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曇り時々晴れ。午前6時半に起きました。完全な二日酔いでした。今日は大入島に行く予定がありました。佐伯湾に浮かぶ人口1,000人ほどの島です。草刈りボランティアでした。高齢化率が50%を越える地区を限界集落と言うそうですが、今日訪ねた地区は70%を越えるのだそうです。妻が車の運転はだめよといいました。酒臭いのだそうです。飲酒運転は御法度です。草刈り機を軽トラの後ろに乗せ、ヘルメットを積んで出かけました。運転手は妻がしてくれました。会社の駐車場で部下と待ち合わせました。車を乗り換え、フェリーで島へ渡りました。島の一番北側の集落に3,000平米ほどの広場があるのですが、そこが草ボウボウでした。他社の社員も10名ほど来ていました。我が社も3人出っ張りました。2時間半ほど草刈り機を回しました。地面に蔓が這い、とても刈りにくかったです。スロットルを全開にしました。しまいには刃が切れ上がり、作業効率が落ちました。朝ご飯を食べていないし、むかつき感もあって最悪の状態でした。作業を終えると、地区の人達が公民館で昼食を出してくれました。おにぎりとすり身天麩羅、かまぼこ、エソのフライ、ベタカレイの佃煮、イカ大根、etc。おにぎり以外は全て地元産だそうです。どれもこれも美味しかったです。腹一杯食べて、やっと落ち着きました。ビールもでましたが、飲む気色になりませんでした。昼過ぎのフェリーで本土へ戻りました。携帯電話のバッテリーが切れたので、部下のものを借り、妻へTEL。迎えを頼みました。帰りの車中、昨夜のことを持ち出され、だから酔っぱらいは嫌いよと言われました。へこんでしまいました。BSで映画「デイズ・オブ・グローリー」を見ました。ストーリーは、第2次大戦中にフランスが植民地のアラブ人を徴用、本土へ移送しドイツ軍との前線に送る、彼らはそこで死んでいくというものでした。重い内容です。植民地支配の暗部を事実関係で描くことは、勇気の要ることだと思います。映画は半世紀以上昔の話ですが、それでもいろんな思いの人がいて、過去を赤裸々にすることで批判を招きかねません。先だって見た「アルジェリア1959」もしかりでした。アメリカでは早くもアフガン介入を批判する映画がでたようですが、これも事実関係に基づいたものであれば論を待ちません。恣意であることがよいと思います。相撲観戦、夕食、昨夜録画したNHK土曜ドラマ「外字警察」を見ました。面白かった。最近は、警察物がよいです。といっても、西村京太郎の類は本を読んだりドラマを見たりはしませんが。練習は明日から仕切り直しです。大分合同ロードレースにエントリーしました。来春1月11日にあるハーフマラソンです。大分市内を走ります。50回の記念大会です。これまでは陸連登録の選手しか走ることができませんでしたが、今回は市民ランナーもOKだそうです。
2009年11月15日
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終日晴れ。午前5時起床。朝ラン5km。すがすがしい朝でした。午前8時前、家を出ました。妻も一緒です。義母宅で岳父の車へ乗り換え、一路大分向け。シネマ5につっこみ、映画を2本見ました。「夏時間の庭」と「ディア・ドクター」。「夏時間の庭」はフランスものでした。なんだかよくわからない内容でした。「ディア・ドクター」は深かったです。パンフには、過疎地の抱える医療問題がテーマと書いてあります。それはそうですが、その主題をして、人間には、物事に感動したりする美しく正直なこころと、嘘をつきその場を取り繕ったり逃げようとする弱さとが混在する、複雑な生き物である、それがまたよいのである、といった、ひとくくりにすると人間賛歌のようなものが描かれていると思いました。よい映画でした。昼食は、ローソンで買ったサンドイッチとおにぎり。暗闇の中でパクつきました。映画を見終え、大分インターから玖珠インターまで高速を走りました。今日明日と温泉旅館で湯治です。九重町にある龍門の滝近くの宿でした。「龍門山渓館」といいます。山懐に抱かれた場所、鬱蒼とした広葉樹に埋もれて佇むの図です。主人曰く、別府の材木商が温泉を掘り当て、ここに旅荘を建ててたのですが経営が左前となり、休眠状態となっていたのを譲り受け、宿を始めたのだそうです。当の本人は、ここを引き受ける前は、博多で居酒屋をやっていたそうです。旅装を解き、まずは一風呂。アルカリ、浸かるとヌルヌルしました。宿泊客は5組、めいめい好き勝手の入浴ですから、貸し切り状態でした。内風呂、露天とも清潔感があり、周囲は野萩、茅が繁り、野趣の風情でした。文庫本を持って湯船に浸かりました。最高の気分でした。食事は豊後牛炭火焼きステーキ250gのコースでした。私はレアで食べましたが、合わせるワインがなく、仕方なしに日本酒で我慢しました。妻は白ワインでやっていました。食後、しばしくつろいだ後、もう一風呂。温泉で体がふやけていくのは気持ちのよいものでした。今日の写真は、焼き始めた豊後牛です。
2009年08月23日
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終日晴れ。午前5時に起きました。外気温21℃。凌ぎやすい、いやむしろ涼しいという表現の似合う朝でした。秋の気配かな。夜に喧しかった虫の鳴き声、この時間は一服です。虫といえば、昨夜遅くにクツワムシが家の中に入りました。トラに見つかり、あっという間に食べられてしまいました。コーヒーを煎れ、バロックの森を聴きました。BWV659と645です。素敵な名前が付いています。「来たれ、異教徒の救い主よ」「目をさませと呼ぶ声が聞こえ」です。トン・コープマンのオルガンはタッチが早い。仕事は午前中会議を1つ。会社所有の不良資産活用が議題でした。収益は期待できなくともリスクの低い方を選択することが賢明か否かで議論になりました。午後はデスクワーク。夕方、ラン8km+スイム1km。ランは後半に300m×4本のインターバルを混ぜました。これから毎日スピード練習をしようと思います。本日ノンアルコール。冷たい水をたくさん飲みました。酒もよいですが、これはこれでよいです。食後、クープランのチェンバロ曲を聴きました。グスタフ・レオンハルトです。音色が深く、それでいてキラキラ輝いています。遅くなって、妻と映画「ぐるりのこと」を見ました。リリー・フランキーの演技がよかったです。内容も深かった。単館系のものでした。映画「湖のほとりで」「ポー川のほとり」。両方とも必見です。
2009年08月18日
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曇り時々晴れ一時雨。蒸し暑さの募る一日でした。午前七時半に床を離れました。気分が乗らず、朝ランはなし。遅い朝食の後、ビデオに撮った世界陸上を早送りしながら見ました。成迫選手は予選落ち。女子1万メートルで中村友梨香選手が7位入賞でした。積極的な走り。彼女はじり足ですが、タフネス。昼まで本を読み散らかした後、運動公園へ。ラン8km+スイム0.5km。走っている最中、ふらふらになりました。後半、道路の縁石に腰掛けて休みました。ナンキンハゼの枝葉が日陰を作っていて、助かりました。プールの横に停めた車のところまで戻ったときは、もう頭が真っ白でした。しばらく体育館の裏壁に寄りかかって休みました。コーティングしてある銀のスポンジ座布団、立ち上がったら上がチャプチャプになっていました。全部汗です。今日は盆休み最後の日、20km走ろうと決めていましたが、暑さでヘロヘロ。計画倒れに終わりました。午後3時に遅い昼食を取り、昼寝。目が覚めて明豊高校を応援しました。完勝。西条高校のエース、直球は走っていましたが、明豊のバッターが上回りました。これでベスト16。今年の大分県はまだいけそうです。妻は飲み会でした。私が野球を見ている間中、あれこれ悩んで着替えていました。衣装を替えるだけで汗びっしょりになるのではないかと冷やかすと、それだけの数の服があればこんなに苦労をしないと皮肉られました。ヘイ相済みません。軽トラに乗せて送りました。一度家に戻り、DVD「三本木農業高校馬術部」を見ました。ストーリーは正攻法、問題作とはいえませんが、東北の自然が美しく、農業高校の雰囲気もよく出ていました。全く関係のないことですが、主人公が、私の娘の友人によく似ていました。彼女は大阪で舞台照明の仕事をしています。夜10時を過ぎて、迎え依頼のTELがありました。雨の中、再度軽トラで居酒屋の玄関に乗り付けました。レースまで後20日あまり。今日から酒を控えようと思います。
2009年08月16日
