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『サウスバウンド』奥田英朗サウスバウンド(下) 元過激派の父は、どうやら国が嫌いらしい。税金など払わない、無理して学校に行く必要なんかないとかよく言っている。そんな父の考えなのか、僕たち家族は東京の家を捨てて、南の島に移住することになってしまった。行き着いた先は沖縄の西表島。案の定、父はここでも大騒動をひき起こして…。―型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、新時代の大傑作ビルドゥングスロマン、完結編。以上解説“2006年本屋大賞”第2位作品です。文庫なので上下巻に分かれていて下巻は家族が沖縄に行ってからの話。元過激派の父を持つ小学6年生の二郎。そんな父親に振り回される人生。二郎の視点で書かれています。相変わらずの二郎のツッコミがおかしかった。困った親を持つ子供はこんなふうに育つのでしょうかw西表島で暮らすようになり、自給自足の生活を始めるとだんだん家族の絆が深くなる。元過激派のお父さんもとても愛らしく感じました。最後の防衛戦も、夫婦がいい味出してたし。ラストはどうなるかと思ったけれど気持ちよく終わったのでとても満足。きっとそのうち二郎たちも連絡あって家族で幸せに暮らすんだと思う。両親の昔話がチラッと出てきたけれどとっても興味ある。有川浩さんあたりが詳しく書いてくれるとニヤニヤものだと思う。まぁ書かないけどwやっぱ、両親が仲がいいのが一番だね。映画化されたみたいだけど観てみようかな~ 【中古】邦画DVD サウスバウンド スペシャルエディション【10P02Dec09】私 的 評 価5 段 階
2009年12月04日
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『植物図鑑』有川浩植物図鑑ある日、道ばたに落ちていた彼。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です」「―あらやだ。けっこういい男」楽しくて美味しい道草が、やがて二人の恋になる―。書き下ろし番外編に加え、イツキ特製“道草料理レシピ”も掲載。以上解説やっと図書館で順番が廻ってきました。かわいいジャケ。「図書館戦争」と似ているから同じ人がデザインしたのかと思ったら全然違う人でした。今回の恋愛小説は、道端に落ちていた彼を拾うところから始まる。なかなかのいい男で、家事ができる。あれー“きみペ”に似てるな~と思いながら読んでました。かなり似てますwけれどこの作品は、ストーリーに雑草を絡ませて書いてある。写真付き、レシピ付き。正直、雑草の話はどうでもよかったんだけど読んでるうちに食べたくなってきた。摘んできて料理する勇気はないけど。文章も相変わらずの有川節で小説なのに少女漫画っぽい。イツキみたいな男の子一家に一人欲しいです。私 的 評 価5 段 階
2009年12月02日
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『サウスバウンド』奥田英朗サウスバウンド(上) 小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが…。―以上解説“2006年本屋大賞”第2位作品です。文庫なので上下巻に分かれていて上巻は家族が沖縄に行くことを決めるまで。元過激派の父を持つ小学6年生の二郎。そんな父親に振り回される人生。二郎の視点で書かれています。前半は、父親に腹が立っていたけれど読んでいくうちに父親の個性が楽しくなりなんだかちょっとかっこよくも思えてきた。実際、こんな父親だったら困るけどwストーリーも中盤から盛り上がってくる。上流家庭の祖父たちのもとで従兄弟たちとお行儀よく暮らすか、あの父親と沖縄の西表島で自給自足の生活するか二郎にとっては究極の選択かと思いきや意外とあっさり家族についていったな。やはり家族は大切だもんね。西表島で、この家族がどんな生活をするか楽しみ。二郎のつっこみが好きです。私 的 評 価5 段 階
2009年11月26日
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『少年陰陽師【異邦の影を探しだせ】』結城光流少年陰陽師(異邦の影を探しだせ) 晴明の孫はおちこぼれ!?13才の昌浩は希代の陰陽師・安倍晴明の末の孫。素質は素晴らしいがまだまだ半人前の昌浩は相棒の物の怪"もっくん"と共に修行に励んでいる。そんな中、なんと内裏が炎上するという騒ぎがおこり……以上解説目新しい面白シリーズ探しているんだけどなかなか当たらないな~このシリーズもそこそこ有名だと思うけど続きが気になる、とまでいかないな。まだ1冊目だからかな~舞台は魑魅魍魎がはびこる平安時代。阿部晴明の孫、昌浩が主人公。物の怪の“もっくん”と祖父を超えるべく修業と仕事にあけくれています。この分野、嫌いじゃないんだけどワクワク感があんまりないかな。でも、面白要素はこれからもたくさんありそうなのでもうちょっと読んでみようと思う。アニメ化もしてるみたいだしね。私 的 評 価5 段 階
2009年11月19日
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『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎ゴールデンスランバー 仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。以上解説“2008年本屋大賞”大賞作品です。多数が映像化されているけれど伊坂さんの作品を読むのは初めて。主人公青柳が、首相殺しの犯人にされて逃亡する話です。なんとタイムリー★読み始めて少しして、テレビでも市橋容疑者の全国指名手配でかなり盛り上がってた。なのでこの作品といろいろカブる。実は市橋は犯人ではないのでは?と疑ってみたりもした←すぐ影響されるwまぁそんなわけないんだけれど市橋容疑者の逃亡生活が気になる。この作品は、詳しく書かれています。主人公の青柳は首相なんて殺してないのに全く関係ないのになぜか犯人にしたてあげられる。バックは政治がからんでいるみたい。たった3日間のことなのにとても長く感じられた。仙台市内から出てないし警察にも何度も捕まっては逃げてるし。ハラハラドキドキして読みだしたら止まらない。続きが気になる。3章までは、青柳に関わる人たちの事件前後の話。元カノだったり大学時代の後輩だったり病院で偶然知り合った人だったり・・・20年後も最初に書いちゃうところが面白い。読んでる時は何が何だかわからなかったけれど全部読み終えた後、また始めの章を読んでいけばいろいろリンクするところがあってもっと楽しめました。第4章からは青柳が事件に巻き込まれていく話。青柳が中心です。時間も“24”みたいに刻々と流れるのではなく時々過去に戻ったりもしている。政治家が絡んでるからってここまで警察を動かせるのか、もっと簡単に・穏便にすまされたのでは、違法までしてでっち上げなんでできるのか、とちょっとひっかかったけれどまぁフィクションですから(´д`;)でもそこだけが納得いかなかったな。無理があったというか・・・青柳を取り巻く、青柳を信じている人たちがとてもよかった。マスコミ、警察に踊らされることなく青柳という人を知っていて自分の勘を信じる。なかなかできることではない。そして両親、父親の言葉。胸が熱くなりました。けど実際、指名手配犯と断定されてるのにあんなこと犯人の親が言ったら世間にかなり顰蹙買うよな~読み手は真実を知ってるからねそして最後の、エレベーター・判子の伏線がここにつながるのか・・・と感心しましたいや~面白かった。私 的 評 価5 段 階
2009年11月12日
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『キノの旅〈2〉the Beautiful World 』時雨沢恵一キノの旅(2) 何が正しいのか? 誰が正しいのか?何か正しいのか? 誰か正しいのか?――What is "right"?――以上解説主人公キノが、相棒エルメス(今でいうバイク)といろんな国を旅するという話。2冊目です。今回はあんまり印象に残らなかったな~あえていうなら「帰郷」かな。あのまま滅びた国に帰って絶望するのがいいか撃たれて何も知らずに死んで行くのがいいか。それまでの男のエピソードがあったからちょっと切なかったな。っていうか全体的に毎回せつないんだけど。なんていうか、さびしい・・・よかったよかったと国を出国する事があんまりないんだよねーなにかしら余韻を引きずるというか。それが味なんだろうけど。3冊目どうしようかな~何かほかに長編で面白いのないかな~私 的 評 価5 段 階
2009年11月05日
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『風の王国【うつつの夢】』毛利志生子風の王国(うつつの夢) 西の大国シャンシュンの王、リク・ミギャの秘密を守るため、謎めいた間諜セムジェンが翠蘭に刃を向けた…!ジスン助太刀により翠蘭が命拾いをしたちょうどそのころ、吐蕃の軍勢はシャンシュン攻略を進めていて…!?シャンシュンの民を守るため、リク・ミギャが下した決断とは?個々人の思惑が錯綜するなかで、シャンシュンの大地は血に染められていく…。戦火をかいくぐって翠蘭は。以上解説歴史ロマン第19弾。 やっと、今出てる最新刊まで追いついた~前回から引き続き、シャンシュン攻略です。翠蘭は偶然にもサンボータたちの集団と会いなんとか助けてもらいました。偶然過ぎる気も…それにしても翠蘭は生傷絶えないね。生命力がすばらしいよ。シズンや慧とも無事合流してリク・ミギャを救いだすことに。あっさりガルが承知したのには驚いたけどやっぱガル好きだな。毒舌、野心家、翠蘭には冷たいんだけれどまたそこがいいのよねwリジムがいなくなったので次の候補はガルにしよう。慧も好きだけど、ちょっと遠慮しすぎだし。セムジェンもいい感じだけどリク・ミギャにぞっこんって感じだし。と思ったら、セムジェンはリク・ミギャの愛妾と昔恋仲だったのね。ということは姉弟だということだけであんなにもリク・ミギャを守ってるのかな。そこには愛があるとおもってたのに・・・これでやっと一段落だね。このままヤルルンに戻って翠蘭がソンツェン・ガムポと結婚するのも面白くないな。やっぱ翠蘭は波乱万丈じゃないとw今でも十分そうなんだけど。次はどんな困難が待ち受けているのやら・・・私 的 評 価5 段 階
2009年11月04日
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『キノの旅―The beautiful world』時雨沢恵一キノの旅 世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。―The world is not beautiful; therefore it is.―以上解説主人公キノが、相棒エルメス(今でいうバイク)といろんな国を旅するという話。しかも3日しか滞在しないという決まりを作っているので一話一話の話がとても短い。さらっと読みたい人にはちょうどいいかも。でもがっつり読みたい人には物足りないだろうね。渡り歩く国々も、多種多様で不思議な国ばかり。「世にも奇妙な物語」って感じだね。この第1巻では“多数決の国”が印象に残った。どの国も考えさせられるんだけどね。この作品はアニメ化もしたし劇場版アニメにもなったしゲーム化もしたみたいだねー全然知らなかった。私 的 評 価5 段 階
2009年10月31日
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『塩の街』有川浩塩の街塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた……。以上解説自衛隊3部作の「陸」になります。なので陸上自衛隊。これで3部、制覇しました。この作品も他のと同様、現実離れした話。けど『塩の街』が一番好き。他のと違い、この作品が一番恋愛色濃いです。っていうよりラブストーリーだよね。図書館シリーズ読んでる人には物足りないと思うかもしれないけれど一般的な恋愛小説と比べるととってもストレートなので私は好きです。世界が終るかも知れないという時彼女を塩害で死なせたくないというただそれだけの為に命をかける秋庭。秋庭一人がいれば世界はどうなってもかまわないという真奈。やっぱ恋愛小説は王道でなきゃね二人の距離が少しずつ近づいて行くところが好き。私 的 評 価5 段 階
2009年10月27日
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『風の王国【砂の迷宮】』毛利志生子風の王国(砂の迷宮) ソンツェン・ガムポとの再婚を三年後に控えた翠蘭は、シャンシュン王太后ラティカに吐蕃侵略計画の手助けをするよう脅迫され、セムジェンとともに西の大地を逃亡中だった。金鉱の騒動を収めた翠蘭は、ギガン・ブラナンという商人上がりの役人の屋敷に連れていかれるが…。なんとかシャンシュン王リク・ミギャに謁見し、王太后の謀略を阻止せねば…走る翠蘭に障壁が次々と立ちはだかり…。以上解説歴史ロマン第18弾。 やっぱり再婚しか道はないのだね…シャンシュンに行っても、やっぱトラブルに巻き込まれる。しかも今回はセムジェンと逃亡。川に流されてしまった二人。よく生きてたね・・・いつ殺されるかとヒヤヒヤしながらの道中だったけどセムジェンが負傷しちゃってそれどころではない。鉱山の方に寄り道しちゃってるけれどこれも後にきっと意味があるんだろうね。似たような二人旅、リジムともやってたね。あの時とは、気持ち的に違うけど。まだまだ解決しそうにないね。私 的 評 価5 段 階
2009年10月26日
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『風の王国【黄金の檻】』毛利志生子風の王国(黄金の檻) 三年の喪に服したあと、ソンツェン・ガムポ大王と再婚することになった翠蘭は、大王の命により、シャンシュン王リク・ミギャに嫁いだリジムの妹、セーマルカルに会いに行く。義姉妹がしばし温かい交流を深めるなか、突然使者が訪れ、翠蘭をシャンシュンの深い闇へ引きずり込む。予期していなかった二つの再会が、翠蘭の胸に炎を灯し衝き動かす。黄金の嵐が吹き荒れる西の国で、翠蘭は…。以上解説歴史ロマン第17弾。 リジムの妹、セーマルカルと会いしばしの楽しいひと時を過ごした翠蘭。やはりそんな幸せな時間は短い。また事件に巻き込まれる。コナン君並みに翠蘭はトラブルメーカー不幸女と言ってもいいかも。でも今回は久しぶりに本編に慧が出てきたけど再会時間短っっすぐ離されてしまった。そしてもうひとり。碧色の瞳の彼と再会。しかも牢屋で再会とは。この人とこの先未来、深くかかわっていきそうだな~セムジェンと追っ手から逃げる途中川に流されてしまった翠蘭たち。シャンシュン王リク・ミギャに助けを求めても翠蘭たちの味方になってくれるかもわかんないし彼の母親も手ごわそうだし…相変わらず翠蘭はピンチです。けどいいとこでまた助っ人来るんだろうね。私 的 評 価5 段 階
2009年10月20日
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『風の王国【星の宿る湖】』毛利志生子風の王国(星の宿る湖) ロナアルワの事件に終止符を打った翠蘭たちは、コンポを出発しヤルルンに向かう。無事ヤルルンの聖寿大祭に参加し、王太子ラセルと王女イェルカの披露目を終えた翠蘭は、リジムの父で吐蕃の大王であるソンツェン・ガムポと王国のこれからと王位について話し合う。そこで翠蘭はある大胆な決断をするのだが。愛しい人々、新しい約束、永遠に繋がるこの大地。消えない想いを胸に翠蘭は前進する。以上解説歴史ロマン第16弾。 今回はまた旅。ヤルルンに向かってます。前半は旅で、後半はシャンシュンに着いてからの事。相変わらず道中はゴタゴタ有り。歓迎されてない翠蘭は待ちぼうけくらったり荷を取られたり、女官がさらわれそうになったり。なんだかんだとあったけどやっとヤルルンに着いた翠蘭一行。昔は今みたいに乗り物なんて馬か輿しかないから隣の国まで行くとなると三か月半年はあたりまえ。今じゃ考えられないけどね。ソンツェン・ガムポに会い、ラセルと王女イェルカのお披露目が終わった後翠蘭の今後のことを王と話し合う。そしてやっぱりソンツェン・ガムポに嫁ぐことに。一生リジムの嫁でありたいと思いながらもラセルの為には再婚するしかない。翠蘭がかわいそすぎる。短すぎる幸せ。リジムがまだ存命していた時も何かと問題はあって休まることはそうなかったけれどリジムがいたというだけで幸せだった日々。そのリジムはもういなくて、自分の居場所を作るためにその父親と再婚するなんて辛すぎるね。翠蘭には幸せになってほしい。史実はどうなってるんだろう。気になるけれど、知ってしまったら面白くない。我慢我慢。これから義妹のセーマルカルに会いに行きます。私 的 評 価5 段 階
2009年10月19日
