでつながれば、世界の鼓動を感じることができる」 * 一つのツイートをきっかけに、タイムラインは拡大し、少しずつ違う味わいに変わっていく。 * ツイッターを始めてから、大事なニュースを取りこぼすことがほとんどなくなったような気がしている。 * ツイッターがブログと異なる最大の理由は、「基本的に自分のタイムラインを眺めている」という点にある。 * ブログを書くのにネタ2割、自分の分析コメントが8割と仮定すると、ツイッターはネタ9割、自分の分析コメントが1割くらいいに感じられる。 * 酒井法子の一挙手一投足をしつこく報じ続けるマスメディアの「公共性」など、もはや誰も信じない。 * そう遠くないうちに、企業のサポート窓口は電話でなくツイッターが標準となる。 * フォローが増える過程で、自分のタイムラインが変化していく様子を観察しよう。 * タイムラインの底に埋没してRTの寿命が尽きるのがだいたい24時間後だ。 * インフルエンサー * ツイッターは最高の市民サービスになる可能性がある。 * ハガキの代わりにメールを、ポスターの代わりにウェブサイトを、政見放送にユーチューブを、そして選挙区回りの代わりにツイタt-を!「Twitter社会論」(津田大介・洋泉社) * Twitterでイベントなどを生中継することを「Tsudaる」と呼ぶらしい。 * 下手なハウツー・ビジネス本などwp読むよりも、自分が興味あるイベントのツイッター中継をやってみた方が、、、、 * リアルタイム性と伝播力に優れるツイッターのようなツールが「報道」にもっとも適している。 * 「監視」するのにうってつけなのだ。 * それぞれのユーザーが得意分野で「監視作業」を行い、ちょっとでもおかしな気配を感じたらツイッターで騒いで影響力の大きい人物やメディア、ジャーナリストにコンタクトし、彼らにその問題を深く「掘ってもらう」というやり方が、、、 * メディアなどを通じて世間に問題が顕在化したときに、専門家によるアイレクトな反応をチェックできる。 * 情報を囲い込むことでメディアが成立shたジダは終わりを告げた。 * 「評判が評判を呼ぶ」という特性を持つソーシャル・メディア、、 * 緊急災害時におけるツイッター活用 * 日本はツイッターどころか社員にブログを禁じている会社も少なくない。 * 企業内部でツイッターを活用 * 「会社内でもっとも「人間力」が高いユーザーをツイッター担当者にしろ」 * ツイッターの本質は、、、、「神経系」であるといいう。 * ツイッターの独自性が理解できるのは、知り合い以外も含めて100人以上フォローするあたりからだ。、、そしてタイムラインの景色が変わるのが、フォロー数300-500を超えるあたりだ。著者と勝間和代さんとの対談での勝間さんの発言 * つぶやきって、短歌みたいなもの * ツイッターの外でコンテンツを持っていないと。 * 「140字でフォロワー制」という仕組みが非常にバランスがいいいんですよ。 * タイムラインには触発されますね。結局、人から直接聞いた情報が一番質がいいんですよ。 * 2ちゃんねるやミクシーよりは心地いいですよ。透明性は高い気はします。 * 30代後半の男性が中心になってしまう。
2009/12/06
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C「致知」という雑誌がある。「人間学を学ぶ」月刊誌」というサブタイトルがついている。知る人ぞ知る雑誌である。2010年1月号が届いた。特集は「人生信条」で、「我が人生の師と信条」(千玄室・山折哲雄)、「稲盛和夫に学んだ人生信条」、「世界的ピアニスト 辻井伸行はこうして生まれた」、「イチローの人生信条」(山本益博)。その他に、「名君・上杉鷹山の師 細井平洲の生き方に学ぶ」などが掲載されている。冒頭に安岡正篤先生の「私が学ぼうとしたものを学びなさい」という心を打つ言葉が紹介されている。この雑誌の「書評・BOOKS」というページに今年7月に出した拙著「志-混迷の時代 道をひらく言葉130」(ディスカバー)が紹介されていて、嬉しく思った。「ジャンルを問わず歴史をつくった人たちには、多くの苦難を乗り越える中で掴んだ真理がある。それは時空を超えて私たちを勇気づけてくれる。本書は大学教授の著者が、自信の心の糧として長年書き留めてきた古今の偉人百三十人の言葉に、解説を添えたものである。