Jashi's ROOM

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2015.06.26
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カテゴリ: ハードウェア
■Anker社のmicroUSBケーブルを購入

モバイルバッテリーやACアダプターなどモバイル関係で有名なAnker社、 このAnker社のUSBケーブル90cm3本セットをアマゾンでを購入 した。送料込み1099円。1本あたり366円と100円ショップの108円のケーブルに比べると高い。残念ながら楽天市場では販売されていない。

届いたパッケージは以下のもの。



中には3本のケーブルが入っている。



同じくAnker社、Astro M3 13000mAh モバイルバッテリーに付属していたケーブルと比較すると、ケーブルは太めで堅く、コネクタには「Anker」とロゴが入っており、良さそうに見える。



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安価なケーブルでは使われているケーブルの銅線が細くて抵抗値が多くなり、充電電流が低くなるとよく言われる。高価なケーブルだと抵抗値が低いので充電電流が多くなる。それを検証してみよう。

■充電電流を調べる環境

今回ドコモが2年前に9975円で発売したタブレット「dtab」(dtab01)とACアダプターを、今回のAnkerのUSBケーブルを手始めに、手持ちのいろいろなUSBケーブルで充電電流を調べることにした。dtabは電源を切って、8%~10%程度充電された状態で計測する。

検証するに当たって、ACアダプターとケーブルの間に挟むUSB電圧/電流チェッカーを使うことにした。

以前から使用しているL型のものは、USBポートに被さって使いにくい面があった。



それでストレートタイプのものを探すと、アマゾンで送料込み400円であり、2つ購入した。2つあれば表示される値に誤差があるか確認できるためであり、実際にはどちらもまったく表示に差がなかった。 楽天市場では同型のものは410円から送料込みで購入できる 。これの裏と表。ストレートタイプのものはL型のものより刻々と変化する値を早く表示してくれるので使いやすくなっている。



充電に使うACアダプターとして左から、中華タブレット「Teclast X98 Air2」(Windows 8.1とAndroidのデュアル機)に付属していた2.5Aのもの、Anker Astro M3 13000mAhに付属していた2Aのもの、ドコモのタブレットdtab01に付属していた2Aのものを用意した。どのACアダプターでも充電電流の差はなく充電に必要な電流は満たしているので、右のdtab01に付属したACアダプターを使った。



■各ケーブルの充電電流

準備が整ったのでいろいろなUSBケーブルで充電電流を見てみよう。なお、ケーブルの長さは、今回のAnkerのものがコネクタの端から端までの長さで表していたので、他のケーブルも同様が計り方で実測した。また、充電専用のケーブルではなく、データー信号もつながっていて同期もできるケーブルばかりである。

・今回のAnker社USBケーブル 長さ90cm 充電電流1.53A

写真では1.52Aだが、1.53Aで表示されることが多かった。このケーブルは太くて堅いので取り回しがしにくい。



・100円ショップ(ダイソー?) 長さ106cm 充電電流1.47A

ごく普通の太さのケーブルは、被覆の素材が若干柔軟性に乏しいが比較的柔らかく取り回しは楽である。内部の電線が細くて長いケーブルなので、充電電流は少し低めになっているのだろう。安さを考えたら健闘しているかも。



・中華タブレット「Cube U25GT2-W」に付属 長さ82cm 充電電流1.33A

短くて太いケーブルなのに充電電流が低い。これは内部の電線が細いのに被覆が厚いだけだろう。



・中華タブレット「Colorfly G808 3G」に付属 長さ102cm 充電電流1.23A

珍しいフラットケーブルを使ったケーブル。充電電流は低いのはやはり電線が細いのであろう。



・中華タブレット「Teclast X98 Air 3G」付属 長さ73cm 充電電流1.53A

ケーブルは短めで、Ankerのものと同様に太めで堅い。9.7インチのWindows8.1/Androidデュアルのタブレットに内蔵されるバッテリーは大きいので、それに対応するために内部の電線も太いため、充電電流も高いのだろう。



・Anker Astro M3 13000mAhモバイルバッテリー付属 長さ71cm 充電電流1.53A

細めというより普通の太さ。ケーブルが短めということもあるが、内部の電線は太めで被覆も柔軟性に富んだ素材が使われているのだろう。



・ドコモ タブレットdtab01付属 長さ122cm 充電電流1.48A

天下のドコモで販売された製品の付属ケーブルなのに、充電電流は少し低いのが意外。内部の電線はしっかりしているかもしれないが、今回の中で一番長いケーブルのために抵抗値が大きくなったことが原因なのかもしれない。



・Nexus 7(2012)付属 長さ97cm 充電電流1.53A

今回のAnker社のケーブルよりも長くて細め(普通の太さ)で柔軟性があるが、Ankerのものと同じ充電電流というのは製造元のAsus社だけある。内部の電線はしっかりしており被覆は柔軟性のあるものが使われていると思われる。



・100円ショップ巻き取りタイプ 長さ79cm 充電電流0.96A

充電電流が今回のケーブルで最小値。巻き取りやすくするために使われている電線が細くなり、抵抗値が大きくなってしまうのだろう。



・何かに付属していたケーブル 長さ58cm 充電電流1.46A

今回の比較で一番短いのに充電電流が若干低い。ごく普通の太さのケーブルだが、比較的固めなのは、内部の電線が細く被覆の素材も柔軟性が低いものが使われているのだろう。


・ソニー デジカメDSC-WX350付属 長さ62cm 充電電流1.47A

これも今回の比較では2番目に短いのに充電電流が若干低い。上記のケーブルと同様な印象である。デジカメ用として使う分には充電電流が低いので問題ないのだろう。



・100円ショップ カールコード 長さ42cm 充電電流1.48A

だいぶん前に購入した同期もできるケーブル。細いケーブルだが意外と健闘しているのにびっくり。



■ケーブルの順位と考察

今回のケーブルの中でランキングしてみる。

充電電流が多いケーブル順位は次のもの。今回購入したAnker社のケーブルをヨイショした結果ではなく、手持ちのケーブルも良いものがいくつかあったのだ。

ベスト1位:今回のAnker社USBケーブル
      中華タブレット「Teclast X98 Air 3G」付属
      Anker Astro M3 13000mAhモバイルバッテリー付属
      Nexus 7(2012)付属
ベスト2位:ドコモ タブレットdtab01付属
ベスト3位:100円ショップ カールコード

ワーストのケーブル順位は次のもの。

ワースト1位:100円ショップ巻き取りタイプ
ワースト2位:中華タブレット「Colorfly G808 3G」に付属
ワースト3位:中華タブレット「Cube U25GT2-W」に付属

今回はタブレットだったが、充電電流の少ないスマートフォンではケーブルによる差が少なくなる。もっと充電電流が必要な機器を接続した場合、これらのケーブルでもさらに違いが大きく出てくる。その場合、Anker社のケーブルは一番抵抗値が少ないような作りにも見えるので充電電流が最も多くなるかもしれない。長期間使うと信頼性もわかるかもしれない。

100円ショップのケーブルも巻き取りタイプでなければ意外と健闘、それなりに使えることがわかった。また安価な中華タブレットに付属しているケーブルは100円ショップ以下で良くないものも多い。

今回の検証で、ケーブルによって充電電流が異なることがわかった。これにより充電時間に差が出てくるのだ。ケーブルの長さや太さもある程度関係している。使用時には注意した方が良いだろう。
AX





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Last updated  2015.06.28 11:16:48
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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