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『風が強く吹いている』三浦しをん 風が強く吹いている 奇跡のような出会いから、清瀬灰二と蔵原走は無謀にも陸上とかけ離れていた者たちと箱根駅伝に挑む。それぞれの「頂上」めざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた、超ストレートな青春小説。 以上解説面白かった―そして感動して泣ける無名の大学・半分以上陸上経験のないチームが箱根駅伝に出場することになりその1年間を書いた話です。途中無理な設定はありましたけどずっと最後までストーリーに引き込まれて後半の駅伝シーンでは一人一人の想いが伝わって泣けてきたよ。ハイジは大学4年生。偶然にも蔵原走という過去に問題を抱えている素晴らしい選手に出会い大学の寮・竹青荘の10名全員で箱根駅伝に出ると宣言する。当然何も聞かされていない寮生の面々は驚き、あきれ、反発する。個性も趣味も何もかも違う10人。けれどハイジに色々弱みを握られているのでしかたなく参加することになる。練習を重ねていくうちに夢中になる者、楽しく思う者、やめたくて仕方ない者みんな色々です。だけどタイムが短くなるにつれ体が慣れていくにつれだんだん走る面白さに気づいていく。途中、ケンカや挫折やスポーツものに必需品な話はもちろんあってそれらが話を盛り上げてくれる。このチームが最後まで走れたのはハイジのおかげと言っても過言ではない。ハイジの、一人一人を思いやっての個々の練習内容や体調管理には仲間を大切に思う、この仲間と一緒に箱根駅伝に出たいという思いが伝わってくる。コーチ兼監督兼寮母兼選手(笑)ほとんど走の視点が中心でハイジの想いは語られていなかったけれど箱根駅伝の10区、ハイジのところで色々な思いが語られて盛り上がりました。9区と10区はほんとよかったもちろん1区の一番遅かった王子がゲロを吐くほど頑張って襷を繋げたことや風邪なのにフラフラになりながら箱根の山を走った神童にも感動したしユキや、ニコチャンやキング双子、とにかくみんなの想いに感動しました。今、村上春樹さんの『1Q84』とか面白いと流行っているけれど私はどちらかというとこの作品のような青春小説の方がずっと好きだということに気づきました。オシャレな言い回しやくさいセリフ、きどったストーリーなんかより汗臭そうな、青春真っ盛りといった熱い小説が私は好きみたいです。箱根駅伝は見たことないけれど今年の正月はぜひともテレビで見てみようと思います。私 的 評 価5 段 階
2009年10月18日
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『1Q84 BOOK 1』村上春樹1Q84 book 1(4月ー6月) 「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。 以上解説やっと図書館で順番が回ってきた。この作品、どれくらい売れてるのだろう。まだ重版してんのかな発売当時は、本屋でも売り切れ続出だったけど今は普通に本棚に平積みしてるね。前評判がすごかったから、どんなもんかと読んでみたけど。青豆という女性と天吾という男性の視点から交互に物語は書かれている。読んでいくうちに、その世界にハマって続きが気になって読んでいくんだけどまわりくどい言い回しや有名人の固有名詞(外国人、しかも知らない)にちょっとイラっとするところもあるけれど全体的には面白い。青豆も天吾も村上さんがしっかり書いてるのでどんな人物で、どんな見かけをしているのか頭に浮かぶくらい。そしてあの宗教団体は世間を騒がせたあの団体をモデルにしてるのでしょうか。ちょっとずつ近づいていく青豆と天吾。この二人はどういう風に出会うのかbook2が楽しみです。面白かったけれど、世間様が騒いでるほどめちゃくちゃ面白かった!とは感じなかったな。『普通に面白かった』という感じ。やはり前評判がすごかったので期待してしまった感があるのですが・・・book2で、また意見が変わるかもね。私 的 評 価5 段 階
2009年10月15日
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『海の底』有川浩海の底 横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。孤立した潜水艦「きりしお」に逃げ込んだ少年少女の運命は? 海の底からきた「奴ら」から、横須賀を守れるか-!? 以上解説自衛隊3部作の「海」になります。なので海上自衛隊。横須賀に巨大甲殻類来襲というまたSFチックな話。「空の中」でも謎の生物出てきたけれどこの3部作はどれも謎の生物が出てくるのでしょうか私的には今回はイマイ堅苦しい警察や海自のおやじさん達の話がどうでもよくて斜め読みしちゃったし期待したラブも最後にちょっとだけだった。ただただ圭介にイライラしてました(笑)私 的 評 価5 段 階
2009年10月13日
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『夏と花火と私の死体』乙一夏と花火と私の死体 九歳の夏休み、私は殺されてしまったのです……。少女の死体をめぐる兄妹の暗黒の冒険。斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、天才少年・乙一のデビュー作、ついに文庫化。(解説・小野不由美)以上解説みすず様にお借りしました。ありがとう!乙一さんは映画化も何本かしてて有名だから名前は知ってたけれど読んだことはなかった。どうもホラーのイメージ強かったんで…私は怖いの苦手です。この作品も、どこかひんやりさせられます。巻末の解説が私の好きな小野さんだったのでびっくり。『夏と花火と私の死体』小学3年生の五月が殺される。その死体を隠そうと五月の友達とその兄が面白いのは語り手が、死んだ少女五月だということ。まるで生きているみたいに冷静に物事をみつめ状況を説明してくれる。後半は大人に見つかるんじゃないかとずっとドキドキしてました。兄の冷静さが怖かった。小5なのに!!『優子』一体誰の話が本当なのでしょうか。優子はほんとにいたの?焼かれたのは人形?優子?私にはわかりませんでした。でも、それでいいと思う。私 的 評 価5 段 階
2009年10月03日
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『風の王国【嵐の夜(下)】』毛利志生子風の王国(嵐の夜 下) リジム亡き吐蕃に謀反が起きた。「協力していただければ、唐に帰してさしあげます」という申し出をきっぱりと拒んだ翠蘭は、ガルやディ・セル、ケレスやジスンたちに支えられながら、死力を尽くして戦い続けるのだが。王都ツァシューは豪火に呑まれ、敵も味方もわからない混乱状態に陥ってしまい…!?リジムがこの王国に築いたものは、私が必ず守ってみせる!翠蘭の願いは天に届くのか。以上解説歴史ロマン第15弾。 今回も巻頭にリジムと翠蘭のラブラブなカラーついてます。けどその裏は寂しそうな翠蘭が・・・やっといろんなことが片付いた。ロナアルワの事も、謀反の事も。ガル、鋭いわ。ロナアルワの相手まで突き止めるなんて。ガルがディ・セルを見逃したことはびっくりしたけどいい所もあるんだね。ますます好きになっちゃったよ。最後にロナアルワがリジムの秘密を明かしてたけど(心の中で)納得いったわ。ずっとあっけないリジムの死に疑問があったけど何か病を抱えてたのね。翠蘭と二人きりの時もえ?というシーンあったし。これから翠蘭たちの運命はどうなるんだろう…ソンツェン・ガムポ王と再婚するのか。気になるな。でも一番気になるのは緑色の瞳の男。この男、また出てくるのかな出で来てほしい。私 的 評 価5 段 階
2009年10月02日
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『風の王国【嵐の夜(上)】』毛利志生子風の王国(嵐の夜 上) リジムが戦地で崩御―。突然の報せに愕然とする翠蘭。リジムの面影を求めて、城内を夢うつつに彷徨う…。しかし国王亡き後、最高権力者となった幼き皇太子ラセルの名代として、王国をまとめる立場となった翠蘭は、気丈に悲しみをこらえながら政務に集中し始める。そんななか、侍女ロナアルワが倒れる。リュカは彼女が妊娠しているのではないかと言うのだが。荒れ狂う運命の波に翠蘭は…。 以上解説歴史ロマン第14弾。 前回のラストにリジムの死を聞いた崩御。やっぱりそこは変えられないのね巻頭のカラーが素敵。こんなの今までなかったけどリジムが崩御して、今後出てこないのでサービス?翠蘭の手を取っているんだろうけれどリジムの表情がなんとも言えない。そして裏の親子ショット。泣けてくる・・・そして予想通りのロナアルワの妊娠、しかもリジムの子だという。でも実はリジムじゃないみたいね。安心安心。あんなに翠蘭一筋だったのにたった一度の気まぐれでもリジムがロナアルワに手を付けてたとなったら読者としたら興ざめだったよ・・・けれどロナアルワはどこまで隠し通すのか。いずれバレるだろうけれどそれがどこでどう言う形で露見するかが見ものだね。お人よしすぎる翠蘭にイラっときたけど。そして葬儀やなんやかんやでバタバタしたのに今度は襲撃される。しかも臣下たちに・・・いや~波乱万丈ですね。相変わらずケレスが活躍しています。この惨状をどうやって決着つけるのか・・・そしてあっけなさすぎるリジムの死。あの死に方、納得できないな。続きが気になる!私 的 評 価5 段 階
