「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2010.05.16
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カテゴリ: インドネシア
ホテルの裏扉を開けると・・・・そこは【世界遺産】ボロブドゥールだった!なんと聖地の下に1泊していた事に改めて驚きました。高い階段を登ると、そこには、菩提樹の葉っぱの形の聖地ボロブドゥールがあります。

『インドネシア旅日記』ボロブドゥールうんちく

           インドネシア【世界遺産】ボロブドゥール
IMG_2182.jpg
           なぜ「丘」にボロブドゥールは、建てられたのでしょうか?



その理由は、2つあります。

1つ目の理由は、

インドネシアの宗教は、もともと

自然の神様を信仰しておりました。

特に山が、一番の信仰の対象でしたから

一番神聖な場所である

山や丘に寺院が、建てられました。

そこにインドから、仏教とヒンドゥ教が入って来ましたから

自然信仰を加えた信仰が生れました。


2つ目の理由は、

仏教のお寺は、常に大きな川の合流点に建造されました。

インドのバナラシが、大きなガンガー2つの川の合流点だった為に

ボロブドゥールも、大きな2つの川の合流点に建造されました。


ボロブドゥールが、造られたのは・・・・・・・・・・ 8世紀


どうして8世紀だと分かったのでしょうか?

一番下の土台部分に

8世紀頃に使われたオリジナルの文字が発見されたからであります。


そしてボロブドゥールは、11世紀ころまで使われました。

建設した期間は、今でもはっきり分かっていないそうで (調査中)

ここも、プランバナン同様に

下の部分のレリーフは、未完成だそうです。

プランバナンは、たくさんありましたが

ボロブドゥールの建物は、1つだけで

部屋は、無く

高さは、

42mだったが・・・今は、は35mになっています。

雷で避雷針が倒れた為に低くなり

今は、新しく避雷針を建て、

今の高さ35mとなりました。

元々は、

9階の高さでしたが、

地盤沈下したので

土台が無く補強工事をする事となり

石を東西南北に入れ土台を造り10階に修復しました。


オランダの植民地時代にレリーフの写真を撮影しましたが、

その後も地盤沈下は、どんどん進んでいて

危ない状態になっているそうであります。


ボロブドゥールの形は、

正面から見ると全体が、

ストゥーパ(仏舎利)の形になっていて

(インドでは、お釈迦様のオワンの丸い形を逆にした形ですが)

ジャワの形は、菩提樹の葉っぱの形に似ています。
菩提樹のかたち.jpg

ゴータマ・シッダルター(ブッダ)は、35歳の時に

菩提樹(ぶだいじゅ~の木)の下で悟りを開いたので

「ブッダー」ブッダ~の木

菩提樹と、名付けられたのであります。

菩提樹の木は、悟りの木だと信じられたので

ジャワでは、
菩提樹のかたち.jpg
ストゥーパーの形は、

菩提樹の葉っぱの形なのですね


上から見ると蓮の花の形になっているのは、

お釈迦様は、産まれてからすぐに7歩、歩き

歩くたびに踏んだ所に蓮の花が開き

「天井天我唯我独尊」と言いました。

ですからボロブドゥールを上から見ると蓮の花の形になっています。


ボロブドゥールの周辺には、

インドの生誕地から持って来た菩提樹の木が何本か植わっていて

白い幹にトガッタ葉っぱが茂り・・・

ご本家より、すっくと高く茂っていました。



仏教用語

「因果応報」いんがおうほう=辞書によると

前世あるいは過去の善悪の行為が因となり、その報いとして現在に善悪の結果がもたらされること。

とありますが、


ジャワにおいて・・・

「因果応報」

には、バランスがあり

良い事と 悪い事を区別する事が出来ます。

悪い事が、起きたとしても

良い事には、ご利益があるとされています。


ボロブドゥールには、

1460場面のレリーフがあり

全部を横にすれば長さが、3kmもあり


一番有名なのは、

上段の右にある

「お釈迦様の生涯」が連作となったレリーフです。


ジャワにおいて・・・

偉いお坊様や王様も最後には、ブッダーになると信じられており

お釈迦様の生涯は、王様にも関係が、あったとされています。

王様の生涯は、ブッダの生涯にも通じるものでありました。


ジャワの人の習慣は、

不吉な事は、見せてはいけない・・・と言う習慣があり

一番 不吉な事は、亡くなる事で

王様は、昔は、神様の化身で

さいごには、死なずにブッダーになると信じていました。

ですから、お釈迦様の亡くなる姿を描いた

レリーフは、ここでは・・・・・存在しないのであります。

そこが、インドやタイと違う所ですよね!


ボロブドゥールは、 古い時代の仏教

「大乗仏教」・・・・だいじょうぶっきょうで

ここでの

礼拝の仕方は、

時計回りに周ります。

中央の階段を登り

左へ向いて→右へと進みます

ですから、いつも

神聖な物(レリ-フ)は、いつも自分の右に存在します。

ですから、常に右に周ります

反対の周ると・・・・・ストーリーが ヘンテコです。

それを「プラダキシナ」時計回りと言います。

レリーフの物語は、つながっています。


「解脱」・・・げだつの世界であり

動物の物語があります。

全体は、

マンダラの形になっていて


仏像が

仏舎利、ストゥパーの中に安置してあります。

むかし

王様と奥様が、ここに初めて訪問した時に仏像を触りました。

ですから、

今でも人々は、ココを訪問すると

ある ひとつの仏像を触ます

その方法は、独特の約束事があります。

籠みたいに組んだ石の中に仏様が
Image367.jpg

女性は、右手を伸ばし・・・中の仏像の右の足の裏を触る

男性は、右手を伸ばし・・・中の仏像の右手の指を触ります

男性の責任は、重いので・・・触る場所は、遠くにあり

思いっきり、手をのばさないと届きません!

苦労して右手に触れ

そうしたら・・・ご利益があると言う事であります。

異教徒であっても、ご利益があるのだそうで・・・

それは、信仰と宗教は、関係が無いから

誰でも触ってご利益が得られるそうであります。


ふたつの手の薬指を上下からあわすと、

瞑想のポーズで

「因果応報」を表わします。

「輪廻転生」であります。

そのポーズの仏像がいっぱいあります。

ここには、
Image369.jpg
わざと開けられている仏像あります。

その写真は、有名で、とても幻想的です。

東=世界の始まり(太陽が生まれ)

西=世界の終わり(太陽が沈むから)

と、世界各地の聖地で・・・言われていますが、

これも、輪廻を表わします。


お坊さんは、

3週時計まわりします。

私も、挑戦しますよ(^-^)

1周まわると・・・・・・・・身体を清め

2週まわると・・・・・・・・心を決めて

3週まわると・・・・・・・・気持が幸せになる!

最後に合掌し願い事を1個だけ言います

いっぱいお願い事をすると、

それは、欲望があると言う事だから駄目なんです

欲張りになるので、お願いは、1つだけなんですね!

欲望を捨てなくては、いけないのであります。

・・・ですから、1つだけお願いと言ってもですね・・・

「年末ジャンボ宝くじが当たります様に!」なんて、お願いは、

絶対に駄目なのであります。

解脱って難しいですね!

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最終更新日  2010.05.16 08:55:11
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