No Music,No Life

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Kickn

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2007.07.12
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+会議場+
「で、ブタの処分はどうしようか?」
「そうだなぁ・・・じゃ、腕試しって事でこの中の誰かがやる?」
「だな、奴もボチボチ力を持ってるし、奴の部下も少なからず居る」
「俺はいいわ、奴をやっても面白くも何ともない」
「勝てねーと悟ったか?」
「あぁ?んだてめぇ、じゃぁテメーがやれよ、自信あんだろ?」
「いや、雑魚過ぎて面倒くさいし俺の部下には勿体ない仕事だ」
「1人でって事だよ、仲間が居ないと何も出来ねーのかよ、笑えんぜ」
「・・・殺す!」
「てめー、やんのかよ、表に出ろよ、鍵閉めてやる」
「そしたらゼッテー殺す!」
「殺してみやがれ!この芋虫テュポン!」
「ぶっ殺す!ヘカトンケイル!ぶっ殺す!」
「まぁまぁ、テュポンもヘカトンケイルも落ち着いて、俺がやるから」
「おぉ、キューピット、お前が行ってくれるか、このバカより役に立つ」
「殺す、お前、絶対、ぶっ殺す!」
「仲間割れは禁止だってばよ!」
「よぉし、そんじゃぁちょっと出掛けてくるよ」
「え、今から?」
「うん、昼ご飯には戻るからさ、待っててね」
そう云うとキューピットは部屋を出て行った
「キューピット直々の制裁か・・・」
「観る価値在りすぎ」
「でも、行ったのばれたら後が恐いぜ?」
「ああ・・・やめとくか、結果待つのみ、解散!」

