PR
Keyword Search
Calendar
Freepage List
外拝殿
橿原市 久米町934
■御祭神 神武天皇
媛蹈鞴五十鈴媛皇后
意外なことですが、公式HPは開設されていないようです。
創建は明治23年。
明治神宮や近江神宮などと同じように
明治から昭和にかけて建てられた神社独特の荘厳さを感じます。
一の鳥居から真っ直ぐに伸びる大参道。
両側には副道もありました。
誰もいない参道を歩くことはどの神社でも気持ちいいものですが
これだけ大きな参道だと畏れ多い感じがします。
自称「明日香プロ」の私は、年に一度は明日香めぐりをします。
その際、最初にここに参拝するのが恒例となっています。
ただしこのあとの明日香村が気になって、いつだってゆっくり参拝出来ていません。
北門の先にはほとんど行ったことがないくらいなのです。
次回は丁寧に回ってみようと思います・・・。
南神門
参道も独特の神聖な雰囲気がありますが、ここから先はまた違った空間が広がるのです。
服装を正し、背筋を伸ばさずにはいられません。
橿原神宮は清々しい葵空が映えるのですが、
この日は少しもやっていて残念でした。
鎮座地は畝傍山の麓、神武天皇が即位したと伝わる橿原宮跡。
神門前から見ると、外拝殿の向こうに畝傍山が望めます。
香具山は 畝傍ををしと 耳梨と 相あらそひき 神世より かくにあるらし 古昔も
然にあれこそ うつせみも 嬬を あらそふらしき
中大兄皇子
確かに畝傍山は、大和三山の中では最も存在感のある美しい山だと思います。
我々一般参拝者は外拝殿からの参拝になります。
外院斎庭(げいんゆにわ)をはさんで向かい側に見えるのは内拝殿。
その向こうに千木が見えています。
以前このブログでは「本殿の千木」と書いていましたが、
この千木は幣殿のものだそうです。
本殿は明治天皇から下賜された、京都御所の賢所を移築したもの。
外拝殿前の広場はもちろんですが、この外院斎庭も相当な広さ。
やはりここは天皇の宮という感じです。
今でも前つ君たちの魂が集っているのかも知れません。
外拝殿の隣にある神楽殿も、明治天皇から下賜された京都御所からの移築で
元の神嘉殿だったそうですが、現在の神楽殿は平成8年に再建されたものだそうです。
神楽殿から大きな太鼓の音が鳴り響いてきました。
時報ではないようでしたので、境内のご奉仕作業を終える合図なのかも知れません。
なにか始まるのかと思いましたが、そうではなかったようですし。
ここでは各種ご祈祷のほか、結婚式なども行われるそうです。
南神門、手水舎の南にある深田池。
遅咲きの枝垂れ桜や水辺の鳥たち。
ここは神門内と違ってのどかな光景が広がっていました。
深田池前にある朱の鳥居は、長山稲荷社。
橿原神宮がこの地に鎮座する以前からの地主神だそうです。
現在は橿原神宮・末社と御由緒には書かれてありました。