1988年、ミドラー自身の会社が制作した映画"BEACHES"に主演。そのサウンドトラックはミドラーにとって前作から6年ぶりとなるアルバムとなった。このアルバムからはナンバー・ワン・ヒット「愛は翼にのって(原題:WIND BENEATH MY WINGS)」が生まれ、同曲はグラミー賞最優秀レコード賞を受賞している。
1990年、アルバム"SOME PEOPLE'S LIVES"がリリースされ、このアルバムからのシングル「ディスタンス(原題:FROM A DISTANCE)」がナンバー・ワン・ヒットを記録し、グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞。当時、湾岸戦争に従軍しているアメリカ人兵士と故郷に残された家族との離れ離れの気持ちに重ねられたこの歌もまた、時代の記憶とともにベット・ミドラーの代表曲として語り継がれている。