2009年10月01日
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『風の王国【金の鈴】』毛利志生子風の王国(金の鈴) 王太子ラセルの家出の原因は、彼の出自に関して流された心ない噂だった。「ぼくがいなくなればいいと思ったんだ」と話すラセルに、リジムは前妻ティカルとの真実を明かし…。噂の責任追及び揺れる王宮の水面下では、ケレスが提案した「ある計画」のため、出兵の準備が始まっていた。そんな中、翠蘭は予定より早く出産の時を迎えて…!?動き始めた運命の歯車…もう誰にも止められない。以上解説歴史ロマン第13弾。 前回のラストに城を抜けだしたラセル。なんやかんやとあったけど無事保護されたね。そしてモヤモヤしてたラセルの出生の秘密もここではっきりしたし。よく考えたら、あのガルが王妃に手を出すはずがないわ。初めはちょっと野心家っぽいいつも冷静沈着なガルを疑ってたけどずっと読んでるうちに彼という人柄がわかってきてそれはないな~と改めて思ったよ。無事に翠蘭も出産したし。そして・・・大変なことが・・・まさかまさか・・・リジムが・・・・実はこの作品の初期の段階でついうっかりリジムのネタバレを目にしてしまったんだよね~でもちょっと信じられなくてっていうか信じたくなくて私の中で封印してたけれどやっぱりそうなったか・・・知ってただけにあまりショックも大きくなかったけど。でもやっぱ悲しすぎる。っていうかあっけなさすぎるよー!これも史実に基づいてんのかなロナアウワ怪しいよね。怪しすぎるよね。絶対妊娠してるよ!!(≧н≦)あそこまで色々ひっぱってるんだから絶対ただ事じゃないよ。まさか相手はリジム???なんか夜二人で会ってたという伏線あったよね。あやしいくらいな描写が。でもリジムに限って・・・とは思うけど。そうなってきたら王宮混乱して面白くなるんだゲド。そしてケレスも私的重要人物翠蘭への想いも恋慕じゃないにしてもかなり気に入っちゃってるのもわかったしいいところでいろいろ助けてくれるし・・・もし本当にリジムがあのままなら彼がこれから活躍していくのだろうか・・・それとも慧が戻ってくる???うーん。あんまり期待できそうにないね。だけど面白くなってきた私 的 評 価5 段 階
2009年09月30日
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『獣の奏者〈2〉王獣編』上橋菜穂子獣の奏者 (2(王獣編)) 上橋菜穂子渾身の長編ファンタジー王国の陰謀に果敢に立ち向かう少女・エリン。獣を操る技を身につけた彼女が選んだ未来とは?「王獣は、けっして人に馴れることはない。甘い幻想を抱いて近づきすぎれば、爪で引き裂かれて死ぬことになる」師匠にそう言われても、エリンは、王獣を恐怖で支配することを拒む。はたして人と獣がともに生きる道はあるのか?傷ついた王獣の子、リランを救いたい一心で、王獣を操る術を見つけてしまったエリンに、学舎の人々は驚愕する。しかし、王獣は「けっして馴らしてはいけない獣」であった。その理由を、エリンはやがて、身をもって知ることになる……。王国の命運をかけた争いに巻きこまれていくエリン。人と獣との間にかけられた橋が導く、絶望と希望とは?以上解説NHK教育テレビで放送してます。獣の奏者エリンアニメに追いついた。エリンが王獣と心を通わせて、今までの飼育の仕方とは違う自然な環境、成長を試みていたのにエリンがシュナンを助けたために恐れていたことが起こってしまった…けれど、誰もエリンを責めることはできないと思う。だけどどの世界でもよからぬことを考える輩はいるのよね。そいつのおかげでエリンが表舞台に立たされる。エリンとリランの関係がいいね。一度はリランに牙を向けられたエリン。だけどリランはエリンを庇った!あんな目に会ってもリランを見捨てないエリンも強い。家族以上の絆が双方にあるんだね。そして決意するエリン。後半、流れが変わってほっとしてます。そして最も気になるのがエリンとイアル。イアルはちょっと堅物で恋には奥手で難しそうだけれどこの二人うまくいってほしいな。エリンには是非是非幸せになってもらいたい。私 的 評 価5 段 階
2009年09月29日
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『風の王国【初冬の宴】』毛利志生子風の王国(初冬の宴) 翠蘭の懐妊、朱瓔とサンボータの婚約で祝賀ムードに沸く王都ツァシュー。城内は議会や聖寿大祭の準備で慌ただしく、翠蘭自身も訪問客への応対や、新しい侍女選びなどに追われていたが、久しぶりにリジムとともに過ごせる幸福な日々に充実感を噛みしめていた。そんな中、王太子として岐路に立つラセルが、朱瓔とサンボータの婚約式の余興である試練にさらされて…。歴史ロマンますます佳境。以上解説歴史ロマン第12弾。 本編に戻ってまいりました。聖寿大祭や婚礼でバタバタしている城内。物語的にはあんまり進展はない。人間関係はごちゃごちゃしてますが。前巻で手てきたガルの息子も出てきました。ガルに雰囲気とか似てるね~子供っぽくないしwそして新しいキャラも登場。これからたくさん絡んできそう。ラストで、また事件の予感・・・あの3人がこれからどうなるかが気になります。翠蘭&リジムは相変わらずのラブラブっぷりで全く揺るがないけれどこれって何かのフラグ????私 的 評 価5 段 階
2009年09月27日
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『風の王国【波斯の姫君】』毛利志生子/増田メグミ風の王国(波斯の姫君) 翠蘭の幼なじみで武人の慧は、サマルカンドを目指し西域を旅していた。そこで出会ったペルシアの姫君の秘密とは何か…?表題作ほか、怜悧な頭脳を持つ吐蕃の宰相ガルと、彼を翻弄する美しい妻エフランの物語を綴った書き下ろし短編「しるしの石」を収録。『天の玉座』にも登場した女装スパイ、ジスンの波乱に満ちた少年時代を描いたまんがも入った人気シリーズ珠玉の短編集。以上解説歴史ロマン第11弾。 そしてサブキャラ短編集と漫画第2弾。表紙・・・誰???まさかシズン???翠蘭のもとを離れて別行動をしている慧のまたもや短編集。ちょくちょく慧はこうやって短編で出てくるけどこれからの本編でも重要な役割をするのかな。それともただ読者に人気があるから出しているだけなのか・・・前者であってほしいけど。それと小説はもう1本、ガルの話。ガル好きだな~ひねくれてるというか、冷めてるというか…あんなにキレイな奥さんがいて、愛されているというのになんとまー冷たいガル。奥さんが気の毒だわね。奥さんもナヨナヨしたただの天然かと思いきや筋の通った素敵な女性で好感が持てる。後半のシズンの漫画はどうでもいい・・・なんだかよくわかんなかった。前回も言ったけど、漫画いらないから挿絵を増やして挿絵に力入れてください。私 的 評 価5 段 階
2009年09月26日
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『伯爵と妖精【ロンドン橋に星は灯る】』谷瑞恵伯爵と妖精(ロンドン橋に星は灯る) 宿敵プリンスからリディアを守るため、妖精ケルピーに彼女を預けたエドガー。別れる間際、ついにエドガーと結婚すると言ったリディアだったが、ケルピーの魔法でエドガーに関する記憶を失ってしまう。その頃、イーストエンドでは謎の疫病が蔓延していた。ロンドン橋近くの船着き場に浮かぶ“箱船”に乗れば助かるという噂を聞いたエドガーは、プリンスの邪悪なたくらみを感じ取るが…。 以上解説シリーズ10冊目です。今回で一段落。前回からエドガーの記憶を無くしていたリディア無事記憶を取り戻し両想いに。長かったね。プリンスとの対決も、案外あっけなかったね。課題は残っているけれどひとまずはめでたしめでたし・・・かな。アーミンの言葉が気になるけどね。私 的 評 価5 段 階
2009年09月24日
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『風の王国【花陰の鳥】』毛利志生子 【中古】ライトノベル(文庫) 風の王国 花陰の鳥 / 毛利志生子 ソンツェン・ガムポ王が二人目の王妃を探しているというお触れに、吐蕃中の若い娘たちがヤルルンに集まっていた。モン家の娘、ティモニェンもそんな立候補者の一人。しかし本当の動機は、しつこい求婚者をふりきりたかったため。そして父を殺した王がどんな人物なのかを、じかに会って確かめたかったため…!天真爛漫な彼女に周囲は驚きを禁じえなかったが、運命の少女は何をも恐れず。以上解説歴史ロマン第10弾。 外伝だね。時間は遡ってソンツェン・ガムポ王とティモニェンのなれそめ。リジムの父母のお話。本編でも名前がチラッと出てきた人たちが何人かまた出てきます。花嫁候補もやっぱりすんなり行かず、いろんな事件があってまとまったこの縁談。ソンツェン・ガムポ王も案外普通の王だったのね。あんまり特徴なくて影が薄い気がした。挿絵もあんまりティモニェンが出てこずちょっと消化不良気味・・・もっと挿絵に力を入れてほしい。私 的 評 価5 段 階
2009年09月23日
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『風の王国【臥虎の森】』毛利志生子風の王国(臥虎の森) 翠蘭が懐妊!その知らせに矢も楯もたまらず、リジムは翠蘭が待つエウデ・ロガの城へと急ぐ。そこに朱瓔とサンボータ、ラセルとガル、コンポ王女リュカも駆けつけ、翠蘭はしばし安らぎの時を過ごす。そんな中、エウデ・ロガの城主イーガンが朱瓔を見初めて求婚。翠蘭に生涯仕えたいという理由で朱瓔はやんわり断るが、思わぬ事件に巻き込まれて…。虎臥す森で待つのは死!?それとも…。 以上解説歴史ロマン第9弾。 またまた事件が起こってしまう…忙しい人たちだよ、まったく。翠蘭が御懐妊で動けないから騒動の中心は朱瓔。朱瓔とサンボータが遭難して人質問題に発展してしまう・・・あーまたイラッとくるキャラが出てきた。人間を人間とも思わない仕打ち、言動そして上の意見を聞かない。とにかくイライラハラハラさせる。結局は森の民とも和解できず森の民は里を捨てることに。どうしてすぐ争ってしまうの?とヤキモキする。今回はサンボータが大活躍。朱瓔と結婚することになって収まるところに収まったという感じ。私 的 評 価5 段 階
2009年09月17日
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『風の王国【目容の毒】』毛利志生子風の王国(目容の毒) 私を掴まえて。離さないでいて。リジムを戦地に残し、ひとり王都ヤルルンに戻った翠蘭を待っていたのは、ソンツェン・ガムポ王の寵妃ティツンに関する嫌な噂。城内では次々と家畜が毒に倒れ、魔の手はリジムの義母にまで伸びて!? 以上解説歴史ロマン第8弾。 登場人物が多い・・・そして頭の中で混乱・・・今回はリジムがいないので翠蘭はガルと行動を共にしている。このガルもよくわかんない男だったけどちょっとずつ明らかになっていく。ソンツェン・ガムポ王の寵妃ティツンとの事も結局何もなかったみたいだし。ガルはツンデレっぽいね。なかなか気に入ったよ。毒騒動で終わりました。今回も翠蘭が活躍。翠蘭が御懐妊だから次からは大人しくなるだろうねー私 的 評 価5 段 階
2009年09月17日
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『風の王国【朱玉翠華伝】』毛利志生子/増田メグミ風の王国(朱玉翠華伝) 歴史を駆けたヒロインをめぐる珠玉の物語集。翠蘭と朱瓔の出逢い。慧が心に秘めた翠蘭への想いとは? 翠蘭が吐蕃に嫁ぐ前に後宮で出逢った謎の女性とは?…など、シリーズ人気キャラクターのサイドストーリーが小説3本+まんが4本で登場!以上解説歴史ロマン第7弾。 そしてサブキャラ短編集と漫画。短編集はまーまーだったんだけど。増田さんが描いた短い漫画が4本。これがダメ・・・コマ割りも下手だし背景なんてないし画面ごっちゃだしetc・・・増田さんは漫画家じゃなくイラストレーターらしいからしかたないかもしれないけれどじゃぁ漫画なんて載せなくてもいいのに。まだ漫画ページ分の挿絵載せてくれたほうがいいよ。はやく本編が読みたい。私 的 評 価5 段 階
2009年09月16日
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『風の王国【河辺情話】』毛利志生子風の王国(河辺情話) 「女王の谷」の後継者騒動のあと、翠蘭に今生の別れを告げた尉遅慧は、赤兎と案内人のカロンとともに西域に向かっていた。シャンシュンの北の町タシガンで、少年セギンを助けた慧たちは、彼の姉ウィシスが営む宿に泊まることになる。しかし町中の人がセギンとウィシスに嫌がらせをしていることが判明。一人で抵抗するウィシスに慧は…!?さすらいの金狼、慧の人情物語を綴った番外編。以上解説歴史ロマン第6弾。 そして初の番外編。この辺で一休みというところか。まぁちょうどいいけど。今回は翠蘭と別れを告げて、西域に赤兎と向かった慧の話。翠蘭やリジムは一切出てこない。慧好きだけど、主役ってどうなの?!と思ってたけれど、なかなか楽しめた。北の町タシガンでトラブルに巻き込まれるんだけどどうしてこの作品には悪役が必ず出てくるのか。しかもかなりイヤな悪役。慧は相変わらずひょうひょうとしてつかみどころがないし。やっぱり本編の翠蘭とリジムの話がいいな。私 的 評 価5 段 階
2009年09月14日
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『風の王国【月神の爪】』毛利志生子風の王国(月神の爪) 嘘も偽りもない私を受けとめて…。ヤルルンへの道中、翠蘭はソンツェン・ガムポ大王の使者に命じられ、大王の二人の妃を連れ戻しにオンの谷へ。二人を伴いヤルルンに入った翠蘭は、大王に本物の公主かと尋ねられ、事実を語るが…。以上解説歴史ロマン第5弾。 やっと王都ヤルルンに着く。今回は、大事件が起きました。今までも翠蘭は色々あったけど今回はかなり痛めつけられてます。ヒロイン、王女なのにボロボロ。さらわれたり、はりつけにされたり、袋に入れられたり容赦ないね。いつも体張ってるのはリジムでなく翠蘭(笑)よく死ななかったねw「偽公主」の問題が片付いたのは良かったけど今回はたくさんの人、死んじゃった。ツァシューから連れてきた兵士や女官。ダワが死んじゃったのは悲しかったけど。ソンツェン・ガムポが思ったより常識人でよかった。かなり破天荒な王だとばかり思ってたけど意外と普通だったね。しかしあの野郎、イライラさせられたぜ救いようのない甘ちゃんだよ。改めて子供の教育を考えさせられる。そして相変わらずラブラブの二人私 的 評 価5 段 階
2009年09月12日
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『風の王国【竜の棲む淵】』毛利志生子風の王国(竜の棲む淵) 生まれ変わっても、あなたを愛したいのに!リジムと翠蘭は、ガルとサンボータ、朱櫻とラセルを伴って、リジムの父の住むヤルルンへと旅に出る。途中、立ち寄ったコムポという小国の王女リュカがリジムにただならぬ感情を…。翠蘭、ピンチ!? 以上解説歴史ロマン第4弾。 ちょっとずつハマってきました。翠蘭はこれといって特徴ないけど好感持てるし翠蘭にメロメロなリジムもなんだかかわいいし(特別な美男子じゃないってところにも好感持てるw)クセのある側近たちも好き。また楽しみなシリーズ、見つけたまたまた翠蘭たちは旅に出ました。リジムの父親、ソンツェン・ガムポに会いにヤルルンへ向けて。その道中の出来事。いや~、翠蘭は事件に巻き込まれやすい。っていうか、疫病神かリュカに逆恨みされる翠蘭。なかなか真実を漏らさないリュカにイライラしながらやりたい放題される翠蘭が哀れ・・・女王なのにね。体を張ってますwそして「偽公主」のことで悩む翠蘭。そんな翠蘭を守るリジムがやっぱいい私 的 評 価5 段 階
2009年09月12日
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『風の王国【女王の谷】』毛利志生子風の王国(女王の谷) 女王の谷―吐蕃の東方にあり、王ではなく女王が統治をする小国。その谷の女王で暴君だったカウラが、突然謎の死を遂げる。リジムの代わりに新女王の即位式に出るため、翠蘭は幼なじみで護衛官の尉遅慧を伴って谷へと向かう。しかし後継者の神託を受けたラトナは翠蘭にこっそりと「女王にはなりたくない」と打ち明けて。各々の秘められた想いと欲望渦巻く谷で翠蘭は。加速する歴史ロマン。以上解説歴史ロマン第3弾。 また翠蘭たちは旅に出ました。この時代は車や飛行機ないからただひたすら歩いていく。といっても馬に乗って。なのでとなりの国まで行くのに2か月も3か月もかかってしまう。ずっと平たんな道ではなく峠を越えたり、川を越えたり、草原を抜けたりetc・・・今となっては考えられないね。そんな長い道中だからいろんなことは起こる。無事に帰ることもむつかしい。リジムの代理で、慧と即位式に出席することになった翠蘭。慧は久しぶりに登場しました。好きなキャラなのでうれしい。求婚したのに、リジムとの仲を見てあっさり身を引いた慧。ちよっと物足りない・・・どこか遠くに行くみたいだけれどきっとまた再会できるよねー慧がいなくなるのはさみしいけれど大きくなって帰ってこいよ~私 的 評 価5 段 階