どのような厳しい状況の中にあっても志を立て、それを磨いていった人の言葉は一様に重たい。「志のない人々の集団を組織と呼べるのだろうか。志のない国は、果たして国なのだろう」という著者の呼びかけに耳を傾けたい。」この本は、ここ5年間没頭してきた「人物記念館の旅」から得た叡智を材料にした出版の第一弾である。第二弾は、来週11日配本予定の「あなたの人生が上手くいく 7つの成功法則」(三笠書房)。「人生の達人」たちの共通点に学ぶという趣向。その7つとは以下の通り。1.お手本となる「師匠」がいる 2.お互いを高め合える「ライバル(敵)」や「友」がいる 3.「強い志」を持ち続けている 4.「怒濤の仕事量」をこなしている 5.「自分を鍛える」ことを忘れない 6.「構想する力」を持っている 7.「日本のよさ」を知っている第三弾も、「遅咲き」をキーワードにした本を執筆中で、こういう「人物学」とでも呼ぶべき著書が一つのジャンルになりつつある。この「人物記念館の旅」は、今年は50館を超えて、トータルでは310館を超えたところであるが、すでにライフワークの領域に入ってきた。この聖人巡礼の旅から、どのような収穫を得ることができるか、まことに楽しみである。
2009/12/05
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本日のTwitterでの「つぶやき」です。 * 今日も生涯の一日なり。 9:43 AM Dec 3rd webで * 今日の講義「修養・鍛錬・研鑽」の講義の対象は、安岡正篤、新渡戸稲造、本多静六、渡辺崋山、、、、。どの人の人生と言葉が若者に共感をもって迎えられるだろうか。前回の「怒涛の仕事量」では、与謝野晶子に圧倒的な人気があった。次が古賀政男。 約20時間前 webで * 授業で解説した人物の学生の人気は、安岡正篤と新渡戸稲造が同じで、本多静六、渡辺崋山の順でした。 約17時間前 webで * 多摩キャンパスで、野田一夫先生と会った、あい変わらず極めてお元気でした。ある先生の授業で、ハッパをかけるそうです。野田先生は、優れた教育者だとあらためて感心しました。 約13時間前 TwitBird iPhoneで * 品川で、研修会社との打ち合わせ終了。 約13時間前 TwitBird iPhoneで * 本日の社会人大学院対象の「社会的合意形成論」の講義は、民主党鳩山政権の総括にします。取り上げるテーマは普天間・アフガン・日米密約・郵政・学力テスト・成長戦略・事業仕分け・デフレ・ガソリン暫定税率・国会運営・後期高齢者医療・環境税。本日国会が閉会したのでいいタイミングとなりました。 約12時間前 webで * まず前回のやり残しの発表。「世界の多極化は決定的。独自の防衛力構築まで日米同盟を堅持」(中西輝政)、グ「ローバリズムを超えて。文明論としてのアジア主義は成り立ち得るか」(松本健一)、「五輪で進んだ中国の民主化ー2015年以降、直接選挙の可能性」(朱)。 約11時間前 webで * 本日、検索ツールに新たに翻訳検索機能が登場。この機能を使えば、他の言語で書かれた世界中のウェブサイトを簡単に検索して閲覧することができる。.http://googlejapan.blogspot.com/2009/12/blog-post_04.html 約11時間前 webで--------------大学院(社会人)の「社会的合意形成論」では、民主党鳩山政権の総括をテーマとした授業を行いました。ここ数日の全国紙の社説が材料です。普天間・アフガン・日米密約・郵政・学力テスト・成長戦略・事業仕分け・デフレ・ガソリン暫定税率・国会運営・後期高齢者医療・環境税が具体的なテーマ。新聞の社説というものの本質(論説というより解説)と、鳩山政権をおおっている課題の多さと難しさを実感した時間となりました。以下、現在までに書き込まれた受講者(11人中5人)の総括です。順次追加していきます。 * 今回は初めての国会を乗り切った鳩山内閣についての全国紙の社説をそれぞれ図解しました。全員の図解を発表しあって共有できたことは、日本を代表する全国紙の社説は、現状の整理に終始している内容が多いということです。それも世の中で言われている内容を整理し、疑問や懸念を表明している所までで、新聞社としての主張や提言が少なく、その提言にも新規性はない、ということでした。一方、クラス・メンバーがそれぞれ図解を担当した内容は、普天間問題・後期高齢者問題・郵政事業問題・不況対策・日米密約問題・暫定税制問題・事業仕分け・学力テスト問題などです。この中で私は郵政問題の社説を図解しました。これらの社説で整理されている内容を図解してみると、鳩山内閣が多くの課題、それも積年の課題を抱えていることがよくわかります。これは、自民党が長年に渡って積み残してきた課題でもあると思います。しかし、別の面では、選挙用に掲げてきたマニフェストに、こだわり過ぎ、自由な政策論議が出来ていないという印象が伺えます。(そのようなポーズを取っていて、世論をみているのであれば別ですが、それほど成熟している政党とは思えません)政策に柔軟性が見られないもうひとつの要因は、3党連立があるのではないでしょうか。本当に3党の連立の必要性があるのか、今一度、そのメリット・デメリットを考察してほしいと考えます。 * やはり、鳩山内閣になってからの政策関係で、全国学力テストの社説について、図解分析をしました。事業仕分けの対象となり、全員参加型でないと、40年前と同じ廃止の方向に向う事を懸念した社説で、結論とタイトルがうまくつながり、わかりやすい事例でした。 この題目は私だけでしたが、普天間基地問題では、3人で異なる社説に取り組み、新聞社によって、論点が異なる事が図解で、更に明確にわかりました。 授業も残りわずかになってしまいましたが、インターゼミの案内もいただき、チャレンジしたいと思います。 * 今回は皆さんの図解を通じて政権交代後の日本が抱える様々な問題をいろいろな角度から知ることができとても有意義でした。新聞の社説というと、今までは格調高く皆優れたものという一種妄信しているようなところがあり、読んでわからない自分の読みが浅いものと思っていましたが、実際図解してみると、結論がはっきりしないものや論理の矛盾があるものも多いことがわかりました。何回か図解の発表を聞いてみると、各人の個性、スタイルもしかり、それぞれの問題への切り口のようなものもわかり、教科書以上に参考になることがたくさんあるように思えます。自分自身はまだまだ不完全燃焼の図解しか書けませんが、大勢で学んでいるメリットをこれからも活かしながらヒントをたくさんつかんでいきたいと思います。 * 本日は全員が各新聞の社説を図解で描きました。この授業を取ってから感じてはおりましたが、社説は事実しか書いておらず、筆者の主張がないことがよくわかりました。今までは社説は新聞社を代表するような意見が書かれていると勝手に思い込んで読んでおりました。しかも全く違和感なくです!読んでいたつもりになっていたかもしれませんね。おかげで時間がないときは読み飛ばすようになってしまいました。またみんなの内容を見て感じたのは、今の日本は問題が山積みで、これは自民党が残してきた問題も多くはありますが、民主党もマニフェストで掲げたことを強引に進めているために解決点が見つけられないのでは?と思うようなこともあります。先生もおっしゃっておりましたが、マニフェストだけにこだわらず、広い角度からみたり、国民の意見を聞いて、未来に期待できる日本に変えてほしいです。 * 民主党が政権を取って鳩山内閣の成果を新聞各社が論評するもので、各人がテーマを選び図解を行った。政権を奪取できたことは、日本国民が本当にマニュフェストを納得したからと勘違いをしているのではないかという感じであった。本当のところは自民党政権に対して国民審議としてNO!と言うことだけだったかもしれない。今回私は、史上最高の95兆円の国家予算を計上し、事業仕分けによる査定を審議したと言う内容を担当した。図解を行った感想として審議されたものが予算全体と言うよりはケチのつけやすいものを行っていなかったかと言う疑問を抱いたものとなった。今回の講義の全体を通して、各社の社説は疑問点を論じても各社の結論は曖昧且つ最終的に論点からぼやけたものであった。もう少し明確な方向と論点の結論を明示したものに出来ないものかと思いました。
2009/12/04
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本日のリレー講座は、教育評論家の尾木直樹さんの「変われるか?日本の教育」。昨年もこのリレー講座に見えて感銘を与える話をしていただいた。著書は180冊。 * 政権交代で日本の教育が変わる可能性が出てきた。高校の無償化など民主党政権の教育に関する施策に期待している。 * 今まで掲示板などで「子供を大切にしよう」というメッセージを出すと、ものすごい勢いでたたかれていたが、9月以降まったく批判されなくなったのは不思議だ。 * 日本の自殺者の数はずっと増えてきたが、9月以降変化がある。9月300人減、10月300人減。まだわからないが政権交代で希望が出てきたからかも知れない。 * 自殺者の中で子供については、2007年886人、2008年972人と増えている。 * 小中高校生の暴力事件は年間6万件と増えており、特に小中学生は3年で7割増となるなど急上昇している。生徒間の暴力が急激に増えている。 * 親の雇用不安で子供にあたる、詰め込み教育の復活、競争至上原理(学力テストなど)で、子供達は我慢が続いている。 * その我慢が、ちょっとしたひとことで爆発する(地雷型)。我慢が足りないのではない。生徒は我慢しすぎているのだ。 * 出来ない子は差別されている。学力テストは失敗。 * 生徒指導は、従来のカウンセリンッグマインド方式から、ゼロトレランス方式に変わっている。寛容さがなくなり、機械的なペナルティ方式。 * 民主党の「子供は社会の宝」とうメッセージに期待している。 * OECDは、知識基盤社会・多文化共生主社会・リスク格差社会・成熟した市民社会と言っている。 * 日本の文部省は、このうち知識基盤社会の部分のみを強調しているのは問題だ。世界認識が重要。世界はアメリカのみではない。 * 学ぶことは問題解決力を身につけること。 * 教育は、国家のライフラインだ。最初に予算を確保すべきものだ。子供と親にとってはセイフティ・ネットだ。人生前半期の社会保障。 * 大学生の「便所飯」。学生食堂で一人で食べていると「友達もいない奴」と思われる。一人でいることの恐怖感がらい、いつも群れている。居場所が必要。 * 丁寧に、学生と寄り添う。 * 民主党政権で教育が変わる可能性がでてきた。声を上げよう。 * プロセスが大事だ。日本の民主主義を一歩一歩築いていこう。前回も感じたが、具体的な教育現場の事情に精通しており、統計数字も押さえているので、説得力がある。今日は、いつもの前方の席ではなく、一番後ろの席から聴いたのだが、メモも取りやすいし、見晴らしがよくよかった。私のゼミ生は4人が聴いていた。------------------------------午前中。学長室ミーティング、ホームページ打ち合わせ会議。午後。総研と打ち合わせ、リレー講座、ゼミ、インターゼミ関係の打ち合わせ等、インターゼミ東鳴子チーム、、。
2009/12/03
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長い付き合いの三笠書房の迫副社長、担当編集者の柴田さんと新著の打ち上げ。11日に配本が決まったそうだ。 場所は、西新宿の「スンガリー」というロシア料理店。「カラマーゾフの兄弟」で昨年ヒットを飛ばした東京外大の亀山邦夫学長が、NHKの「爆笑問題」で紹介していたという店である。周りの店の雑多な環境とは別世界の落ち着いた雰囲気の店だった。ロシア人女性がきびきび働いていた。ロシア料理は重い。ウオッカは強い。 帰って、「報道ステーション」を見ていたら、オバマ大統領の推進する環境革命のスマートグリッドの話をやっていた。寺島さんが2009年3月の講演会で以下のように予測していた物語が現実になりつつあるということだろうか。 「オバマのグリーンニューディールという物語はIT革命を超えるか?」」「「太陽・風力・バイオマスで5.5%。これを10%に。2025年には25%nするという計画。日本の専門家は大したことではないというが、本当か?」「 電気自動車(ハイブリッド・燃料電池、、)と再生エネルギー(小型分散・ネットワーク)がいまくかみ合ったら、パラダイム転換が起こる予感もある。IT革命は、ゴアのスーパーハイウェイとインターネットの結合によって成功したのと同じように。」 机の上に積んである本。「リクルート事件・江副浩正の真実」(江副浩正・中央公論新社)「知的生産な生き方」(鎌田浩毅・東洋経済出版社)「跡無き工夫」(細川護ひろ・角川oneテーマ21)「組織と人間」(小倉貫太?・佐高信、角川oneテーマ21)「Twitter革命」(神田敏晶・ソフトバンク新書)「Twitter社会論」(津田大介・洋泉社の新書)「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」(出版コンテンツ研究会報告2009、ポット出版)「久世塾」(久世光彦・平凡社)「川田龍吉伝」(館かずお・道新選書)「高村光太郎」(湯原かの子・ミネルヴァ日本評伝選)「仏教の名言100」(綾瀬凜太郎・学研新書) もう師走。今年の総括をする時期になった。