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終日晴れました。午前5時前に起床。新聞を読み、朝ラン5km鉄アレイ。朝、出がけに父の友人Oさんと会いました。梅を穫りに来たのでした。まだ早いと思っていたのですが、父はすでにゴーサインを出したようでした。Y氏に早く連絡をしなくては、誰彼なしにやってきて、全部持って行かれてしまいそうです。こうなると、競争です。梅の木は私の家の敷地内にあるのですが、権限は全て父にあります。後れを取ってはいけません。遠い親戚にハイエナ婆さんがいて、根こそぎさらえていきます。彼女がやってくる前に、何とかしないと、大変になります。憂鬱です。終日デスクワーク。5月1日付けで配属された部下と、ゆっくり話すことが出来ました。優秀です。会話をしていると、担当業務に関する経験と知識の深さが覗えます。よいです。夕方ラン8km+スイム1km。グロッキーでした。友人KがCDを貸してくれました。ピリスのモーツァルトソナタ全集です。まだ聴いていませんが、彼の言によると、モーヤンのピアノソナタは初々しい女性のタッチに拠るべきだそうです。楽しみです。ジャケットが素敵です。遅い夕食後、「フラガール」をDVDで見ました。女性たちが主人公のよい映画でした。私は感動しましたが、妻は興味なさそうでした。豊川悦司が太っていてだめだわとかなんとかぶつぶつ言っていました。
2009年05月12日
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午前5時に起きました。外気温8℃。もう遅霜の心配はいらぬようです。終日晴れ。大分のミニシアターシネマ5で映画を2本見ました。「いのちの戦場 アルジェリア1959」と「英国王給仕人に乾杯!」です。前者は地獄の目示録とプラトーンを足して2で割ったもののフランス版です。戦場はいつも狂気に支配されるということと、フランスの植民地支配を赤裸々にすることがテーマのようです。よい映画でした。85点。英国王云々の方は「東欧版人間万事塞翁が馬」といえるものでした。ナチスの批判も随所に込められていましたが、メインテーマは主人公の一生です。チェコの20世紀初頭からの転変に翻弄されながら生きていく給仕人の数奇な人生を描いています。半分以上が古き良き時代のホテルが舞台です。往時の東ヨーロッパ、名門ホテルのレストランは斯くありきという映像は、教習じみたものを感じさせてくれました。65点。映画館を出たとき、散髪屋のT君に会いました。通りを挟んで館の向かいでバーバーを開いています。立ち話をしました。帰りに買い物をしました。ランニングウォッチ、ラン用サングラス、ゼッケンボタン、ランニングパンツなどです。妻と私の定額給付金が飛びました。府内大橋のたもとに車を停め、弁天大橋の下流、海に開けたところまでを往復。13km。頑張ってペースを上げました。よい練習になりました。今日はプールを休みました。帰宅は午後6時半。思ったより早く家に着きました。日経最終面に私の履歴書という連載ものがあります。今月は博報堂最高顧問近藤道生さんです。1日からずっと戦争体験を書いています。1/3をこれに費やしています。今後、何が登場するのかわかりませんが、今までの内容は、太平洋戦争が如何にばかげたものであったのかをよく描いていて、とてもよいです。このコラム、政治家や財界の人が登場すると、自慢話が多いのですが、この人は、これまでのところ好感を持てます。今日の音楽はマーラーの5番。カラヤン、ベルリンフィルでした。大分往復の車中で聴きました。整った美しい演奏でした。今日の写真はまたまた農機具の展示会です。この前はトラクターでしたが、今日は田植機でした。テントの下にパイプ椅子を並べています。沢山農家の人を集めて、宣伝をするのでしょう。
2009年04月09日
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午前5時起床。夜来の大風でした。午前2時頃、その音で目が覚めました。春2番かな。コーヒーをいれ、蜂蜜ロールケーキを食べながら、バロックの森を聴きました。今日は雨でした。久しぶりに妻とデートをしました。午前8時過ぎ、家を出発。義母宅へ行き、仏壇へ線香を上げました。彼岸に遅れましたが、まあよしとしましょう。亡父の車を借りて大分向け。途中、ファミレスで朝食を食べて、シネマ5で中国映画『戦場のレクイエム』をみました。ハリウッドを凌ぐ迫力の映像でした。ストーリーは単純で、イデオロギーをあまり感じさせず、文学的要素もありませんでした。しかし、後半、妻の涙腺は潤みがちでした。70点かな。見終わって郊外のショッピングモールへ。レストランのたぐいはどこも満員、行列が出来ていました。仕方なしにモール内のテナントで幕の内弁当とカボチャや大根の煮付けを買い、ベンチテーブルで食べました。ところがです、侮ってはいけない、これがとても美味しいのです。ペットボトルの茶と併せて二人分で千円足らず。ぱくついていたら、知り合いの漁師二人が声をかけてくれました。漁連の直営店に6kgのブリを20尾、持ってきたとのことでした。ブロックにして販売したそうですが、瞬く間に売れたようでした。弁当を食べた後、その店をのぞきましたが、まるまる太って見事なブリでした。隣に並んだ痩せた天然のブリが貧相に見えました。妻は買い物。私は喫茶店で持参した本を読みました。アップルパイとコーヒー、美味しかったです。妻から時間延長の連絡がありました。一度勘定を済ませたので、また店に入るわけにゆきません。本屋へ回りました。ゆっくり冷やかしてまわるのは久しぶりです。初めて目にする雑誌やラジオ講座の本が目に付きました。文藝春秋の別冊を買おうかと思いましたが、半分も読みそうにないので買わないと無理に自分を納得させました。終日雨だったので練習を休みました。写真は、早くも川向こうの集落で泳ぎ始めた鯉のぼりです。
2009年03月22日
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午前5時半に起きました。外気温0℃。今日も薄く霜が降っていました。終日晴れ。今日は妻と義母を大分市へ連れて行きました。買い物へ行きたいから車を出して欲しい、とのことでした。大分市の中心部にあるトキハデパートへ、午前10時前に着きました。私は時間潰しをしなければなりません。床屋に入りました。小学校の同級生Tがマスターをしている店でした。いつか寄ろうと考えていたのですが、今日がその日になりました。Tは中学を出た後、高専へ進学、サラリーマンを10年したそうです。奥さんの実家が床屋だったそうです。詳しい経緯は話しませんでしたが、30歳になってその床屋で見習いを始め、理容の通信教育を受けたそうです。今はその店を継いでいます。サッカーファンで、トリニータの会員には料金の10%を値引くと店先に書いてありました。会ったのは4年ぶりかな。頭をあたってもらう最中、小学校の思い出話に花が咲きました。担任に煙草を買いに行かされた話には呆れました。脳卒中で倒れた同級生、JRの窓口にいる同級生、教師をしている同級生、懐かしかったです。帰り際、幼なじみの髪を切るとは思わなかったと言われました。訪ねてよかったです。昼食は、Tに教わった美味しいという中華料理屋の五目ソバを食べようと思いました。しかし、店を見つけることが出来ませんでした。仕方なしに、最初目にとまったラーメンへ入りました。午後は文房具屋をひやかし、チアックのノートSサイズを買いました。これまでモールスキンを使っていましたが、一杯になりかけていたのです。その後、中古のレコード屋を覗きました。リヒテル、ムラヴィンスキー、レニングラードフィルの組み合わせによるチャイコのピアコン1番が500円でした。買おうかなと思いましたが、思いとどまりました。聴くどころかリスト作りもしていない拙宅のレコード群を思い出したのです。これをかうより、そちらが先。今考えると、残念でなりません。シネマ5で妻と合流し、映画「ブロードウェイ・ブロードウェイ」を見ました。「マルタのやさしい刺繍」「その土曜日、7時58分」に続き、今年3本目です。ドキュメンタリーでした。この映画、コーラスラインのことを知らないと意味の半分を理解できません。私はそれを知りませんから、不完全燃焼でした。ストーリーはコーラスラインのリバイバルを上演するに際し、実施したオーディションの実録です。マニアックといえばマニアック。似て非なるものですが「モンドヴィーノ」を思い出しました。私はこちらの方がよいです。映画のはねた後、義母と合流、帰りに鮨屋へ寄りました。義母の奢りでした。馬は不如意。今日も練習を休みました。ここ幾日かで聴いた演奏シュナーベルのバッハBWV1061,971,911,912,903バルビローリ、ルービンシュタイン、ロンドン響でショパンのピアコン1番何れも1930年代の録音です。シュナーベルの演奏は、巧くいえませんが、何かが混在している。写真は、昨日、薪を取りに行ったとき、見つけたものです。樫の木が境界を示すプラスチックを巻き込んでいました。幹の小さいときに営林署の人がくくりつけたのでしょう。
