**運搬工程分析**:運搬工程分析は、物の移動や運搬に関連する問題を分析する手法です。運搬は付加価値を生まないため、できるだけ削減や効率化が求められます。この分析では、運搬工程分析記号を用いて、物の移動過程を示します。運搬工程分析記号には基本記号と台記号があり、移動、取り扱い、加工、停滞などの基本作業を示す基本記号と、物が置かれた状態を示す台記号が存在します。
**台記号**:台記号は、物の置かれた状態を表すものです。異なる台記号には、平(ひら)、箱、枕、車、コンベアがあります。平は床や台の上に物が置かれた状態で、最も手間がかかる運搬方法です。箱は物が箱やコンテナに入った状態を示し、運搬が少し効率的です。枕は物がパレットなどに載せられた状態を表し、運搬がより効率的です。車は台車などに乗せられた状態を示し、持ち上げる手間が不要なため効率的です。コンベアは物がコンベアで運ばれている状態を示し、運搬の手間が最も少ない状態です。
**運搬活性分析**:運搬活性分析は、物の運搬のしやすさを評価するための手法です。活性示数と呼ばれる数値を用いて、物の移動過程の手間や運搬のしやすさを示します。活性示数は0から4までの数値を取り、数値が大きいほど効率的な運搬状態を表します。活性示数は、物をまとめる、起こす、持ち上げる、持っていくといった手間の数を示すものです。
**運搬活性分析図**:運搬活性分析図は、運搬の各工程ごとに活性示数を示したグラフです。この図を通じて、運搬の効率的な工程と改善の必要な工程を識別できます。低い活性示数を持つ工程は改善の余地があり、箱に入れたりパレットに載せたりすることで運搬を効率化できます。
**空運搬分析**:空運搬分析は、物の移動を伴わずに人や機器だけが移動する状況を分析する手法です。空運搬は付加価値を生まないため、削減が求められます。空運搬係数は、空運搬距離を品物の移動距離で割った値で計算され、小さな値を持つほど効率的な状態を示します。人の移動を最小限に抑えることで、空運搬を削減し、効率的な運搬プロセスを実現します。
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