Jashi's ROOM

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2013.07.28
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■ノートPC、EasyCAPを使って、音声のみの取り込み

デスクトップPCでは、LINE入力があるので、そこに接続してMDやカセットテープの音源をPCの音声データ化するのに使っていたが、ノートPCでは入力レベルが合わないマイク端子しかないので困っていた。

ビデオデッキなどから映像と音声を取り込むために使っている 「EasyCAP」 、これならノートPCの外部LINE入力として使えるのではと思い、音声のみ取り込もうとするがなかなかうまくできない。

が、妙案があった。付属動画取り込み・編集ソフトである「Ulead VideoStudio」を起動してEasyCAPを認識させておけば(その間、Ulead VideoStudioをし続ける)、他の音声取り込みソフトから取り込むことが可能なのだ。これによりノートPCでもMDやカセットの音源を取り込むことができた。

■安価なUSBインターフェース付きミキサーBEHRINGER社 XENYX 302USB

同僚がギターやマイクの信号をPCに取り込む方法を聞いてきた。ヤマハの子会社の1万円を越えるものを買おうかと言っていた。

その前にBEHRINGER社のミキサーは、アナログミキサーとして使え、さらにUSBインターフェース付きでPCに取り込むことができるものがあって、非常に安価。細かいS/N比などの諸元は詳しくは知らなかったが、とにかく安いので知らせておいた。

結局、彼はアマゾンに出店している業者からBEHRINGER社一番低価格の XENYX 302USBというの注文した。

他人にすすめておくのに自分は持っていないのも気が引ける。そして、私は先のEasyCAPを使ってUSB接続のPCで音声のみの取り込み方法が面倒だと思っていたこともあったため、PCのUSBからの取り込み用はもちろん、アナログミキサーとしても使えて便利そうな ベリンガー コンパクトミキサー型・USBオーディオインターフェース BEHRINGER XENYX 302 USB ( 手のひらサイズ ニコ生 )【送料無料】【あす楽対応】【あす楽_土曜営業】【RCP】 というのを 楽天市場のオフプライス楽器 で注文した。

価格は3480円送料込みで最安値だ。この販売店は楽天市場以外でも同価格で販売している。他の販売店でも最安値で販売しているところもある。

■届いたBEHRINGER社 XENYX 302USB

注文して翌日にXENYX 302USBは届いた。

届いた大きめの段ボールから取り出すと、これも商品から比較すると大きめの箱に入ったXENYX 302USBのパッケージが出てきた。以下の写真、箱の裏にあるのは、販売店の納品書と不具合があれば交換すると書かれたカードが入ったビニル袋。


パッケージを開けると、ビニル袋にくるまれて緩衝材に挟まれた本体、付属品の入った白箱、その下には説明書などが入っていた。


パッケージのすべてを開けると以下のものが現れる。下段から本体、5V出力のACアダプター、PCもしくはACアダプターと接続するUSBケーブル、メーカーのステッカー。上段は日本語簡易マニュアル、グローバル(国際)保証のサポート先が書かれたもの、日本の保証書である。


日本で購入した302USBに付属のACアダプターだが、PCとUSBケーブルで接続するときは、PCから供給を行うために必要ない。しかし、普通のオーディオミキサーとして使うときには必要である。ホットラインミュージック株式会社として「PSE」マークを取得しており、日本での使用は問題ない。5Vで500mAの出力がある。これを使わず、別にスマートフォンやタブレット用の5V出力のアダプターがあれば使っても大丈夫だろう。


本体上部は、ミキサーとしてはそれなりに入出力端子、スイッチ、そしてコントロールボリュームがある。


後部パネルは、USBコネクタがある。アナログミキサーのみとして使う場合はACアダプターをUSBケーブルで接続して電源供給する。PCとUSBケーブルで接続する場合は、アナログミキサーとしてPCのUSBからの電源供給、そしてPCとのやり取りができる。赤いマスク処理したところはシリアル番号のシールが貼られている。


