今が生死

今が生死

2014.09.22
XML
カテゴリ: 先端技術
このたび古河電池と凸版印刷が共同で開発した化学電池が話題になっている。災害時に水または海水を注ぐだけで電気を発生して5日間電灯をつけたり携帯電話やスマートフォンを充電してくれる便利なものである。

これはマグネシュウムに食塩水を加えると発電する性質を利用して発電させるものだが、災害時だけでなく普段でも家庭や工場の電力をまかなえないものかと考えた。

一般的に電力は水力、火力、原子力、等に代表される方法、つまり水または水蒸気の力でタービンを回して発電板を磁界の中で回転させて発電する方法が一般的で風力も風でタービンを回転させる点では同じである。しかしこれらは蒸気を造るために大量の石油を燃やさなければならなかったり、核分裂を起こさせなければならないので公害の原因になったり災害の原因になったりする。

そこで考えられたのが太陽光発電である。太陽光をある金属に充てると直接電気が生じる性質を利用した装置である。これなら石炭や石油を燃やさなくてもいいし、ウランなど核燃料を核分裂させなくてもよいので環境にやさしい発電方法と言える。

それ以外に燃料電池と言うのもある。水の中に電極を入れて電気を流すと水を酸素と水素に分解することができる(水の電気分解)。これを逆にした装置、つまり酸素と水素を化合させて水を作る過程で電気が生ずることを利用して発電する方法がそれである。

上記のマグネシュウムと塩水を化合させて電気を生ずる方法も燃料電池の一種とみてよいと思う。
タービンを回すには、火力にしろ、原子力にしろ莫大な金と装置が必要でしかも炭酸ガスなどの燃えカスは地球温暖化の原因にもなっている。

上記マグネシュウム電池は規模は小さいがそれをいくつも重ねれば大きな電力になる可能性もある。研究を進めて火力や原子力に変わる新しいメジャーの電力になってくれることを期待している。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.09.23 09:42:27
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:化学発電についてーマグネシウムと食塩で発電(09/22)  
ご隠居 さん
電気を発電するための代替エネルギー、その為に公害問題が起こります。そこで金属の化学反応で発電するマグネシュウム電池は期待するところが大だと思います。

その外には、地球には無尽蔵な水があります。海水なり河川の水なり、それから自然エネルギーで水素を取り出す画期的な装置が出来たらと願ってます。

海水の波の力を利用した装置や火山国ならではの温熱や蒸気発電、これらが効率的に取り出すことが出来たら等々、次世代の子供達が公害の無い地球で暮らせたらと、思いは募ります。 (2014.09.23 06:34:47)

次世代の子供達が公害の無い地球で暮らせたらと願う  
楽天星no1  さん
ご隠居さん
金属の化学反応で発電するマグネシュウム電池は期待するところが大だと思います。
その外には、地球には無尽蔵な水があります。海水なり河川の水なり、それから自然エネルギーで水素を取り出す画期的な装置が出来たらと願ってます。
次世代の子供達が公害の無い地球で暮らせたらと、思いは募ります。
-----

火力発電は石炭を燃やして蒸気機関車を動かすことができることから思いつきました。原子力発電は核分裂によって莫大な熱が発生することからそれでお湯を沸かして蒸気を作り、それでタービンを回すことを思いつきました。その時の思いつきは悪くなかったかもしれませんが長年月を経過して公害や災害で苦しめられることになりました。タービンを回すための蒸気を作る熱源確保に産業界の意識は集中していましたが、タービンを回さないで電気を作ることに頭を切り替えてもらいたいですね。 (2014.09.23 10:05:15)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: