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2007.10.05
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カテゴリ: その他の映画
 わたしは、こういう映画は好きだ。
 特に何かが起こる、というわけではなく、おだやかに時が過ぎていく映画だ。
 フィンランドの街角で、日本食の小さな食堂「かもめ食堂」を営む女性。メイン・メニューはおにぎり。
 客はなかなか来ない。
 なぜ、フィンランドでおにぎりの店なのか、などということについての合理的な説明はない。
 主人公(小林聡美)はあくまで明るく前向きである。
 最初の客が、日本かぶれの若者で、「ガッチャマン」の主題歌を知っているかと聞かれて、それが気になり、たまたま見かけた日本人(片桐はいり)に声をかけたことから、その女性も「かもめ食堂」で一緒に働くことになる。
 やがて、これまたなぜかフィンランドにやってきた女性(もたいまさこ)も店を手伝うようになる。
 日本人はこの三人だけ。あとは、フィンランド人で、日本人同士の会話以外はフィンランド語。
 大事件が起こるわけではない。
 やわらかい時間が過ぎていくだけだ。 
 その中に緩やかな癒しがあり、背負っていた重荷が消えていく。
 店が満席になることがそれを象徴しているのだが、はたしてこの店が実在するものなのか、プールで泳いでいる主人公の心の中にだけ存在するものなのかもわからない。
 謎は謎のままのこされて、わからない話といえばわからない話なのだが、人の心を合理的に説明したところで、合理的に理解できるとはかぎらない。
 わからないことはわからないままでいいのだ。誰だって、わからないまま生きているのだ。
 そんな気持ちになる。

 主題歌は井上陽水。
 それを意識してか、プールで、主人公の口ずさむ歌は、井上陽水の「白いカーネーション 」という歌だった。「 センチメンタル 」というアルバムに入っている。

 小林聡美と片桐はいりって「 光とともに…~自閉症児を抱えて~ 」つながりだ。

公式サイト

かもめ食堂 - goo 映画

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Last updated  2007.10.08 08:34:09
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