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『時の旅人』アリソン アトリー時の旅人新版 病気療養のため、母方の古い農場にやってきたペネロピーは、ふとしたことから16世紀の荘園に迷い込む。王位継承権をめぐる歴史上の大事件にまきこまれた少女の、時をこえた冒険。以上解説高畑京一郎さんの「タイムリープ」を読んでタイムリープものにちよっとハマってしまい懐かしの小説版「時をかける少女」を読んだりアニメ映画の「時をかける少女」を観たりどっぷり浸ってました。そして次は・・・といろいろ調べて評判の高い外国モノを見つけて図書館で借りてみたのはいいけど。まったく面白くない私は、特にファンタジーは外国人が書いたものは苦手。翻訳されるからかどうなのか、文章がぎごちない。読んでてイライラする。この作品もそうだった。少女ペネロピーが病気療養のために田舎で暮らすことになりその古い屋敷の奥のドアを開けると16世紀に時を超えるという話。歴史上の事件に巻き込まれるけど現在と過去を行ったり来たりで記憶もいつも曖昧で、覚えていたり覚えてなかったり。文章の1/3は、イギリスの田舎の景色や屋敷の調度品やらばかり。情景は浮かんでくるかもしれないけれど私は全く興味なかった。いつもなら一気に最後まで読むけれど、年末に読み始めて、本の真ん中くらいでいい加減あきてきて年をまたいでまたしぶしぶ読み始めました。でもやっぱり面白くない。後半なんて、斜め読み。私はやっぱりファンタジーの洋モノは合わないや。ハリポタもどこが面白いのかわかんなかった私 的 評 価5 段 階
2009年01月09日
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『安心できない七つ道具?』賀東招二安心できない七つ道具? 戦闘ロボ、ついに覚醒っ!“常識なし”だの“朴念仁”だのといわれつづけたあの相良宗介が、硝煙と破壊の世界に別れを告げた!?熱でも出したか、いつになく人間らしく、女子大生との合コンにチャレンジ。短編集以上解説短編集。いろんな話、詰まってます。相変わらずのキャラたち。面白さは安定してます。『穴だらけのコンソール』これ、一番好きだった。お偉い議員さんが学校の視察に来るというので校長他、かなめたちが宗介をどうにかして休ませようと策を練る。そりゃ、宗介みたいな生徒見られたらヤバいよw校長はミスリルから一体いくらもらってんだか!でもやっぱり来ちゃうんだよね。常識がわからないから目上の人に対しての言葉遣いもなってない(笑)だけど、議員さんの正体にはびっくりしたけど。『身勝手なブルース』なんと宗介たちが合コンへ!ボン太くん着てくる宗介がかわいすぎるwそりゃ、高価な気ぐるみだからね。そしてやっぱり女に関心がない宗介。かなめだけなところがまた・・・風間君、ガンバレw『ミイラ取りのドランカー』生徒会長のお宅拝見。しかし、みんなよく生きてたね。『義理人情のアンダーカバー』いつもの宗介の勘違いで問題は深刻に。だけどさすが会長閣下。即座に空気を読み、問題解決。実はいい人だね~『真夜中のレイダース』やっぱりかなめは鍋奉行なのねアニメでも出てきた椿。宗介とある意味いいコンビだけどね。『老兵達のフーガ』テッサと宗介が恋人同士まだわだかまりがあるけれど、ちゃんと冷静なテッサ。“テッサたん”かわいいね~書き下ろしです。私 的 評 価5 段 階
2009年01月09日
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『踊るベリー・メリー・クリスマス』賀東招二踊るベリー・メリー・クリスマス陣代高校の臨時旅行で豪華客船クルーズに参加したかなめ。日程は12月24日。クリスマス・イブで、さらにかなめのバースデイ!この大事な大事な1日に、またもや事件は起きたのだ。旅行にいけない宗介の不在を狙うように、かなめたちの乗る船がテロリストたちによってシー・ジャックされた!しかし、自称“悪逆非道”な覆面テロは、ざんばら髪にへの字口…これって、まさか?もしかして?かなめ&宗介&テッサ―恋の三角関係もますますヒート・アップして、聖なる夜に世にも奇妙なドタバタ騒ぎが幕を開ける!恋と涙とテロが満載!超無軌道アクション・バトル、シリーズ。以上解説長編です。今回は、船上でドタバタしてます。それにしても2度もテロリストと係る陣代高校の2年生はかわいそう。かなめと同じ学年だったばかりに…ハイジャックの次はシージャック次あるとしたら、バスジャックかなめをまた拉致されそうになったと思ったら今回はテッサを拉致。テッサも狙われてるんだよね。色々あったけど、宗介とアーバレストのアルのコンビでなんとか解決。アルが、だんだん人間らしくなってきてジョークも言えるようになってきた。このコンビ、いいよね。そして、かなめ宗介テッサの三角関係も決着付いた。意外と、早く決着付いたな~宗介らしいといえばらしい。宗介やっと気づいたか~テッサはかわいそうだけど、ハッキリ言ってあげる宗介にまたまたホレますたあのプレゼントは、宗介にとってとても意味のあるプレゼントだね私 的 評 価5 段 階
2009年01月08日
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『同情できない四面楚歌?』賀東招二同情できない四面楚歌? サザエが新鮮だったから―。ただ、それだけの理由で、絶滅危惧種の貴重な貝を殺した凶悪犯。残虐な手口で罪なき命を奪った殺貝者を暴くために、相良宗介率いる生徒会特別捜査班が動き出した!むごたらしい犯行現場で、宗介のゲリラ的推理が意外な犯人を追いつめていく!?(『磯の香りのクックロビン』より)人外魔境の戦争バカ・相良宗介が正義の鉄槌をふるい、生まれついてのツッコミ娘・千鳥かなめが危地での潜入捜査に挑む!!激動の学園ミリタリー・コメディ、短編集第4弾!お楽しみ書き下ろし短編では、さかのぼること1年―マオ、クルツ、宗介のウルズチーム結成秘話が明かされる。以上解説図書館には全シリーズ置いてないので飛ばし飛ばし読むことになります。くやしい…こちらは短編集。平均的にどの話も面白かった。やっぱ短編はいいね。「磯の香りのクックロビン」間違って生徒会室に届いたサザエをかなめがこっそり食べた所から事件は始まる。宗介が捜査本部を構えて、事件を捜査するんだけど抜けてるというか…w戦闘の時とのギャップがかわいすぎる。「追憶のイノセント(前後編)」あの林水会長閣下の過去話。アニメでは異様にこゆいキャラで好きだった。宗介の“会長閣下”という呼び方がウケる。何事にも動じないところが面白い。「おとなのスニーキング・ミッション」バカみたいな話だけど、まじめな宗介がいい。いい意味で無垢だな~疑っちゃう私は汚い大人(笑)「エンゲージ、シックス、セブン」宗介とクルツがマオのチームにスカウトされる話。腕はいいのにそれを隠している二人。マオの目に狂いはなかった。たまにはこんな話もいいね。私 的 評 価5 段 階
2009年01月05日
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『戦うボーイ・ミーツ・ガール』賀東招二戦うボーイ・ミーツ・ガール 陣代高校の平和は、たったひとりの転校生の訪れとともに終わった。うなる弾丸、飛び散る薬莢、鞄にギッチリ銃器類。出てくる言葉は「キケンだ。ふせろっ!」。そう、やってきた転校生、相良宗介は、拳銃持った大ボケ君だった!彼の脳に“平和”の文字はない。勘違いで校内狙撃、思い込みで路上爆破―ケタ違いの常識外れ宗介。だがしかし!戦争ボケとは仮の姿。その実体は…世界最強の武装集団『ミスリル』のエリート戦士、相良軍曹だったのである!KGBの魔の手から、美少女・千鳥かなめを守るため、今日も相良軍曹は校内で銃を撃つ!ごく普通の女子高生かなめに隠された壮大な秘密をめぐり、今、ボケと涙と感動の戦いが始まった!!巨大スケールで描くSFアクション・コメディ、堂々見参。以上解説09年、最初のレビューは小説でーす。フルメタの小説版です。っていうか本家で原作なんですが。長編10作品、短編10作品の計20冊出てますアニメは1~3期アニメから入った私は、どうしても原作が読みたくなり図書館で小説版を探したら数冊あった全作置いてくれよ~“戦争ボケ男”な宗介とつっこみ上手な千鳥かなめの学園ドタバタSFアクションコメディです。とにかくごった煮のジャンル。私はなかでもコメディ強い話が好きです。この作品は、第一巻目なので、宗介がかなめの護衛に就いた経緯と千鳥誘拐で宗介の正体がバレるお話。千鳥を一生懸命守る宗介にヤラれちゃいますほとんどズレてんだけどそこがまたカワイイ~文章も読みやすくてサクサク進みます。テンポもいいし。激しくアニメ第4期希望!私 的 評 価5 段 階
2009年01月04日
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一昨年に引き続き、小説を25冊読むという目標を掲げましたが今年はなんと42冊でした07年は21冊でした。その中でベスト3をやろうと思います。【08年度面白かった小説】1位「図書館戦争シリーズ」有川浩 全6冊なんといってもこの図書館シリーズは外せない。めちゃくちゃ面白かった。自由・検閲・闘争とか、もうどうでもいい(笑)完全にキャラ読みですw笠原郁の熱血バカと怒れるチビ、堂上教官このコンビといい周りのキャラ達もとてもいい味出してます。後半になるにつれてラブが強くなり、胸キュンな展開になります。別冊なんて顔がにやけちゃう…今年の後半は、図書館シリーズにやられちゃいました。かーなーりーハマりました。08年の“胸キュンキャラ賞”は堂上教官です!!!文庫になったら揃えます2位「十二国記シリーズ」小野不由美まだ未完です。ファンタジーです。12の国がある世界のお話で、毎回主人公が違います。国によってかなり差があり、キャラもいろいろです。読むときっとこの12国の世界観のとりこになります。早く新作読みたいです。3位「タイム・リープ あしたはきのう」高畑京一郎タイムリープものにちょっとハマりました。一週間の出来事をうまく前後しながら書かれています。翔香と若松君がちよっとずつ近づいていくのがドキドキしました。先が気になり、読むのが止まらなかった作品。漫画もいいけれど、小説もやっぱりいいです!去年後半は、「図書館シリーズ」にほんとにハマりました。堂上教官にかなりお熱でした(笑)今年も必ず25冊以上、読みたいと思います素敵な作品に出会えますように…