2009年02月08日
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永遠のこどもたち スペイン、メキシコそして、私たちは愛に帰る ドイツ、トルコチェチェンへ(アレクサンドラの旅) ロシア、フランス「チェチェンへ」にはロストロポーヴィチの奥さんが出演しているそうです。彼女、元々は世界的な歌手だそうです。
2009年01月20日
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英国王給仕人に乾杯 チェコ・スロバキアきつねと私の12か月 仏禅 ZEN 日本山桜 日本メモハイドン没後200年リリー・クラウス ピアノソナタ集 1957
2009年01月13日
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午前5時半に起きました。夜来の雨があがり、終日晴れでした。昨日の夕方、親方からTELありました。奨めた映画を見に行こうというものでした。午前中、休みを取り、大分の映画館へ行ってきました。「石内尋常高等小学校~花は散れども」という映画でした。シネマ5。内容は特別な主人公のいない、ほのぼのとした市井の人たちの人生を淡々と描くものでした。ただ、その淡々さにあって、戦争が斯くも人間に暗い影を落とすのかというようなことを刻んでいることは、素晴らしいと思いました。銃後の嘆きを科白一つで言い表しています。このあたり、脚本はさすがです。食事も映画も全て親方の奢りでした。運転だけ、私がしました。親方のクラウンは中古ですが、快適でした。午後、デスクワーク。臨時職員さんが退職しました。1月からずっと働いてもらいましたが、仕事ぶりは見事でした。痒いところを掻いてくれる、指示なしにもかかわらず向かい来るハードルを予想し越えるために必要な資料を用意してくれる、といった感じです。弊社で働き始めた時、彼女は関東の洒落た街からこの町へ嫁いできて、まだ数ヶ月でした。来年5月にはおめでたのようです。花束を用意し、見送りました。ということで、私の担当するプロジェクトは人的縮小がどんどん進みます。来週からは一人での残務整理となります。来春までに幾つかのキャンペーンをこなさなければいけませんが、これには予算的裏打ちがあるので、心配はいりません。夕方、ラン8km+スイム500m。昼食 清陽軒チャーシューメン夕食 パン ボイルソーセージ チーズ 野菜サラダ 赤ワイン
2008年11月28日
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午前1時半に一度目が覚め、ゴソゴソしました。3時過ぎに布団をかぶり二度寝でした。夜来の雨は未明にあがり、霧が出ていました。外気温は16℃。暖かい朝でした。朝8時前に妻と家を出ました。大分市にある映画館シネマ5へ映画を見に行きました。「御縁玉」というドキュメンタリーです。乳ガンで余命幾ばくの女性教師山田泉さんとチェリストのふれあいを描いています。山田さんは大分県宇佐市在住の方です。告知を受け、最後にパリを見ようと渡欧しますが、そこでチェロ奏者のクテュリエに出会います。彼はベトナム戦災孤児、フランス人に育てられ、コンセルバトワールの主席、今はパリ管のメンバー。山田さんはパリ在住の乳ガン仲間に誘われ、かの街の彼の自宅に押しかけました。そこでチェロの演奏を聴き感動、一期一会とはいえ何かの御縁にということで、山田さんは五円玉を彼へ渡します。映画はそこから始まります。クテュリエは思うところあり、病に苦しむ山田さんをチェロで癒そうと、渡日の決心をします。昨年末から年明けにかけての2週間弱、宇佐にやってきて、山田さんをチェロセラピーで癒します。彼女を介し、土地の人たちとも交流します。中津にある聖ヨゼフ寮の子どもたちや国東の泉福寺住職、無着成恭氏とのシーンは笑い、考えさせられました。ヨゼフ寮で天空の城ラピュタの曲をチェロを弾きながら歌う演奏に、同じものを背負う子どもたちが聴き入り涙する姿は、滂沱を禁じ得ませんでした。本当によい映画だったです。実をいうと、今年の1月3日、クテュリエ来日時に催されたコンサートを妻と聴きに豊後高田まで出かけたのです。http://plaza.rakuten.co.jp/hokudaioita/diary/200801030000/このこともあり、何はさておきこの映画だけは見ておきたいという気持ちになり、出かけた次第です。映画のはねた後、友人のI氏に紹介されたランブルオンという喫茶店へ入りました。マッキントッシュとインフィニティのある店という触れ込みでした。音楽を聴くというよりBGMで流れている、というような感じ。名曲喫茶とは違う雰囲気でした。カレーとホットサンドを頼み、半分ずつ食べました。真っ直ぐ帰宅し、一休みしてから運動公園へ。ラン12km+スイム750m。6kmのコースを2周しましたが、後半はインターバルトレーニングを混ぜました。いい練習になりました。途中、ラン仲間のS氏と会いました。彼も走っていました。スリム、いい体をしています。私も早く細くなりたい。
2008年11月16日
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午前5時半に起きました。曇りのち晴れ。朝ラン5km。午前中デスクワーク。午後、販促の仕事でした。通勤中のコンサート、ミケランジェリはドビュッシーの「子供の領分」と「映像」でした。印象派は滅多に聴きませんが、「映像」や「牧神・・」は別です。特にミケランジェリの演奏は出色です。夕方、或るシアターの支配人と話す機会がありました。映画館をカウントするとき、ホールの数ではなく、スクリーンの数が単位になることを知りました。当たり前といえば当たり前です。これまで見た映画の中で、最も印象に残るものは?という不躾な質問をしたら、回りにいた人たちがそれぞれ次のような題名を出しました。ゴッド・ファーザー、ショーシャンクの空に、シンドラーのリスト、鎌田行進曲。108というのもありました。支配人は考え込んでしまいました。悪いことをしました。帰宅は午後9時を回りました。早く寝ることにします。
2008年10月24日
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昨夜、遅くまで起きていたので、今朝は午前6時半起床でした。映画「シンドラーのリスト」をみたためです。スピルバーグの映画の中では特異的です。ほとんどがモノクロの映像ですが、その中にあって赤い洋服の少女の意味がわかるようなわからないような。解説本を読まなければ、映画の結末と時代背景ををしてこれを想像する以外にありません。それにしてもショッキングでした。クラクフのゲットー、迫害におびえるユダヤの人たち、アウシュヴィツの模様、どれを取っても迫真でした。善し悪しは別にして、映画で人類の汚点に迫ることは、それだけで価値のあるものに思えます。ナチスの所為、大きなうねりの中にあって、主人公シンドラーの取った行動は、蓋の開いたパンドラの中に残っていたもののようでした。戦争によって生じる狂気、安息、希望、絶望を遍く描いたいい映画でした。朝ランは休みました。今朝も外気温は20℃。本当に涼しくなりました。日中の日差しは強いのですが、湿度は低いようで、過ごしやすい。夕方のランは10kmでした。今日は昨日の痼りを取るため、片道2kmのグラスコースを5往復。足に優しかったです。うち2kmは鉄アレイ。最後の1往復はスピード練習。目一杯走りました。この芝コース、走る人が多いです。散歩する人もちらほら。自意識過剰はわかっているのですが、人に見られていると、思わずスピードアップしてしまいます。レースの目標は完走で、そのために持久力をつけるトレーニングをしているのに、思いっきり走り、ゼーゼーいうのはまだ修行不足です。明日、息子が帰省します。親馬鹿です。出社しますが、途中で休暇とし、大分空港まで迎えに行きます。到着は昼下がりになりそうです。空港で待ち時間が1時間以上できるようでしたら、辺りを走ってみるつもりです。シューズとウェアを持っていこうと考えています。友人に貸していたヴァルヒャのバッハ・オルガン選集が帰ってきました。友人は、ついでにということで講談社現代新書『J・S・バッハ』礒山 雅を貸してくれました。今夜は映画を諦め、これを読みます。昨日、父を亡くした妻の友人のことを書きましたが、その彼女から妻にTELがありました。今日の葬儀に用意したものが大層残ったので、もらって欲しいとのことでした。私の走っている最中、妻は15km離れた彼女の家を訪ねたそうです。残された家族は彼女の母と未婚の兄。情の深い兄さんは、遺影の前から離れること能わずの様子だった、と妻は話しました。油揚げや野菜の天麩羅など、タッパーに詰めた精進をいただいてきました。今日の晩ご飯はこれを食べました。勿論、ノンアルコール。祭壇に飾ってあった生花と地元の御菓子屋Uのカステラもいただきました。今夜のコンサートはマリナーとライスターの組み合わせでモーツァルトのk622。中村紘子とキタエンコでシューマンのピアコン。家の周囲は秋の虫が大合唱で、窓を開けるとオーディオと歌い比べをしているようでした。
2008年08月25日
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午前7時前起床。昨夜、深酒をしました。結局、日本酒の後、また瓶ビールを開け、これを干し、飲み足りず缶ビールを片手に寝酒をしました。妻の帰宅を覚えていません。午前中、読みかけの本をやっつけ、午後は妻と映画を見に大分へ行きました。カンフー・パンダという題でした。物語は単純で、子どもも楽しめるものでしたが、随所に儒教的思想や無常の観念が見て取れました。意味深長といえば言えます。いい映画でした。映画のはねた後、妻は買い物。私は待ち時間を潰すため、喫茶店の奥でケーキとエスプレッソを頼み、本を読みました。静かで冷房が効いて快適でした。帰りの車中、映画の感想話に花が咲きましたが、ケーキを食べたことは黙っていました。夕食は私の町のラーメン屋に寄りました。南国という店ですが、なかなか美味しいです。今日もランを休みました。プールも行かずじまい。今週は距離を稼げませんでしたが、いい休養になったと思うことで、明日からの練習につなげようと独りごちました。
2008年08月17日
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戦争がもたらす市井の人たちの苦しみを通して反戦平和の大切さを描くのはいい。私も監督と同じ考えだ。ただ、この映画はヒットしないな。インパクトに欠けるとでも言おうか。泣かせる場面もあるし、時代を反映した人間の狂気も随所に出てくるけれど、見終えての印象は薄い。随所にユーモアもあるが、娯楽映画と同じ感覚でこれを取り入れているため、私にはシリアスなストーリーとミスマッチになっているように感じる。また、ストーリーとは別に、台詞のない登場人物の演技にはぎこちなさが見て取れたし、衣装の選択にも違和感のある場面があった。登場人物が泣いてばかりいる「泣きの映画」とでも言おうか。
2008年02月10日
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フライボーイズ 舞台は一次大戦中のヨーロッパ、主人公の米国人が仏の戦闘機隊に入り、苦悩する。ここに幸あり 首になった大臣のアイロニーある愛の風景 デンマーク映画 アフガンを絡めた人間の本質を問う愛の物語
2007年12月09日
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映画「居酒屋兆治」を見た。ストーリーは大原麗子演じる女性が主人公高倉健への思いを断ち切れず、最後は自暴自棄になって酒を飲み続け、食道動脈瘤で死んでしまう内容。港町の庶民生活が描かれ、風情もあった。かつて、私はこの映画のロケ地に住んだことがある。しかも制作年の2年前まで。それだけに舞台の町のランドマークや遠くに見える山々がとても懐かしい。多くの俳優も若く、仕立てははかなく悲しいが、見ていて楽しめる映画だった。
2007年11月13日
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BSジャパンシネマクラッシュで「RUSSIAN DOLLS」を見た。刹那的に女性遍歴を重ねる様をマトリョーシカ人形に喩えた映画。大人になりきれない物書きの主人公がちょっと退廃的な生活をそれでよしとして送る姿は、偶然だが今読んでいる全共闘時代が舞台の森詠の新刊と重なる。今時の若者の恋愛観を如実に物語っているのではないかな。この映画、2005年制作だけれど、私は自分自身が若いときに見たかった。羨ましいのは、主人公の友人がマリンスキー劇場の4羽の白鳥を踊るその中の一人と結婚すること。映画の中とはいえ、羨ましい限り。
2007年11月12日
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映画「小ぎつねヘレン」を見た。ストーリーは小学生向け。映像が能取岬であったり小清水原生花園だったり。獣医学部は東京農大の生物生産学部キャンパスかな。と、突然、若い時分を思い出した。7月だったと思うが、私は練習船に乗り、海の上から遠目に原生花園を眺め、双眼鏡で観光客の移動を見つめていた。その時、突然陽水のジェラシーが頭に浮かんだんだ。「はまゆりが咲いているところをみると、どうやら僕等は海に来ているらしい。ハンドバッグのとめがねが、はずれて化粧が散らばる。波がそれを、海の底へ引き込む。・・・ワンピースを重ね着する君の心は、不思議な世界をさまよい歩いていたんだ。・・・」心象風景として強烈に残っている。
2007年11月06日
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何をテーマにした映画なのかよくわからないような。それでも見終えた後、ほのぼの感が残る。シチリアの田舎町、映画技師アルフレートと少年トトの交流。心温まる関係。これに映画館の火事とアルフレートの失明、ホールの再建、主人公の恋と失恋、母親の戦争未亡人としての人生、それぞれに深く掘り下げるとどれも重いテーマになりそうなものが一瞬のフラッシュのように続いていく。よくわからない映画と冒頭に書いたのは、これらのどのシーンにおいても、人はその場面で明るく、屈託のないように描かれていることが理由。重く落ち込むことを、ほろ苦さに置き換えているため、明るく思えるのかな。ひとつひとつのシーンを短くし、明るい映像にしているため、シリアスさがないのである。皆さんは如何であろう。それに音楽もいい。個人的にはトトの母親の美しさ。マレーナの時もどきっとしたが、今回もそう。トルナトーレ監督の女性を描く際の好みを私は好きだ。
2007年10月06日
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うーん、よくわかない。現代スペイン社会で尊厳死が社会問題になっていて、それに一石を投じる映画なのだろう。途中、教会への痛烈な批判シーンもあった。しかし、テーマよりも主人公の死を選ぶことによって性の自由を獲得するということの唐突感を強く感じた。
2007年09月19日
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アンディ・ガルシアが主演。監督の描きたかった「真実の愛」については、時代背景を念頭に置いても私には理解できない。まあそれはそれとして、ジルベルスタインが彼の画にとても似ていることが驚き。俳優の中から探したのだろうな。特に頬の少し痩けているところは本当のモデルのよう。ピカソとの交流、サロンの雰囲気、郊外に住むルノワールとのワンシーン。どれも「おっ」と思わせてくれる。台詞、一言一言のことばの重みもいい。芸術家の発することばは単語の意味だけに止まらず、奥の深さ、深い意味を持つ。主人公が死に至るきっかけは酒場の深酒という些細で偶然的なものだが、本人がボヘミアンであり、煽る酒が多分アブサントだからなのだろう、必然を感じた。芸術家を主人公とする映画は、監督の強い意図により一面性を際だたせる。この映画もフェルメールを描いたものと同じような気がした。
2007年09月19日
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「題名のない子守歌」が公開される。ニュー・シネマ・パラダイスや海の上のピアニスト、それにマレーナ。いずれもほろ苦い作品だったが、今回の映画は衝撃的とのふれこみ。スリリングらしい。楽しみだ。母の愛がテーマと読売新聞に書いてあった。音楽はエンニオ・モリコーネ。これもいい。ただ、今のところ大分では上映予定なしとのこと。そんなのありか。小倉まで行く?
