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2024.06.30
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S・Hさんに開花情報を知らせてもらい、この前(6/25)ネムノキの花を見てきました。
笠岡市篠坂にある池のほとりに生えています。
開花の時期は6月中旬から7月にかけての梅雨時とされています。
25日は終日曇りだったので、夕方を狙ってちょっくら出かけてみました。
なにせ、夕方から朝にかけて開く花だそうですから。

現場は写真撮影には不向きな場所です。
県道のガードレールの向こう側に池があり、その池のほとりに鬱蒼と木が繁っています。
花はガードレールから少し離れた高い所に咲いているので、やや望遠気味に撮るしかありません。
しかも、乗用車やトラックがひっきりなしに側を通り過ぎて行くので、枝が風に煽られてなかなか焦点が定まりません。
そんなことより、まず身の危険を感じるべきだったのかなあ。 笑
おそらくドライバーの人たちからは「うわっ、なんじゃ、このおっさん、こんなとこに突っ立って危ねーのー」と思われたことでしょう。
まあ、でも、これもいわゆる酔狂のなせる業だから仕方ない。
ネムノキの花なんて、街中でいつも見られるってもんじゃないですからね。
見られる時に見ておかなくちゃ。 

というわけで、なんとか無事に何枚かの写真をスマホに収めて帰って来ました。
もう少し夢幻チックに撮りたかったけど、それが叶わなかったので、一枚目はわざとケバめにメイクアップしてやりました。
令和バージョンの西施ということにしときましょう。笑

それにしても変わった花ですよね。
花といっても、刷毛のように突き出ているのは雄しべだそうですが…
ちなみに、葉は夜になると閉じて眠るように見えることから、「眠る木=ネムノキ」なんだとか。


181

時々ジャンクなものを食べたくなる。
ハンバーガーとか、カップラーメンとか。
逆に、身体がわけもなく粗食を求めることもある。
この前、ご飯の上にメザシと梅干しと沢庵がのっかっている弁当の写真がSNS上に投稿されていたが、即食べたいと思った。 笑
ジャンクは若いうちにいくらでも食べられるが、粗食はやはり老人になってからの楽しみではないだろうか。

たまには1週間くらいフンザ人になってみるのもいいかもしれない。
なんだ、そのフンザ人ってのは。
ワシもよくは知らないが、ものの本によると、北部パキスタンのヒマラヤ山脈に住む民族で、長生きすることで有名な人たちみたいだ。
彼らは動物性の食品をほとんど食べないのに、その多くが百歳くらいまで生き、しかも年をとっても元気に活動を続け、現代病とは無縁だという。
その本の筆者によると、動物性タンパク質というのは、世間一般に言われているほど身体に必要なものでもないらしい。

また、時には、三日、いや、一日だけでも修道院の聖者になってみてはどうだろう。
は? 修道院の聖者? 何、それ。
ここで、ちょっと抜粋。

「パンと塩と水とをたべている修道院の聖者たちにはパンの中の糊精や蛋白質酵素単糖類脂肪などみな微妙な味覚となって感ぜられるのであります。もしパンがライ麦ならばライ麦のいい所を感じて喜びます。これらは感官が静寂になっているからです。水を呑んでも石灰の多い水、炭酸の入った水、冷たい水、又川の柔らかな水みなしずかにそれらを享楽することができるのであります。これらは感官が澄んで静まっているからです。」
(宮沢賢治 「ビジテリアン大祭」より)

パンや水だけで生きていると、しまいにはこういう微妙な味を感じ分けることができるようになるのだろう。
さすがにそうした波動=周波数=感覚に浸れるようになるには一日じゃ無理だな。
でも、清らかで静かな雰囲気の中で、薄い味わいを擬似体験してみるだけなら、なんとかなるかも。


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この前、暇つぶしに、昔読んだ『昆虫のパンセ』という本の中の一章を軽く読み返してみた。
池田清彦先生がまだ名前が売れる前に書いておられる本だ。
自然科学系の本にしてはかなり面白い。
TVでのあの話術にもつながる面白さだ。
この先生、危ないことやエゲツないことでも、ニタニタ笑いながら楽しそうにお話しされるけど、文章もやはり昔から同じようなノリだ。
一つ例を挙げよう。

「エッ何ですか、人間? 人間はそうかも知れないね。
現代生態学の教える所によれば、完璧な捕食者は食餌を食い尽くして自らも滅びる運命にあるそうだ。これはまさに人間の歩んでいる道のような気がするね。いえいえ私は別に警世の句を書きつけるつもりではありませんよ。人類が遠からず滅んでしまうと考えることは私にとっては、多少とも心躍る物語なのですよ。」

池田先生は生物の絶滅に関する本も書いておられるくらいだから、そっち方面の見識はかなり深いお方。
たぶん昆虫と同様、そのテーマが好き過ぎて、今では「絶滅」という文字を見ただけで萌えるのではなかろうか。 笑

気持ちはわかるような気がする。
世間一般的には奇天烈としか思えないような周波数に萌える人って、世の中にはそれこそごまんといるのではないか。
例えば、池田先生の同類である虫狂いの人たちというのは「蝶や蛾の翅に現われた微妙な色彩の斑紋や、甲虫のさやばね上の規則的な点刻列に限りない美しさを感じることができ、しかもそこから様々なパタンを抽出することができる」がゆえに、標本箱の虫たちを飽くことなく長時間眺めては溜息をつくことができるのだそうだ。 笑

昆虫なんてまだ可愛い方かもね。
中には建物が崩壊する動画を見て恍惚となる人とか、ダンプカーの荷台から流れ落ちる土砂に魅せられる人だっているだろう。
崩壊とかエントロピーをテーマにしている人なら当然の如くそうなるだろう。
まあ、害がない限り、そっとしておいてあげよう。
それは趣味なのだから。
私やあなたもひそかに持っているかもしれない趣味    (taste)の問題なのだから。 笑
















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Last updated  2024.06.30 16:37:56
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