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December 28, 2006
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カテゴリ: 家電製品関連
家電製品の消費電力も、家電出力(仕事出力)も、同じ単位
○○W(ワット)で、表示されます。

そのために、この2つの出力が混同されていることがあります。
どのように混同されているのか、いくつかの家電製品で
「エネルギー保存の法則」から、見てみましょう。

「エネルギー保存の法則」というのは、
装置や設備に、入ってくるエネルギー(input:インプット)と、
出ていくエネルギー(output:アウトプット)は、同じである。

インプットよりもアウトプットの方が大きい装置があった場合に、
アウトプットの一部を、インプットに戻してやれば、
この装置は、一度動き出せば永久に動き続けるので、
こういう装置は、【永久機関】と呼ばれる。

世界中で、永久機関は、色々と考案されたが、本物は、
出てこなかった。現代では「エネルギー保存の法則」に
反することが、立証されている。

太陽電池は、外部の動力や燃料無しに、電気エネルギーを
出力するが、太陽からの光エネルギーをインプット
としているので、永久機関ではない。

電気製品の場合は、コンセントからの電力をインプット
として、動力や光、音、電磁波などをアウトプットとしている。
ほとんどのの家電製品に於いて、インプットされた電力
(消費電力)は、製品の目的とするアウトプットよりも多い。
この差を、損失(ロス)と呼ぶ。

 インプット = アウトプット + ロス

■電気掃除機(クリーナー)の場合

カタログなどの宣伝文句に出てくる出てくる数字は、
吸い込み仕事率で、吸引力の目安となる。
吸い込み仕事率300W(ワット)の商品が発売されたときは、
驚異の吸引力と大々的に宣伝されたが、その後、この数値は
競争の末、今では、650Wのものもある。

吸い込み仕事率650Wの掃除機の底などにに表示されている
定格を見ると、1,000W以上となっている。
定格に表示されているワット数は、消費電力である。
大パワー掃除機の中身の半分は1,000W以上の強力モーター
が占めている。扇風機のモーターが60W程度であるから
如何に強力かがわかるだろう。

消費電力から、吸い込み仕事率を引いた、残りのロスの350Wは、
音や熱などになっているのである。


See you next science !





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Last updated  December 28, 2006 09:12:55 PM
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