2007年09月17日
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主演のペネロペ・クルスは果たして美人なのか。映画のサイトで彼女へのインタビューを見たが、幼さが残る。沢木耕太郎はコラム「銀の街から」の中で彼女のことを「ソフィア・ローレンが持っている太陽の明るさだけでなく、月に潜む暗さのようなものも持っている。」と書く。見たいな。
2007年07月11日
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午前5時起床。終日雨模様なるも夕方雲の切れ間から青空が少し。台風4号発生。週末に近づく恐れ。月曜日なのでプール休み。生産森林組合の議案書を受け取る。見直しをして印刷に出さなければ。仕事は午前中蒲江、午後デスクワーク。プールは休館日。熊本のMさんYさん、津久見のT叔父宅へ中元を送る。緋扇貝。札幌近郊のHには私の町の焼酎4本を発送。夕食は鯛の刺身。美味。加藤の豆腐もいい味。今日はノンアルコールの日と決めていたが、小さな銚子に注いだ李白を1本だけ。BSジャパンのシネマクラッシュで「コーラス」。ジェラール・ジュニョがいい。グッと胸に来る。悪童寄宿舎に音楽教師がやってきて、子どもたちを変えていくというストーリー。ネット検索したら、ハリー・ポッターの興行を凌いだという。頷ける。
2007年07月09日
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昨日は「ルパン」今日は「うつくしい人生」を見た。いずれもフランス映画。「ルパン」は音楽が「ポアロ」似。ストーリーの展開にテンポあり、これがいい。中学の図書室で借りた奇巌城そのままの海岸風景も出てきた。町並み、役者の服装にいい感じの時代考証有り。女性も魅力的。最後のシーン、花の茎が折れて落ちていたシーンは謎めいている。「うつくしい人生」のほうは映像そのものがフィルターをかけたような色合い。フランスの丘陵地帯が舞台。秋の枯れた色合いが風情を醸す。主人公の落ち着きにはちょっと違和感があるが、彼が家族を背中に背負い、山間の暮らしをする、そして愛という褒美を最後に手にするというストーリーには、心を落ち着かせるものがある。この後、ティントナーでブルックナーの9番を聴いた。夜更かしはいけない。本日ノンアルコール。
2007年05月31日
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午前5時半起床。曇り時々雨。大分へ出張。沈没船の話。昼は白滝橋たもとのラーメン屋へ入る。豚骨。プール休み。仕事が引けると、そのまま帰宅。法人税申告の書類作成。ヴィヴィアーヌ・スパーノゲの無伴奏を録音。BSハイビジョンで映画「殯(もがり)の森」を見る。以下はNHKの説明文。記憶が失われ、行動が常識とずれてしまう認知症。だが根幹にある感情は無くならない。当たり前のことが当たり前にできなくなった相手と心通わせることは出来るのだろうか。亡き妻を思い続ける認知症の初老の男と施設で彼を介護する子を失った傷心の女が、迷い込んだ森の中でそれぞれの思いを静かに交錯させてゆく魂の物語。一緒に見た妻はわけがわからんという。夜、Jardim Botanico Akiko を聴く。夜の静寂。ウイスキーが恋しい。
2007年05月29日
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監督 キアロスタミ『友だちのうちはどこ?』『そして人生はつづく』『オリーブの林をぬけて』
2007年05月20日
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映画からは随分遠ざかっていた。昨年末、シネマ5の会員を降りてからは、もっぱらTVによるだけだった。さて、久しぶりに観たDVD『歓びを歌にのせて』は格別だった。8年先までメジャーオケとの予定が入る指揮者の物語だが、ストーリーの中にはいくつもの深いテーマが盛り込まれている。欲望、不安、失望、差別。しかし歌、合唱、ハーモニーの持つ力がそれぞれを乗り越えていく。レナの聖母のような魅力、ガブリエラの独唱。私はこの二人に痺れた。ただ、スウェーデン北部の小さな村が舞台だったが、麦畑のシーンを除き、自然の美しさは今ひとつだった。この映画、トリプルAだ。
2007年05月19日
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強烈な映画だった。舞台はチベット高地。カモシカの密猟者を追う私設山岳警備隊の一部始終を、北京から派遣された新聞記者の目で追うという設定。青空のない北風吹きすさぶ荒涼とした大地をジープに分譲して追跡する一途な隊員達の姿。肺気腫や流砂、凍てつく川、次々に襲う自然の驚異。鳥葬のシーンに始まり、最後もまた死者を鳥葬にという場面で終わる。肉体を自然に帰すこの儀式は、1時間半の全体を貫く主人公達の死生観だろう。モチーフを支える表現としては最も衝撃的かつ端的だ。また、歌を歌いながら舞うように踊る彼らの豊かな感性とカラシニコフの乾いた音の対比は、対極にある者(物)同士の究極の組み合わせである。この映画の迫力はとても文学で描くことの出来ない芸術の外枠にあるといえよう。
2006年10月20日
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午前8時起床。晴れ。昨夜はソファーで寝入ってしまい、朝方布団に入る。目が覚めたら日が昇っていた。母からTELあり、津久見の港まで魚を受け取りに行ってほしいとのこと。道中、エラ・フィッツジェラルドを聴くもよかったのはサマータイムのみ。魚はヤズとマグロの胃袋。帰り、義母の家の芝を刈る。楽天で購入した電動芝刈り機を試したらよく切れた。ヤズ1匹とこれを義母にプレゼント。午後プール。息子は3ヶ月会員になった。帰りにスーパーでビールを買い、帰宅して早速プシュッ。つまみはウナギの蒲焼き。午後8時就寝するもテレビの音に目が覚めて、妻とチャングムの誓いを見る。その後、BSiで映画「かげろう」を観る。フランス映画はいい。南仏の瑞々しい風景と美しい未亡人。彼女はナチスから逃れるため生活基盤を放棄。パリからの脱出行は苦行。途中、青年に助けられ、以来、揺れる夫人の妙味。
2006年09月30日
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午前7時起床。目の覚めたのは午前5時、布団の中でまどろむうちに午前7時。午前中本と向き合う。昼前になって町に息子と出かける。図書館、TSUTAYA。DVD「マザー・テレサ」と「トスカーナの休日」を借りた。昼食は大きなオアカムロの干物。蒲江のWさんから父がいただいたもの。美味。最高。beerのプルトップを引いてしまった。午睡の後マザー・テレサを観る。滂沱滂沱の連続。主演はオリビア・ハッセイ。歩き方をよく似せていた。それにしても洋画のストーリー展開は速い。夜、中野河内共有森林組合の役員会。
2006年09月09日