2009年01月03日
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『時をかける少女』筒井康隆時をかける少女改版 放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。このにおいをわたしは知っている―そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床にたおれてしまった。そして目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。わたしたちの胸をときめかせる永遠の物語もまた時をこえる。以上解説何度も映画化、アニメ化、ドラマ化された超有名なこの作品。タイムリープ、タイムトラベルといえば『時をかける少女』きっと誰でも聞いたことがあるタイトル。映画やアニメやドラマは見たけど原作を読んでなかった。タイムリープモノの原点といえるこの作品の原作は意外にも短編。この小説では、3編の話が載っている。他の2編も、変わった話だったけどやはり表題作のこの話が一番面白い。短いながらも上手くまとめてると思う。理科実験室の出来事、ラベンダーの香り、何度目かのタイムリープ。言葉遣いは、年代を感じさせられちょっと古臭い所もあるけれどそれはそれで面白いしw私 的 評 価5 段 階
2008年12月18日
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『タイム・リープ あしたはきのう』高畑京一郎 鹿島翔香。高校2年生の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失している事に気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えの無い文章があった。“あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい…”若松和彦。校内でもトップクラスの秀才。半信半疑ながらも、彼は翔香に何が起こっているのか調べ始める。だが、導き出された事実は、翔香を震撼させた。“そ、んな…嘘よ…”第1回電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞した高畑京一郎が組み上げる時間パズル。最後のピースが嵌る時、運命の秒針が動き出す―。以上解説写真はDVDです。小説の写真がなかったので。「図書館戦争」っぽい小説を探しているんだけどなかなかないな~でもこの作品は、よかった「図書館戦争」っぽくないにしても少女漫画チックだったし。上下巻だけど薄いし面白いしですぐ読めてしまう。続きが気になって、止まらない。タイムリープが題材。それもタイムリープの期間はたった一週間。他のタイムスリップモノとはちょっと違ってる。つぎはぎの一週間を、クラスメイトの若松君と翔香が一緒に謎解きするんだけど恋もあり、謎もあり、とても面白い。そして最後にはパズルが解ける。その時の爽快感は・・・ラストもいいけど、読者を引き込むのが上手いな~ほんと最後まで目が離せず面白かった1997年に映画化もされたみたいです。タイム・リープ TIME LEAP(DVD) ◆20%OFF!私 的 評 価5 段 階
2008年12月13日
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『別冊図書館戦争2』有川浩別冊図書館戦争(2) 大好評『図書館戦争』シリーズ、スピンアウト第2弾!そんで、結局あの人たちは?これにて幕引き。以上解説図書館で順番待ちしてたの、回ってきました。今回もノンストップで一気に読めた別冊2では、脇役たちの物語。内心、“脇役の話は…どうでもいいや~”と思ってたんだけど、何が何が・・・いやーーー面白かった!どの話もよかった。期待を裏切らないね。所々、郁&堂上も入れてくれてるし。『もしもタイムマシンがあったら』しょっぱなの、郁たちの結婚式エピソードに笑えた。その後は緒方副隊長の話。読んだとき、なんで緒方さんの話?!って思ったけど緒方さんの昔話・・・よかった今まで甘甘だったけど、ここでオトナモードへ。この話はせつなすぎる・・・・愛し合ってるのに別れる二人。グッときた。幸せになってほしい。『昔の話を聞かせて』堂上&小牧が出会った頃の話。二人とも、若かったんだねw『背中合わせの二人』柴崎&手塚の話。この二人は、別にどうでもよかったんだけど読むとこの二人を好きになる。二人とも意識しているのにくっつかない二人。しかしある事件がきっかけで二人が急接近。手塚がめちゃくちゃかっこよかった見なおしたよ~今まで堂上ばかり目立ってたけれど柴崎を助ける手塚にウットリ…:;。+゚+。キュ━(*´U`*)━ン。+.。゚:;。+柴崎もひねくれているようでいろんなところに気を配り、気を使ってるところがツボ。かわいい女性でした。最後まで書くよう助言してくれた有川さんの旦那さんに感謝です別冊2で、図書館戦争シリーズも完結。もう郁たちが読めないのか~とさみしいけれどちゃんとみんなまとまったのですっきりした終わりです。心残りはナシ小牧がまだ残ってますが、まぁあれはいいかなwまたこんなシリーズに出会えるといいな。文庫化したら買います小説は完結したので漫画の方を楽しみにするとしよう。有川さんの他の作品読んでみたいです。私 的 評 価5 段 階
2008年12月10日
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『別冊図書館戦争1』有川浩別冊図書館戦争(1)恋愛成分たっぷりの、ベタ甘全開スピンアウト・別冊シリーズ第1弾。「明日はときどき血の雨が降るでしょう」「シアワセになりましょう」など全5話を収録した、武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート。 以上解説『図書館革命』のエピローグ前の郁の告白を堂上教官が受け入れたあの時からこの作品は続いています。前作のエピローグではいきなり二人が結婚してるので「もっとその前が知りたい!」と物足りなかったのでとてもうれしいです。しかし評判通りの激甘です。鼻血吹きまくりの、超激甘ベタ話です。郁堂上教官が中心に図書館での出来事を織り交ぜながら書かれています。柴崎曰く、26歳純粋培養乙女・茨城産の郁とツンデレ教官・堂上の恋。前作でもニヤニヤが止まらなかったけど今作は比じゃない!(笑)しかし激甘だけど、ちゃんと笑いもある。話は郁が見舞いに行った病室から始まります。これでもかというくらい郁と堂上教官のラブを赤裸々に語ってます(笑)今回は堂上教官側の気持ちもちゃんと書かれてあってうれしかった。ツンデレ堂上教官の、デレっぷりがすごい郁よりも先に好きだったという堂上教官。や・・・・やられた・・・・正直、堂上教官がここまでデレっぷりを見せてくれるとは思わなかった。堂上教官も普通の男でした(笑)デレの堂上教官もステキです郁の周りのみんなが、二人の恋を見守っているのもいい。祝福されてるからね。この二人だからこんなベタ甘でも許せます。この作品はもう少女漫画です(笑)苦手な人には辛いかも。次作『別冊図書館戦争2』で本当に完結らしいです。次は柴崎&手塚にスポットを当てるとか。弓きいろさんが、この『別冊図書館戦争』まで漫画化してくれることを切に、切に祈ります・・・ 私 的 評 価5 段 階
2008年11月11日
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『図書館革命』有川浩(ノベル)図書館危機/有川浩 年始、原子力発電所を襲った国際テロ。それが図書隊史上最大の作戦(ザ・ロンゲスト・デイ)の始まりだった――ついにメディア良化法が最大の禁忌に手をかける!?図書隊は良化法の横暴を阻止できるのか!?手詰まった状況を打破する一手を放ったのは、――何とタスクフォースの山猿ヒロイン!『図書館戦争』シリーズ第4弾にして完結巻、これをもっていよいよ閉幕!果たして、幕は無事に下りるのか――! 以上解説ついに本編最終巻!読み始めたら止まらない郁と堂上教官のデートから話は始まる。そしてまた図書隊に大きな事件。堂上教官がもう気持ち隠してないし!(笑)もうニヤニヤがとまらんよ今回は手をつないだり、握りあったりがとても多かった。私までドキドキするぜ柴崎&手塚にもラブが・・・とにかくとにかくよかった!戦闘もとてもハラハラしたし郁と堂上教官の絆もいいアニメでは、『図書館戦争』『図書館内乱』『図書館危機』までしか内容は追ってなかったのでアニメでのラストと原作のラストは違います。断然原作のラストがいい最後の10ページなんか鼻血吹きまくり二人のラブラブが…そしてエピローグは…もうねぇーかゆい(笑)かゆすぎる!むずがゆいw満足の最終巻でした恋愛小説って、私的にはほとんどハマる作品はないけれどこの作品はかなり胸キュンしてハマりました。設定が好みだからね。次は別冊読みます! 私 的 評 価5 段 階
2008年11月09日
