今が生死

今が生死

2006.04.29
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カテゴリ: 健康
今朝の新聞に諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生が東京で講演した時の内容抄録が載っていました。ある乳がん患者さんの話で、手術を2回うけ、抗がん剤、放射線治療も受けましが、腫瘍は自壊し、がん性胸膜炎で、胸水も溜まり、呼吸も苦しい状態でした。あきらめて死を覚悟していましたが腫瘍内科医の説得で分子標的薬の治療を受け、1年半後にがんが消失したとのことです。分子標的薬というのは、その人のがんの組織細胞の分子を調べてその分子のみを狙い撃ちする薬で、わが国の国立がんセンターをはじめ世界中で研究されています。理論的にはがんの遺伝子や特殊な蛋白のみを狙い撃ちして、正常組織には影響を与えないので、夢のような薬ですが実際には従来の抗がん剤で出るような副作用は出なくても、それとは違う副作用が出たり、全ての人に効くわけではなく、ほんの一部の人にしか効かないなど、まだまだ開発途上です。しかしこの考え方を発展進化させていけばいつかは、きっと末期がんも治る時代が来ると思います。しかし末期までがんを放っておかないこと、定期検診を受けて早期発見することこそもっとも重要なことだと思います。





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Last updated  2006.04.29 08:48:54
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