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「かけがえのない地球」 私達は生まれた この地球に私達は生きている この地球に犬も猫も ライオンも 木や草や 鳥たちもそして 小さな虫だってみんなみんな 生きているのだかえがえのない地球かけがえのない子供達かけがえのない未来昨年、詩をフランス語に翻訳してくれる、というお話があり、長年の思いを急遽、詩にしたためた。地球上に絶え間なく起こる戦を見聞きするにつけ、自分をも含めて、どうしてこうも人間は欲が深いのかと嘆くことが多かった。地球上に存在するものは皆、地球から生まれ出た兄弟姉妹のようなもの。憎み合ったり、恨み合ったりしなくてもいいのに、と素朴な思いもあった。 尤も、昔から兄弟は他人の始まりということも無くはないから、戦が起こるのも無理からぬことかも知れない。 後日、フランス語に翻訳されて届いたものを読むべく、仏文を習得しなかった私は、新横浜駅近くの三省堂に走った。仏和と和仏の辞書を求め読み解いていくと、「地球」が「terre」で女性詞だと気付き我が意を得た思いをした。やはり、「地球はお母さん」だったのだ。2004年、非営利団体<ACE地球の子供>を立ち上げたのも、そんな思いからだった。フォスターペアレントでの、マンスリーのささやかな援助をしていた時、フィリピンの女児から時折届く健気な手紙に胸が締め付けられることもしばしばあった。一人での支援は余りに微力。何とか少しでも多くの支援が出来たら‥。さざなみもいつか大きなうねりになるかもしれない。少しでも仲間を増やす方がいい。そんな思いと共に、次代を担う人達へのささやかな啓蒙活動の一助にも、との思いもあった。 足掛け10年。非営利団体<ACE地球の子供>は、皆様のお力添えで、ささやかながら活動を続けている。 (代表 鎌田紗和)第13回紗羅書展開催!!2013年10月31日(木)~11月3日(日)11:00~18:00銀座大黒屋ギャラリー 6・7 F(地下鉄銀座出口A2・0分)鳩居堂の左2軒隣り主催 紗羅会後援 毎日新聞社 (一般財団法人)日本書道美術院会員50名による、漢字・かな・詩文書作品 75点を展示別に「地球の子供」のチャリティー展示(はがき作品)もあります。多くの方のご来場をお待ちしています。 raku-sa 紗和
2013年10月08日
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この度の東北関東大震災において尊い命を落とされた皆様のご冥福をお祈り申上げます。また、被災された多くの方々に、心からお見舞い申上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3月11日金曜日 その日、私は竹橋、浜町、銀座と書展巡りを終えて最後の会場から銀座通りに出たばかり。足元の異様な揺らぎに地震だと直感して天を仰いだ。細いビルが左右にゆらゆらと大きく揺れ、今にも倒れそうで不気味だった。ついに関東大震災が来た、そう感じた私の頭の中を、もろもろのことが駆け廻った。急いでメールと電話を試みるが、勿論通じる筈もない。とっさに携帯電話のテレビをつけてみた。買い換える時、テレビなんか見ないから必要ない、といっていた“ワンセグ”が思い掛けない時に役立った。宮城沖で大地震発生、震度7、津波警報発令!小さい画面に矢継ぎ早に情報が飛び込む。状況をいくらか把握出来た私は、新橋に向かう友人と別れて、銀座から有楽町、そして日比谷に向かい、行き馴れたTホテルに入る。時を待つしかないと帰宅を諦めてロビーのベンチに腰を下ろした。今しがた別れてきた友人や家族への安否確認と、自分の様子を伝えるにはメールしかない。でも、その短い文面が情報を伝え合い安堵することが出来る。電池の残量を気にしながら、電源を落としては又点ける。