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『図書館危機』有川浩図書館危機 王子様、ついに発覚! 山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法! そして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!? 終始喧嘩腰で「図書館戦争」シリーズ第3弾、またまた推参!以上解説もうニヤニヤが止まらない。最初から読んでると、たまらんね。初めはいがみ合ってた二人がちょっとずつ近くなっていく。しかもしょっぱなは、郁が王子様の正体を知ってからの話だったし。照れる郁がかわいい「めんどくさい二人」という小牧が笑えた。まさにその通り柴崎&手塚も近づいてるし。そして郁のお兄ちゃんも出てきた。後半アニメと違ったところがあったけどこれはこれでよかった。次は本編最終巻。どういう結末になるか今から楽しみです口は悪いけれど、相変わらず困った時には守ってくれる堂上教官。ステキ私 的 評 価5 段 階
2008年11月08日
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『図書館内乱』有川浩図書館内乱相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!――図書館の明日はどっちだ!? 以上解説この作品は第二弾です。意外と速く読めました。アニメの時の好きな話がたくさん入ってたし。両親の仕事場訪問に始まり、小牧の恋話手塚兄の話、そして王子様の正体がバレる!このバレるシーン好きです。今回はラブ多めでしたね、前回に比べると。タイトル通り“内乱”ラストの終わりが気になります。あの後から、『図書館危機』へと繋がります。アニメ見て知ってるんだけどでもやっぱりあの続きを早く読みたいです。只今予約待ち・・・私 的 評 価5 段 階
2008年11月05日
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『図書館戦争』有川浩図書館戦争───公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ!敵は合法国家機関。相手にとって不足なし。正義の味方、図書館を駆ける!笠原郁、熱血バカ。堂上篤、怒れるチビ。小牧幹久、笑う正論。手塚光、頑な少年。柴崎麻子、情報屋。玄田竜介、喧嘩屋中年。この六名が戦う『図書館戦争』、近日開戦! 以上解説原作です。内容はだいたい知ってるので難しいところはパパパっと斜め読みしてキャラのところだけじっくり読んでます。原作から入ったら・・・どうかな~次は読んでなかったかも。ちょっと難しい言葉だったり漢字がたくさん続いたり、かたくるしかったりするから。アニメから入ったのが、よかったかも。なので小説も楽しく読めてます。というより、キャラ読みだけど(笑)Webラジオ面白いですまだ男子寮しか聴いてないけど楽しい堂上&手塚コンビが、いい!いゃ、Webラジオはキャラ全然違います。前野さんと鈴木さんで素です。 仲がいいみたいで、二人の掛け合いが面白い。 7回しかないのがもったいなーい私 的 評 価5 段 階
2008年11月04日
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『魔性の子』小野不由美魔性の子教育実習のため母校に戻った広瀬は、教室で孤立している不思議な生徒・高里を知る。彼をいじめた者は“報復”ともいえる不慮の事故に遭うので、“高里は崇る”と恐れられているのだ。広瀬は彼をかばおうとするが、次々に凄惨な事件が起こり始めた。幼少の頃に高里が体験した“神隠し”が原因らしいのだが…。彼の周りに現れる白い手は?彼の本当の居場所は何拠なのだろうか? 以上解説私の大好きな小野不由美さんの“十二国記シリーズ”これだけが未読でした。いわば、「番外編」実は、この作品は“十二国記シリーズ”が書かれる前から出版されているので元祖なんだね。私は先に“十二国記シリーズ”を読んでいるのでこの作品に出てくる単語や、人物名になじみが深いけれど、はじめて読んだ人には何が何だかわかんないね。ホラーっちっくで。物語をよく知ってる私からしても中盤はちょっとダレた。だって、ずっと報復の繰り返し。何も進展がないもの。次々人が死んでいくだけ。そして最後に急展開であっという間に終わった。高里がもっと自分の正体早く気づいていればね。でも面白かったのは、広瀬の思い。高里をずっと同士だと思い、かくまっていたけれど。実は、実は自分は現実から逃げだしたいだけのよわっちい男だった。ラスト、ヘタレなのにちょっとひいたけど人間らしいな~と思いました。この作品から、こちらにつながりますね。黄昏の岸暁の天(そら)あーーー“十二国記シリーズ”の最新刊が読みたい!!!小野さん、書いてくれー!私 的 評 価5 段 階
2008年10月12日
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『秒速5センチメートル』新海誠小説・秒速5センチメートル気鋭の映像作家・新海誠が、最新作である連作短編アニメーションを自ら初の小説化!“どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。”【第一話】東京の小学校に通う遠野貴樹(たかき)と篠原明里(あかり)。二人は常に一緒にいたが、先に明里が転校し、その後貴樹も転校することに。遠く離れ離れになってしまう前に再会を願うふたり。彼らのうえで永遠と瞬間が交錯し、ふりそそぐ。【第二話】種子島に暮らす高校三年生の澄田花苗(かなえ)の心を占めているのは、東京から転校して来た貴樹の存在。花苗にとって彼はいちばん身近で遠い憧れ。切なく揺れる思いを抱えながら、花苗にとっての夏が過ぎてゆく。【第三話】貴樹は大学進学のため上京し、いくつかの恋をし、またそれらを失った。卒業後、ソフトウェア開発企業に就職した貴樹は、仕事で出会った水野理沙(りさ)に惹かれていくが……。 以上解説先日、アニメ映画の『秒速5センチメートル』を観てよかったので原作も読んでみました。映画の感想はコチラ映画の監督が小説化したので映画と同じストーリーです。だけど、映画は短い時間で作ってあるので映画では表現できなかったことを小説で補っています。映画では、“なんてせつないストーリーなんだろう、貴樹が悲しすぎる・・・”と思ってたけれど小説を読むと色々納得した。小説を読んで一番良かったのは貴樹が明里に書いた手紙の内容が判明したこと。駅で風に飛ばされて行方不明になった手紙。あの手紙の内容はとても重要だったんだね。そして明里も渡せなかった手紙。映画を観る限りでは、貴樹は明里という思い出にとらわれ過ぎてラストの踏切シーンまでホントに恋をしなかったのだとばかり思っていたけど(理沙とは本気だと思わなかった)ちゃんと貴樹は大学時代に本気で好きになって付き合った人がいたんだね。だけどやっぱり明里の存在が大きすぎたのかな。明里はあの渡せなかった手紙の内容からもわかるようにもう貴樹とは会えないとわかっていていた。感謝・お別れの手紙だった。なのであのキスの夜を最後に覚悟は決めてたんだね。そして自分なりに新しいスタートを向かえたと思う。二人はほんとに好き同士でお互いを求めあってたけどやっぱりまだ二人は未熟だったしどうにもならないことをよくわかっていた。別れを受け入れたけれど、貴樹はいつもいつも明里の事が心の隅でひっかかっていたのかな。あの踏切のシーンは、明里を重ねてとてもせつないシーンだと思ってたけれど小説を読んだあとは、あのシーンは貴樹の覚悟のシーンなのだと思った。ちょっと救われた気がしました。初恋や、実らなかった恋は忘れられないからね。映画を観て、小説読むのをお勧めします。 秒速5センチメートルOne more time,One more chance 『秒速5センチメートル』Special Edition/山崎まさよし[CD]私 的 評 価5 段 階
2008年10月04日
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『涼宮ハルヒの分裂』谷川流涼宮ハルヒの分裂ライトノベルの先頭で暴走する大人気シリーズ第9弾!春の訪れと共にSOS団全員が無事進級できたことは、何事もありすぎた一年間を振り返ってみると感慨深いとしか言いようがないのだが、俺は思ってもみなかったよ。春休みの些細な出会いがあんな事件になろうとはね。 以上解説このシリーズも9作目。今回は長編。しかも次に続きます。SOS団のみんなも無事進級。一年長かったね(笑)いろんなことがあったけれど、いろんなことがあった分、SOS団の仲間意識も強くなった。そしてまたあの男も出てきた。そして佐々木さんも。何やら雲行きがあやしい。SOS団vs佐々木軍団になるのかな佐々木さんはなんか嫌い。あのしゃべり方とかイラっとくる。そして物語はα編、β編に分かれている。そして新入生は?長門有希は?とにかく謎が多すぎ。次で解決するのかなっていうか「涼宮ハルヒの驚愕」はいつ出るのでしょうか?もう一年以上、間はあいてるんだけど…私 的 評 価5 段 階
2008年10月02日
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『涼宮ハルヒの憤慨』谷川流涼宮ハルヒの憤慨 涼宮ハルヒが暇を持て余してたらそれこそ天地が逆になる騒ぎだろうが、むやみに目を輝かせてるのも困った状況ではある。それというのも生徒会長なるお方が、生徒会はSOS団の存在自体を認めないなどと言い出しやがったからで、意外な強敵の出現にやおら腕章を付け替えたハルヒ“編集長”の号令一下、俺たちSOS団の面々はなぜか文集の原稿執筆などという苦行の真っ最中なわけだ。天上天下唯我独占「涼宮ハルヒ」シリーズ第8弾。 以上解説今回は2話収録。表紙は長門有希。最近ハルヒの影が薄くて、長門有希がかなり大活躍してますが。もう主人公、長門有希でいいじゃん!彼女がいないとこの話は成り立たない。「編集長★一直線!」生徒会長の命令によりSOS団のメンバーが文芸部となり小説を書きます。キョン⇒恋愛小説みくる⇒童話長門⇒幻想ホラー古泉⇒ミステリーみくるの童話は、絵付きでかわいいけれど有希は意味わかんないしキョンなんて、オチががっかり…キョンの書く恋愛小説、ちょっと楽しみにしてたのに・・・・おぃおぃ・・・まぁキョンらしいっちゃ、キョンらしいケド。しかし鶴屋さんの冒険モノ、読んでみたい「ワンダリング・シャドウ」SOS団へ久しぶりに依頼が・・・しかも『幽霊』関係。キョンたちのクラスメイトからの依頼で飼い犬の体調不良からはじまって幽霊騒ぎ。ネタ切れか今回も、有希にどうにかしてもらう話。パターン化してきたような…今回はイマイチだった。私 的 評 価5 段 階