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午前3時半起床。2時間本と向き合う。晴れ。午前中、別府発達医療センターの大分分院?に妻を送る。関係者治療の参考にするらしい。待ち合わせの時間、ダイソーとホームセンターで時間をつぶす。妻の車の交換用ワイパーゴムを購入。回転寿司で手っ取り早く昼食の後、シネマ5へ。上演時間までエスプレッソと紅茶、ケーキ。映画「ゆれる」を見た。BIG・RIVERに続いてのオダギリジョー。作品としての完成度は高い。いい映画を見たという満足感がゆっくりと広がるような感じ。しかし、結末は見た後にやってくる「納得」感がなく、起承転結のはっきりしない読者生殺しの小説を読み終えた時のよう。漱石の本と同じで、この映画を見た客は、主人公の心の「揺れ」を想像させられるように出来ている。この点においては「問題作」と言えよう。但し、1級品とするには何かしら足らないものがある。原作そのもののテーマへのアプローチの方法に弛みがあるのかな。今日のシネマ5は客が多かった。オダギリ主演ということで若い女性が目立った。カウンターの中の女性はエキゾチックな顔をして魅力的。館主の娘さんだろうか。この映画館が初めての妻は今日の作品を気に入り、次の「太陽」「カポーティ」「狩人と犬、最後の旅」「ココシリ」などを見ようという話になった。ここを後にし、長浜町の角打ちへ。御手洗酒店。缶ビール、ウイスキーのダブル、冷酒1合。ここの御主人はオーディオマニア、遍歴50年。話が弾む。JBLが中央にどっしり鎮座。その上には古いスペンドール。さりげなくウエスギの管球アンプ。LUXのそれは隅に追いやられていた。振り返るとカウンターの中にクォードのスピーカーとセパレートのトランジスタアンプ。404だ。このスピーカー、実物を見るのは初めて。薄い。店の中は機器とレコード、オーディオ関係の書籍で埋まっている。とても楽しい店。4344で1961年録音のマイルスを聞き、その後クォードでカザルスの無伴奏チェロ。これは1930年代録音のもの。いずれもレコードで。4344は粒立ちがいい。クォードも厚みのあるいい音だ。楽しい会話、リクエストし放題、勘定数百円。御主人に申し訳ない。帰宅は午後7時。赤を抜栓。半分飲んだらバタンキュー。
2006年09月02日
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午前六時起床。晴れ。昨日、酒を飲みながら今日の予定を考えていた。全てを放棄、秘湯に身を浸し、午後は映画を観て、後は帰って一杯やり寝るだけの一日にしたいと。それでもって朝八時過ぎに別府向け。鶴見霊園の奥にある鶴の湯へ。昨秋、札幌のA先生と訪ねて以来だ。浸かっていると外国人の親子がやって来た。話を聞くとフランスのパリから旅行とのこと。息子は13歳。微笑ましかった。彼らは烏の行水だったが、帰り際笑顔で「さようなら」と言った。裸の付き合いは一瞬にして打ち解ける。それはさておき、私も17歳の息子とこうやって旅行をしてみたい。鶴の湯は鶴見岳の山麓にあって、硫黄の強い露天風呂。周囲は小笹と野萩の緑が一面。青空の下、遮るもののない一等地。向こうに見える櫟の緑が空の青に絶妙のコントラストを展開。快なり。命の洗濯ここで3時間。その後、パークプレイスの映画館で「日本沈没」を観る。レベル低し。帰宅したら娘からトラの写真をプリントしたTシャツが届いていた。船長Tさんと無線で会話。
2006年08月23日
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終日晴天。盛夏。佐賀の友人T氏からメールあり。来月来佐とのこと。友人達との小旅行とバッティング。困った。昨日、札幌のA先生から干物の礼を書いた葉書。少し弱っているよう。午前中、イカとマダイの身を使ってトマトソースを作る。昼のパスタ用。BGMは新世界。午前10時、開館と同時にプールへ飛び込む。1,700m。ここで高校の同級生Kに会う。卒業以来。隣町にある水産会社の次男。東京のIT企業に勤めている。高3、中3、小6の子どもがいるという。母校の学力低下を心配していた。この話、彼のところまで聞こえているのか。実態はそうでもないのだが。高1の時、彼がキャンプにカワハギロールを持ってきて、それがとても美味しかったことを思い出した。その年は甲子園に初出場。川原の蓮根畑に蓮の花が咲いていた。開花は昨年よりも少し早いのか。今度ここを通るときはカメラを持とう。昼食は妻と二人。夏期講座の息子は午後2時に帰宅。泳いできたらしい。彼には2人前の麺を茹でた。NHKBSで映画「事件」を見る。姉妹のもつ女の性とそれに巻き込まれる青年工員の哀れ。殺人事件がなぜ起きたのかを法廷で明らかにしていく過程はよくできている。監督は野村芳太郎。豪華キャスト。佐分利信の演技が好きだ。午睡。夕方、裏庭の草刈り。尻を蚊に刺された。包丁を研ぐ。コンポスターに土を加える。広島逆転負け。高橋和己遅々として進まず。
2006年07月27日
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晴れ。暑い一日だった。午前5時起床。朝ご飯は博多からTさんが送ってくれたタラコ。上物、美味しい。今朝は好物アジの味噌汁もあり、至福。午前中、所用で町に出た。ホームセンターでトラの砂、麦わら帽子、石鹸ケースを買う。ついでYさん宅に廻り注文の品を渡したら、屋久島土産の黒豚煎餅を戴いた。今日は釣り如何と水を向けたが、小型船舶安全協会総会資料を見繕わねばということでしからばまた今度。真っ直ぐ帰宅。ランブルの豆が切れた。映画「蝶の舌」を見る。スペイン内戦物。蝶の舌という題名は、最後の最後になって判る。それはそれとして主題からそれるが、主人公の兄の所属する楽団がある村を訪ねたときの話に興味を惹かれた。子供を連れてピクニックに出かけたとき、狼が1匹顔を出したので、皆は子どもを残しこれを追う。しかし狼を見つけることができず、残した子どもが狼の群れに襲われていた。1匹の狼は囮。騙されたのだ。4歳の娘がさらわれていた。捜索したら狼の巣で生きて見つかった。狼は殺さなかった。しかし、彼女は背中を噛まれて声が出ないようになっていた。狼は声を潰す背中の急所を知っていて、そこを意図的に噛んだのだ。子どもに助けを呼ぶ声を出させないために。とまあ、こんなことをしゃべるシーン。なんだか、空手の三年当てに通じるものがある。三年当ての話は過日の研修時、これを主催した理事長に聴いたのだが。午後、義母宅の庭芝を刈りに出かけるも、エンジンかからず。こんなことは一度もなかったのに。汗びっしょりになって30分機械と格闘するも拗ねは続き、結局刈らずに帰った。原因は燃料の過送だろう。時間をおけばなんのことはない。今日は飲まぬつもりだったが、シャワーを浴びたらついつい手が缶の方へ。プルトップを引いて相撲観戦、白鵬が2敗。綱取りはどうなるのか。息子帰宅は午後7時半。すぐに夕食。バタンキュー。
2006年07月17日
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曇り時々雨一時晴れ。台風3号は大きく西回りで日本海に至る。影響はほとんどなし。4号は台湾から大陸に向かう予想。午前4時半起床。スターデジオをエアチェック。CDRが底をつきそう。安売りの時まとめ買いをしなければ。昨夜、高校最後の試合となる息子の水泳大会応援のため、佐賀行きを検討。市内のホテル満室のため、少し離れた筑後市のビジネスを予約。会場から20km程離れている。自動車で1時間位か。一泊二日の予定。帰りに国立博物館へ寄る時間があるだろうか。朝のうち雨のため、息子を学校へ送迎。夕方プール。30分間泳。泳いだ後のスチームサウナが気持ちいい。昼食は妻の弁当。夜はオムライス。ノンアルコール。bs-iで映画「半落ち」を見た。なかなかいい。ある家族に様々な人がその人の仕事を介して関わっていく。テーマはアルツハイマー病の家族を抱えてどうするのかという社会問題だが、映画の構成は「クラッシュ」を思わせる進行。就寝は午前様。
