Jashi's ROOM

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2012.02.20
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■インテルWIDIとは

「インテルWIDI」は、ノートPCの画面を無線LANで送り、テレビ側では専用のアダプター経由で映し出すもので「インテル ワイヤレス・ディスプレイ」というもの。ノートPCと専用アダプターは無線LANで直接結ばれるため、無線ルーターは不要。

インテル以外にも、同様に無線でテレビに映像と音声を送る方式があるが、こちらはノートPCに内蔵無線LANを使う点でコスト的には安いかもしれない。

このWIDIを利用するには、ハードウェアやソフトウェアの条件がある。インテルのハードウェアで固めた比較的新しいものが必須となる。

ハードウェアとしては、基本的にノートPCで、Core i3/i5/i7のモバイル版、インテルHDグラフィクス、対応しているインテルのワイヤレスアダプタ(Centrino Wireless-N 1000, 1030/Centrino Advanced-N 6200, 6205, 6230/Centrino Wireless-N + WiMAX 6150/Centrino Advanced-N + WiMAX 6250/Centrino Ultimate-N 6300)が必要。

ソフトウェアとしては、インテル My WiFi テクノロジーとインテル ワイヤレス・ディスプレイがインストールされているwindows 7(starterをのぞく)が必要。

■私のAS5750は対応するか?

「無線LAN450Mbpsに不可欠の第3のアンテナをAS5750に実装」 の記事でacer AS5750に450Mbps対応のIntel 5300 AGNを内蔵して第3のアンテナも実装した。

この無線LANアダプターは一昔前のインテルなのだが対応するだろうか。AS5750に元から内蔵されていた無線LANアダプターは他社のもので論外。それ以外はWIDIの条件を満たしている。

インテル My WiFi テクノロジーのインストールは問題なく終わったが、インテル ワイヤレス・ディスプレイをインストールする段階で「対応するハードウェアではありません」のたぐいのメッセージではねられてしまった。やはり対応する無線LANカードを取り付ける必要がある。

実は対応するCentrino Wireless-N 1000は持っている。しかし450Mbpsに対応していないし、受信は300Mbpsで、送信は150Mbpsと中途半端、5GHz帯はカバーしていないので内蔵することはやめた。

現在内蔵しているIntel 5300AGNは450Mbpsタイプなので、それの新型であるCentrino Ultimate-N 6300を探すことにした。

■WIDI対応の無線LANカードを注文

eBayでIntel Centrino Ultimate-N 6300 A/B/G/N無線LANカードを検索する と出品者during-shanghaiから$21.99+送料$1が最安値だった。PayPal決済で1807円と円高のおかげで安い。現在この出品者の価格は少し高くなって$23.99+$1.50でPayPal決済で2000円ぐらいしている。

注文したのが2月4日、到着したのが2月15日、11日ほど要した。荷物はトラッキング可能で発送されていたためか(でもeBayでのステータスは全然更新されていなくて機能していなかった)、日本郵政は「書留便」として届けてくれた。上海の業者なのだが、シンガポールからの発送となっていた。


ヤフオクでは送料別で1280円~2580円(送料別160円~)から出品されているので、英語が心配で到着が遅いのがイヤな人は購入する方法となるだろう。ちなみに私はヤフオクが手数料を取るし基本的に嫌いでよほどでない限り利用しない。

楽天でIntel Centrino Ultimate-N 6300を検索する と3150円から見つかる。

この手の無線LANカードは、汎用品と専用品がある。専用品であるlenobo(IBM)・HP用は他社のPCでは動作しないので注意。また逆に汎用品は、lenobo(IBM)・HPでは動作しないので専用のものを使用する必要がある。よくDELL用のものが汎用に使えることが多く、汎用品として売られていることがあるが、WiMAX機能搭載されたものはうまく動作しないことがあるようだ。

またES品(Engineering Sample)と呼ばれる開発者向けのサンプル版が販売されていることがある。本来はメーカーが貸し出しているもので市場に出てはいけないことになっている。最新のハードウェアでないためうまく動作しないこともあるので注意を要する。

■到着したCentrino Ultimate-N 6300をチェック

封筒の中から取り出すと、専用(?)のプラスチックパッケージに入っていた。


表側を見てみる。基板やラベルを見るが特にごく普通のものに見える。ラベル中央上よりに「D P/N: 04W00N REV X02」と書かれている。この「D P/N]とはDell向け製品で、パーツナンバーを示したものである。


裏側を見てみる。裏のラベルには技適マークが見える。ところが右上のところに「FCC ID:E2K622ANH」。ここの「622」はCentrino Advanced-N 6200のモデル名622ANHMWのもの。6300は「633」のはずなのに・・・どういう経緯で違うモデルのラベルが貼られているのか知らないが、ある意味で「ラベルフェイク」であった。


ラベルフェイクのものは、ラベルの糊面が黄色でないということが過去にあった。これ
正規のラベルと同じ黄色であった。


裏側のラベルが異なるモデルのもので非常に気になったが、動作すればいい。

■AS5750に新しい無線LANカード内蔵

ちょっと前に内蔵したIntel 5300 AGNを取り外して取り付けた。第3のアンテナもそのまま取り付けたので450Mbpsの高速にも対応する。


最初に、Intel My WiFiテクノロジーなどのユーティリティーが含まれた次のドライバーをインストール。これは64ビット版だが、32ビット版は別にある。
「Intel PROSet/Wireless Software and Drivers for Windows 7 64-Bit」

デバイスマネージャーで確認するとしっかりと認識された。


プロパティで確認すると、2.4GHz帯のチャンネル幅が20MHzであった。これでは速度が300Mbpsや450Mbpsとならないので「自動」にしてOKを押しておく。これによりチャンネル幅が40MHzとなり、300Mbpsya450Mbpsとして接続されるようになる。5.2GHz帯は最初から「自動」になっていたので問題ない。またどうしても40MHzのチャンネル幅で接続されないとき、「40MHzチャンネル幅非互換」を有効にするとうまく行く場合もあるようだ。


現在、私の家では最大300Mbpsにしか対応していないが、つながるだろうか。先のラベルの件もあって心配したが、ウソのように2.4/5GHz帯どちらでも300Mbpsで問題なく接続できた。

■WIDIのソフトウェアをインストールする

今度は、次のWIDIのソフトウェアをインストールする。
Intel(R) Wireless Display Software for Windows 7 (32 bit and 64 bit)

先に書いたように以前のIntel無線LANカードでははねられたが、そういうこともなくスムーズにインストールが完了した。

そして、新たにできた「Intel(R) WIDI」のショートカットをクリックする。アダプターを検索させるが、まだアダプターを購入していないの検出されるはずがない(笑)。


ということで、WIDI対応への準備は完了した。

■AS5750はWIDI対応マシンに変身

以上のような課程で、我がAS5750はWIDI対応PCに変身した。

その後、WIDIアダプターを購入し、テレビに映し出せるようになった。これについては別記事で報告する。
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Last updated  2012.02.25 11:06:46
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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