2008年09月26日
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『涼宮ハルヒの陰謀』谷川流涼宮ハルヒの陰謀年末から気にしていた懸案イベントも無事こなし、残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈さんだった。しかも、事情を全く知らない彼女をこの時間に送り出したのは、なんと俺だというのだ。未来の俺よ、いったい何を企んでいるんだ!?大人気シリーズ怒涛の第7弾。 以上解説今回は長編。ハルヒシリーズは、毎回毎回付線が明らかになっていくので読んでいて楽しい。「あ、これはあの時の事だ」とかね。そしてまた新たに付線を残していくw今回は、みくるが8日前からやってきたところから始まる。しかも部室ロッカーの中から。キョン指示によって。今回は、長編らしくいろんなことが明らかに。またあの人物も出てくるし。けれど鶴屋さんの正体には驚いた。只者じゃないとは思ってたけど。おつかいの意味が気になって気になって一気に読んじゃったけれどなんだか納得いかない理由だったな~もっとパンチが欲しかった…序盤の古泉のX時点解説は意味わかんなかった(笑)考える気、ナシw次々と事件が起こったり、ドキドキしてたのでラストのイベントの事すっかり忘れてた。まんまと罠にはまってたな~ますます団結力が増していくSOS団。キョンも楽しそうだねハルヒの影だんだん薄くなるな~っていうか脇役キャラ濃すぎる!!!まぁそれが売りでもあるしね。新刊出すペース、もっと急いでくださーい私 的 評 価5 段 階
2008年09月12日
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『涼宮ハルヒの動揺』谷川流涼宮ハルヒの動揺幻にしておきたかった自主映画だとか突然のヒトメボレ告白、雪山で上演された古泉渾身の推理劇や朝比奈さんとの秘密のデート。SOS団を巻き込んで起こる面白イベントを気持ちいいくらいに楽しんでいる涼宮ハルヒが動揺なぞしてる姿は想像できないだろうが、文化祭のハプニングであいつが心を揺らめかせていたのは確かなことで、それは俺だけが知っているハルヒの顔だったのかもな―。お待ちかね「涼宮ハルヒ」シリーズ第6弾。 以上解説第6弾は短編集です。「ライブアライブ」文化祭でのあのライブ話です。いつも煙たがられてるハルヒがバンドのメンバーに感謝されて動揺してます。ちょっとめずらしいね。「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」文化祭で上映されたSOS団製作映画をキョンがいつものキョン節で語ってます。キョン、いいね~この話が一番好き。「ヒトメボレLOVER」 キョンの中学校時代の同級生が長門有希に一目惚れした所から話が始まる。なんかオチがイマイチ。この話、いらなくてもいい。「猫はどこにいった?」「雪山症候群」での古泉が主催する密室殺人ゲームの話。前回の数学を使った謎解きとか密室とか、トリックとかどうでもいい。理解しようとも思わないし。犯人もどうでもよかった。「朝比奈みくるの憂鬱」 日曜日みくるにデート?に誘われたキョン。でもやっぱりそこには何かあって…これからの展開に発展しそうな話。トリックとかどうでもいいけどみくるがらみのキョンたちの時間経過問題は整理しながら読んでます。私 的 評 価5 段 階
2008年09月04日
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『30代いいオンナへの道』益田ミリ30代いいオンナへの道30代。恋や仕事、はたまた健康や美容や生き方について、気になることばかり…。でも、それが輝ける30代の醍醐味ってもんじゃない!? もっと楽しく快適な30代ライフを送るためのコツを伝授するエッセイ。 以上解説30歳になった時は、「とうとう…か…」などと落胆したけれど、この作品を読むと30代も『今までと変わらず楽しくやっていくぞー☆』と何故かワクワクし、楽しませてくれる本です。けれど、この本を書いた益田さんは女30代、独身、一人暮らし、結婚予定なし。それをふまえてお見合パーティや、エステ体験、保険見直しなどいろんなルポや自分流をまとめているので結婚して子供がいる私のような主婦にはピンとこないかも。自分磨き、自分へのご褒美、休日の過ごし方など独身ならではで、ちょっとうらやましいな~と思ったり。けれどそれは隣の芝生は・・・ってな事なんでしょうが。私 的 評 価5 段 階
2008年08月22日
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『女湯のできごと』益田ミリ 女湯のできごと 「家にお風呂があったらいいのになぁ。いつもそう思っていたけれど、お風呂がなかったからこそ見えた世界もあった、と今では思う」(「あとがき」より)。女湯のおばちゃんの「もったいない魂」って何?「ええお湯」は一体どんなお湯?前途多難なワキ毛問題とは?好評既刊『お母さんという女』に続く、しみじみイラストエッセイ第2弾。以上解説益田さんが、女湯のいろんな話を書いてます。あくまでもこの作品は銭湯の話です。スーパー銭湯や、最近のおしゃれなお風呂ではないです。昔は必ず近所にあった、懐かしい銭湯の話益田さんは20歳まで銭湯通いしてたらしく女湯を赤裸々に書いていますw私も子供のころ、ちょっとだけ銭湯通いしてた時期あったので読んでてなんだかとてもなつかしかったです。銭湯はどんどん減っていき今ではあんまり残ってないけれどスーパー銭湯に負けないで、これからも存続していってほしいです。・・・といいながら私はあんまり公衆浴場が好きではない。きれいになりに行くのに、他人の垢でかえって汚れるような気がして(笑)私 的 評 価5 段 階
2008年08月18日
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『「妄想」はオンナの幸せ』益田ミリ 「妄想」はオンナの幸せ 「私はお嬢様」の設定にニンマリ、架空の彼氏との運命的出会いにウットリ……そんな妄想をひそかに楽しむのが"モーソー族"。恋や仕事、人間関係など、うまくいかないことだらけの毎日にちょっぴり疲れたアナタ、「もしも○○だったら」の世界でリフレッシュしませんか?理想と現実のギャップにもがいている人にオススメの本。『オンナの妄想人生』を改題。 以上解説“モーソー族”代表の、益田さんの本です(笑)この作品では、益田さんの妄想が詰まってますw私も、“モーソー族”です。暇な時や、寝る前なんかによく妄想します。時々二次元の世界に遊びに行ったりしますwなので益田さんの気持ち、すっごくよくわかります。っていうか、私もこの本に書いてあったことよく妄想してました(笑)こうだったらいいのにな~のレベルがなんともかわいい。いろんな妄想が描かれています。恋のもしも、人生のもしも、楽してもしも・・・特に恋のもしもが多いwそれがバカバカしくて笑える。だけど私も妄想してたりする(爆)きっと女の子なら誰でもこの作品の中のどれか1つは妄想したことがある。・・・と思うたとえば、「本屋で運命の出会い」「ケンカをやめて-私の奪い合い-」「私が超能力者だったら」「不治の病で号泣の夜」「実はお嬢様」などなど、とにかく誰でも一度は・・・・・・・・・・・・・・・・・・私、イタすぎる!?(笑)私 的 評 価5 段 階
2008年08月17日
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『涼宮ハルヒの暴走』谷川流涼宮ハルヒの暴走 夏休みに山ほど遊びイベントを設定しようとも、宿敵コンピ研が持ちかけてきた無理無茶無謀な対決に挑もうとも、ハルヒはそれが自身の暴走ゆえとはこれっぽっちも思っていないことは明白だが、いくらなんでもSOS団全員が雪山で遭難している状況を暴走と言わずしてなんと言おう。こんなときに頼りになる長門が熱で倒れちまって、SOS団発足以来、最大の危機なんじゃないのか、これ!?非日常系学園ストーリー、絶好調の第5巻。以上解説表紙は鶴屋さんとキョン妹。第5弾は、ループ夏休みと、コンピ研とゲーム対決そして遭難冬合宿。『エンドレスエイト』 ループ夏休みには笑った。夏休み後半二週間を永遠と繰り返しているsos団。15498回もどんだけ楽しんでるんだか!長門有希がかわいそうになってくる・・・いつもだけどね今回はこの話が一番好き。相変わらずキョンがアタフタしてます。『射手座の日』コンピ研とゲームするのはテレビでも見た。『雪山症候群』これは新しい伏線なんでしょうか?sos団が鶴屋さんの別荘へスキー合宿へ行き雪山に遭難する話。めずらしく謎解きとかあったけど、ハルヒ素直に納得しすぎ。sos団の団結力がますます強まってきたね。しかし鶴屋さん、スルドイ何者次のアニメ化では、きっとこの話入るね。私 的 評 価5 段 階
2008年08月15日
