今が生死

2010.02.02

無駄な努力はするべきではなかったか

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カテゴリ：教育

昨日ＤＶＤで古い映画「カサブランカ」を観た。以前字幕付きで観たのであらすじは分かっているので、字幕を消して観てみた。殆ど分からなかった。

私は49歳の時に英会話をマスターしようと思い立った。家内は年取ってからの語学は無理だから無駄な努力はするものではないと忠告してくれた。

でも結構執念深く努力する性質なので、今日まで朝6時40分からのＮＨＫの英会話番組は殆ど欠かさず毎日観てきた。上記のカサブランカだけでなく、殆どの洋画のビデオ又はＤＶＤを買って鑑賞した。「スピードラーニング」始め「家出のドリッピー」など英会話教材は殆ど購入して勉強した。本箱の中は教材やビデオで溢れている。

お金もかけたし時間も使った。ニュース等は少しわかるようになってきたので、映画も分かるかなと思ったがさっぱり駄目だった。

英会話を始めた時の家内の言葉「無駄な努力はするべきではない」を思い出した。彼女が正しかったなと思った。でも全く無駄だったのだろうか。英会話の勉強のために映画を沢山観た。少し教養は身に着いたのではないかと思う。

映画は駄目でもニュースは少し分かるようになった。実力が向上していないことを見れば「無駄」だったが、今まで努力してきて、ＮＨＫテレビなどで様々なことをその番組内で教えてもらったことは副収入だったように思う。

昨夜は「やはり無駄な努力はするべきでなかったかな」と思ったが、じたばたしてもあと残りの人生は僅かになってきた。努力しても死ぬまでに達成できそうもないことは英会話だけでなく一杯ある。達成できそうだからやるのではなく、マスターしたいと思ったことには年齢にかかわりなく挑戦できるのが人間の特権ではないかと思い直している。

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