2009年09月11日
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『風の王国【天の玉座】』毛利志生子風の王国(天の玉座) 旅の途中で恋したあの人が吐蕃王!?政略結婚によって思いがけず初恋を実らせることとなった翠蘭は、吐蕃の人々に温かく迎え入れられ、晴れてリジムの正妻となる。ぎこちないながらも愛を確かなものに深めていく二人。前妻の息子ラセルにも実の母のように慕われ、しばし安らかな愛情に満たされる翠蘭。しかし何者かの陰謀によって、束の間の平安はかき乱されて…。激動の歴史ロマン第二弾。以上解説このシリーズ、2冊目。前回川に落ちて、二人きりで旅をするようになった翠蘭とリジムは正式に結婚。そして政略結婚にもかかわらず国の人にもあたたかく歓迎されツァシューの城に住む。 今回は、翠蘭が他国へ嫁いできてからの国の違いや文化の違いに戸惑っているという話。だけれどリジムと翠蘭はラブラブでとっても微笑ましいですリジム、いいな~普通、この流れの小説なら愛し合ってるにもかかわらずなかなか結婚できなかったりなかなか体も結ばれなかったりするんだけれどこの作品はすんなりいい方向に行ったね。いや、これから困難があるのか次が楽しみです。私 的 評 価5 段 階
2009年09月10日
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『告白』湊かなえ告白 愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。第29回小説推理新人賞受賞。以上解説2009年本屋大賞受賞芥川賞や、直木賞は全然興味ないんだけどこの本屋大賞だけは、「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本」というだけあって、面白い作品が多い。なので私も選ぶときに参考にさせてもらってます。そんな話題の作品、やっと順番回ってきました。一つの事件をいろんな人が告白してます。ノンストップで一気に読みました。引き込まれていく・・・止まらない。普通の小説だったら、風景が丁寧に説明してあったり学校の背景や、街並みや、どうでもいいことがダラダラかかれているんだけれどこの作品は、ほんとに告白のみ。事件にかかわる告白のみ。それが簡潔にわかりやすくそれぞれの人物が手紙だったり日記だったりといろんな形で書かれています。心理描写すごいな~ちょっとずつ事件の真相が明らかになる。これは復讐劇なんだろうか。法に訴えるんではなく、じわじわと少年たちを苦しめていく。そしてラストは・・・賛否両論だろうけれど読み終わった後、あんまりいい気分じゃないだろうけれど私は好きです。こんな復讐、ドキドキします。私 的 評 価5 段 階
2009年09月09日
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『風の王国』毛利志生子風の王国 時は7世紀。唐の皇帝、李世民の姪でありながら、商人の娘として育てられた翠蘭は突然皇帝に呼び出され、こう言われる。「そなた、朕の娘となって吐蕃国に嫁がぬか?」辺境の地、吐蕃(現在のチベット)に政略結婚で嫁ぐことになった翠蘭は、自ら馬に跨がり旅路に出るが、待ち受けていたのは、思いもかけぬ事件と、胸を焦がすような出会いと…。歴史を駆け抜けたヒロインの、運命の物語。以上解説舞台は唐とチベット。シリーズものですが、幸先いいです。なかなか面白かった。【聖獣王の花嫁】シリーズとちょっと設定がかぶってるところある。他国へ嫁ぐ姫・身代わり・男勝り・政略結婚など。だけど、こっちの方が何倍も面白い。ラブシーンもあるしね~お決まりの男女が遭難するってのもよかったし吐蕃王がなんだかいい。この二人の未来が楽しみこのシリーズ、現在15冊出てます。その他、漫画化もされてるみたい。早く続きが読みたい私 的 評 価5 段 階
2009年09月08日
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『獣の奏者〈1〉闘蛇編』上橋菜穂子獣の奏者 (1(闘蛇編)) リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが―。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける。以上解説NHK教育テレビで放送してますね。獣の奏者エリン子供が大好きで見ています。私も途中まで見ていましたが原作を読もうと思い、途中で見るのやめました。お母さんが死んだところまで見たけれどあの時は泣いたな~こちらの原作は1から4まであるみたいで1は幼少のころ母親と離れてジョウンに拾われ獣ノ医術師を目指すためリランのお世話をするというところまで。サクサク読めて、わかりやすい。子供が読んでもちゃんと理解できる。エリンがまっすぐで好感が持てる。成長物語はやっぱいいね。私 的 評 価5 段 階
2009年09月06日
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『伯爵と妖精【女神に捧ぐ鎮魂歌】』谷瑞恵伯爵と妖精(女神に捧ぐ鎮魂歌(レクイエム)) 妖精博士のリディアは、雇い主で一応婚約者の伯爵エドガーに本気で結婚を迫られている。彼を理解しはじめたリディアは、今までのように拒絶できなくなってしまい困惑していた。そんな折ロンドンで起きた不気味な連続殺人事件が、どうやらエドガーの宿敵プリンスに関係していると知り、エドガーはリディアを強引に伯爵家に住ませることにするが!?急展開のロマンティック・ファンタジー。 以上解説読む小説がたまってて必死に消化してますこの作品も9冊目です。短編集が終わって、本編に戻りました。ストーリーもちょっと大きな変化が。やっとリディアがエドガーへの気持ちを口にした。結婚すると。今まで、でもでも・・・と気持を押し殺していたリディア。離れ離れになったとたん、口にしちゃうから(-⊆-;) まぁ物語は盛り上がるけどね。レイブンとエドガーの絆が深まったと思ったらリディアがいなくなる・・・ケルピーから取り戻せるのかそして出てきたプリンス。一枚も二枚も上手です。エドガーたちは勝てるのか・・・かなり苦戦しそう。私 的 評 価5 段 階
2009年09月05日
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『伯爵と妖精【駆け落ちは月夜を待って】』谷瑞恵伯爵と妖精(駆け落ちは月夜を待って) このままきみを、さらっていこうかな。妖精博士リディアの仕事ぶりや、口説き魔伯爵の本領を発揮するエドガーの恋愛事情(?)を描いた大人気ファンタジーの短編集。リディアとエドガーの恋の行方をこれからのぞいてみたい人にも最適。以上解説ここにきて短編集。エドガーと出会う前の話やケルピーと弟との話や駆け落ちの話、本編では語られてなかった話が多々。一番良かったのは書きおろしの『きみにとどく魔法』クリスマスの出来事をエドガーとリディアを交互に書いてます。私 的 評 価5 段 階
2009年09月04日
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『伯爵と妖精【涙の秘密をおしえて】』谷瑞恵伯爵と妖精(涙の秘密をおしえて) 妖精博士のリディアは、スコットランドで休暇を過ごしていた。雇い主で、彼女を婚約者扱いする妖精国伯爵・エドガーを好きになってしまうのが怖くて、ロンドンから逃げてきたのだ。ある日、妖精国伯爵の先祖にまつわる話を聞いたリディアは、真実を確かめようと人魚の一族が棲むマナーン島へ向かう。その頃ロンドンでは、エドガーと親交の深い画家ポールのもとに不思議な少女が現れて…。 以上解説ロンドンから逃げてきて、スコットランドで休暇を過ごすリディア。アーミンのことが気になってるのね。前回まで、アーミンの様子がおかしかったけれどなんとなくわかってきた。妖精バンシーにエドガーも認められユリシスともなんとか一段落ついたみたい。まぁあきらめないだろうけど。それにプリンスが英国に来るみたいだし・・・相変わらず、リディアはエドガーのことを信じられず逃げてばかりだけどそろそろ素直になってもいいんじゃねエドガーの元へ行きそうになりその一歩手前で考え直すのいつもと同じ繰り返しばかりだよ~( ̄Д ̄;)もう飛び込んで行きゃいいじゃん!それでダメだったらしかたないじゃん。という風には考えられないかね~頭が固いよ。だって好きなんだし。挿絵もエドガーとリディアばかり描くんじゃなくて話に出てくるいろんな妖精も描いてほしい。私 的 評 価5 段 階