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『今日も怒ってしまいました。』益田ミリ今日も怒ってしまいました。32歳、独身、貯金なし。オンナがひとり、からだを張って生きてゆくのは大変だ。怒らなくちゃ、やってらんない!ことばかり…。この本はそんなあなたの心の友、怒りの代打として使ってください。怒って笑ってスッキリして、そしてあしたも元気に生きてゆきましょう。以上解説朝日新聞のウェプのコラムで書いてたものがこの一冊になったみたいです。益田さんの日々の怒りが面白おかしく書かれています。4コマあったり、川柳あったりと文章も簡潔なので読みやすいです。益田さんの怒りは日々の事なので特別な大事件とか、すごい出来事とかではないけど(笑)益田さんの意見にとても共感できます。4コマ漫画も「あるある!!!」とうなずくことばかりだし。これ読んで、怒りを笑いに変えるといいかも。私 的 評 価5 段 階
2008年08月11日
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『涼宮ハルヒの消失』谷川流涼宮ハルヒの消失 「涼宮ハルヒ?それ誰?」って、国木田よ、そう思いたくなる気持ちは解らんでもないが、そんなに真顔で言うことはないだろう。だが他のやつらもハルヒなんか最初からいなかったような口ぶりだ。混乱する俺に追い打ちをかけるようにニコニコ笑顔で教室に現れた女は、俺を殺そうとし、消失したはずの委員長・朝倉涼子だった!どうやら俺はちっとも笑えない状況におかれてしまったらしいな。大人気シリーズ第4巻、驚愕のスタート。以上解説今回はいつもと違って、ハルヒがいない世界。タイトル通り、ハルヒの消失そんな世界に迷い込んでしまったキョン。いつもなら、未来人のみくるや超能力者の古泉宇宙人の有希を否定していたくせに今回は彼らの立場が、存在が、自分のいた世界と変わってしまったためにかなり動揺して彼女達を認め、彼女たちを集め世界を元に戻すために奮闘します。日常か、非日常かの選択を迫られるキョン。キョンはSOS団を愛してたんだねいつも以上にうろたえるキョンがかわいい。私 的 評 価5 段 階
2008年07月31日
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『ブレイブ・ストーリー(下巻)』宮部みゆきブレイブ・ストーリー(下) おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かった先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」だった。5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待ち受けるものとは!? トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。コミカルなキャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強くたくましくなってゆく。以上解説続きが気になってなかなか止められないさすが宮部さん。運命を変える為に旅を続けるワタル。そこで出会う人たちに、いろんなことを教えられながら仲間を作り、喜びを知り、悲しみに暮れ、強くなるワタル。現世の頃と、終盤のワタルはほんと別人のよう。この旅をしてきてとても成長しました。そして同じように幻界を旅する、もうひとりのミツル。ミツルの過去もかなりドロドロ・・・運命を変えたくなるのもわかる。だけどワタルのように、素敵な仲間と出会えなかったミツルはワタルと正反対の道へ・・・ミツルのラストは容赦ないな~と思いました。もうちょっと救われるのかと・・・けれど、すべていい方向にまとめられるのもありきたりで面白くない。やはりあのラストは必要だな。しかしミツルはかわいそうだ。映画とはかなり違ってた。やはり映画はうまいぐあいにまとまってたし。だけどやはり原作の方がいいね。この作品も賛否両論だけど、ファンタジーを売りにしているわけではないと思う。ワタルの成長を一緒に感じるのであって幻界がありきたりだったり、この旅が王道なのは私はあんまり気にならなかった。しかし下巻になってからのワタルの話し方がかなり変わってきた。何歳???と突っ込みまくりwそしてミツルの為の祈り・・・よく覚えてたね~そんなことを突っ込んではダメだね私 的 評 価5 段 階
2008年07月05日
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『ブレイブ・ストーリー(上巻)』宮部みゆきブレイブ・ストーリー(上)おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かった先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」だった。5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待ち受けるものとは!?トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。コミカルなキャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強くたくましくなってゆく。 以上解説以前からずっと読みたいと思っていたけれど本のぶ厚さに圧倒されて、なかなか読む機会がなかった。けれど、パソコンが使えない機会に読むことにして図書館で早速借りました。重い・・・・ハンパなく重い・・・図書館にはハードブックカバー上下巻しか置いてないし。上巻で630ページ。寝ころんで読む派の私としてはかなり辛いもんがあったしかししかし。そんなんを吹き飛ばすほど面白いゲーム好きの宮部さんだけあってRPGのようなストーリーの進め方。小説を読みながらゲームをしてる感じ。ゲームが嫌いな人には受け付けないかもね。王道のファンタジーだけど、いいやっぱ宮部さんはすごいわ上巻はミツルの竜巻でワタルが飛ばされてみんなと離れ離れになるところまで。今のゲーム世代の子供たちはもしこんな世界に入り込むと、以外と上手くいったりしてね。ワタルも今の時代のゲーム好きな男の子なのですんなり幻界になじめたみたい。初めはワクワクしてたけど。段々ワタルが変わっていく。成長していく。信頼できる仲間を見つけて、街の人々のために何かして次第にワタルが成長していく。続きが気になって気になって600ページもあっという間だったな。私には日本人が書くファンタジーしか受け付けないのかも…私 的 評 価5 段 階
2008年07月03日
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『黄金の羅針盤(下巻)』フィリップ プルマン黄金の羅針盤(下巻) ライラの一行は北の町トロールサンドに到着した。子供たちが囚われの身となっているボルバンガーまであと少しだ。よろいをつけたクマ、気球乗り、そして空飛ぶ魔女の力を借りて、ライラは敵地へと乗り込んだ。そこでライラは、身の毛がよだつような出来事に巻き込まれる。ライラは子供たちを救出できるのか?そしてクマの王が君臨するという極北の地に無事到達できるのだろうか。カーネギー賞、ガーディアン賞ほか、数々の賞に輝く。以上解説映画を先に見てしまったからだろうか。なんかドキドキワクワクしない。先の話を知ってるから楽しみがないというか。でもそれだけではない気がする。どうしても翻訳された本は読んでて違和感あってあんまり好きじゃないかも。そしてライラが好きになれない。映画の女の子は、かわいくてキュートで好感持てたけど(見た目じゃなく)原作のライラはなんか可愛げがないwその他のキャラも惹かれるものがないし。次の「神秘の短剣」を映画公開前に読んだら楽しめるのだろうか・・・でも他にも読みたい本がいっぱいあるからきっと読まないだろうな~ 私 的 評 価5 段 階
2008年06月30日
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『涼宮ハルヒの退屈』谷川 流 涼宮ハルヒの退屈ハルヒと出会ってから俺はすっかり忘れた言葉だが、あいつの辞書にはいまだに“退屈”という文字が光り輝いているようだ。その証拠に俺たちSOS団はハルヒの号令のもと、草野球チームを結成し、七夕祭りに一喜一憂、失踪者の捜索に熱中したかと思えば、わざわざ孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれてみたりして。まったく、どれだけ暴れればあいつの気が済むのか想像したくもないね…。非日常系学園ストーリー、天下御免の第3巻。 以上解説ハルヒはどうして、バラバラに掲載してるのかな~まぁそれはそれで面白いけどね。短編集なのでサクサク読めます。この中の作品は笹の葉以外、アニメになってたな。どの話も好きです。長門有希、活躍してますね~「ミステリックサイン」の有希がカッコイイw有希は無敵だね。ハルヒよりすごいじゃんwハルヒの影が薄い巻でした。私 的 評 価5 段 階
2008年06月29日
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『涼宮ハルヒの溜息』谷川流(文庫)涼宮ハルヒの溜息/谷川流 宇宙人未来人超能力者と一緒に遊ぶのが目的という、正体不明な謎の団体SOS団を率いる涼宮ハルヒの目下の関心事は文化祭が楽しくないことらしい。行事を楽しくしたい心意気は大いに結構だが、なにも俺たちが映画を撮らなくてもいいんじゃないか?ハルヒが何かを言い出すたびに、周りの宇宙人未来人超能力者が苦労するんだけどな―スニーカー大賞“大賞”を受賞したビミョーに非日常系学園ストーリー、圧倒的人気で第2弾登場。 以上解説ハルヒシリーズ第二弾。この「涼宮ハルヒの溜息」はテレビアニメで言う一話目の『朝比奈ミクルの冒険episode00』です。小説はあの映画のメイキングですね。アニメであれを一話目にもってきたのはびびったけど。事細かに、この映画を作るきっかけになった事やどうやって撮っていったのか、どこで撮ったのかなど詳しく書かれています。アニメをみるだけでも面白かったけれどこちらの小説を読んでアニメを見ると2倍、3倍楽しめます。涼宮ハルヒの憂鬱 朝比奈ミクルの冒険 episode00ここのシーン、こうなるかなど。みくるちゃんをオモチャ発言して怒ったキョンがかっこよかった涼宮ハルヒの憂鬱 オフィシャルサイト私 的 評 価5 段 階
2008年05月02日
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『涼宮ハルヒの憂鬱』谷川流 「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし…と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた―。以上解説キョン視点で話は書かれています。そして読みやすい。アニメを見ているので話の流れはわかる。所々の挿絵もかわいい。でもね。やっぱりアニメの出来が最高だわ。この小説だけじゃ、面白さが伝わらなかった。アニメもいっしょに見るべきこの他にもハルヒシリーズはたくさん出てるみたいだけどこの作品が一番初めみたい。なのでアニメも一緒。ラストはアニメの最後と一緒だったけど。他のシリーズも読んでみよう。そういえば、去年に発表された「涼宮ハルヒの憂鬱」第二期製作決定!その後、音沙汰ないな~ほんとにやるのかな~涼宮ハルヒの憂鬱 オフィシャルサイト私 的 評 価5 段 階
2008年04月28日
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『黄金の羅針盤(上巻)』フィリップ プルマン黄金の羅針盤(上巻) 12歳の少女ライラは、「ジョーダン・カレッジ」と呼ばれる要塞のような一角で、「スコラー」と使用人のジプシャンたちに囲まれて育ってきた。叔父、じつは父のアスリエール卿と暮らしながら、ジプシャンの少年ロジャーと街に出て遊ぶのが楽しみだった。そんな日々に異変が起こる。ロジャーが消えたのだ。「ダスト」という、人間社会の主権争いの「禁じ手」をめぐっての、人々の暗躍を感じる。そして誘拐された子どもたちは、危険な実験がなされるという北極圏に連れ去られたらしい。ライラは「真理計」という不思議な計器を携えそれが示す意味を頼りに、ジプシャンたちとともに北極圏へ子どもたちを救出に向かう。以上解説先日映画を見たので、原作を読んでみました。ストーリーは映画でわかっていたのでスラスラ読める。ひらがな多いしやっぱり小説だけじゃ解りにくい世界観。小説を読んで、映画を観るとがっかりすることも多いけれど街の雰囲気や、人々の生活、風景など小説ではちょっとわかりにくいところが映画ならではで楽しめるからいいよね。ストーリーはおてんばな女の子ライラが羅針盤を持って、冒険するお話なんだけど。なにやら奥が深そう。上巻の終わりは、白熊のイオレクを仲間にしてこれから出発というところで終わってます。のんびり読んでいこう~私 的 評 価5 段 階
2008年04月20日
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十二国記シリーズ全て読んだので自分なりのまとめです。『月の影 影の海』【国】 慶国 【王】 景王 陽子 【麒麟】 景麒日本の高校生陽子が、異世界につれていかれるお話『風の海 迷宮の岸』【国】 戴国 【王】 泰王 驍宗 【麒麟】 泰麒蓬莱生まれの幼い泰麒が泰王を決めるまで『東の海神 西の滄海』【国】 雁国 【王】 延王 尚隆 【麒麟】 延麒(六太)尚隆と六太の生い立ちと、20年後の謀反『風の万里黎明の空』【国】 慶国 【王】 景王 陽子 【麒麟】 景麒玉座してから1年、国の内乱を仲間達と鎮める陽子『図南の翼』【国】 恭国 【王】 供王 珠晶 【麒麟】 供麒12歳の珠晶が蓬山を目指し、供王珠晶になるまで『黄昏の岸 曉の天』【国】 戴国 【王】 泰王 驍宗 【麒麟】 泰麒泰王驍宗と泰麒が行方不明になり、近隣諸国の陽子たちが泰麒を探すことになる『華胥の幽夢』【冬栄】 戴国 泰王驍宗と泰麒【乗月】 芳国 月渓【書簡】 慶国 景王陽子と楽俊【華胥】 才国 采王砥尚と采麟【帰山】 柳国 利広と風漢十二国の王と麒麟載国=泰王驍宗&泰麒舜国=?芳国=×漣国=廉王世卓&廉麟柳国=劉王露峰&劉麒雁国=延王尚隆&延麒慶国=景王陽子&景麒巧国=?奏国=宗王先新&宗麟才国=采王黄姑&采麟範国=氾王藍滌&氾麟恭国=供王珠晶&供麒思い入れの強いのはやっぱり一番最初に出てきた慶国の景王陽子です。登場回数も一番多いしね。しかしどの国のお話も大好きです。
2008年03月25日
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『華胥の幽夢(ゆめ)』小野不由美華胥の幽夢(ゆめ)「夢を見せてあげよう」―しかし、荒廃と困窮を止められぬ国。采王砥尚の言葉を信じ、華胥華朶の枝を抱く采麟の願いは叶うのか。「暖かいところへ行ってみたくはないか?」―泰王驍宗の命で漣国へと赴いた泰麟。雪に埋もれる戴国の麒麟が、そこに見たものは。峯王仲韃の大逆を煽動した月渓は、圧政に苦しむ民を平和に導いてくれるのだろうか。陽子が初めて心を通わせた楽俊は、いま。希う幸福への道程を描く短編集。以上解説短編集になっています。5つの国のお話。今まで出てきたキャラも、そして今回初めて出てくるキャラもいます。どの国もやはり大変なんだね。王になるまで、王が決まるまでも大変だけれど王になってからのほうが、もっともっと大変です。普通なら、“めでたしめでたし”で終わるところをこのシリーズでは現実的に厳しく書かれています。十二国あり、王も12人いるのでみんな悩みも一緒というわけにはいかずどの王も頭を悩ませてます。臣下も決して忠実ではないし。特に「華胥」がよかったです。砥尚の遺言で【責難は成事にあらず】という言葉がなんだかとても心に残りました。それにしても山田章博さんのイラスト素敵ですいちを十二国記シリーズは全て読みました。どの話もほんといい!!!もう一冊、「魔性の子」という作品はあるのですが現代でのお話みたいです。この作品が図書館にないので読めません買えよ!wこの十二国記シリーズはまだ完結していないので続きを待つばかりです。執筆が遅いみたいなのでいつになることやら・・・この作品が2001年発行だからもう7年も経ってる早く続き書いてくださ~い私 的 評 価 5 段 階
2008年03月25日
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『黄昏の岸暁の天(そら)〈下〉』小野不由美鳴蝕。山が震え、大地が揺れ世界が歪み、泰麒は、十の歳まで過ごした蓬莢にいた。帰りたい―。しかし、その術を知らない。泰麒が異界でひとり懊悩する頃、戴国には謀反によって偽王が立ち、日ごと荒れていた。その行く末を案じ、泰台輔と同じ胎果である誼の陽子を頼り、慶国を目指した李斎は思う。麒麟がいなければ、真の王はあり得ない、と。そしていま、雁国をはじめとする、諸国の王と麒麟が、戴国のために立ち上がる。 以上解説新しいキャラ出てきましたね~氾王と氾麟。扱いづらいらしい(笑)氾王&氾麟と尚隆のやりとりがとても面白い。尚隆かなりバカにされてるしwwwそして捜索隊が本格的に動き出しました。各国の麒麟が蓬莱へ。見つかった泰麒は、麒麟の影が薄くなっていた。なんとか連れ戻すことはできたけど。李斎が西王母に訴えたことはよくわかる。でも実際いたとはね…陽子の言った言葉がぐっときました。泰麒が戻ったところで終わって、それから戴国がどうなったか、泰王驍宗が見つかったかもかかれていない。ちょっと物足りない気がしたけれどフォローはもうないの小野さん執筆遅いみたいであとがきも最近ないけど、十二国全て書く気あるのかな書いてほしい私 的 評 価 5 段 階
2008年03月18日
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『黄昏の岸暁の天(そら)〈上〉』小野不由美登極から半年、疾風の勢いで戴国を整える泰王驍宗は、反乱鎮圧に赴き、未だ戻らず。そして、弑逆の知らせに衝撃を受けた台輔泰麒は、忽然と姿を消した!虚海のなかに孤立し、冬には極寒の地となる戴はいま、王と麒麟を失くし、災厄と妖魔が蹂躙する処。人は身も心も凍てついていく。もはや、自らを救うことも叶わぬ国と民―。将軍李斎は景王陽子に会うため、天を翔る!待望のシリーズ、満を持して登場。以上解説今度は戴国の話です。『風の海 迷宮の岸』で戴国の詳しいお話が書かれています。泰王驍宗が反乱鎮圧に赴き、ずっと戻らずそして台輔泰麒も姿を消してしまった。反逆者として追い詰められていた劉李斎がボロボロになりながらも陽子のいる慶国に助けを求めに来る。陽子や鈴、祥瓊なども出てきてそして雁州国延王・尚隆と、延麒・六太までも巻き込み事件は大きくなっていく。ほかの国にも手を借りることになったし。恭国の珠晶も手を貸してくれるみたいで。しかししかし。何もかも謎だ。『月の影 影の海 』の時でもそうだったけれど上巻では謎だらけで何がなんだか・・・下巻の後半になってやっと謎が解ける。この作品もずっと謎だらけです。泰王驍宗はどこで何をしてるのか台輔泰麒は誰に襲撃を受けたのか陽子たちのこれからの行動はともぅ下巻が気になります。引っ張るのが上手いな~しかし陽子は頼もしい。信頼のできる側近も得て、ますます頼もしくなったな。漫画でも読んでみたい私 的 評 価 5 段 階
2008年03月17日
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『青の炎』貴志 祐介櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。以上解説切ないですね~読み終わった後、ちょっと後引くかも。主人公秀一が完全犯罪を目論む。けれどそれは、母親と妹家族のため。家に居座り、傍若無人に振舞い家族のみんなが怯えて暮らす日々。人のためなら殺人を犯してもいいのかとなるけどだけどこの主人公には同情してしまいます。ただ、家族を守りたかった。ただそれだけなのに。他にも方法がなかったのかと冷静になったら色々考えてしまうけれど切羽詰った状態で、目の前の憎い曾根を見るたび殺意を考える秀一が目に見えるようです。秀一の葛藤もちゃんと書かれています。末期がんのことを知っていたらこんな悲劇にはならなかっただろうに・・・第二の殺人に行くのに早い気がしたけれどそれだけあせってたんだろうね。幼い未熟さもうかがえる。マヒしちゃったのかな。警察の取調べで秀一の起こしたことが芋づる式に明らかになって来た時はわたしも苦しかったです。美術室で最後までかばう紀子との別れはウルウルでした秀一が選んだラストは切ないな~嵐の二宮くん主演で映画になってるみたいです。 私 的 評 価 5 段 階
2008年03月12日
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『図南の翼』小野不由美図南の翼恭国は、先王が斃れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。首都連檣に住む珠晶は、豪商の父をもち、不自由のない生活と充分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女は、王を選ぶ麒麟に天意を諮るため、ついに蓬山をめざす。珠晶、12歳の決断。「恭国を統べるのは、あたししかいない」。 以上解説このシリーズ、ハズレがないよ~今度は恭国のお話です。『風の万里 黎明の空』でもチラッと出てきました、珠晶。 あの時は、【なんて生意気なんだ、大丈夫か恭国】などと思っていたけれどこの作品を読んで珠晶という人柄に納得しました。12歳という年で、「恭国を統べるのは、あたししかいない」と蓬山する珠晶はスゴイ!しかも何不自由ない裕福な家庭を抜け出してまで。厳しい黄海を渡り、蓬山するまでに色々な試練を乗り越えるけれど12歳にはかなり過酷。蓬山している回りの大人たちを見ていろんなことを考え、学び、成長していく姿はいつもワクワクします。ラストでは更夜も出てきてびっくり。麒麟との絡みが少なかったので次回に期待します。最後まで利広の正体が謎でした。私 的 評 価 5 段 階
2008年03月10日
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『風の万里 黎明の空〈下〉』小野 不由美風の万里黎明の空(下)景王―陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。祥瓊は、父峯王が、簒奪者に弑逆されなければならないほど、国が荒んでいることに気づかなかった自分を恥じていた。鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。―それぞれの苦難を抱えた三人の少女たちの邂逅は、はたして希望の出発となるのか。以上解説いやーーーーーよかった鈴と祥瓊のひねくれた性格がまっとうに成長していくとこや鈴と祥瓊と陽子、3人が出会うところみんなで力をあわせて戦っていくところ・・・グイグイひきつけられます。鈴と祥瓊なんて、いろんな苦難を乗り越え自分のことしか考えられなかったのに人々と出会ううちに自分のできること、自分の愚かさを考え直して成長していく姿が読んでいてとてもよかったです。陽子も街に下りて、身分を隠すことで庶民のいろんな問題を勉強して発見して頼りになる仲間たちにも出会えてよかったです。その他のキャラもしっかりしていて陽子に就くのに素晴らしい人たちだ。中盤からますます面白くなっていきました。気になってた陽子の「初勅」も陽子らしくて納得しました。一つ問題は解決したけれど、慶国はまだまだこれから。陽子に頑張ってもらいたいです。読み終わった後、ほんと気持ちがすっきりしたわ~私 的 評 価 5 段 階
2008年03月06日
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『風の万里 黎明の空〈上〉』小野 不由美慶国に、玉座に就きながらも、王たる己に逡巡し、忸怩たる思いに苦悩する陽子がいた。芳国に、王と王后である父母を目前で殺され、公主の位を剥奪されて哭く祥瓊がいた。そして、才国に、蓬莱で親に捨てられ、虚海に落ちたところを拾われて後、仙のもとで苦業を強いられ、蔑まれて涙する鈴がいた。負うにはあまりある苦難の末に、安らぎと幸せを求めて、それぞれに旅立つ少女たち。その果てしない人生の門が、いま開かれる。以上解説いよいよ陽子の、慶国話になりました。一番最初の『月の影 影の海』で出てきた陽子の玉座についてからの話です。やはり最初から何もかもうまくいきません。っていうか全然うまくいってない。官吏みんなからの女王というだけで不信がられる目、何も解らないという陽子の無知について、とにかく麒麟の景麒までもがため息をつく毎日。もうちょっと親身になってもいいけどね、景麒!色々考えた末、街に勉強に行くことにする陽子。そこでさまざまなことを学ぶ。平行して、身分も生まれも全然違う女の子祥瓊と鈴。この3人の話が平行して進んでいきます。まだ3人は出会ってません。知らないということが、どれほど罪か。楽俊と清秀のセリフがとても印象に残ります。陽子の「初勅」を何にするのかがとても気になるな。私 的 評 価 5 段 階
2008年03月04日
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『東の海神(わだつみ)西の滄海』小野 不由美「国がほしいか。ならば、一国をお前にやる」これが、雁州国延王・尚隆と、延麒・六太とが交わした誓約だった。民らが、かつての暴君によって廃墟となった雁国の再興を願い続けるなか、漸く新王が玉座に就いたのだ。それから二十年をかけて、黒い土は緑の大地にと、生まれかわりつつある。しかし、ともに幸福を探し求めたふたりのこどもの邂逅が、やがて、この国の王と麒麟と民との運命を、怒涛の渦に巻きこんでいく。以上解説十二国記シリーズも読み始めて3作品目です。今回のお話の中心は、一番初めのお話で陽子を助けてくれた雁州国延王・尚隆と、延麒・六太のお話です。この2人気になってたんだよね。王らしくない尚隆と、こどもっぽい麒麟六太。信頼関係があるようでない。だけど六太にしてみれば自分が選んだ王。尚隆の王らしからぬ振る舞いで神官からもいつもぐちぐちいわれて。だけどやるときはやるよ。そんな尚隆がとても好きになりました。2人が出会った蓬莱での出来事も尚隆には惚れたね~普段は肩の力を抜いて、だけど決めるところではピシッと決める尚隆が素敵前半は六太の生い立ちや、国の情勢などでちょっと暗い部分が多いですが読んだ後はとてもこの2人が好きになります。またどこかで出てきてほしいです。私 的 評 価 5 段 階
2008年03月02日
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『風の海 迷宮の岸』小野 不由美風の海迷宮の岸(下)とてつもない妖と対峙した泰麒は、身動もせず、その双眸を睨み続けた。長い時間が過ぎ、やがて発した言葉は「使令に下れ」。異界へ連れてこられても、転変もできず、使令も持たなかった泰麒は、このとき、まさに己れが「麒麟」であることを悟った。しかし、この方こそ私がお仕えする「ただひとり」の王と信じる驍宗を前に、泰麒には未だ、天啓はないまま。ついに、幼い神獣が王を選ぶ―。故郷を動かす決断の瞬間が来た。以上解説自分が麒麟だということに自信のもてない泰麒。周りのみんなに愛されているのに、それを返せないと悩む泰麒。そんな中、選定を受けに訪れた驍宗と親密になり行動を共にするうちに離れがたくなる。離れたくないために、天啓もないのに自分の勝手で驍宗を選んでしまってからの泰麒の葛藤。10歳の男の子にはかなり酷です。読んでいて、悲しくなっちゃいました。だけど。最後はなんだかうれしくなっちゃった。そういうオチだったとは。どんな罰がとドキドキしていた私は・・・周りのみんなに助けられながら成長していく泰麒。立派な泰麒になってね。私 的 評 価 5 段 階
2008年02月28日
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『ミーナの行進』小川 洋子ミーナの行進美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがない―懐かしい時代に育まれたふたりの少女と、家族の物語。以上解説「博士の愛した数式」が有名な小川洋子さんの作品です。私はこちらの「ミーナの行進」の方が好きです。寺田さんのイラストも内容と合っていてとてもかわいくて好きです。母子家庭の朋子が一年間だけ、芦屋の豪邸に住む伯母さんの家に預けられてそこで起こるお話です。時代は昭和。ミュンヘンオリンピック頃の話です。私はその頃、まだうまれてないのでいまいちパッとしませんでしたが読んでいるうちにそのころの時代の風景や情景が丁寧に描写されててとても懐かしさを感じました。一つ年下のイトコのミーナ。体がとても弱くて学校までの通学はなんとカバに乗って。フレッシーという清涼飲料水の会社の社長をしている伯父さん。かなりのお金持ちで、昔は庭でプチ動物園もしてたとか。このカバは、伯父さんの10歳の頃に芦屋の家にきて以来庭で飼われている。その名もポチ子。ナイスなネーミングポチ子の背中に乗り、庭師の小林さんと一緒に堂々と行進するミーナが眼に浮かびます。特別大事件が起こるわけでもないんだけれど日常の出来事が、とても丁寧にかかれています。読んだ後は、あたたかな気持ちになります。私 的 評 価 5 段 階
2008年02月26日
