今が生死

今が生死

2013.12.01
XML
カテゴリ: 世界平和
ご成婚直後ご訪問してから53年ぶりにインドをご訪問なさったご夫妻の姿をテレビで観た。
インドといえば最近IT産業が伸びており経済も発展しつつあるが、相変わらずの貧困と婦女暴行等が頻発している国である。

その国をご訪問なさった意義は大きい。53年前もそうだったが今度も心から大歓迎してくれた。

戦後敗戦国日本を裁く東京裁判で、判事11名の中、ただ1人日本無罪を主張したのはインドのパール博士だった。
判事中唯一の国際法学者だった彼は、国際法に拠らず、事後法によって行われた裁判を
戦勝国による「リンチと変わらない復讐」であり、違法裁判と非難し、日本だけが重罪を犯したとして裁かれるのは認められないと主張した。

彼は、裁判官の良心に則り、天地神明に誓って正しい判決を下すべきだと主張したが、結果は、日本は重罪を犯したとして裁かれ、指導者は死刑になり国民全体も罪を犯したのだから、その償いをすべきだと判決された。

天皇陛下ご夫妻も恐らくインドのパール判事のことはご存知だったと思う。日本のためというわけではなく、国際法に則り、正しい判決を下すべきだと主張した裁判官の中の裁判官だったパール判事には特別なお気持ちがあったのではないかと思う。ご成婚直後にご訪問なさったのはパール判事が生まれ育ったインドに愛着があり、真っ先にご訪問なされたのではないかと思う。

今回も天皇皇后両陛下をお出迎えしてくださった人々のお顔は純朴そのもので流石にパール博士が生まれた国だとの感慨が深まった。

確かにインドは貧困国であでやかさはないが、良心の国で親しみのある国だと感じた。良心がたぎっている国なのだ。法整備をきちんとして婦女暴行だけは激減させてもらいたいと願っている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.12.01 21:55:15
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: