今が生死

今が生死

2024.07.01
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カテゴリ: 健康

医療機関にはそれぞれの役割があり、急性期の病院、その後を引き受けるリハビリ病院、慢性疾患を診る慢性期病院などがある。急性期病院では手術を行うことが多く、その後のリハビリを当院で受け持たせていただいている。骨折手術後でも基礎疾患に認知症や、脳卒中があり、骨折よりそちらの病気の対応が主の患者さんもいる。
前医で褥瘡をつくってしまってから転院してくる患者さんもいる。褥瘡が一番できやすいのは尾てい骨部で、骨が出っ張っていてベッドとこすれて壊死に陥り、皮膚に穴が開いてしまう。一度それができると治すのは非常に困難なので、こまめに体位変換したり、おしりにクッションを入れたりして予防に努めている。当院で褥瘡を作ることはまれだが他院からは褥瘡を作った状態で送られてくる患者さんが結構いる。褥瘡予防管理を十分やって頂けなかったのかと前医を責める気持ちになることがあるが、病気の状況などで褥瘡予防管理が十分できない事情があったのかも知れない。褥瘡持ちの患者さんを紹介してくれる病院は、決まった病院に多い傾向があるが、全ての病院で褥瘡予防対策を徹底してもらいたいと心から願っている。





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Last updated  2024.07.01 16:17:46
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