入試翌日の22日。いつもならにぎやかな朝食の場も、だれも一言をしゃべらずに黙々と食べるだけ。
娘はとりあえず学校へ。私も普段どおり仕事へ向かった。
当然、同僚の先生方からは「娘さん、どうでした?」と訊かれる。私は努めてそれほど気にしていないように「いや~、ダメでした」と答える。この時が、今思えば精神的にはいわゆるどん底状態だったように思う。受験生の親というのは皆、こういう気持ちを多かれ少なかれ経験するのだな、と思うと、子どもの受験を終えた世のお父さんお母さんたちはつくづく偉大だな、と思う。
状況が少し変わってくるのはこのあとから。いろいろと聞いてみると、他の生徒たちも結果は思わしくなかった。ということは全体的にボーダーラインが下がる可能性がある、ということだ。
最終的に自己採点の結果をまとめて並べてみると、なんのことはない、娘が取れた点数は目標よりも低かったが、何回も行った入試模試の時の判定と同じような結果になっていた。つまり全体的に点数が下がったということだ。
結局、娘の合格可能性は模試の時の判定と比べて特に良かったということも悪かったということもなかった。改めて自分の塾で行っている模試の合格可能性の確かさを知った。もちろん、合格発表はまだ先だが、とりあえず、目標だったポジションには留まったように思う。親子ともども、少し落ち着きを取り戻した。
受験というのはつくづく難しい、厳しいものだと思う。娘のように、模擬試験で取れていた点数よりも低い点数しか取れなかった生徒もいれば、模試では取ったことのないような高得点をとる生徒もいる。模擬試験はあくまでも模擬試験であって、入試本番ではない。皆が模試の点数どおりの点数を取るのだったら、最後までがんばって勉強して合格しよう、と勉強する気にもならないだろうし、そもそも入試をやる必要がなくなってしまう。とはいえ、自分の子どもだけはなんとか点数が取れるのではないか、と考えてしまうのが親だろう。
また、今まで、いろいろな生徒、親を見てきて、「なんで一つ上のレベルの高校を受験しようという気持ちでがんばらないのだろう」と思うことも多々あったが、本番で何点取れるかは神様しかわからないような状況の中では、親としてはより安全な志望校を選択する、という気持ちも理解できるようになった。
受験は厳しいものだ、というのはこれまでの経験から知ってはいたが、今回、自分が受験生の親になってみて、改めてその厳しさを知った気がする。
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