帝都西部・山奥、死刑執行委員会幹部・南部太郎邸宅

『ふふふ』

「うわぁぁぁぁ」

「ぎゃぁぁぁ」

『あ~あぁ、つまんない、弱すぎだよ』

「キューピット、てめー自分が一体何をやってるか分かってんのか!」

『ああ、ブタ君、ようやく見つけたよ^^』

「くっ・・・」

『君の部下・・・トリオとかさぁ、弱すぎて輪っか斬りにしちゃったょ』

「うっ・・・何てことを・・・俺の部下を・・・」

『だから、こんな弱い部下は世の中のゴミ、以下だからさ、処分しちゃった』

「・・・ぶっ殺すっっっ!!!」

『うわぁ、ジャンプ力は人並み外れてるんだよね・・・なにこのブタ?どこ産?って、え?』

「回転アタック!」

南部太郎はハイジャンプと共に身を丸くしてキューピットに突っ込んだ

『って、ははは、ブタはやっぱ面白い、奇想天外だね』

「“飛炎”!」

着地と同時にブタは右手から炎の渦を放った

『うわぁぁぁぁぁ』

ドスンッといった感じの音と共にキューピットは地面に落ちた

「この魔法使い擬きが、熊手で飛びやがって」

『ははは、やられちゃった・・・』

キューピットは下を向きながら独り言を喋るかのように話し始めた

『ははは、どうしよっか?どうする?』

「・・・なんだ、独り言か、お前は十二天王の1人らしいが弱いな、はははは」

『だよね、うん、分かった、そうするよ』

キューピットが上を向いた瞬間、ブタは何かの力で思いっきり後ろに吹き飛ばされ木に衝突した

「ぐはぁっ!はぁはぁはぁ・・・な、な、何が?」

キューピットは立ち上がりブタを見つめた

「う・・・なんだぁ、この寒気は・・・こんなのありかよ・・・」

気を許したらイカレてしまいそうな殺気が辺りに充満している

『あとね、24歩先かな?』

キューピットが一歩一歩近づくごとに圧迫感が増えていく

「(なんだ、殺気が・・・次元が違いすぎる・・・)」

『あとねぇ、10歩でブタ君とご対面ダよぉ』

「待て、待ってくれ、キューピット、俺とお前の中じゃないか、てか近づかなくてもそこで喋れ」

冷や汗で視界が途切れる

『ふふふ、後ねぇ、3歩かなぁ』

「フーフーフー(ごぎゅぅがでぎねぇ…じ、じぬぅ)」

とその時、木の後ろから人影が現れブタの真上に手を伸ばすとそのまま前進、キューピットの首めがけてラリアットをかました

『ぎゃぷんっ』

キューピットは何が何だか分からずとにかくぶっ倒れた

「お、お前は・・・?」

「遅かったか、しかし想定内の出来事だ、とくに驚く事ではない」

「あ~、これが南部太郎かぁ、初めて見るねぇ」

「目に良くありません、凝視するなぁぁ、俺を見てくれぇ!」

『うぅぅ・・・イレイズ!て、テメー何しに・・・?』

「南部太郎を死刑執行委員会から救出するために、来た」

『てめぇ、何を企んでやがる』

「南部太郎を、死刑執行株式会社の一員として招き入れるために来た、もし邪魔が入ったのなら対象以外を・・・このようにボコボコにする予定ではいたが、その手間が省けた、ありがとうな、もう帰って良いぞ」

イレイズは辺りを見回しながらキューピットに投げかけた

『ブタは俺が殺すんだ、邪魔すんじゃねー!』

「邪魔はお前だ、帰れ」

イレイズの冷たい死線がキューピットに降り注いだ

『か、帰れるかよっ、絶対殺さないといけないんだ』

「委員会の連中には・・・イレイズが邪魔をしたとでも伝えておけ、そうすりゃ納得するさ」

『俺が納得いかねーんだよ!』

するとキューピットは突然立ち上がり何やら呪文を唱え始めた、その直後にキューピットの後ろから禍禍しい気が流れてきた

「ふっ、面倒くさい奴が現れやがったなぁ…なぁ、カオス?」

カオス・・・
死刑執行委員会創始者にして帝都の王を務める男である

『か、カオス様!?』

【キューピット、下がれ、貴様では返り討ちを喰らって死ぬだけだ】

『で、でも』

【下がれ】

『は、はい!』

するとキューピットはまた空を飛びカオスの後ろへ下がった

【イレイズ、久しぶりだな】

「いや、今のアンタとは初対面だな。死人を操るとはな…相変わらず悪趣味だ」

【雑魚の死体は扱いやすいのでな・・・それよりなぜ委員会を抜けた?】

「面倒くさいからだ、上からの任務はこりごりだよ」

【それが抜けた理由か?】

「そうだ、何か他に理由があるとでも思うか?」

【ははは、そうだな、今日は俺もこの体だ、次に会った時、その時は戻って貰う】

「無理だ、抜けた奴がもう一度入る?ありえねーよ」

【無理ならお前の仲間とヤラを1人1人殺していくまでだ】

「そしたらどうなるか分かってンだろうな?」

【ああ、お前が我々の本拠地に来て我々の仲間になる】

「ならねえよっ、だがな、覚えておけ・・・俺の部下に手を出したらどうなるか…な。」

【ははは、その言葉、覚えておこう。キューピットよ、先に本部で待ってるぞ】

『ひあっ、は、ひゃい!』

【機会を改め次に会った時、お前の出番にしてやろう】

『ひゃ、ひゃぁはい!お願いします』

すると死体が急に倒れ込んだ

めちゃ緊張してるみたいだ・・・

「なぁ、イレイズさん、あいつは一体何者なの?死者の体借りてるって言っても凄い気だよ?」

「あぁ、死刑執行委員会のトップだ。普通なら立ち向かったら死ぬだけだ。だがもう奴はここには居ない、元の身体に帰ったらしいな」

「ひょえぇぇ」

『じゃ、てことで、南部太郎の話題は出なかったけど、逃がしてあげる、次会ったらマジ殺すから』

そういうと、キューピットは1人帰っていった

「俺をどうするつもりだよ」

「死刑執行株式会社にようこそ、お前に逃げ道はない、そうだろ?」

「殺せ、もう俺の役目は終わった、みんな死んだ、トリオも死んだ、もう嫌だ」

「まだお前はやる事がある、委員会への仕返しだ、悔しいだろう?」

「イレイズさん、こいつ俺らを殺そうとしたんですよ?」

「だな、だがコいつは使える。情報収集係としてな」

「・・・懐かしいな、委員会に入る前までやってた仕事だ・・・」

「まぁ臭い話は無しとして・・・彼らを葬ろう」

「・・・すまねぇな」

「気にするな」

・・・・・・

「てかねぇ、怨んでたのに一瞬で仲直りしちゃった」

「まぁ話を手短にってことだろ」

「長かったねぇ、この話」

「だな、そろそろお開きか・・・」

「次はいつだろうね」

「さぁな、少なくても来週だな。」





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Last updated  2007.07.12 12:24:41
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