今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2015.03.25
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編集より(同人誌「賀茂短歌」3月号)下書き    後藤瑞義



 どうにかこうにか区長の役も無事務めることが出来きそうです。ただ、四月からは、区の神社の総代と組の組長が回ってきます。それは、まあいいんですが、気がかりなのは、ここ一年気に入った歌が出来なかったことなのです。いろいろな会議にも出ましたし、今まで知らなかったこと、体験しなかったこともする機会に恵まれました。なのに歌が出来ない、出来なかったのです。ただ、弟が今年の一月末亡くなり、その時やっと何首かの連作が出来たのでした。失業し必死で夜警の仕事をしたときのことを思いますと雲泥の差があります。夜警のときは、いま振り返りましても納得のいく歌が何首かできたのでした。

 区長の職にあり、防災のこと、学校統合のこと、高齢化、過疎化によるいわゆる買物難民のことなど会合を開き議論をしたのですが、それが短歌に結晶できなかったのです。会合の資料も色々あったわけですが、無味乾燥な、具体性に欠ける文章だったように感じました。それよりも、なによりも区長という重責にともすれば押しつぶされそうな心をなんとか正してゆくことに四苦八苦していたのだと思います。もう少し中に飛び込んでいたらあるいは短歌に結びつくこともあったかもしれません。

 なんでも短歌に出来るといったことは自分にとってはまだまだ先のことなのでしょう。短歌を作り始めて三十年近くなろうかと思うのですが、あるいは何か大事なことを見落としているのではないだろうかという不安な気持を味わっているわけです。何か突破口を見つけなければ、あるいは見つけられたら良いのにと思っているのです。





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最終更新日  2015.03.26 02:02:54
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