一度や二度では送れないが、何度か繰返すとふとした時に送信出来る。文明の利器の恩恵に大いに感謝した。所在無く椅子に掛けていると、色々な人の顔が浮かぶ。あの人はこの人は・・と案じながらも、メールを途中で消去した。こういう時は不急の連絡はしない方がいいのだ。ホテルのロビーは、いつの間にか避難客で埋まり、地下も2階への階段にも人が溢れている。でも、さすがに一流!ホテルマン達の対応はお見事この上ない。冷たいお水の差入れを戴き、ホット一息!午後9時半過ぎ、“銀座線開通”の報に、隣合せた人達に挨拶してホテルを出て銀座に向かう。昼間と違って方角がよく判らない。若い女の子のグループの一人に尋ねると、道案内してくれた。途中で見慣れたネオンに気付き、もう大丈夫だから、とお礼を言って小走りで乗り口に向かった。それにしても、こんな大変な時に何とも可愛い女神に出会えたものだ。電車はすし詰め。かなり酩酊の中年男性が、携帯片手に悠長に喋りながら、右へ左へと身体を揺れに任せる。その度に掛ける周囲の乗客への迷惑などはまるで意に介さない。何とも幸せな御仁である。渋谷の東横線の改札口前は大混雑で、電車の開通はいつとも知れず、行列に加わったものの、このままどれ程立っていられるか心もとない。後は持前の精神力で耐えるだけか。1時間余りの後だったか、漸く改札を抜けた。のろのろと動き出した電車で大倉山駅に着いた時は既に零時過ぎ。エレベーターもエスカレーターも止まり、町は薄暗い闇の中に眠っているようであったが、街灯はいつもと変らず灯り、今しがたの地震騒ぎなどはまるで何もなかったかのように、電車から降りた乗客達は、足早に静まりかえった闇に吸われていった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・皆様、長い間大変ご無沙汰致しました。ブログでは失礼しておりましたが、元気に活動しています。書も、<ACE地球の子供>も。<ACE地球の子供>では、東北地方の被災地の皆様への募金を始めております。また、今年度の皆様からお預かりした寄付金は、全て東北地方の方々にお送りする予定です。皆様、どうぞよろしくお願い申上げます。 raku-sa SAWA
2011年05月24日
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今日ひと日 今日のため 明日へとつなぐ この刻のため ・・・・・・・・・・・・・・・・ 通い馴れた道にも 何処からか木犀の香りが届く もうそんな季節なのだ 風の冷たさに秋の深まりを覚え 更に一日一日が大切に思われる
2009年10月11日
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1ヶ月振りの更新。 体調をくずしているのでは・・と。ご心配をお掛けしたようで心苦しい。お蔭さまで、身体は元気です。高熱の流感患者の看病をしても、風邪を貰うこともなく逞しく跳ね返し、電車の中の読書は、専らは睡眠不足を補うことにして、いえ、補う羽目となり・・・だからでしょうか、身体は至って元気!多忙ながら新しい創作への意欲も枯渇することはなく、春本番になれば、また更に加速か・・願わくは、一日の時間をせめて26時間に、などと叶わぬことを口にしながらも、今月初めは大阪に。「書の甲子園」とその授賞式に出席。一年ぶりの梅田で乾杯。3月には愛媛の母校を訪ね、月末には奈良への予定が組まれている。どれも観光とは程遠いけれど、私の仕事は趣味のひとつ。幸いなるかな、である。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・皆様、いつもご訪問有難うございます。写真を駆使しようとデジカメを求めましたが、未だアップには至りません。でも、そのうちに・・したいですね!
2006年02月21日
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予てから気になっていた文字の色を替えたいと・・思ったものの、なかなか上手く出来ません。あちこちいじっているうちに、とんでもない画面になりました。ご覧になった方もいらっしゃるでしょう?自分で仰天してしまい、慌てて元に戻そうと・・こちらがまたまた大変でした。矢張り、何かテキストが必要ですね。ああ~あ、疲れました。今夜はこんな日記でごめんなさい。
2005年06月12日
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ブログのリニューアルをしたくて、時間を少し割いて色々挑戦してみました。なかなか思うようにはいかないのですが、少し雰囲気の違いを出せました。濃い茶色の文字を他の色に変えたいと、あちこち試してみるのですがなかなか反映してくれません。難しいですね。みなさんのは、本当に上手!感心してしまいます。写真を入れる技も覚えたいと思っています。デジカメを、気軽に持ち歩くようになるといいのでしょうが。あまりそういう習慣がなかったもので、ついつい面倒になってしまうのです。そのうちに、もう少しお洒落に変身したい・・と。う~ん、いつになるでしょうか・・トップページから、『地球の子供』の一部がご覧になれます。是非開いてみてください。みなさま、ごめんなさい。改めまして、はじめまして・・・raku-sa/SAWA からのメッセージをお届けしています。
2005年06月02日
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今日も嬉しい日記が書ける。二ヶ月程前の、3月18日、「県立高校2年生38人に聞きました(その2)」と題して、彼らの選んだ一番好きな言葉をブログに書いた。今日、その高校2年生の選んだ言葉についてのコメントが寄せられたのである。数年前に同じ高校を卒業した女の子、いや、女性からのもので、長いが原文のまま引用する。・・・・・・・・・・・・・・ おはようございます。 ♪BLOGの『県立高校2年生・・』を拝見させていただきました。 一人一人さまざまな考え方に 自分のいた高校2年生を思い出してみました。 あの頃は夢というのも漠然でやりたい事もあいまいな、 先が見えず暗いトンネルの中を明日の事だけを考えて 過ごしていた様な気がします。 その中で、アニメの登場人物を題材に、 「ベジータは悟空をみとめたから」 というコメントにぐっときてしまいました。 自分が自分がとなってしまい勝ちなところを 誰かが誰かをみとめた所に視点がいくとは! 本人は純粋に思っただけなのでしょうが将来有望// (ママ。携帯電話の字数制限のため、途中で切れたのだろう。)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高校2年生の一人が一番好きなことばとして挙げた「ベジータは悟空を認めたから」の言葉から、この卒業生はここまで考えてメッセージを送ってきた。私はとても嬉しかった。感受性の強い、素晴らしい人だと思う。自分のことを照らし合わせながら、人の心情を考えられようになっている。随分成長したものだ。3年生の頃を知っている私は、しっかりした文面からも、彼女の、その成長振りが嬉しく頼もしくあった。お蔭で、昨日に続き今日も気分のいい日だった。また明日も いいニュースを書きたいものだ。
2005年05月27日
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およそ宗教とは無縁の暮らしをしていても、京や奈良の仏様には心惹かれる。二十数年来私の心を捉えて離さないのは広隆寺の弥勒菩薩(半跏像)。華奢な体に切れ長の細い目と眉、きりっと引き締めた口元、知的で清浄この上ない。同じ堂宇の月光菩薩もまた無言で多くを語りかけてくださる。半眼の眼を見詰めていると、いや見詰められると、故なく滲み出る涙と共に、全ての世界が遠離っていく。
2005年05月25日