2006年07月11日
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午前5時半起床。終日晴れ。暑さはそれほど感じないが、交わす挨拶は「暑くなりました」。夕方プールを休んで床屋へ。バーバーヒラタ、3,300円。その後、知人へ渡すため、梅をむしる。焼酎を引っかけての作業、脚立がぐらぐら。棟梁がひやかしに来たので、彼にも一杯。キュウリがなりはじめてこれを美味しく食べている話、大根の姿器量が見事に悪い話、奥さんの勤める水産加工場からもらう商品にならない干物の話。区長と防犯灯設置について立ち話。テイクノート。朝食ご飯味噌汁昨晩残りの刺身、昼冷麺、夜トンカツ。NHKBSで「阿弥陀堂だより」。芥川賞作家南木佳士原作。彼の本はほとんど読んだが、全て生と死がテーマ。ロケ地は同じ信州飯山市。千曲川と村々の四季がいい。樋口可南子も美しい。さて映画は、北林谷栄演ずるおうめさんと彼女が住む阿弥陀堂が主舞台だが、若い時分のおうめさんの生業は明かされないまま。しかし、「○○でありんす」という一言により、吉原で苦労したであろうことをが窺えた。台詞一つの重み。映画はこれだから楽しい。脚本・監督は小泉堯史。「雨あがる」も彼の作品。夜、布団の上で漱石。遅々として進まず。ワルターのモーツァルト、ベートーベン、シューベルトをエアチェック。清岡卓行死亡。ああ『アカシアの大連』
2006年06月07日
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午前3時起床、1時間ほど本を読んだあと、また寝る。午前5時に床を上げた。終日雨。親方にTEL、映画に誘う。シネマ5で「雪に願うこと」。ストーリーは単純。ばん馬の息づかいをもちょっと深く切り取って欲しかった。吹石一恵はNHKの氷壁で見て好い印象を持ったが、イマイチ。佐藤浩市、山崎努は流石。帯広の朝夕の空気、道東の雪の降り方、泥濘の映像、場面場面には心象風景と重なるものがあり、郷愁の思いがした。白樺並木は多分畜大なのだろう。帯広畜産大学といえば、高校時代、親戚の中で一番の秀才だった叔父から、この大学や信州大を受験してはどうかと勧められたことがある。今思うと、これらの大学には何とも知れぬ強烈な個性がある。この映画、岡山のシネマ・クレールでも見ることができる。割引の日は、1,000円で鑑賞可能。親方にランチを馳走になる。カレイのソテー。往復の車も彼が出してくれた。送迎ランチ付きのシネマは好い気分。「私が車を出しましょう」と言ったが、軽トラは嫌だと親方。彼は8年ぶりの銀幕鑑賞だったとのこと。タイタニック以来。感動した様子。普段、テレビも見ない彼を引っ張り出してよかった。行き帰りの車中、話が弾む。人物往来と財布を落とした話。「人間は何のために生まれてきたのか」という問いかけには苦笑。映画に誘ったとき、「字を読むやたぁいけんきぃの」(字幕を読まないといけない外国映画を指してのこと)と宣う彼の様子からは想像も出来ない言葉。彼は、帰りにガーデンハウスにより、花の苗を沢山買った。これも意外。私は、この類の店に全く興味を覚えない。帰佐は午後3時。ホームセンターで草刈り機の刃を買い、プール。1,600m。午後6時、友人3人と大衆酒場28萬石へ。生ビールが美味しい。つね三を冷やかして、妻の迎えで帰宅。土産にモモカラを3本買って帰ったら、息子がペロリ。飼い猫トラが左足中指を脱臼している様子。足を踏ん張れない。3本足での歩行が痛々しい。また動物病院行きだ。
2006年05月27日
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無為の一日。プール1,000m。広島の黒田本来のピッチング。映画、過日の「クラッシュ」もよかったが、次回は「マンダレイ」に期待。シネマ5は連休に上映するのかな。岡山市にある「シネマ・クレール」という映画館もシネマ5と同じコンセプト。「ホテル・ルワンダ」の主人公は「クラッシュ」でも主人公。オルハン・パムク『雪』和久井路子訳 藤原書店3,360円A・N・アファナーシェフ『ロシア好色昔話大全』中村喜和訳 平凡社3,980円
2006年04月27日
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終日雨。午前6時起床、新聞とベートーベン。田園とモーツァルト40番を久しぶりにエアチェック。朝食は昨晩の残り、アラの刺身。これが美味しい。昼食は雑炊、夜鰯の蒲焼き。朝、早いうちに父からTELあり、居間に掛けてある油絵を市美展へ出すから、取り外すのを手伝えとのこと。ハシゴに取り付き、重い絵をよっこらしょ。旧制中学の教員を描いたもの。もう一つはアトリエの裸婦。両方とも100号を越える大きさ。裸婦の顔は横浜のC・M嬢に似ているような気がして、どうもいけない。午前中、プール。S先生にターン後の姿勢について指導を受けた。以後快調。午後、大分市へ映画。妻も別件で。途中、妻の実家へ。母のゆがいた筍を届ける。シネマ5で「クラッシュ」。都会ロス、僅か1日の輪廻転生。いい映画だ。これが終わり、雨の中、大分の町を歩いていると、Tさんのことを思い出した。春雨、薄暮、お寺の鐘がゴーンと鳴った。気分が好いのでワインを買う気になり、リカーショップへ寄る。「安くて美味しい辛口の白」と言ったら、シャルドネを2本勧めてくれた。勘定の途中、チリの銘酒エスクード・ロホが目に入り、求めたのは合計3本。若松通りの端にあるこのお店には、もう一人客がいた。お年寄りで、イタリアワインの角打ち、丁度1杯目を飲むところだった。私も釣られそうになったが、運転手なのでぐっと我慢。後ろ髪を引かれる思いでその店を出た。駐車場で待つ妻へと、草餅を2個。「とらや」という菓子店が暖簾を仕舞うところにようやく間に合い、210円也。親方は午前中、ビッグアイで芝育成の講習だそうな。その後、トリニータの試合を見るかもしれないとのこと。夜、モルトウイスキーのソーダ割り。映画の余韻を楽しむ。その後、田園。
2006年04月15日
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今日も寒い。佐伯湾に浮かぶ大島でも雪が舞ったとか。家の庭は梅が興醒めとなり、代わってユキヤナギが咲きはじめた。10日ぶりのプール。500m×2。控えた。帰りにローソンでシャルドネを1本。明日は山梨から1升瓶が6本届く。夕食は一昨日の鍋の残りを雑炊。これがいけた。キムチ鍋はいい。寒いだけに一層美味しく感じた。知人から借りていたCHICK COREAを返却。どうも肌が合わない。ミロシェビッチが死んだ。チトーのカリスマ性が民族主義の台頭を抑え続けたといわれ、彼の亡き後は、案の定、ミロシェビッチの台頭を許した格好になった。セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ。全て理想を求めた第3世界の末路だ。歴史にもしもは禁物だけれど、チトーの後継者がゴルバチョフのような人物だったら、美しいサラエボの町はそのままだったのかもしれない。歴史はミロシェビッチをどのように位置づけていくのか。BS2でグローリーを見た。15年前のモーガン・フリーマンが出ていた。南北戦争の黒人部隊がテーマ。イマイチ。軽い。
2006年03月14日
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快晴。春先の青空は心を浮き立たせてくれる。しかし花粉症。体調不良はほぼ回復。昨夜遅く、娘と映画「北京ヴァイオリン」をみた。BSジャパン。中国音楽現代事情を如実に表現したもの。最後の場面、北京駅構内で主人公がチャイコフスキーを引くところは圧巻。
2006年02月21日
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午前6時起床、朝食は昨夜の水炊きをベースにした雑炊。美味。義母の依頼で妻と彼女を大分市へ買い物へ連れて行く。私は彼女たちの無為に付き合う気分になれず、シネマ5へ。今後のことも考え、会員になる。1万円の会費で10回まで無料、その後も1,100円にて鑑賞できるのが特典。同伴者も1,300円。ということで今日は「大いなる休暇」と「モンドヴィーノ」を見た。「大いなる休暇」はカナダ映画。100人あまりが住むフランス語圏の小島の物語。プラスチック工場誘致を望む島民に出された課題は医師の常駐。1ヶ月間の条件付きでやって来た若い医師に、手練手管の芝居を演じ、彼をその気にさせる。コメディタッチの映画に付きもののどんでん返しとハッピーエンドに、気分が和んだ。ただ、エンディングの演出は大層甘く、もう一つ工夫が欲しかった。「モンドヴィーノ」はミッシェル・ロラン、ロバート・パーカー、モンダヴィー一族などが登場するドキュメンタリー。様々のシーンが足早に入れ替わる。ワインに入れ込む各人の哲学とポリシー、それにマネー。伝統を守り個性的なワインを作ろうとするラングドックの生産者と、果実風味たっぷりで若い段階から飲みやすいワインを作ろうとする醸造コンサルタントの対立を軸に構成。これにパーカーの点数制を絡め、ワイン市場が一つの物差しで均一化される危惧を描く。ムートンやポムロルなど、生産地の場面も多く登場。楽しめたが、テンポが速く、門外漢には難しい映画だ。
2006年02月05日
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大分のシネマ5に出かけ、「ヴェニスの商人」を見る。過日、この本を読んだのはこの日に備えてのこと。セリフはほとんど原作そのまま。無駄が無く、ストーリーの展開を心地よく感じる。未読者には少し辛いか。古典が映画化されたときは、本から入るに限る。パチーノ演ずるシャイロックは出色。自宅前でサレアーリオに「ユダヤ人とキリスト教徒、同じものを食べてはいけないのか、同じ刃物では傷がつかないのか、同じ病気に罹らないのか、同じ薬では治らないのか云々」と言う場面。法廷で公爵へ、「(キリスト教徒は)どなたも屋敷に奴隷を飼っている、それを犬馬同様、卑しい仕事に使っている、金を出して買ったものだからだ。それを横から私が、自由にしてやり婿に迎えて跡を取らせなさい、寝床も自分たち同様に柔らかくしてやりなさい、皿にも豪勢に同じものを盛ったらよろしいと言えば、あなた方は、奴隷は俺の物という。私も同様に肉1ポンドは私の物と答えましょう。」という場面。何れも迫力もの。これらのセリフをしてシェイクスピアは人種差別の問題を描こうとしたのではないかと思った。リン・コリンズのポーシャが美しい。演技は二流役者だが、ベネチアの美を象徴するような容姿には目を見張る。魅力的な女性だ。黙して立つと、血筋のいい純真無垢かつ健康的なヴィーナス。「永遠のマリア・カラス」のジェレミー・アイアンズがこの映画に出ているのを知らなかった。憂鬱なアントーニオを演じているものの、存在感は「永遠の・・」に比べて薄い。やはり助演だからか。「永遠の・・」ではプロデューサーを演じ、かつホモ役だったが、アントーニオのアンニュイもホモセクシュアル願望を押さえ込んでのものではないかと邪推。ムーア人の王は滑稽すぎていただけない。もう少しかっこよく描いていい。原作には、ゲットーをユダヤ人が出るとき、赤い帽子を被らねばならないことは書いてなかった。ラストシーン、ベルモントの前に船を浮かべ矢を海に射込む情景も。この場面、意味不明。音楽もいい。クラウザンの響きに加え、エレミアの哀歌調。いい映画だ。必見。
2006年01月19日
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晴れときどき曇り。妻の言を入れて大分の買い物に付き合う。娘と義母同行。稙田タウン。福袋目当ての客多し。凄い人出。15分並んで札幌ラーメンを食べる。食後は一人映画鑑賞。「男たちの大和」。反町隆史、中村獅童、それぞれいいものを出している。『考える人』新潮社の季刊雑誌。教養主義の本。
2006年01月02日
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息子と2人、大分市へ。今週末から修学旅行ということで、服や靴を見繕いに。修学旅行といえば、私の頃は日帰りバス遠足だったが、今は海外。ニュージーランドの牧場にホームステイという。買い物の間、私は映画「春の雪」を鑑た。その後本屋をひやかし、雑誌を数冊。帰宅して天皇賞、ダンスインザムードの複勝でプラス。プール力泳の後はビールとワインを少し。マーラーの5番を聴いて、午後8時就寝。 「春の雪」について。私にとって劇場での映画鑑賞は希である。このようなチャンスがなければ、鑑る機会はない。三島由紀夫原作というところが魅力的だったからである。ストーリーは華族社会の恋愛悲話、単純なものだが、上映時間2時間半を長いとは感じなかった。理由は、大正時代のデモクラテックな雰囲気をよく醸し出しているセットや衣服が大変興味深かったことと、セリフの一つ一つが三島文学の繊細さ、キレを彷彿とさせていた(後半になると、ストーリーの展開からやむを得ぬことなのか、雑ぱくになったが、冒頭呟くように話す主人公の言葉は正に三島文学)ことの2点。 テーマ自体は「虚構に次ぐ虚構」であり、平安時代の王朝文学を憶良の側から眺めるの感を持ったが、映像の価値という意味では、一見の価値有り。これはこれで時代考証の物差しになるといえるのではないか。
2005年10月30日
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晴れ。朝食味噌汁塩鯖の一夜干し、昼食牛乳1本、間食野菜ジュースとニッケ玉1個、夕食ハゲとバリの刺身餃子チキン唐揚げ等。チューハイが美味しい。夕食前に市民プールへ。1200m。泳いだ後、大胸筋に負荷のかかっているのを感じる。息子の身体が▼になるはずだ。帰りにスーパーによりビールとつまみのソーセージを買う。明日、友人と筋湯温泉へ1泊2日の小旅行に出かけるためだ。ステンレスのウィスキーボトルにラフロイグを詰め、文庫本、メモ帳、デジカメと一緒に鞄へ入れる。作家は創作のテーマが決まると取材旅行をする。イメージが膨らみ、もともと旺盛な想像力に火が付く。内省的な私小説はさておき、歴史物に関しては対象者と同じ空間を共有するのだから。以上、佐々木譲のブログを読んで感じた。スコッチを舐めながら映画「魔女の宅急便」を見る。宮崎駿のものはいい。全ての作品に共通するものは「愛と平和」だろう。この作品も十分に「愛」の表現がなされている。大人にとっては失ったものに対するノスタルジーと感じるのだろう。妻は横のソファーで口を開けて鼾をかいていたが。息子の文化祭でウォーターボーイズをやるという。見てみたい。森鴎外『身上話』
2005年09月16日
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