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2000.11.06
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 角田喜久雄の『髑髏銭』と国枝史郎の『神州纐纈城』。

 『髑髏銭』は、伝奇小説ではあるのだが、おどろおどろしいところはあまりない。
 主要な人物がみなつながりがあり、ご都合主義ではあるのだが、それを不自然に感じさせないくらい世界が完成している。
 悪人は一人だけで、最初は悪人のように思えた男も、終わりの方では結構いい人になっている。
 これでいいのだ、と圧倒される小説である。

 『神州纐纈城』は、おどろおどろの連続。
 結局物語としては完結していないのだが、それでも読み継がれるだけのことはある。
 著者は、物語を書きたかったのではないのだ。
 纐纈城のようすや、造顔術のしかた、町の人々が病気にかかり体が崩れていったりする様子を描写したかっただけなのだ。





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Last updated  2005.04.01 20:53:56
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