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『月の影 影の海』小野 不由美月の影影の海(下)「私を、異界へ喚んだのは、誰?」海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友―楽俊。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。しかし、“なぜ、陽子が異界へ喚ばれたのか?なぜ、命を狙われるのか?”その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる。以上解説昨日上巻読んで、何も明らかになってなくてずっと気になってたので早速下巻読破いや~おもしろかっただんだんと謎が解けていきました。すっきりしたわ~なにより楽俊が味方でよかった陽子はずっと一人で戦っていて、出会う人、出会う人みんなに裏切られ人を信用しなくなってた。そんな中でまたネズミの楽俊と出会いでもやっぱり警戒して・・・楽俊と再会したときはほんとにホッとしたよ・・・よかったね、陽子。陽子は慶王として迎えられることになる。上巻と下巻ではしゃべり方も考え方も変わってきました。とても強くなった陽子。王となるために、あの試練は必要だったのかも。ケイキのことや、自分の使命、この異世界やらなければならせないことなど一気に謎が解けました。実は麒麟のケイキのこと上巻の最後の頃には疑ってました(笑)だって、陽子のピンチなのに全然出てこない。けどその訳がわかったときはなんだかケイキがとても好きになりました。ラストの2人の会話、素敵ですこれから2人で頑張ってほしいです。実はこの作品はシリーズでした知らなかった・・・【十二国記シリーズ】これから読破したいと思います私 的 評 価 5 段 階
2008年02月23日
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『月の影 影の海』小野 不由美月の影影の海(上)謎の男、ケイキとともに海に映る月の光をくぐりぬけ、高校生の陽子がたどりついたのは地図にない国―巧国。おだやかな風景とは裏腹に闇から躍り出た異形の獣たちとの苛烈な戦いに突きおとされる。なぜ、孤独な旅を続ける運命となったのか、天の意とは何か。『屍鬼』の著者が綴る愛と冒険のスペクタクル。以上解説ファンタジーです。まじめな高校生、陽子がケイキと名乗るものに突然異世界に連れて行かれます。しかしケイキとは離れ離れに。異世界に着いてからの陽子はそれはもう悲惨・・・ずっと一人で妖魔と常に戦い、人に騙され土地勘はなく、何をどうしたらいいのか・・・とにかく謎が多すぎます。普通ならピンチ場面で助けが来るんだけどこの場合、誰も来ない。常にピンチ。ボロボロになりながら戦っています。どうして妖魔が襲ってくるのかなぜ陽子は異世界に連れてこられたのかケイキはどこに行ったのかはたまた敵か見方か読み始めると止まりません。どんどん世界に引き込まれます。とうとう最後まで何も謎が解けなかった。早く下巻を読みたいです。私 的 評 価 5 段 階
2008年02月22日
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『温室デイズ』瀬尾 まいこ 今最注目の作家が贈る、痛くて沁みる極上青春小説。トイレでタバコが発見される。遅刻の人数が増える。これらの始まりの合図に教師たちはまだ気づかない。私たちの学校が崩壊しつつあることを。私には一体何が出来るのだろうか……。心に染みる極上青春小説。以上解説崩壊した学校が書かれています。私の小学生時代は、のんびりしたものでした。表立ったいじめもないし、みんな仲良かったし。先生は厳しくてよくビンタしてました。今では考えられないれど。当時別にそれについて何も思わなかった。中学も普通でしたね。私の2学年上は不良は多かったけれど窓ガラス割るほどでもなかった。ただ見た目が不良だったくらい。同級生も悪い人いたけど、同じクラスなら普通に話せたし、暴力とかもなかった。ただグループ作って強がってただけw他校とケンカした、という話はしてたけどそれもホントだか・・・もう5年くらい早く生まれてたらかなりヤバかったらしいけれど。そう考えたら、私は平和な小中学校生活でしたね。不良にも時期があるんだろうね。この作品の小学校、中学校は崩壊してます。いじめる側から、いじめられる側へ。いじめに屈しないみちる。友達を助ける勇気がない優子。家庭崩壊の瞬。みちると優子の2人の視点から書かれてます。優子と瞬のカウンセリング、うまくいってるようでいってない。みちるのいじめ、終わるのかと思いきや・・・優子の行動、無責任な担任。リアルな中学生活です。中学生の生の声を聞いているようでした。いじめを知ったときの、頑固で厳しいみちるの父親が涙したところではホロリとさせられました。ラストでは救われるかと思ったらそのままでした。そこがまたリアルでよかったです。最後には幸せになる・・・とは限らないからね、現実では。私 的 評 価 5 段 階
2008年02月20日
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『後宮小説』酒見 賢一時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめに…。さて、銀河の運命やいかに。第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。以上解説先日読んだ、飯坂友佳子さんの漫画の柱に“酒見さんの「後宮小説」がとても好きだ”と書いてあったので気になって読んでみました。中国が舞台の話なのかと思ったらファンタジーだったのね・・・でもモデルは中国なんでしょう。まず出だしの文章が衝撃的です(笑)田舎物の銀河が花嫁候補として後宮に入るところからストーリーは始まっていきます。変わり者の銀河と、同室の江葉たちのキャラがとても楽しいです。この銀河、ジャパネスクの瑠璃姫に似ています。瑠璃姫の中華版といったところでしょうか。素乾国の後宮を面白おかしくかかれています。この作品はアニメにもなっていて「雲のように風のように」という作品らしいです。初耳・・・・私 的 評 価 5 段 階
2008年02月05日
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『夜明けの街で』東野 圭吾夜明けの街で渡部の働く会社に、派遣社員の仲西秋葉がやって来たのは、去年のお盆休み明けだった。僕の目には若く見えたが、彼女は31歳だった。その後、僕らの距離は急速に縮まり、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。しかし、秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。両親は離婚し、母親は自殺。彼女の横浜の実家では、15年前、父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。殺人現場に倒れていた秋葉は真犯人の容疑をかけられながらも、沈黙を貫いてきた。犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。果たして秋葉は罪を犯したのか。まもなく、事件は時効を迎えようとしていた・・・。以上解説ずいぶん前に、図書館で予約していたのがやっと私の番に回ってきました。かなり前だったので予約してたのも忘れてた。ラストまでスラスラ読めました。中年男性の不倫の話です。好きになった女性が15年前、殺人事件に巻き込まれていて犯人は彼女か???と最後までちょっとドキドキでした。思わせぶりだったのに、事件の真相はちょっと残念だったかもそれよりなにより不倫についての男性目線がとてもすごかったです。渡部ってバカだな~と思いながら読んでました。新谷の忠告はもっとも。つきあって半年で、すぐ離婚考えちゃってるし・・・恋に溺れてしまい、突っ走っていく気持ちがとてもリアルに描写されていました。別に殺人事件を絡めなくてもいいような気もしたけど。妻と別れることを秋葉に告げて秋葉の態度がコロッと変わるところが恐ろしかったです。それにビクッとする渡部(笑)巻末の「新谷編」はすごかった。新谷が、どうしてあそこまで一生懸命渡部に忠告してたのかがわかった。リアルだな~これから結婚する人には読んで欲しくない作品かもw私 的 評 価 5 段 階
2008年01月09日
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『壬生義士伝〈下〉』浅田 次郎吉村貫一郎が生涯かけて貫き通した「義」とはいったい何なのか。切腹を命じた大野次郎右衛門の真意とは…。感動の結末へと物語は進む。非業の死を遂げた男たちの祈りはかなえられるか。日本人の「義」を問う感動巨篇! 以上解説年内に上下巻読みたかったのだけれど、下巻は今年までかかってしまいました。「壬生義士伝(上)」の感想はコチラから動乱の幕末に生きた吉村貫一郎という男の生き様を、彼に関わった人たちが語ってゆきます。もちろん本人の言葉も。南部盛岡の方言がいいですね。途中何度も、「フィクションだよね」と確認しちゃいました。それほど世界に入り込みます。もちろんフィクションです。けれど史実とからめてあるので知らない人が読んだらノンフィクションだと思うかも。貫一郎と大野次郎右衛門の友情、その友情は息子達にも受け継がれる。そして家族愛、貫一郎にとっての“義”佐助、斉藤の貫一郎に対する想い・・・・息子の貫一郎が盛岡に帰郷するところでは胸が熱くなります。もぅ何度泣かされたことか・・・下巻はやばいですね。巻末の手紙の内容が知りたいです。映画も見たくなりました。壬生義士伝(期間限定)(DVD) ◆20%OFF!私 的 評 価 5 段 階
2008年01月08日
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