今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2017.11.12
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カテゴリ: 短歌

後藤早苗の短歌(16)

(注)後藤早苗は私の妻です(平成29年1月28日死亡)。

結社誌「賀茂短歌」より転載。

木瓜            (17年.1月)

冬枯れの庭に真っ赤な木瓜の花見とれておれど一首も出来ず

別れたり仲良くなりたり若きらがわれの気持ちをやきもきさせる

柿 みかん リンゴにキウイこれみんなもらいものです師走はうれし

泣き顔も幼は可愛い地団太を踏みつつ母の後をおいゆく

吾子            (17年.2月)

子育ての頃はいとわぬ寒ささえ今は身にしむわずかな風が

春蒔きの畑の区画思うとき東京の子の顔浮びくる


帰宅する我を喜び騒ぎたつ
( とり ) 達にまず餌をやりたり


満面の笑みを浮かべて初孫の生まれるうれしさ兄嫁は言う

正月に帰宅せし娘はむぞうさに付き合いし人あると言いたり

押し入れの一部を占めてマットレス三十年間使わずにあり

朝二つ夜に一つの恋愛のドラマの筋が交ざったりする

草刈機の刃先に当たり冬眠の蛙が足をひきずりて行く

おとずれる人も少なき家ならむものめずらしげに猫が吾を見る








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最終更新日  2017.11.12 09:11:02
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