■XENYX 302USBを分解

購入した機器、内部がどうなっているのか非常に気になるので分解してみた。

本体は思ったよりもずっしりした感じはするが、側面の左右はブラスチックで左右4つのビスで取り外せる。裏は4つのビスで金属製の蓋が取り外せる。内部の基板が見えてくるが、それだけでは取り外せない。そのパネル上部のつまみ5つを引っこ抜き、コネクタ周辺にある4つのビスを取り外すが、基板はそれでも取り外せず。よく見ると、基板は2つのビスと、スペーサー2つで固定されている。

以上で完全に分解できた。それが以下。


内部の基板上部を見てみる。思ったよりも部品が載っていると思った。


そこに光り輝く(笑)チップが見えた。それはPCM2901Eというもの。


WEB場で調べると、PCM2901Eは、元はバーブラウン社のチップで、現在は買収したTI社により発売されている。機能的には、USB1.1のインターフェース付ステレオコーデック。分解能16ビットでサンプリングレート最大48KHzで、S/PDIF(デジタル音声インターフェース)を備えている。
TI社の「PCM2902E」のデータシートなどのページ

基板の裏を見てみる。いろいろなICチップが見えるが、なかなか名称までは判別できなかった。それにしても価格以上に各種部品が載っているのにビックリだ。


■59.99米ドルする「Tracktion 4」フルバージョンが無料で使える

BEHRINGER製品を使っているユーザーは、DAWソフトである59.99米ドルする「Tracktion 4」のフル・バージョン、これを無料でダウンロードして使うことができる特典がある。

あれ? XENYX 302USBは日本では3480円、つまり米ドル換算で35ドルのものでも、それ以上の価格のソフトがオマケで付いてくるの? 何か不思議な感じがする。

「BEHRINGER製品のユーザ登録ページ」(英語) でユーザ登録をする。そのとき自分の個人情報以外に、販売店の情報も入力する。もちろん英語で行う。完了すればすぐさまメールで「Core」名でクーポンが送られてくる。

次は TracktionのWEBサイト に行き、「ハードウェアライセンス」のところにある 「続ける」 をクリック。ここでも個人情報を入力。

その後、左右の選択画面が出てくる。BEHRINGER社のロゴが見える左をクリックする。PayPalなどで購入するかのようなページだが、BEHRINGERのユーザー登録でメールで送られてきたクーポンコードを入力すると、59.99ドルに×が入って0ドル、つまり無料でダウンロードができるようになる。

そして、ダウンロードしてインストール、使うときには先に登録したユーザー名とパスワードを入力すると「Tracktion 4」が起動する。

これまでの過程は非常にわかりにくいのだが、私の場合は何とかなった。同僚にもその方法を伝授したのだが、うまく行かなくて、日本のサポートに電話連絡したら非常に丁重な対応があったようで、うまくソフトウェアが使えるようになったと言っていた。

「Tracktion 4」を起動して使っている画面は以下のもの。


メニューなど英語なのでわかりにくい。まったく使い込んでいないので使用した感想を述べることはできない。

■XENYX 302USBをPCに接続してみて

PCに付属のUSBケーブルを接続すると、自動的にWindows標準のドライバーがインストールされて使えるようになる。

他にASIOのドライバーがメーカーからダウンロードすることもできるが、これについては使っていないので評価できない。

Windows標準のドライバーを使って、302USBのヘッドホン端子(3.5mm)につないでみると、PCからの音声出力が自動的に302USBに切り替わっている。

以下簡単であるが、ミキサーのアナログ入出力端子には接続せず、PCとUSB接続したときに状態を簡単に書いてみる。

・302USBのマイク端子などのボリュームを最大限に上げると、ホワイトノイズが耳に付く。
・youtubeなどの映像をPCで再生すると、PC上のWindows標準の「サウンドレコーダー」などで音声のみを録音することが可能だった。ただしyoutubeの映像の音声はステレオだったが、モノラルになっていた。

今後使い込んでみて再びレポートしてみる。

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Last updated  2013.07.29 10:04:16
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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