今が生死

今が生死

2013.01.10
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カテゴリ: 政治
毎木曜日は朝8時からラジオで月尾嘉男さんの話があるので、8時前に車に乗るようにして出勤する。今日の話は公共物の老朽化の話だった。笹子トンネル事故で一気に橋や道路やトンネルなどの老朽化が問題になりその対策が急がれている。

アメリカで民主党のジョンソン大統領の時、人気取りのため福祉のバラマキをして公共工事や補修がおろそかになってしまった。結果として橋の墜落や高速道路の破損で多くの人命が奪われた。日本でも3年前民主党は「コンクリートから人へ」のスローガンを掲げて公共工事はストップして福祉に力を入れた。そして今度の笹子トンネル事故が起きた。この事故は何十年も前に作られて老朽化しているのに補修されなかったことによる事故なので3年前の民主党政権の責任とは言えないが、補修を含めた公共事業の重要性を改めて思い知らされた事故であった。

月尾嘉男さんのお話によると全国の上水道は老朽化して水漏れがひどく、3分の1から半分も漏れている所があるとのことだった。下水道も老朽化しあちこちで漏れており、地盤沈下を起こしているところもあるとのことだった。

上下水道の補修や道路や橋、トンネルの補修には莫大な金がかかり、新設するよりもかかることがある。公共工事というと人気取り目的の橋や道路を作ることをイメージしがちだが、実際には新設より補修工事が極めて大切で、それには莫大な金がかかる。

「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズは無駄な橋や道路の建設は止めて福祉にお金を使いますというものだったが、それでは第2、第3の笹子トンネル事故が起きないとも限らない。30年以上、40年以上などの古い公共の道路や建物等は早急に補修計画と予算化をしてもらいたい。人間も大事だがコンクリートの公共物の補修も大事だ。新しい公共物は作らなくてもいいから、安全管理のためにどんどん補修工事にお金を使ってもらいたいと思う。





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Last updated  2013.01.10 22:34:49
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