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2005.10.08
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銭形平次捕物控(7)  「瓢箪供養」「平次女難」「玉の輿の呪い」「血潮と糠」「名馬罪あり」「受難の通人」「巾着切りの娘」「振り袖源太」「お局お六」「九百九十両」
 これもまた読んだことがあるのもあるが、初めて読んだのが多い。
 平次が発見したものが読者には明かされずにいることが多いので、本格ミステリではないが、誰が犯人かを予測する楽しみはある。
 中には、「巾着切りの娘」のように、犯人捜しが主眼ではないものもある。
 この話、むしろ犯人捜しを主にして、平次の手柄にしてしまった方が娘には傷が付かなかったのではないかとも思うが、最後の人情優先のためにはやむを得なかったのか。

 この巻にはお神楽の清吉も時々出てくる。
 こうなると、執筆順に読みたいものだ。
 最初は石原の利助が張り合っていたが、病気になったり平次の世話になったりしてその娘が平次の力を借りることが多く、新たなライバルとして万七親分が幅をきかせてきたものらしい。

 巻末の随筆は、「平次と生きた二十七年」と題して、擱筆の弁。
 最初の方には「三百八十余編」とあるが、「四百二十幾編を通じて」という文章もある。「四百二十幾編」というのは、銭形平次以外の作品も含めての数だろうか。

 今回も知らなかった言葉から。

 「ガラッ八の八五郎は、あわてて弥蔵《やぞう》を抜くと」(p7)
 人名かと思ったが、前後から考えて追い抜いたわけではない。
 辞書をひくと、懐手で両手を握り、肩のあたりをあげるかっこうだそうだ。

 「手絡《てがら》」(p123)
 女性の髷の根本の飾りの布。

 「伊達者《だてしゃ》」(p199)
 「だてもの」と読むのかと思ったが、複数の辞書を引いても「だてしゃ」。知らなかった。

 「油をかけてくれます」(277)
 「油を差す」と同じで、力づけてくれることらしい。


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Last updated  2005.10.08 16:09:03
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