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仕事の帰りに銀座のデパートへ赴く。有田焼の赤絵の色付師による個展を観るためである。途絶えた本家に代わり分家が継承している絵付の、その“赤”を見て欲しい、と案内状を受けていた。もともと焼き物の好きな私は、その赤が白磁にどう映えているのか、些か興味があった。はたして、爽やかで素敵な器が並んでいた。品のいい赤が染められ、絵柄も古典的なものもあるものの、若い三十代の人らしい現代感覚が感じられる。かといっても、決して新しがっているような代物ではない。中には、まだ消化しきれていないな、と思われるものもあったが、古典にしっかり根付いた品性もあり、私は好感を持った。香炉を求め、盃を焼いてくれるようお願いした。祝の時用のもう一つ凛とした香炉を求めて、私はここ二、三年心がけていた折でもあり、盃も、普段用ではなく、“ハレ”の時というか、祝時につかえるものとしてこちらも探していた。デパートに行けば、色々揃っているけれども、ただ買うのは勿体無くて、何かの時に求めたかった。私は、器が気に入って買うこともあるが、作家に触発されて買うこともある。いつだったか、別の友人からの紹介状を見て出掛けた個展で、赤の楽茶碗を求めた時もそうであった。あの時、雪深い富良野で焼き物と取り組みながら自然と暮らしている、と初対面の作家は言った。その生き生きしたお洒落な生き方に共感し、私は、その人の茶碗を持ちたい、と思ったのである。一番気に入った黒楽は既に売約済みであったから、私は赤を所望した。我が家で濃茶など喫む機会とてないだろうけれど、そんな茶のしきたりにはこだわらず、その赤楽の茶碗でお薄を点てて楽しんでいる。少し深めのその茶碗の中で、黄緑色の抹茶が柔らかい小さな泡を立てる時、広々とした富良野の草原に私を誘ってくれる。私までもがその場に居合わせているような、心楽しい一刻を与えてくれるのである。有田の作家がどういう盃を焼いてくれるのか、白磁に“赤”がどう生かされてくるのか、私は来春の焼き上がりを楽しみに、香炉を抱いて帰宅した。
2005年05月17日
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2月14日開設したraku-saの日記「ひとりたび」は、約2ヶ月後の4月15日に1000アクセスを記録し、そして昨日、2000アクセスを通過しました。皆様のご訪問に感謝してお礼申し上げます。有難うございました。生来お喋りなraku-saの書く日記は、ついつい長くなり、それでもこんなにも多くの方が見てくださって・・そうなんです。こんなにも長たらしい日記ですから、見て下さるだけでいいのです。でも、ちょこっとだけでも読んでくださると嬉しいです。初めの方とか、真ん中へんとか、最後の方だけとか・・ほんの一部分だけでもいいのです。中には、全部読んでくださる方もいらして、ほんとに、ほんとに、感激しています。また時々訪ねてください。
2005年05月10日
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バンザーイ! 1000アクセス。2月14日楽天HPを開きブログを開始する。ブログ ブログというけれど、ブログってなんぞや・・そんなことを思っているとき訪ねてきた友人がさっさと開いてくれた。良く解らずまごまごする私を尻目に、さっさと手際よく進めて、あっという間にHPが出来上がった。あとは日記を打ち込むだけ。とはいうものの・・仕事の書類作りやデーターの管理その他で、PC使うことは多い。が、それを一種の遊びで使えることに一種の感動を覚える。まあ、気楽に日記をいれますよ!といって2ヶ月。昨日1,000アクセスを突破した。みなさまご来館、(ちょっとオーバーですね。)いえ、ご来場有難うございます。日記の書き込み率は40パーセント未満だけど、多忙でどうしても書けないときがあるから、毎日更新しているようにも感じる。さて、次はどんなことを書きましょうか。ところで、工事のため、土・日はネットが繋がらなくなる。本当なら、土曜に工事が済む筈であった。所用で留守にするため、工事を月曜にとお願いしたら、その間ネットが繋がらない旨を告げられたのだ。これでまた、日記の記入率が下がる!では、せめて今夜16日の分を書き込んで置こう、と一文をしたためている。午前0時の子の刻過ぎれば、れっきとした16日。たとえ15日の続きの夜であっても、16日は16日である。次は18日におあいしましょう。それではちょっとお休みします。
2005年04月16日
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今度は上手くいくでしょうか?昼間また太字になってしまって先日来、日記の太字の設定を変更したいと思いながら、なかなか出来ず四苦八苦していました。画数の多い文字を使うと文字は潰れて読みづらくなるためですが。どこをどういじれば設定が変わるのか・・何度も何度もあっちをクリック、こっちをクリック。ついに本日、太字でなくなりました。さすがベテラン。カナダ村さんのご教示の賜です。みなさんにご披露してお礼申します。有難うございます。サンキュウ べりーべりーまっちです!やれやれ。カナダ村さんも「ホッ!」ですよね。・・・有難うさんです!!!
2005年04月11日
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仕事から帰宅して朝刊を開いたらそう書いてあった。星座占いでのこと。これが結構当たっている、と感じるというか納得することが多く、大抵目を通す。当たるも何とか・・当たらぬモ何とかというから、絶対当たる何てことは思わないけど、今日は転ばないように、と書いていれば矢張り注意するようにしている。異性からお誘いも・・、集まりの中心になります、努力が実る日、何をしても裏目にでる日・・、周りの注目を集めます、恋人の気のない言動に注意、などなど。兎に角一,二行の一文が面白い。当たるとも、当たらない、とも思わないのに、何故か大抵毎日見ることになる。そこで今日も・・う~ん、どんな幸せを運んでくれるのか・・見込みなどありそうもない。あと2時間で明日になる。お~い! 幸せさ~ん!
2005年04月09日
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日没近く、広大な天安門広場にものすごい群衆。衛兵が国旗を降下するのを見にきているのだという。毎日集まるというその数も、日本でなら、何かのイベントに大挙して群れる人の数位だろうか、国土も広大なら人口も群を抜く。およそ日本の比ではないことを実感する。衛兵達は、国旗掲揚台に向かい整然と行進している。夕日を背にしたその黒いシルエットを見ながら、車は片側6車線の直線道路を走った。これほどまでに「国旗」に執着する国民。良きにつけ悪しきにつけ、国家意識の希薄な日本人は、これをどう受け止めるのだろうか。国旗・国歌に未だ揺れ、教育現場でも当惑を繰り返す。これからの日本はどこへ行くのか・・刹那主義にも似た、将来への展望を持たぬ人が増加しているのを憂うるだけでは済ませられぬ問題であろうに。人民大会堂に向かう。会堂に入るには招待状持参でなければならない。荷物検査を受け、入国検査にも似た厳しい検問を通り中に入る。さすがにものものしい雰囲気である。毛沢東の肖像画は当然として、敷き詰められた緞通は今まで見たことも踏んだこともないようなしろもの.(実は二度目だが)一歩進む度に靴の下から伝わる感触の心地よさを楽しむ。どちらから見ても寸分違わぬ表裏のない精巧な両面刺繍の衝立、調度品の数々、どれも贅をつくした見事な物ばかりである。歴史の重さや中国人の叡智と高度な技術、その国民性をも垣間見る思いであった。祝賀会場のホールに入る。薄いクリーム色のテーブルクロスとナフキン、プリーツ飾りの椅子カバーが真っ赤であるのはやはり中国か、四囲の壁には巨大な油彩・水彩・水墨の絵が掛けられ、ここにも巨大な刺繍の衝立がしつらえられている。皿は、黄・緑・赤の重厚な三彩が中心で、人民大会堂の文字がくっきりと書かれたマークいり。ナイフ・フォークと共に箸が置かれているのも矢張り中国。使い慣れている日本人にとっては有難い。料理も珍品揃い。それにあわせた食器も、古くは唐三彩、景徳鎮をも擁する焼き物の国ならではのこと。何度もこういう機会に恵まれることでもないだろうから、興味深い思いをする。ところが、ところがである。その立派なテーブルセッティングは、最前列のメインテーブル数卓のみで、後はごくシンプルなものであった。テーブルも椅子も、ナフキンも、皿も、盛り付けにいたってまで、全てにわたって大きな差があったのである。この国の階級社会をまざまざと見る思いで、複雑な心境に包まれて退室した。日は大分傾いている。日没には、前日見たような衛兵の行進があり、国旗の降下の儀式が行われるのであろう。15年前の、天安門事件での陰も見せず、オリンピック開催に向けて猛進する北京。まだ春浅く冷たい強風にはためく真紅の旗は、やはり、中国の強い意志を内外に知らしめすシンボルであった。
2005年04月03日
