　タマゴレポート

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2005.09.13

駅にて

(11)

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仕事帰りに、ふと自分の携帯への着信に気付く。

折り返し電話をしてみると、懐かしい声。

バリバリ仕事をしている友達からだった。

電話をしながら、駅のホームにあがると、
すぐに電車が入ってくる。

もう少し話をしたいのに・・・

そんな気持で電車には乗ったものの、話したい気持がイッパイで
電車の中であるにもかかわらず、電話を続けていました。
・・・・迷惑なので切らなくては・・・でも

やはり、まだ話がしたい・・・

快速電車の一区間・・・もどかしい

次の停車駅で降りるコトにしました。

その駅は、南にすぐ砂浜が広がり
電車が出発した後は、波の音が密やかに、
そして優しく聞こえてきます

覚えているかい？
二人で海に行った事。

砂浜造成の直前で、まだ人がいなかったあの海。

飽きること無く、眺め続けていたんだっけ？

お互い、「海の無いところには住めないね～」
なんて言いながら。

波の音は時折、荒々しく
引く波は優しく。

ストレスの溜まった心を開放させる力があるのか
とにかく時間を忘れたように・・
目をつぶってみたり、眺めてみたり。

彼女はとてもホッとした表情をしていて、
隣にいるボクも日頃の緊張の糸を、
素直に緩める事ができたような気がしてました

今、この波の音は、戻らない「時」を思い出させ、
幸せだった「時」を思い起こさせる。

ほの暗い駅のホームで、数台の電車をやり過ごし
閑散としたホームで昔を想い、

到着した電車、乗り換えの人の声、閑散は雑踏と変わり、
現実の世界に引き戻す。

少し学生時代に戻ったような気がしたタマゴでした。

＊＊今日のパン＊＊
「オンフルール」（会社の近所にあります）の、バターパン。
フランスパンのような、それでいてピザのような・・・
独特な食感の小ぶりのブール形状のパン。

横割りにカットを入れ、スライスした有塩バターを
挟んでくれます。

口に入れると歯ごたえのあるパン。
口の中で溶けていきながら、全体に広がるバターの風味。

とにかくオイシイ。一度食べるとまた食べたくなる。
特に味付けをしている訳でなく、生地のウマさと
バターの風味で食べさせるパンです。

一度ご賞味あれ～

場所は、神戸市兵庫区松本通りです。

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