2009年09月03日
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『空の中』有川浩空の中 200X年、二度の航空機事故が人類を眠れる秘密と接触させた。秘密に関わるすべての人が集ったその場所で、最後に救われるのは誰か-。第10回電撃小説大賞大賞受賞作家の第2作。 以上解説「天空の城ラピュタ」から構想を練ったみたいです。SFモノっていうか、怪獣モノっていうか・・・高度2万メートルの空にいた不思議な生命体の話。映画化とかされてもおかしくないかも。瞬とフェイクのやりとりがいい。くらげみたいな容姿とか携帯で会話をするとか発想が面白いね~フェイクの話し方がかわいい。有川さんだから、もっと恋愛モード高いと思ってたけど残念ながら低め。2組の男女出てくるけれど恋愛はおまけって感じかな~自衛隊3部作の「空」になります。3部作制覇しよ~っと私 的 評 価5 段 階
2009年09月02日
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『はてしない物語』【上】ミヒャエル・エンデ/上田 真而子, 佐藤 真理子はてしない物語(上) バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前.その国を救うには,人間界から子どもを連れてくるほかない.その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ,この国の滅亡と再生を体験する以上解説『ネバーエンディングストーリー』ですね。むか~しテレビで観たけど内容は忘れちゃってたな~ただあの空飛ぶ龍みたいなのと素晴らしい音楽が印象に残ってるだけ。ちなみにあの龍みたいなのは幸いの竜フッフール。 日本ファンタジーファンなもので外国の有名ファンタジーは何作かチャレンジしたけどあんまりのれない私・・・今回もかなり有名なファンタジーだし夢中になれるはず・・・と思って試みたのですが。サクサク読めて、内容もわかりやすい。場面はコロコロ変わって想像も膨らむし。面白いけど、続きが気になる!という程でもない・・・後半の、なかなか名を呼ばないバスチアンにちょっとイライラしたw下巻からは、バスチアンが本の中で冒険するみたいだけど。まぁ時間があったら読もうか。私 的 評 価5 段 階
2009年08月29日
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『エルシュローザの矢【聖獣王の花嫁】』高遠砂夜エルシュローザの矢 “贄”としてだけではなく本当の意味でイオの花嫁になる決意をしたリージュ。ところが結婚式の真っ最中に、リージュの元婚約者であるジュドルールが現れた。以前会ったときは別の人物に乗っ取られていた彼だが、今は本来の人格に戻っていると気づいたリージュは思わずその腕をとる。次の瞬間、二人の身に不思議なことが起こって―?失われた古代王国と現在が交差する、怒涛の急展開。以上解説結婚式にジュドルールがいきなり現れる。そしてリージュと一緒に異世界に飛ばされた。イオってほんとかわいそうだな~花嫁が結婚式に消えちゃうんだもん。しかも元婚約者と。異世界ではリージュ・ジュドルール・シルヴァーナの3人。最悪だね~“怒涛の急展開”とあったので読んでみた。色々なことがこれからわかっていくというのにさっぱりもって興味がわかない。こんなに読んできたけどどうでもいいわ。もうここら辺が限界でリタイヤしようと思ってたけれど次で最後らしいから読んどこうか・・・私 的 評 価5 段 階
2009年08月23日
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『闇水晶の檻【聖獣王の花嫁】』高遠砂夜闇水晶の檻 第二王子イオの“花嫁”であるリージュは、三人の王子による王位争いのために、実の妹シルヴァーナから嫌われてしまい、ほとほと困っていた。“贄”としての花嫁ではなく、本当の夫婦になれば面倒なことはなくなる―そう考えたリージュは、イオとの結婚を決意する。喜んだイオは、リージュが戸惑うほどてきぱきと準備を始めた。しかしイオを慕うシルヴァーナが、彼と一緒に消えてしまい―。以上解説イオと結婚する決意をしたリージュ。魔女姉の思惑に乗らないために結婚の道を選んだけれど。イオにしてみたらなんかかわいそうだな~まぁ喜んでるけど。でも思い通りにいかない。シルヴァーナが嫌がらせでイオと一緒に消えてしまった。もうこうなったらとことん戦っちゃえよこの姉妹、イライラする。相変わらずドタバタしてる国だね。私 的 評 価5 段 階
2009年08月23日
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『彩雲国物語【黄梁の夢】』雪乃紗衣彩雲国物語(黄梁の夢)劉輝の父、覇王・(せん)華の時代。愛憎渦巻く朝廷で、必死に生き抜く第二公子・清苑を搦め捕った陰謀とは!?(「鈴蘭の咲く頃に」)秀麗を支える天下無敵の二人組、燕青と静蘭。交わるはずのなかった彼らの運命が交錯した夏を描く鮮烈な中編(「空の青、風の呼ぶ声」)ほか、秀麗の父・邵可と母・薔君の宿命の出会いと命がけの求婚を描く、著者渾身の書き下ろしを収録!!すべての物語が現在につながる、究極&珠玉の外伝集。以上解説18冊目です。そして外伝4冊目。表紙は秀麗・燕青・静蘭ここで外伝か~ちょっと外伝になるの早くない本編気になってんのにな~今回の外伝は、秀麗も劉輝も出てません。けれどやっぱり面白かった『鈴蘭の咲く頃に』清苑(静蘭)の話。まだ宮廷にいた頃です。劉輝との出会いや兄弟愛そして歪んだ親子愛など読んでいて辛い。今の静蘭の腹黒さがよくわかる話。邵可に拾われて、よかったね~『空の青、風の呼ぶ声』燕青と静蘭の幼少時代。主人公は燕青。この話が一番好きです。やられたわ~暗い過去を持ってたにもかかわらず、とても明るかった燕青。その過去が明らかに・・・ラストでの燕青と兄との会話では涙が…燕青がとても強い訳、静蘭が信頼してる意味がわかりました。『千一夜』薔薇姫と邵可の出会い。前にチラッと出てきたりもしたけれど今回こんなに詳しく載ったのは初めて。気になってたからうれしかったです。雪乃さんはそろそろ最終章みたいなこと言ってました。終わるのはとってもさみしいですがラストも読みたい。あとくされがないような、すっきりしたラストを願っていますいや、その前に本編だね。消えた秀麗たちが気になります。とにかく早く最新刊お願いします!私は全力を持って、劉輝を応援致しマス私 的 評 価5 段 階
2009年08月22日
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『ノルウェイの森』村上春樹ノルウェイの森(上) 暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は一九六九年、もうすぐ二十歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。 以上解説大御所作家の代表作といっても過言ではないこの作品。『1Q84』を図書館で順番待ちしているので手始めに彼の他の作品を読んでみました。今更読んでます。かなり前にブームになったよね。主人公のワタナベ君が、過去を振り返りながらストーリーは進んでいくのですが。内容紹介に究極の恋愛小説とありました。まだ上巻読んだだけなのでなんともいえないけど私好みではない。直子と恋愛するお話なんだよね直子がよくわかんない女の子。話をしている意味がわからない。なにかを含ませて話しているんだろうけれど彼女の言いたいことがよくわかんない。下巻でいろいろわかるのかな~主人公も彼女のどこがいいのか・・・ルックス????緑はペラペラよく話しセリフが多いしちょっと変わってる。主人公とどうなりたいのかが不明。彼氏がいるらしいし。けれど読みやすい作品ではある。そして続きも気になる。下巻で心を揺さぶられるような展開になること期待私 的 評 価5 段 階
2009年08月19日