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15年ぶりの北京。年毎に目覚しく近代化に拍車のかかる北京は、オリンピック開催を控えて更なる変貌を遂げている。高級ホテルも増え、ガラスと鉄の無機質な超高層ビルが林立する。漢字の広告塔を見なければ、そこが北京かどうか判らなくなる所さえあるほど。が、よく見れば矢張り中国であった。乾燥した冬、北京に緑は特に少なく、殺伐として、うっすら埃をかぶったように見える所もある。家の外回りや街路を美しく飾り、道行く人の心を楽しませる配慮のあるヨーロッパとは住み方が異なる。天安門辺りのとてつもなく広い道を、片側6車線だからその広さが想像できよう。車が我が物顔に疾走する。裏道に至ってもそれは変わらず、道路を歩く時にも、横断でもしようものなら、車に細心の注意を払わなければ命の保障はない。クラクションは頻繁に鳴り,徐行もない。車は止まってくれないのである。タクシ-の乗車拒否もあれば白タクも横行する。行く先々で、押し寄せてくる物売りに辟易したのは以前と変わらない。日本人とみるや、「安いよ 安いよ」「千円 千円」と巧な日本語で群をなして迫ってくる。見るからに印刷の悪そうな本であったり、動きそうもないギラギラ光る古い金色の腕時計であったり、およそ買えそうもないしろものばかりである。路上で買うなと言われたが、焼き栗は日本のとは比較にならぬ美味しさだった。路上で売る人悪い、買う人も悪い、と言ったガイドでさえ、巧みな話術で旅客を足裏マッサージや京劇に勧誘し、土産物屋、記念写真とバックマージンに異常な執念を見せた。中国はやはりしたたかな国である。個人レベルでの友好は深めたけれど、やはり、「けれど」なのである。
2005年03月30日
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明日から北京。15年振りの3度目。オリンピック開催を控え、北京は大きく変貌したらしい。以前訪ねた折にも、僅か2年の間に急ピッチで開発が進む北京に目を瞠ったものだ。それが更に・・と多くの人がいう。今度は仕事がらみのため、地方を訪ねる時間がなく、大都会北京に滞在するのみである。高層ビル街、大型ホテル、ショッピングタウン・・世界を席巻する華僑の力を思えば、そのエネルギ-たるや想像に難くない。ところで、中国の食は、何処を訪ねても美味しいから嬉しい。風邪を引き、食欲が落ちている私も元気を取り戻せる・・と期待する。短期間なのに、トランクに詰めるものは意外に多くなった。寒暖やTPOに合わせて、と衣料品を揃えれば、それにつれて靴も増える。風邪薬・正露丸・ホカロン・あれやこれや・・兎に角気の向くままに詰め込む。明日の午後はもう北京の空の下。ほんの数日だけど、私は留守をします。
2005年03月20日
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慌しい朝、急に静かになった。TVの音は聞こえないし、冷蔵庫・冷凍庫のモ-タ-音も聞こえない。見れば、ト―スタ―の中も真っ暗。廊下を走り、壁を見上げれば、果たして、ブレ-カ-が落ちていた。勿論 落ちる時はいつもいきなりなのだが、今朝は全くそれに気付かなかった。お湯が出なくなって異変に気付き、あちこち眺めてみれば、どこもここもスイッチのランプは消えている。それにしても、電源が止まっただけで、我が家はいとも簡単に動きが止まり、こんなにも静かになるのか・・と偶然にも取り戻した静寂にしばし心が動いた。ところが、仕事を終えて帰宅してみれば、またひとつやっかいなことが待っていた。宅配の不在票を見て連絡しようとしても電話が通じない。自分の携帯に掛けたり携帯から掛けたり・・着信は出来るが発信が出来ない。Bフレッツは故障が多いのか、とIP電話を繋げたことを些か煩わしく思う。「パソコンは繋がってる」、と安堵してインタ-ネットでサ-ビス窓口を検索する、念のため電話での故障受付にもメッセ-ジを残して。暫くすると担当者から電話を戴き、いとも簡単に解消した。「ル-タ-の一番下のプラグを抜いて10秒後に差し込む」唯それだけで・・今朝の「停電」の後遺症だったとは。説明書に記載されてないのかなあ。調べて見なかったけど。
2005年03月17日
