お茶の歳時記

お茶の歳時記

Oct 20, 2004
XML
カテゴリ: 本のこと
臓器移植がテーマの漫画。「3×3EYES」だけじゃないんですよあの人は。
重度の心臓疾患のため心臓移植を必要としている女の子と、データ上彼女との拒絶反応が少ない「ゼロミスマッチ」の心臓を持つ主人公のお話。
臓器移植はデリケートな問題だと聞いたことはありますが、具体的なことは何も知りませんでした。
ドナーカードを持つ際は家族親族と良く話し合っておいたほうが良さそうですね。
恥ずかしいことですが、この漫画読むまで、ドナーカードを所持していても「遺族には臓器提供を拒否する権利がある」事も、「変死(事件絡み)の場合は司法解剖に回されるから臓器提供できない」事も知りませんでした。
あと、遺書で移植対象を名指ししたら、臓器の摘出が行われないことも。
お話のクライマックスは、「臓器移植を反対する会」との直接対決です。

私の知っている人で子供もいる主婦の方がドナーカードを持っています。
でもご主人がその事を快く思っていないんですよ。
彼女の言い分は

「死んだら焼かれて灰になるだけ。でもドナーカードを持っていれば役に立たなくなった自分の臓器で助かる命がある。リサイクルと考えればいいじゃないか」

うん。私もその意見は賛成。ただしそれは自分の体に対してです。
これが愛する家族の体なら、果たして「役に立たなくなった臓器」と割り切れるだろうか。
それも、その人が突然の死にみまわれているまさにその瞬間、そう冷静でいられるだろうか。

臓器移植のやっかいな所です。
つらい直中にいる遺族に臓器提出の手順説明をし、摘出を承諾してもらう所。

自分の体なら諦めも付く。
だけど自分以外の、それも近しい人間の死を目の当たりにして、全てにおいて冷静に振る舞えるだろうか。
そういった理屈ではどうしようもない相手の感覚を思いやり、労った上で自分の意思を理解してもらうことをコミュニケーションと私は呼んでいるけど、家族間のコミュニケーションは疎かにしてはいけないな、とつくづく思いました。

【楽天ブックス】ブッキングライフ(1)
【楽天ブックス】ブッキングライフ(2)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Oct 20, 2004 11:46:55 AM
コメント(5) | コメントを書く
[本のこと] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

AIBELL

AIBELL

Archives

Jun , 2026
May , 2026
Apr , 2026
Mar , 2026
Feb , 2026

Favorite Blog

訳あり三陸 おさし… New! きゃっくんさん

パン大スキ! yellowpanda55さん
BRIGHT EARTH tantanperu2さん
わくわく工作ブログ わくわくクラフトさん
まちままの絵本日記 まちまま♪さん
tomatoのひとりごと トマト65号さん

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: