流れに逆らわず生きています
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年に2回、春・秋の新作きもの発表会として回を重ねること60年以上、124回目の井美会が21日(金)から始まります。今回の見所は、雑誌「美しいキモノ」に連載されている「五代田畑喜八」。企業だったらともかく一流の作家を5代も続けて輩出するのは本当にまれなことなんです。代々それぞれに皇室はじめ当時の最上流のご婦人たちのきものを染めてきました。しかも先々代は人間国宝にまで上り詰めた方。歴代田畑喜八それぞれの感性で作品を産み出していますが、一貫して「茶屋辻染め」の技法を極め続けています。これは田畑家に代々伝わる色見本。この見本帳にギッシリ敷き詰められた青、青、青。一口に青と言っても、濃淡、赤み、青みは千差万別。そう、色は無限と言ってもいいくらい存在します。その無限の色の中から「華主」に合った色彩の組み合わせを選びデザインしていきます。「華主」というのは田畑家に伝わる「お客様」の呼称。それは「きものをお召しになる女性すべてが主人公」ととらえ、単に「お客様」を言い換えているだけではく、きものをお召しになる人を歓ばせるようにという思いからのもの。決して作り手の自己満足に終らないものづくりをしているのです。 五代・喜八は「着物着ていこうかという人は、数日前から用意して気分がウキウキするものだ」と言いいます。染めの仕事だけではなく、着物を着る楽しみを演出するのも大切な仕事としている彼ならではの言葉です。優美にして繊細、そして品格を兼ね備え、お召しになる方を最高に美しく演出する茶屋辻染めの美をご堪能ください。第124回秋の井美会9月21日(金)~24日(月) 午前10時~午後6時30分(最終日午後5時終了)井草呉服店沼津市大手町4-6-10120-193-529ランキング参加中ポチっとおしてね。 にほんブログ村 井草呉服店ウェブサイト
Sep 19, 2012
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