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『黒衣の王女【聖獣王の花嫁】』高遠砂夜黒衣の王女 聖獣王の資格を得た三人の王子。誰が王位を手に入れるのか―。第二王子イオの“花嫁”であるリージュは、妹のシルヴァーナと敵対関係になってしまった。イオもリージュも、王位に興味はないのに…。そんなとき、他国に嫁いでいたという姉王女が帰ってきた。彼女はシルヴァーナの夫となる第三王子を王にしたいようだが、なぜかリージュを気に入ってしまい、とんでもない提案をしてきて。 以上解説王子たちの姉が、嫁ぎ先から一時里帰りするという話。3人ともかなりこの姉にビビってるんだけど今作では、この姉の怖さがちっともわからなかった。ただ王位に口出す第三王子贔屓の姉って感じ。魔女だというけどそんな雰囲気あんまりなかったし。次作でいろいろ明らかになるのかな。姉が言うには、リージュは第三王子と結婚しろと。面白くなってきたかと思ったけどそんなバトってるわけでも3角関係にもならないし。もったいないことしてるな~挿絵はとてもかわいいんだけどキャラが多くなってわかってきたこと。描き分けができてない!私 的 評 価5 段 階
2009年08月18日
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『伯爵と妖精【取り換えられたプリンセス】』谷瑞恵伯爵と妖精(取り換えられたプリンセス) 青騎士伯爵・エドガーの領地で、妖精が人間の赤ん坊を丸太や石、ときには妖精の赤ん坊と取り換えてしまう「取り換え子」が起きているらしい。伯爵家の顧問妖精博士で、エドガーの婚約者ということになっているリディアは、ひとりで問題の領地へと向かう。一方エドガーのもとには、かつての悪友である海賊たちが押しかけていた。仲間のベティが青騎士伯爵に騙され行方不明だというのだが。 以上解説相変わらず意地はってるリディアと女たらしのエドガー今回はアーミンの存在でせつなさ度upエドガーがアーミンと昔に何か関係があったことがずっと頭から離れないリディア。気持は揺らいできているのに、エドガーの心はアーミンにあると思って素直になれていません。素直になろうと思ったらエドガーは逃げ腰になってしまうし。妖精とか龍とか出てきてファンタジーなんだけどどうにもそう思えないところがあるな~ちょっと安っぽいファンタジーって感じまぁほとんどの人はエドガーとリディアのラブが気になるからファンタジーとかどうでもいいのかもしれないけどね。それにしてもどうしてアーミンは隠したのかな。彼女はまだ謎がある方が面白くなってくる。ケルピーもかわいそうな役回りですw私 的 評 価5 段 階
2009年08月17日
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『伯爵と妖精【呪いのダイヤに愛をこめて】』谷瑞恵伯爵と妖精(呪いのダイヤに愛をこめて) 妖精博士のリディアはわけあって雇い主の伯爵エドガーと形だけの婚約をしている。お得意のあまい言葉で迫ってくるエドガーにいつも振り回されるリディア。婚約指輪のムーンストーンの管理人だという妖精にまで伯爵の花嫁として扱われてしまう。一方、怪しげなブラックダイヤを手に入れたエドガーの周囲では、不吉なことばかり起こるが、彼はこのダイヤを使って宿敵プリンスへの復讐をたくらんでいるようで。以上解説相変わらず意地はってるリディアと女たらしのエドガーリディアを巻き込みたくないエドガーと隠し事をされることを嫌うリディア。お互いの事を思いつつもやっぱりすれ違ってます。だけど今回ちょっと距離が近づいたプリンスに近づくためにはどうしても妖精博士のリディアの協力もいる。だけど怪我をさせたくない・汚い部分を見せたくないためにリディアを置いてきぼりにしてるなんて彼女からしてみたらそれはエドガーの自分勝手。中途半端なんだよな~エドガーがあんまり好きになれないからこの物語にも入り込めないのかな。私 的 評 価5 段 階
2009年08月16日
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『本気になれない二死満塁?―フルメタル・パニック!』賀東招二本気になれない二死満塁?ご存じ!戦争バカ高校生・相良宗介と人間ハザード・千鳥かなめの爆弾カップルがおくる、愛と笑いのノンストップ暴力ラブコメ最新刊!大評判の短編5作に、宗介と長編版美形キャラ・クルツの活躍を描いた特別書き下ろしを加えた6作を収録。以上解説この作品が学園コメディ第2弾。アニメで内容知ってるけれど、やっぱ面白い。早く新作出ないかな~もう1年以上経ちましたよ~『妥協無用のホステージ』ヤンキーが宗介に仕返しをするためにかなめを人質に・・・宗介を敵に回すということがどんなに致命的かよくわかったお話(笑)さすがです。『空回りのランチタイム』アニメでもこの話は好きだった。学校に戻るまでのかなめと宗介の息がぴったりで最後のオチも面白かったし。さすが京アニだわ。『罰当たりなリサール・ウェポン』この作品はまだアニメ化になってない。ちょっとパンチ弱いもんね。『やりすぎのウォークライ』弱小ラクビー部を救うことになったかなめと宗介。マオのメモ帳が気になる。アニメでもピー音がとても気になってましたw『一途なステイク・アウト』かなめが中学時代の先輩とデートする話。この時ぼん太くんが出てきたんだよね。動揺する宗介がかわいい。『キャプテン・アミーゴと黄金の日々』これもアニメ化まだですね。クルツと宗介の宝探し。オチがちょっとイマイチかな。私 的 評 価5 段 階
2009年08月10日
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『放っておけない一匹狼(ローン・ウルフ)?-フルメタル・パニック!』賀東招二放っておけない一匹狼(ローン・ウルフ)?今日も元気だ狙撃がキマル。校舎に轟く爆発音。他人の迷惑なんのその--。戦争ボケ高校生相良宗介の、日常的な1日である。だが、そんな彼にひとつの転機が訪れた。なんと宗介の下駄箱に一通のラブレターが置かれていたのだ! 差出人はいったい? うまくいったら戦争バカも社会復帰か? そんな微かな希望をあざ笑うように、狂戦士・相良宗介はラブレターの影に潜む陰謀を打ち砕かんと動き始めた!! 危うし差出人! 危うし学校! 宗介の無謀な作戦を、誰が止められるのか!?(『南国から来た男』より)前代未聞のバイオレンス(笑)学園ラブコメ! 彩り豊かな5本の傑作に、書き下ろしを加えた衝撃の短編集!!以上解説フルメタの2冊目だそうでまだ未読だったので今頃読む。この作品が学園コメディ第一弾。やっぱ面白い。『南から来た男』宗介がラブレターをもらう話。ミスリルが学校側に多額の寄付金していることが判明。じゃないと宗介なんてすぐ退学だもんね。っていうか逮捕w『愛憎のプロパガンダ』やはりかなめはモテる。瑞樹登場の話だけど、今後レギュラーになるとは・・・かなりイタイ女だけど。『鋼鉄のサマー・イリュージョン』海水浴のお話。かなめの気持ちもよくわかる。宗介、空気読めよ(無理だけど)『恋人はスペシャリスト』また瑞樹が出てきて宗介に恋人のふりをしてほしいと。ラブレターもらって爆破してるやつに何を頼んでんだか・・・キスまでしちゃうし。『芸術のハンバーガーヒル』アニメでもこの話好きだった。美術教師もクセがあって面白いし。かなめの制服は、どうしたのでしょう。『シンデレラ・パニック』書きおろしです。シンデレラをフルメタキャラでもじったもの。あんまり面白くなかった。こんなに面白い原作をアニメでも同じくらい面白く作られてる作品ってそうそうない気がする。アニメ化成功だよね。私 的 評 価5 段 階
2009年08月09日
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『天使と悪魔』【中】ダン・ブラウン天使と悪魔(中) 折しもヴァチカンは新ローマ教皇選挙会の当日。だが、次期教皇候補四人が揃って失踪していた。そこへイルミナティを名乗る人物から電話がかかる。かつて科学者を迫害した教会への復讐のため、皇候補を一時間に一人ずつ殺していくというのだ。殺人はどこで行われるのか。反物質の隠し場所は。その鍵が十七世紀に書かれた詩に隠されていることに気付いたラングドンは、知力と体力を尽くして、殺人ゲームに挑むが―。 以上解説最近小説ばかり読んでます。漫画は近頃良作に巡り合わないので冷めてきてます・・・やっと【中】を読んだ。今回は殺人事件起こってしまいます。けど、ちょっとひいてしまう。上手い具合に時間内に目的地を解き明かしてしまうラングドンに。次の殺人までのインターバルは1時間。なんだかんだで謎解き時間は30分もない。なのにギリギリ数分前には目的地へ。殺人予告の時間が知らされてても時間ピッタリに殺されるわけじゃないんだからさ~(その時間までなら大丈夫となぜか疑わないラングドン)ただ単になぞ解きを楽しんでるみたい。ドキドキ感がない。そして単位があちら流なので距離感とかよくわかんないし。だけど毎回、次の章へ行く時の惹きつけ方が上手い。私 的 評 価5 段 階
2009年08月08日
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