Jashi's ROOM

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2013.12.28
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■ノートPCの光学ドライブをブルーレイドライブへ

2年半前に購入したacerのノートPCであるAS5750、メモリー8GBに増設、HDDを1TBに換装、無線LANモジュールを5GB帯対応で450Mbpsまでの速度に対応したものに交換してきた。

今度はブルーレイドライブに交換しようと考えた。ブルーレイドライブを入手するなら、より大容量が扱えるBL-XL対応のものを探した。

ノートPCに内蔵されているドライブ、交換に使うブルーレイドライブを入手するには次の2つがある。

・バルク品のドライブを使用

バルク品のドライブは、初期不良しか保証がない。
ソフトウェアが付属しないことが多い。
購入候補のパナソニックのUJ-260なら送料込みで6000円弱、投資額が少ない。

・メーカー製の外付けドライブを分解して使用

分解しなければ、1年間の保証がある(^^;)。
ブルーレイ再生ソフトなどが付属することが多い。
ドライブを取り出したケースは、ノートPCから取り外したDVDドライブを入れて外付けドライブとして使える。
金額的にバルクのドライブに若干金額が上乗せ程度。

いろいろ考えると、後者の外付けドライブを分解した方が良いように思える。

そんなとき、 「ioPLAZA 楽天市場店」 にアイオーデータの「BRP-U6CR」の プレミアム・アウトレットが送料無料で5480円で期間限定で販売されていたので思わず注文した。これに内蔵されているブルーレイはUJ-260が多いらしく、ブルーレイ再生ソフト「WinDVD BD」も付属しているし、光学ドライブは他のドライブの入れて使えるので、バルクのUJ-260を買うよりも非常にお得だ。

■届いた「BRP-U6CR」を分解

注文したのが12月20日、通常品は即発送されるのだが、アウトレット品は日曜祭日は発送されないため平日の24日に発送発送となり、到着が25日となり遅かった。

届いたものはアウトレット品だが、外箱にはまったく凹みなどがなくきれいで通常品とは変わりなく、メーカー1年の保証付きだ。ただアウトレットであることを示すラベルが貼られていた。



さっそくノートPCに接続して動作確認。本体以外の付属品は、PCと接続するUSBケーブル、ソフトウェアなどが入ったCD-ROM、簡易マニュアルである。



異常はなくデバイスマネージャで「MATSHITA BD-MLT UJ260AF USB Device」として認識された。この外付けドライブに使われているものは「UJ-260」というパナソニックのもので間違いない。USB接続のため「USB Device」という文字が付いている。ちなみにAS5750に内蔵されているドライブは「UJ-8A0AS」である。



動作確認後、分解開始。ゴム足の後側2つを取ると、上下のケースを固定するネジ2本ががあった。



ケースの上部と下部とは、下部の前の方にあるツメで固定されており、上部を前に下部を後にスライドさせると外れた。



左側面のネジ2本を取り、後にあるインターフェース基板から抜き取ることで、ドライブはケースから取り外せる。



ケースから取り外したドライブには、ケースに固定するための金具が2本のネジで固定されているので取り外す。



使われているドライブは間違いなくパナソニックのUJ-260であった。ただし、デバイストライバーではUJ-260AFと認識されていたが、AFの文字は見られなかった。



なお、このドライブのケースに使われているインターフェース基板に使われているICを確認すると「INIC-1607P」というもの。これは台湾Initio Corporatonが製造するチップで、SATAとUSBを変換するコントローラICである。



■acer AS5750のドライブの取り出し

AS5750の下部、DVDドライブ側の下に以下の赤い矢印で示したネジを取り外す。



後はDVDドライブを引き出すだけ。本当に簡単に取り外せる。



取り出したドライブの後には、先に取り出すためネジを取り外したが、その固定のための金具が付いている。この金具はネジ2本で取り外せる。実は、写真を取り忘れたのだが、いくつか撮影したものに少しだけ写っていた。



■フロントベゼルの互換性と交換

実はこれで、どちらも素のドライブになったわけではない。

光学ドライブのフロントパネルを「ベゼル」というが、メーカー製ノートPCの場合は、形状に合わせて独自になっている。これを交換する必要がある。

交換しなくても標準品のの厚みのないフラットなものでも使えないことはないのだが。

光学ドライブのフロントパネルである「ベゼル」、以前のIDEやATA(現在はパラレルATA=PATAという表記)の時代の途中で、メーカーが異なっても付け替えられるようになった。これはPCメーカーが、光学ドライブのメーカー元に関わらず、安定してPCメーカーの基準にあった安いドライブを使えるようにという理由で統一されたのだろう。現在のSATAの時代はメーカーが異なっても交換可能である。

ベゼルを取り外すには、4つのツメを取り外す必要がある。以下の写真右側で(1)から(4)までのツメが見えている。取り外し方にはいろいろあるのだろうが、基本的には(1)と(4)のツメが取り外せれば(2)と(3)はすぐに取り外せる。左側はAS5750に使われていたもので、写真ではわかりにくいが同じように4つのツメがあり、こちらはすんなりと取り外せた



これで、ベゼルはどちらも外して本体の素の状態になった。

■AS5750へブルーレイドライブの取り付け

ここまで素になれば簡単。分解したときの逆に取り付けるだけ。画像は分解時のものをそのまま利用する。

1)AS5750のベゼルをブルーレイドライブに取り付ける

4つのツメが確実に固定されるまで押し込む。

2)裏側の金具を2本のネジで取り付ける



3)AS5750の光学ドライブスロットに挿入



4)AS5750の下部、ネジでドライブを止める



以上で、AS5750の内蔵光学ドライブはブルーレイ対応になった。

■外付けドライブケースにPCから取り外したドライブの取付

1)BRP-UA6CRのベゼルをDVDドライブに取り付ける

4つのツメが確実に固定されるまで押し込む。

2)固定補助金具を2本のネジで取り付ける



3)ケースのインターフェース基板にドライブを差し込み、左側面のネジ2本でケースに固定



4)ケースの上下をスライドしてはめ込み、下部2本のネジを締め、ゴム足を取り付ける。



以上で、AS5750から取り外したDVDドライブは外付けとして使えるようになった。

■動作確認

換装が終わっって、ブルーレイドライブ内蔵となったAS5750、デバイスマネージャではどのように認識されるのか。内蔵したため「MATSHITA BD-MLT UJ260AF」として「USB Device」が付かなくなった。また、今まで内蔵していたドライブ、外付けドライブとしてAS5750に接続すると「MATSHITA DVD-RAM UJ8A0AS USB Device」として認識され、USB接続であるのがわかる。



「UJ-260」がどのような仕様なのか「DVDInfoPro」というツールで調べてみた。BD-XL対応はもちろんしており、ほとんどのメディアを読み書きできる。さらにUJ-260AFのファームウェアは1.20で、今までには1.00や1.10も確認しているので、最新バージョンである。


まだ実際には書き込みしていないが、一部のメディアの読み込みでは問題なく動作している。

最後に疑問に思っていること、UJ-260とUJ-260AFとは一部仕様が違うものだろうか。ネット上でデバイスドライバで認識されたものを見ると間違いなくAFが付かないUJ-260があるようなのである。
AX






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Last updated  2014.03.24 20:39:43
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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