2009/12/02
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不思議な書である。森繁久彌が「語り」、久世光彦が「文」を書いたという形の本である。インタビューでもなければ、共著でもない。確かに久世光彦の文章なのだが、この二人の位置関係は、表紙や奥付で久世光彦の名前がほんの少しだけ下がっているところに現れているとも見える。この微妙な配慮がいい。「大遺言書」「今さらながら 大遺言書」「「さらば 大遺言書」という連作をここ二日間で読み切った。「週刊新潮」で2002年5月2日・9日号から始まった「大遺言書」の連載は、2006年3月まで続いた。卒寿を越えた森繁と、二まわりほど若い久世のどちらかが亡くなるまで続けるという約束だったが、2006年3月2日の久世光彦の逝去によりこの人気連載も終了している。そして、その森繁久彌も、今年2009年11月10日に96歳で大往生を遂げる。森繁の自宅に久世が伺い、健啖家の森繁の相手を務めながら、森繁久彌という大いなる人物の回想を聞き出していう。そしてその時の様子や感じたこと、思い出したこと、そして森繁久彌という人物の陰影などが生涯の師匠と仰ぐ久世光彦の名文で記されていく。久世の慨嘆、感銘、感想、感慨などもいい。これは、晩年の生き様を描いた書でもあり、人生の書でもある。読者は、森繁久彌という国民的俳優の目を通して、歴史と人間を深く味わうことができる。毎週原稿用紙7.5枚を4年近く書き続けたことになるが、互いの生涯を賭けた対話であったという印象を持った。書いた久世にとっても、書かれた森繁にとっても至福の時間だったと思う。森繁久彌という俳優は、俳優としての実力は群を抜いているが、その土台は豊かな教養に裏打ちされていると思わずにはいられない。鋭い批評眼、本質をとらえる矢のような言葉などを読むと、優れた文化人であったという思いを強くする。若い頃の森繁久彌は、やや軽い顔をしているが、だんだん顔が良くなって、晩年になるほど「いい顔」になっている。俳優という職業に命を懸けて少しづつ内容が磨かれていったということなのだろうか。 * このごろの文芸作品にリズムと品格がないのは、作家に漢学あるいは漢詩の素養がないからだと森繁さんは言う。 * 長生きするということは、人と一人また一人と、別れてゆくことです。、、、この年になると、悲しいというのと違う。--辛い * 私にしてみれば、どの人も夭折です。 * いつだって、人の世の主役は人間ではなく、歳月です。 * 人と人との間は、どんな親しい仲でも、薄氷を踏んでいるようなものです。 * (今日もインタビューは歌で終わる。) * 女優の華と人生とは、反比例の関係にあるんでしょうかねえ。因果なことです。 * 役者というものは、長火鉢一つで、人生をすべて表現しなければならないと言っても、言い過ぎではありません。 * 映画や芝居を見て学ぶということは、まあ、ありません。実際の人生の方が、はるかに可笑しいし、切ない。 * 味に贅沢なこの国に生まれて幸福でした、。 * 勝(新太郎)は私との二時間ばかりの放談の場を、一つの「芸」の場にしようとしているんです。あのときの「殺気」を思い出すと、今でも鳥肌が立ちます。 * 芝居の仕事は、私の「真剣な遊び」です。 * 懸命に働きはしましたが、やっぱり運です。 * 正直言うと、私は自分の映画のほとんどを、恥ずかしいから見ていないのです。 * (森繁さんは夜が更けて眠たくなるころになると、天眼鏡で「広辞苑」を眺めているのだというのだ。) * 三割隠すところにこそ、「芝居」の真実はあるのです。 * 私は「小学唱歌」は、西欧の国で言えば「賛美歌」だと思います。 * 「小学唱歌」や「文部省唱歌」には、いまとやかく言われている「歴史観」や「国家観」や「国の心」とかいうものが、全て柔らかで優しい形で含まれています。向田邦子、松山英太郎、樹木希林など森繁久彌が愛した才能などの話も興味深い。
2009/12/01
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