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更新して手にした免許証は、漸くゴ-ルドに。やれやれ。これで来年から保険料が安くなる・・。姉の家を訪ねた深夜、路駐を通報されて長年のゴ-ルド免許を失いくやしい思いをした。「巡回しないコ-スですけど、通報があれば巡回しないわけにはいきませんから」と当時の担当官は気の毒がってくれた。それでも、バッチリと違反を記録され、罰金を払わされた。今年の更新の手続きの時。部外秘の話。 持参した写真が古い、といわれて交通安全協会とやらに撮影にいくと、眼鏡をとってもいい、という。「眼鏡を取ると見えませんから」と言っても繰り返し、「めがねを取ってもいいですよ」と機械的にいう。私は眼鏡をかけて撮影した。窓口でも、視力の測定の折、「眼鏡をとってのぞいてください」という。「取ると見えませんけど・・」「ナンデスカ?」(きつい声で)「いえ、何でもありません。」眼鏡をとって中をのぞくとマ―クガぼんやりと見えた。「どっちですか?」「みぎ・いえ、うえ・・」「ツギッ!」「ひだり・・いえ、うえです」ぼんやり見えていたものが、全く判別できなくなったが、目を細めると視力は格段にアップする。「違います! やっぱり下です!」こんなことを何度か繰り返したのち、「ハイっ、いいです」「・・・こんなんで いいんですか?」「ナンデスカ?」「いえ、何でもありません。」矯正視力は問題でないらしい。でも、目を細めて標識を見る訳にもいかないだろうに、なんか変・・・。新しい免許証の私は眼鏡を着用している。運転している私もまた眼鏡をかけているのである。
2005年02月28日
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JR横浜線橋本駅南口近くの遊歩道。近くに高層マンションが並ぶ公園前。 節分に、初花を一輪見つけて以来。今朝の寒風にもめげず、けなげに、濃いピンク色の花をしっかりと咲かせている。二分~七分咲きの桜の若木が並ぶ。 緋寒桜でもなさそうで、多分「河津桜」では、との声もある。河津の桜を河津桜というのかと思ったら、そんな種類のあることを初めて知った。 伊豆の河津は、早咲き桜の名所とか、丁度この時期が見頃で、例年多くの観光客で賑わっている。稲取の「つるし雛」と時期が重なり、二つを組み合わせたツア-も色々目にするが、今年も残念ながら、行けそうもない。
2005年02月26日
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みなとみらい、と言えば「ランドマ―ク」。その3階のプラザで、新潟中越地震のチャリティ-小品展が開催されていた。毎日書道展の神奈川在住の作家によるもの。マイル―ム・リビング・玄関など何処にでも飾りやすい作品が並んで、どれもいい感じだったた。毎夏、上野にある東京都美術館で毎日展を見ている。30年来の友人が出品しているから。壁に大きい作品が随分沢山、壁いっぱいに展示されていて見ていると圧倒される。書の作品を鑑賞するというよりは、作品が迫ってきて長時間眺めていると疲れてしまう。自分の部屋に飾りたいと思うものなどには出会わなかった。でも、小品はみな素晴らしかった。この違いはどうしてなのか・・・大きいのだって、もう少しやさしくなれる作品があってもいいと思うのだけど。友達は、展覧会は戦いだから、と言っていた。そんなもんかなあ。良く解らないけど。何だか変。
2005年02月22日
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あえなく・・。折角打ち込んだものを、登録しようとしたその時に、「メンテナンス」とやらが割り込み、無情にもraku-saの日記は消沈しました。
2005年02月20日
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わかばマ―クの私は 昨日もうろうろと何もできず・・。今朝は、開いているうちにこのペ-ジにであい、漸く書き込み開始。なんともまあ、ドジなこと。
2005年02月16日
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楽天日記をはじめます。よろしく。
2005年02月14日
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