今が生死

今が生死

2013.01.23
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カテゴリ: 仕事
今日ラジオを聴いていたらアナウンサーが復興関係の仕事をしている人と電話で話をしていて「長くしていて相当疲れも出てきたでしょう」と問いかけていた。

仕事は長くしていれば疲れるものだろか?疲れが貯まるという言葉があり、慢性疲労が蓄積されて行くことはあるが、仕事を長く続けていれば疲れるというのはよくわからない。ほとんどの人が様々な仕事を長期に渡って夜も昼も継続的にやっている。復興関係の仕事で慣れない仕事なのでねぎらいの気持ちを込めて問いかけたのだと思うが、本来仕事は長期間したり一生懸命したりしたからと言って疲れるものではない。

私の同僚と話した時、「私に先生と同じ年の叔父がいますが、先生とは全く違います。何もしていないのにいつも疲れた、疲れたと言っています」と言っていた。仕事をしていなくても疲れた疲れたと言っている人もいるのである。私は当直の時はきついと思うことがあるが、一晩寝ればもと通りになってしまう。長く当直業務を含めて病院勤務をしていて疲れがでたでしょう?と聞かれてもなんと答えていいか分からない。私は当直はせいぜい月に1回か2回だが、多い人は8~9回やっている。当直回数だけみても疲れる内容ではない。

一般に疲れにはその場での疲れとその蓄積である長期的なもの、つまり慢性的なものがあると思う。その場での疲れはよく分かり、多くの人が実体験している。同じ仕事を長く続けていると疲れてきてもう止めたいと思う。しかしそれも家に帰って一杯やって風呂に入って寝ればまた新しい自分になっている。慢性的な疲れというものはよくわからない。おそらく寝て起きても昨日の疲れが残っていて、その次の日また寝て起きても疲れていてそれが蓄積されていくものだと思う。それは仕事が激しいとか神経を使うとか仕事の内容によるのではなく、その人の
1日の過ごし方によるのだと思う。夜ぐっすり眠れば普通はその日の疲れは取れているものである。神経が高ぶって眠れなかったら睡眠導入剤を飲んでもいい。

仕事の業種をみて疲れるでしょうと言うのは当たらない。仕事の内容ではなく、その人が疲れを除く睡眠をとっているかによって決まるのだと思う。冒頭のアナウンサーはある特定の仕事に長く従事していると疲れるとの通念を持っていたのだと思うがそれは正しくないと思ったのであえて書かせて頂いた。





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Last updated  2013.01.23 22:56:58
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